おそ松さん#24「手紙」を見て、久々に駄文が書けました。
チョロ松が自立することを決めるまでの彼の気持ちを妄想しました。
なんかいろいろ変だけど、追記から始まりますので、どうぞ。
二十歳過ぎてもニートで童貞の普通じゃない兄弟達、その中の自分だけはまともにならなきゃ、しっかりしなきゃと思ってた。
だけど、頑張って就活しても上手くいかない。しかも兄弟達には否定されてばっかり。誰にも認められない。いつの間にか僕の自意識は自分自身では扱えなくなっていて、自意識ライジングという状態になっていた。そのライジングした僕の自意識は徐々に肥大化して、最終的に自意識ビックバンを起こしたこともあった。
いつの間にか、僕は自分がまともであろうとすることをまともになろうとすることを諦めて、働かずにアイドルの追っかけをして生きていきたいと思うようになっていた。その結果、僕達六つ子からこぼれ落ちた人としてのいい部分が集まって「神松」が生まれ、更に人としての悪い部分が集まり「悪松」まで生まれてしまった。
それからしばらくたった寒い冬の日。僕は兄弟達に灯油を買いに行かされた。その道中の居酒屋で、ダヨーンにいつの間にか吸い込まれていた。そして、吸い込まれたダヨーンの身体の中で優しいダヨーン族の女の子と出会った。ダヨーン族の人たちはみんないい人でダヨーンの身体の中には何でもあって働かなくてもいい、僕はその娘と結婚してダヨーン族として生きようと思った。
でも、その娘に「あなたはここにいてはいけない。外の世界で頑張って生きて。」と言われた。(実際は「ダヨーン」としか喋らないので本当にそう言ったかは定かではない。)
僕は涙が止まらなかった。その娘は「泣かないで、笑って。」と泣いている僕の口角をあげてくれた。本当にいい娘だった。
外の世界に戻ってから数日後、僕の追いかけていたアイドルの橋本にゃーちゃんが結婚を理由に引退した。結婚相手の男にはもちろん殺意が湧いたし、絶望もしたけど、以前から熱愛報道も出ていたし、一般人の僕にはどうこう出来る問題でもないので仕方が無い。僕はにゃーちゃんの幸せを願うことにした。
ダヨーン族のあの娘とのこと、にゃーちゃんの引退、それが僕の背中を押した。
このままじゃいけない。少しでも前に進まないと。
僕は決めた。
僕は、いや僕達は六つ子であることに甘えていたんだ。生まれた時からずっと一緒、小さい頃は何をするにも一緒、大人になってからも一緒にいた。
例え、最底辺クソ闇地獄カーストにいたとしても、みんなといれば怖いものなんて何もない、みんなと一緒ならそれでもいい気がしていた。
でも、それじゃダメなんだ。
僕は兄弟達から自立する…!
少し寂しいけど、僕達は前に進まないといけないんだ。だから…。
「父さん…、話があるんだけど、ちょっといい?」
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読んで頂きありがとうございました。
お父さんの知り合いの会社に就職したってことは、自立を本気で決意したチョロ松は最初にお父さんに相談したんじゃないかなと思ったのでこのラストになりました。
チョロ松が自立するのを決めたのはやっぱり娘ダヨーンちゃんとにゃーちゃんがきっかけなんじゃないかなって思います。追いかけていた対象がいなくなること、このまま甘えた生活をしててはいけないこと。
六つ子ちゃんはみんなと一緒にいることに六つ子ちゃんであることにずっと甘えていたんだと思います。嫌なこともあるけど、みんなと一緒にいることが何よりも楽しい、ずっとこのままでいたい。
なので、六つ子ちゃんの自立は家から親からの自立ではなくて、六つ子ちゃんからの自立なんだと思います。
みんなそれぞれ、六つ子に執着があると思います。その執着が一番強いのはおそ松兄さんで、それがチョロ松の門出のお祝いの席で出ていました。特にチョロ松は子どもの頃の相棒で、なにをしても文句をいいつつ、なんでも許してくれてた特に近い存在だったから、一番執着が強い相手だったから、自分から離れて行くのが寂しくて、素直に喜べなかったんでしょうね。
おそ松兄さん、辛いね、でもね、みんなも辛いんだよ。みんなも本当はまだ一緒にいたいんだよ。
たぶん私、最終回観たらどうにかなっちゃうんじゃないかな(真顔)
松ロスがすごく怖いです。