〜おしごとちゅう〜


事務員さん「....あぁー....」

私「ん?」

事「こないだモネさん紹介してくれって話した友達からまたline来て、『マジで一回会いたい』って」

私「Oh....」

事「私も交えて三人で飲みたい!とか何とか」

私「いやぁ....ほんとにもう大変申し訳ないんですが、ちょっと無理っすね....」

事「私も何度も伝えてるんですけどね....。
『モネさんは彼氏要らないって言ってるし今お芝居で忙しいし私だって暇じゃないから』って。
したら『そんなの会ってみなきゃ分からないじゃん』とか『マジでどうにかモネさんにお願いしてよ』とか『お前友達なんだから俺に協力してくれよ』とか。
お前モネさんに会ったこともないくせにどんだけ自信あるんだっつー」

私「これに関しては全面的に私に協力してもらってますからね....」

事「その気も無いのに無理に引き合わせたところで、って話ですしね....。
以前は深く考えずにモネさんに話振っちゃいましたけど、よくよくコイツの性格考えると、女の子紹介しない方がいいかもなーって思い直してきて」

私「ん?どういう?」

事「や、仮に二人が会って、仮にモネさんがコイツのこと好きになったとするじゃないですか?もしくはやっぱり好きになれなかったと」

私「はい」

事「どっちの場合でも、コイツ、多分すぐに冷めるんですよね....」

私「あぁーそれは....」

事「そう」

私「無理ッスね」

事「ね」

私「....あれですね、来月の舞台その人も観に来てくれたらいいんですよ。そしたらそんな気も失せます絶対」

事「え?そんなヤバイんですか?」

私「『この女には会えねえ....』ってなりますよ」

事「観に行くの楽しみです」

私「私、本気で芝居やってると、それ以外のこととか考えられないし考えたくないんですよね」

事「うん」

私「人の話を聞いてる分にはまだいいんですけど、自分に降りかかるともう拒絶反応が....」

事「会ったところでモネさんに何のメリットも無いですからね....」

私「ほんとそれ」

事「ね」

私「うん、まぁ、あれだ」

事「はい」

私「きっといい人が見つかりますよ(=絶対に断って下さい)」

事「ぉk」


〜おわり〜



いやもう、すんげーイラついたわ

今日でその話3回目なんだけど。ほんと無理


気持ちが無かったり、無くなった時点でもう

何をどう足掻こうが無駄なのにね


恒例の事務員さんの恋愛相談も聞いていた

今までお付き合いしていた彼とは別れて、気になっていた人と付き合い始めてから、約数週間


ちゃんとお別れしたにも関わらず、別れた元彼さんから未だに未練がましいlineが来るそうで

しかし悪いことをしたのは自分だし、嫌われたくない思いから、ちゃんと返信したり優しい言葉を掛けたりしてしまうそうな


そりゃあ、執着しちまうよな

わたしだってそうだった

優しい言葉がほしくて、どんどん貪ってモンスターみたいになってた

逆の立場の時も、どこかで罪悪感に負けて、優しい言葉を必死に送り続けた

そんなのほんものじゃないのに


男なんてきらい

男なんてだいきらい

女もだいきらい

みんなずるくて自分のことばっかりだ

ひとのこと考えてるそぶりばっかりだ

勝手にやればいいよ

わたしが悪かったから、ってすごく無責任なずるい言葉