話題:今日見た夢
夢2つ見て1つは大正時代っぽい時代の旅館で何かを筆で書いてる夢。女子3人くらいいて全員袴姿で。


夢2つ目はこれ。怪しい洋館に潜入したものの、閉じ込められてしまう。だがそれは強敵の鐡が作り出した、現実には存在しない異界の洋館。隊員5人は屋敷から脱出しようとするが…ってやつ。


ダイニングに集合し、しばしの休憩をしていた5人は屋敷から出る方法を考えるも浮かばず。そうこうしているうちに屋敷内に物音が。囃が扉の隙間から見たのは雑魚怪人だった。

「霊咒がわらわらいやがる」
「ここで怪人!?」
晴斗も扉の隙間から見てる。屋敷のエントランスは吹き抜けだ。様子がわかりやすい。


「数が多いから手分けして倒すしかないな、どうする?」
囃は4人に聞いた。彩音は武器部屋のことを思い出した。

「屋敷に出た怪人なら、武器部屋の武器で行けるんじゃないかなぁ。ダイナマイトとかあったよ」
「ダイナマイトはいかんでしょ!」
御堂は突っ込む。
「武器部屋はこっちだよ。実験室っぽいけど、サーベルとかめっちゃあるの」

彩音は4人を案内した。雑魚は多数いたが、まだ5人には気づいてない。


武器部屋。確かにそこにはサーベルやダイナマイトなど、武器がたくさんある。怪しいものもあるが。

「もし、鐡が屋敷を作り出したとして…雑魚にはこれを使えとか?」
晴斗はなんとなくサーベルを手にした。
「鐡が私達を試してる可能性もあるぞ」

鼎は冷静。鼎も武器部屋で使えそうなものを物色してる。武器部屋の武器は西洋のものばかり。

鼎はなんとなく大型の戦斧を手にした。鼎は仮面姿のために、余計に怖さが増す。
「鼎さん…」
「どうした?」
「斧持った鼎さん、なんかこわいよ」
「そんなこと言ってる場合か!敵は迫ってきてるんだ、さっさと選べ」

鼎の戦斧が大鎌だったら死神みたいに見えてた…。囃はニヤニヤしながらチェーンソーと剣が合体した武器を手にしてる。

「チェーンソー剣って…強そうだよな。和希は何にしたんだ?」
「モーニングスター…的な?」
御堂も怖いよその武器。トゲトゲの鉄球に鎖付いたやつ。鼎・御堂・囃が部屋で手にした武器は怖さが増してるが、彩音と晴斗はサーベル。


鼎・御堂・囃の武器がこえぇ…。囃は爆竹を見つけたらしく、撹乱用に装備していた。
5人は武器部屋に自分の武器を一旦置いて戦闘する形になる。


雑魚は気づいたのか、一斉に襲いかかってきた。囃はニヤリとしながらチェーンソー剣を発動させる。見た目もそうだが音もチェーンソー。
「この剣、怖ーっ!お前ら近づきすぎんなよ、切れ味良すぎて危険だわ」
「見りゃあわかるよ」
御堂は鉄球をぶん回しながら殲滅してる。こちらもなかなかにビジュアルが怖い。

鼎は戦斧を振り回していた。
「この斧、使いやすいな」
「鼎さんがいつもよりも怖いよ〜!」
晴斗はこの異様な戦闘について行けてない感じで、なんとかサーベルで戦ってる。彩音は淡々とサーベルで怪人を殲滅してる。

「やっぱり屋敷の怪人には屋敷の武器なのね」
「囃、あまりにも数が多いからダイナマイトで吹っ飛ばさねぇか?」
「お、いいねぇ」


御堂のさらっと言った言葉に晴斗は一瞬固まる。ダイナマイトォ!?


「とりあえずお前ら4人は武器部屋へ自分の武器を取りに行ってこい。俺はその間に倒してる。武器を取ってきたら交代だ。ダイナマイトを屋敷に仕掛けるから」
「御堂さんの武器は?」
「晴斗ー。俺は銃とナイフが標準装備だから、武器が小さいの。部屋に置く必要ないわけ」
「マグナムブラストはそこそこ大きいじゃん…」


4人は御堂に託して自分の武器を取りに行った。慣れない武器よりはやはりこっちだ。
選手交代。4人が雑魚狩りをしている間、御堂は武器部屋からダイナマイトを2つ持ち出した。


「和希、早く仕掛けろよ!」

囃は鉄厳刀で雑魚をバシバシ叩きつけながら、セッティングしてる御堂に話しかける。
「いちいち急かすなよ!セット終わったら全員に通信するからな!それまでに時間稼げ!」
「へーい」


御堂は組織の工作班にいた経験が短いがあるため、この手のものは得意。この間に囃は爆竹を使い、敵を撹乱させたりとやりたい放題。

「ダイナマイトのセット終わったから急いで屋敷から出ろ」
「…屋敷からは閉じ込められて出られないぞ。和希、忘れたのか?」
「鼎…マジ?」
「……マジ」


一瞬の沈黙。

鼎が「マジ」って言ったの…初めて聞いた。そういうキャラじゃないだろ。鼎はわざわざ空気読んで俺に合わせてくれたのか?


