お姉ちゃんの親友   9

陽菜

麻里ちゃんが今日は徹夜するからねーて言い出した

会社にはシャワールームと仮眠室も作ってあって
陽菜もよく利用してる

着替えはどうするのかと聞くと、妹ちゃんに朝持ってきてもらうらしい

今までもそうだったんだって・・・

陽菜朝遅いから知らなかった(汗)

そういえば今日公園で危なかったけど大丈夫かな・・・

少し震えてたし・・・一人じゃ心細いよね(бвб) 

麻里ちゃんに(着替え取ってきてあげる♪)

と、メールを送りすぐ会社を後にした

何故メールかって?

直接言ったら絶対拒否されるから

久しぶりに来たマンション

暗証番号を押し指紋認証をして中に入る

さすがにいきなり部屋に入るとびっくりするだろうから
チャイムを鳴らし扉の前で待機

ドアが開くと戸惑い顔の妹ちゃん(笑)

「麻里ちゃんの着替え取に来た(бвб) 」

「まだ用意できてないので上がって待っててください(汗)」

お客さん用のカップに紅茶を入れてくれたけど・・・
陽菜のカップあるのになー(怒)まあいいけど

テーブルの上に食べかけのオムライス

美味しそうに見えたから一口食べちゃえ!
なんて思っていたら本当に美味しくて
気が付いたら全部食べてた(笑)

リビングに戻ってきて呆然とする妹ちゃん

「これ優ちゃんが作ったの?」

麻里ちゃんはゆっぴーて変なあだ名で呼んでるけど
確か優子て一度だけ聞いたことがあったと思う
凄い!この陽菜が一度しか聞いてないのに覚えてるなんて
奇跡に近いんだからね、ありがたく思ってよ優ちゃん(笑)

「料理上手だね(бвб) 」

褒めてあげると顔を赤くして照れてる頬に笑窪が出来てる・・・

やっぱり可愛い♪

袋を取ろうと手を伸ばしたらビクンと体が跳ねた・・・・

やっぱり昼間の出来事引きずってるのかな・・・

「一人で大丈夫?」

少し震えた声で大丈夫って言ってるけど心配だし・・・

「とりあえず着替え持っていくから、お風呂沸かしといてね」

つい言っちゃった

だってほっとけ無いんだもん(бвб) 

陽菜ってこんなに優しいキャラだっけ??


お姉ちゃんの親友   8

麻里子

篠田の可愛いゆっぴー(*`ω´) 

年が離れてる事もあるけど可愛くてしかたない

笑うと笑窪が出来て目はくりくりしていて薄茶色
髪は天パーでお人形さんみたいに可愛いんだ(*`ω´) 

ゆっぴーが生まれた時篠田は小学生で
学校から一目散に帰ってきて
ゆっぴーにキスをするのが日課だった♪

もちろんおはようと、お休みのキスも忘れない

篠田があやすとキャッキャッと声を出して笑う顔が可愛くて・・・

修学旅行の時なんて行かないでと泣くゆっぴーと
一緒に泣いていて遅れそうになったっけ

デザイナーになりたくて東京の専門学校に行くと決まった時
優子も東京の高校に行くから待っててねと言った言葉を
半信半疑で聞いてたんだけど

本当に来ると聞いたときは叫びそうになった

自分に自信がなく、すぐ落ち込んじゃう妹

そんな風にしたのはきっと篠田

本当は凄く可愛いのに他の人に取られたくなくて

いつもにあわない服をかってあげたり
眼鏡だって可愛くないのを選んであげたり
髪も長いのが似合うからって伸ばさせたり・・・

最低の姉です(汗)

ゆっぴーは篠田の!

可愛いって言うのは篠田だけが知ってればいいんだから(*`ω´) 

なのにニャロに気づかれた・・・・


まさか本当に来るとは思ってなかったから
ニャロには散々惚気てたからね

だから、会わせたくなかった・・・

いつも昼出勤だし人に興味を示さないニャロだから油断してた(汗)

モデルもやってるし、来ない日もあるのに、何であの日に限って
あんなに朝早く来たのか・・・(汗)

はあー・・・嫌な予感しかしないんだけど(汗)

お姉ちゃんの親友   7

陽菜

会社の前で項垂れてる小さい子供?

近くの高校のブレザーを着てるから高校生なの?

体調でも悪いのかと思って声を掛けたら
麻里ちゃんの妹だって言うからビックリ(汗)

妹さんの話はよく聞かされてたけど・・・

全然似てないしオドオドしていて自信家の麻里ちゃんとは
正反対だし背も低いし・・・

でも、眼鏡で隠れてるけどハの字眉毛が可愛くて
仕事でもないのに名刺を渡しちゃった(бвб) 

会社に入るとテキパキ指示を出して仕事中の麻里ちゃん

「おはようニャロ(*`ω´) 」

「おはよう、今、妹ちゃんに会ったよ(бвб) 」

「えっ!?ゆっぴーまだいたの(汗)遅刻じゃんか」

「初めて見たけど可愛いね(бвб) 」

「・・・・・」




麻里ちゃんは一年先輩のデザイナーで
入社した時、埼玉から通ってるって言った時

「交通費分の家賃でいいから一緒に住む?」

て言ってくれて

朝早く起きないでいいし、食事も作ってくれる・・

お互い安い給料だったから持ちつ持たれつ?

