尚樹は近々、引っ越す予定。部屋の片付けを始めている。
ある朝。二度寝して目が覚めると、枕元にマネキンの首がある。
「マネキンか、こんなもんも持ってたっけな、はやく片付けなきゃな」
とかわけのわからないこと考えながら目を閉じてから、
「いや、マネキンなんか持ってるわけないじゃん。そもそもあんなどす黒い肌のマネキンがあるのか? いまのマネキンか?」
と、震えながら体感30分。ようやく目を開けると、なにもなかった。
顔は思い出せないらしい。
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鐘子が見たこと、聞いたこと。説明がつかないことが、確かにある。
尚樹は近々、引っ越す予定。部屋の片付けを始めている。
年 齢 | 35 |
誕生日 | 5月26日 |
地 域 | 東京都 |
職 業 | 公務員 |