ここ最近、所有権を巡る問題が深刻化しています。

だったら、名前を書いとけ!と冷蔵庫の中のモノだったら、そう言えたかもしれません。

さて、我が家でも似たような問題が起きました。




私が旅行に行って帰って来たら、私の自室のテレビのリモコンが、

リビングのテレビのリモコンになっていたのです。




母「リビングのテレビのリモコンが壊れたから、あんたのリモコンを借りたの」

※リビングと私の自室のテレビは同メーカー

私「…まぁ、いいけど…早く修理して返してね」

そしてリモコンが直るまで、私は仕方なくレコーダーのリモコンで凌ぎ、

先日、リビングのリモコンの修理が終わって、

私の自室のリモコンが、私の元へ戻って来ました。




戻って来たのですが…




母「リビングのテレビのリモコンが直ったから、あんたのリモコン返すね」

私「あ〜やっと返って来たー。やっぱりテレビのリモコンがいいよ。レコーダーのリモコンだと、チャンネルを変えるのが面倒だったから…って、

―――え?何で私のリモコンに“あおなお用”って、名前が書いてあるの?」

返って来た自分のリモコンに書かれた、自分の名前に気付いたのです。

母「リビングのやつと、あんたのやつを間違えないようにしたのよ」

私「…で、リビングのリモコンには書いてない、と?」

母「だって、リモコンに名前って、変じゃない?」

私「………」




―――逆所有権を巡る問題も、この世にはあるようです。




end