管理人とオリキャラ達の雑談室

経験を活かして仲良くなりましょう

 

ロ「・・・暇ねぇ〜」

 

ローズは、一人でサイバトロン基地の廊下を歩いていた。

ただ自分の興味を引くものを探すためだけに。

 

ロ「何か面白い事ないかしらねぇ・・・って、あら？」

 

ローズは、扉の開いている部屋を見つける。

今いる場所やどこになんの部屋かを思い出しているとその部屋は研究室であることを思い出す。

 

ロ「誰かいるのかしら」

 

誰もいないとしたらなんて無用心な、などと思いながら研究室に入っていく。

 

ロ「誰かいるのかしら〜？」

 

部屋からは返事がなく誰もいる気配がしなかった。

その様子を見て、ローズはつまらなそうにする。

 

ロ「誰もいないなんてつまらないわねぇ〜・・・」

「そこで何をしているんだい？」

ロ「きゃっ！び、びっくりしたわねぇ・・・」

 

声をかけてきたのはコンテナ並のサイズの箱を持ったサイバトロンの科学者パーセプターだった。

今のローズは、退屈感に完全に支配されてしまっていたためパーセプターが後ろに来ていたのに気づいていなかった。

 

パー「ははは、すまない事をしたねお嬢さん」

ロ「お嬢さん、ねぇ・・・」

パー「何か変だったかい？」

 

ローズは、実際にはトランスフォーマーたちにはまだ何ともない年齢だが人間などと考えるととんでもない年齢になるので「お嬢さん」などと呼ばれるのに違和感を感じていた。

 

ロ「いいえ、気にしないでちょうだい。それより、その箱は何かしら？」

パー「あぁ、これかい？これは今から研究しようとしているものの一部だよ」

ロ「一体何の研究なの？」

 

いろいろな分野に手をつけるローズにとっては地球外生命体であるトランスフォーマーのする研究には、興味を持つ絶好の対象だ。

 

パー「今私はね、錆を止める薬品を発明しようとしているんだ」

ロ「サビって、鉄が酸素などと反応してできる腐食物の方の錆のこと？」

パー「あぁ、その錆のことだよ」

ロ「やっぱり、金属生命体の貴方達にも錆ができるの？」

パー「それはできるよ。金属でできた私たちでも病気になることだってあるんだから」

 

自分の知らない事がたくさん聞ける、とローズは思い退屈感は消え去り好奇心でいっぱいになる。

 

ロ「やっぱり、世の中には「完璧」と言うのは存在しないということなのかしらねぇ」

パー「それはまだわからないよ。「完璧」と言ってもいろいろな完璧があるだろ？なんでもこなす「完璧」な存在」

ロ「誕生も死も関係ない・・・いいえ、なんでもないわ」

パー「なんで途中で言うのをやめたいんだい？」

ロ「私が言おうとした「完璧」は「完璧」でわないわよ。何かの衝撃で歪んでしまった可笑しな考えよ」

 

どこか悲しげに言うローズを見て、パーセプターは自身のスパークがチクリと痛むような感じがした。

 

ロ「そ、そうだ。ねぇ、もっといっぱい宇宙のことについて、貴方達の治療法について教えてよ」

パー「宇宙に関する知恵は教えてあげられるが、治療法に関しては私よりも詳しい人がいるよ」

ロ「なんだっていいわよ、私の退屈を妨げて私の心を好奇心でいっぱいにしてくれれば。どんな分野でも構わないわよ」

 

「私を楽しませてよ」と、言いながら目を細めて微笑む。

そんなローズを見てパーセプターは「やれやれ」と苦笑する。

 

パー「これは我儘なお嬢さんだ」

ロ「これでも私はお嬢さんと言われるほどのとしでもないわよ〜」

 

これから楽しくなりそう、そんなことをローズは思っていた。

 

終わり

 

おまけ

ロ「ところで、ここにいるサイバトロンの皆って何年生きてるの？」

パー「そうだね、だいたい400万年以上は生きているよ」

ロ(彼らにとっては私はまだまだ子供って感じなのかしら・・・)

 

今度こそ終わり

 

あとがき

どうしても、ローズさんを出すとギャグもないシリアスとかになってしまう・・・。

そして、何気にお嬢さんという呼ばれ方を嫌がるローズさん。

本当はホイルジャック先生も出したいと思っていたけど、また上下に分けて白紙になるのも嫌だったんでやめました。

そして、二人が完璧について喋るところは自分でも何言ってるのか全然わかりません←

 

ここまで、見てくださりありがとうございましたっ！！