「まるっきし、星のカービィだったんだよ」

 河渡さんが荒い息で話す。

「ピンクで丸くてふわふわして、そんなのが浮いててさ! びっくりした! 初めて見た! 膨らむとは聞いてたけど、ああなるんだな!」

「なんの話なんです?」
 興奮する河渡さんを鐘子が制した。

「溺死体!」