「囃!そのバカでけー刀で玄関の扉を開けろ!それしかねぇ!」
「言われなくてもやってるわ!!」

囃は鉄厳刀でガンガンと扉を叩きつけている。規格外のパワー系の刀には閉ざされた扉も負けた形。
「開いた!」
「全員出るぞ!門までダッシュだ!」


5人は急いで屋敷を出た。囃は楽しそう。
大量の雑魚は5人を追って屋敷を出ようとしている。御堂はゲス顔で起爆スイッチを押した。屋敷はドーンという音と共にバラバラと崩れ落ちた。


「はい、一掃」
「和希はゲスいな」

「こうでもしねぇと長期戦になってたぞ。鼎は長期戦向いてないし、鼎の残りの戦える回数を考えたら無駄なことをさせたくなくて」

「そうだったのか…」
「ダイナマイト使ったおかげで門が開いたぞー!やっと帰れる!」
囃と晴斗は嬉しそう。この2人、いつの間にこんなに仲良くなってんだ!?

5人は本部へなんとか帰還出来た。
異界の屋敷があった場所は更地だった。よって周囲の被害はゼロ。


本部。司令室では宇崎がニコニコしながらゼノクから届いた招待状を見せた。

「長官からハロウィンイベントのお知らせだ。任務が早く終わったから、ゼノクのハロウィンイベントは前倒しでやるってさ。参加したいやつはこの日にゼノクへ行ってこい」
「なんでゼノクなんだ?」
囃はいまいちわかってない。

「ゼノクなら怪人による後遺症治療でいる入居者がいるから、イベントは不自然じゃないだろ?ゼノクのメイン施設は一応福祉施設だぞ」

あ…なるほど。


「本部や支部だと市民から反感買う可能性があるから、うちでは毎年のように季節イベントはゼノクでやるんだよ。クリスマスと年末年始は例外だがな。うちの組織、季節イベントは自費でやってるから市民から反感買われる心配はないんだけどな」


解析班にもこの話は来ていた。

「矢神どうする?ゼノクのイベント行く?二階堂さんのお見舞いにも行きたいもんね」
「行くならチーフが行きなよ」
「いやいや。行くなら2人で行かなきゃ。ここ、本部よ!?解析班の代理はいるわ」
「言われてみればピンチヒッター…いるな、うん。桐谷さんは行くのかな」

「まだ締切まで日数あるから考え中かもね」


ゼノク。病室にいる二階堂はハロウィンイベントが前倒しになったと聞いて「えー…」っとなってる。前倒しかい。
二階堂は交換した新しい義肢を眺めていた。アップデートされた義手と義足はスタイリッシュでカッコいい。

これならあのゼノクの治療スーツ…着る必要ないかな…。
そういえば長官の両腕の義手もえらいデザインがクール。あれは戦闘用兼用というのもあるが、むちゃくちゃカッコいい。


「戦闘用義手ってどんな感じなんだろう…。あれがあれば戦えるのに」

二階堂はぼんやりと呟いた。


ゼノク居住区。蔦沼の部屋。世話役の南は蔦沼の義手の調整をしてる。長官は左腕だけ義手装着状態。

「ねぇ南〜。二階堂の戦闘用兼用義手って…あったっけ?」
「戦闘用?二階堂は日常用しかないですよ」
「あいつ、戦いたいとか言うかもしれないんだよね…。あの感じだと。二階堂は幹部にボロクソにやられたでしょ?」
「筬羅ですね」

南は右腕の義手を蔦沼に取り付ける。長官の両腕は黒光りのいつも通りの日常用兼戦闘用義手だ。
「長官、対霊咒用の白い義手…いつの間にか止めましたよね」
「鐡が復活しちゃったら〜、この義手をさらにアップデートする必要があるからね。完全に戦闘特化だよ。復活した鐡は以前よりもヤバいだろうし。それに禹螢と筬羅の動きが読めない。あと…」

…あと?


「僕が長坂から受けた呪いの副作用、本当に近々解けるかも。最近異様に息切れするんだよ、あと動悸もね。まだ戦えるけどさ、そろそろ…真治に引き継ごうかな…ゼルフェノアと翳珠の合併と組織再編のこと」

「見た目は20代後半なのに、実年齢が50代前半だから…ですかね?体内からだんだん戻っているのかな…」
南は深刻そうな表情。

「鐡とはあと1回くらいは戦えそうだよ。禹螢と鐡まとめてかかって来ればいいのにさ」
「いや…そんな無茶なこと言わないで下さいよ。長官、命を大事にしましょうよ〜」



仮面ライダーギーツの影響、もろだった。
チェーンソー剣と鉄球…。

しかも使っているやつがやつなので怖い。囃は体格いいんで余計にな。

鼎さんの戦斧も怖いよ。大鎌だったらビジュアルが死神…。白い仮面姿だから余計に怖いんだと思われる…。


戦闘パートが久々に出た。

地味に鼎さんの戦える回数が減ってきてるから、御堂は複雑かもしれない。