それから一年ぐらいして売れっ子になった麻里ちゃん
さらに一年で自分のブランドを立ち上げて
会社からも何人か引き抜いていった
陽菜もその一人

陽菜はデザインするより作る方に回って
モデルの仕事もするようになって

二人ともそれなりにお金が貰えるようになったけど
楽だったし、楽しかったからずっと一緒に住んでた

去年の初め、妹と住むから出て行ってほしいと言われ
出て行かされて、それから一度もマンションに行ってなくて

もちろん妹ちゃんにも会ってなかったから
本当に驚いた、容姿だけでなく麻里ちゃんから聞いてた
話と全然違ったから

麻里ちゃんの溺愛ぶりは凄かったんだから

ゆっぴーはね♪  ゆっぴーがね♪  

篠田がぜーんぶコーディネートしてあげてるんだよ!

て言ってたから、倍驚いた

あれじゃーモテないよ(汗)
なんであんな眼鏡かけてあんな髪型にしてるんだろう?(бвб) 

お姉ちゃんの親友   6

優子

「一緒に住んでた頃に優ちゃんの話毎日聞いてたんだけど
写真一度も見せてくれなくて、会社の前であった時
麻里ちゃんの妹って聞いてびっくりしちゃった(бвб)」

「そうですよね・・・こんなチビでブスな妹がいるなんて
驚きますよね(シュン)」

「チビはあってるけど・・・ブスじゃないじゃん(бвб)」

「・・・同情はいらないですから・・・」

昔から麻里ちゃんと比べられてて・・・
親にだってお前はねえ・・・て言われてきたんだもん・・・

「髪は天パーだし運動も苦手だし、何のとりえもない私と
顔も綺麗でスタイルもよくて今では若いのに社長のお姉ちゃん

私ってもらわれてきたんじゃないかってよく思うんです・・・」


「そうかなー、料理上手じゃん(бвб)」

「それは・・・作るのが好きだから」

「顔だって眼鏡とったら可愛いと思うよ(бвб)」

「ううぅぅ・・・」

初めて可愛いって言われて恥ずかしい(汗)

「どうしたの?顔赤いよ」

「おっ、お風呂沸かしておきましたけど着替えあるんですか?」

「ここにあるよ(бвб)」

「・・・・・何処ですか?」

「こ・こ!」

「そのバックには入らないと思うんですけど(汗)」

「あたり前じゃん、マンションに置いてあるの!」

あーそう言う事か・・・・えぇっ!?
まさかまだ一緒に住んでるの?

ううん、私がここに来てから一年半ぐらいたつけど
一度も会ってないし・・・・・

「陽菜の住むとこ狭くて半分以上置いて言ったからね」

「そうなんですね・・・・」

「お風呂入るねー(бвб)」

お姉ちゃんの物だと思っていたクローゼットの中から
なれた感じで着替えを出してバスルームへ歩いて行った

お姉ちゃんの親友   5

「ところでさ、あれから大丈夫だった?」

「えっ!?」

「公園(бвб)」

「あっ・・・はい・・・あの時はありがとうございました」

思い出したら怖くなってきた・・・
私もう少しで(汗)・・・やばい、涙が出そう・・・

「初めては大事にね(бвб)」

そう言うと頭を撫でてくれた

そっか・・・話聴こえてたんだ・・・

「一人で大丈夫?」

本当はお姉ちゃんにいて欲しかったけど仕事だもん(シュン)

「大丈夫です(笑)」 あっ、声震えちゃった(汗)

「・・・・・とりあえず着替え持って行くから(бвб)」

とりあえず?

「お風呂沸かしておいてね」

「ふえっ!?」

「変な声(笑)」

「あっ、あのう・・・(汗)」

「じゃー行って来るね(бвб)」

「ちょっ!!」

行っちゃった・・・どう言う事?また来るって事?

お姉ちゃんと仲いいのかな?・・・一応お風呂沸かしておこうっと

グウゥゥ///私のオムライス・・・・(汗)

お風呂の準備をしてもう一度オムライスを作って食べていると

ピンポーン・・・本当に来た(汗)


「ただいまー(бвб)」

「お帰りなさい?」

「何で疑問形(怒)」

「小嶋さんがただいまって言うから・・・」

「陽菜ここに住んでたもん!」

「うえっ!?」

「むぅ・・・変な声多いし(怒)」

「すいません(汗)もしかして一緒に住んでたんですか?」

「そう言ってるし(бвб)」

どう言う事なんだろう・・・
お姉ちゃんが誰かと住んでたなんて初めて聞いた
それもこんなきれいな人と・・・・

ただの友達同士だよね?

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