子供は素直で純粋なんて言うけれど それは綺麗なことではない 可愛くなんかない 何故なら僕が人生を振り返った時いつでも醜かった それは素直だから 正直だから 純粋だから

自分が怒られない為に嘘を吐いたり 皆んなに仲間外れにされない為に同じ服を着て同じ机に座って勉強したり 時には他人を陥れてまで自分が優位に立とうとする

それが本当に美しいことだろうか 世間の大人たちの言う子供の概念と 僕から見ているものは違いすぎて 理解できないことが多い 素直なことがどれだけ恐ろしいか

大人になるということは醜くなることではない 美しくなること 取り繕うのが上手くなること それが本当の自分でなくても 皆いつしか人としての生き方を学び 綺麗になっていく 気持ち悪いくらいに

自分はまだまだ子供だから 未だに純粋な気持ちで自分の為に人を殺してしまう あの時言わなきゃよかった しなきゃよかった後悔 それでも取り繕えない不器用さ ないものねだりなので子供だろうと大人だろうと 一生自分に満足することはないんだろうなと思う