大学に入ってずっと憧れてた先輩。
五歳上のその人はみんなから慕われてて、付き合って三年になる同じサークルの彼女がいて。
その人が卒業する直前にダメもとで飲みたいって言ったらそれが現実に。
それだけで幸せだった。誰も気付くことのない自分の小さな恋の終わりを温かい心で見守ってた。
だけどそれが些細なきっかけで気持ちと気持ちが伝わって。
たくさんの人を巻き込んで迷惑かけて傷つけた。苦しかった。
それでも気持ちは止められなくて、ようやく気持ちは一つに。
と同時に始まった切ない遠距離恋愛。
毎週休みの度に会いにきてくれたよね。
仕事終わってから遅い時間に一時間かけて。
コンビニで買ったお酒とおつまみ持って玄関のドアから覗くあなたの笑顔に、
いつも鼻の奥がつんとなってた。
子供のおもちゃ買って夜中にはしゃいだり
溶けるはずのないアイス持って全速力で走って帰ったり
ひとつひとつあなたを知るたびにあたしの気持ちは強くなるばかり。
そこで急に決まった転勤。
たくさんの涙で九州と関西の遠距離が始まった。
不安で会いたくて泣いてばかりのあたしに“大丈夫だよ”って声かけてくれた。
誰も知らない土地で誰よりもあなたが不安なはずなのに。
学校の全てを捨てて会いに行った。
ご飯を作ってお帰りが言える幸せ。
その分襲われる帰り際のさみしさ。
毎回帰りたくないって泣いてたよね。
そのときから言ってくれた。
“一緒になろうね”って。
何度も中退しようと思った。
あなたとすぐに一緒になりたいと思った。
それでもあなたはちゃんとした形で一緒になりたいからって支えてくれた。
そこでの一年の経験がまた2人の絆を強くする。
九州へ帰ってくることが決まる。
大学三年の秋のこと。
2013-1-19 12:07
就職活動は始まったけど、遠距離恋愛下の大学生活も落ち着いて、安定した生活が始まる。
車で片道二時間の距離は、九州関西間に比べたらへっちゃらでお互い時間がゆるせば会いに行った。
あたしのことを好きだと言ってくれる人も何人かいた。
たまに間違ったこともしたけど、それでもあなたはかけがえのない存在で、あたしの生活に無くてはならない人で。
あなたでいっぱいの大学生活を無事に終えることができた。
会いに行ってきぃって快く背中を押してくれた仲間にも感謝。
本当に本当にありがとう。
そして始まった過酷な社会人生活。
たくさんやつあたりした。
たくさん言葉ぶつけた。
たくさん泣いた。
それでもあなたは休みの全てをあたしに会いに来る時間に使ってくれた。
それに甘えてた。
してはいけない行動に走った。
気付いてないのか、それとも気付いてないふりをしてるのか、それでもあなたは優しく支えてくれた。
行動は続く。
精神的な病気になる手前で辞めることに。就職して一年。
“一緒に住もうか”
そう言ってくれたのもあなた。
気がつけば付き合って4年が経ってた。
心の中に小さな黒い影。
だけどあたしにはそうするほかなかった。
“結婚を前提に一緒に暮らしたいと思ってます”
初めて見た父の複雑そうな顔。
こたつの下で強く握られる手。
握り返すあたし。
―これがあたしの人生なんだ―。
2013-1-19 12:37
案の定出てきた
夢の中に
今までの重かったり暗かったりしたのがなくて
アイツは無邪気に笑ってた
それが単純に嬉しくて
今を認めてもらえた気がして
この関係がずっと続きますようにって
夢の中のあたしは祈ってた
思い出が詰まった場所でのキスとか
飲みすぎて爆睡した炬燵の中とか
小学校での二人とか
今までのが波に飲み込まれてしまったかのように
キラキラしてた
元気にしてるかな
誰かと笑い合ってるかな
あたしのこと思い出したりしてるかな
思い出として受け入れてくれるかな
こんな形で終わらせてしまったこと
申し訳ないと思ってるし
もっと他にあったのにって後悔もしてる
また笑いあえるかな
風に乗ってその日がふわりと
くだらない話とか
懐かしい話とか
二人にしか築けない関係
あたしは静かに待ってます
前を向きながら
あの人との道を歩きながら
そう決めたから。
2014-2-17 15:15
もうここで投稿初めて10年経ってる。
その瞬間を一生懸命生きてて
今は同感できないこともたくさんあって
あのころじゃ想像できなかったことが今の現実で
また時間あったらみなおそ・←宅建せい〜
みんなの昼休み終わるからとりあえず!
3日前にみそじとつにゅう!!
みんなに祝ってもらいました。
幸せ!!!!
2018-8-20 12:56