一話へJUMP

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好きと言い続けた結果 その後 峯岸

「陽菜寒くない?」

「優ちゃんの手が温かいから大丈夫」


何なんだこのイチャイチャカップルは(怒)


「ねえ、私もいるの覚えてる?」

「何いってんの見えてるんだから忘れるわけ無いじゃん」

「あぁーそうですか、て言うかいつの間に逆転したわけ」

「ん?どういう事」

「遊び始めた頃はにゃんにゃん!優子!呼びだったのに
今じゃ陽菜!優ちゃん!でしょ形勢逆転みたいな呼び方じゃん」

「アハッ分かっちゃった?(-∀-`)
今じゃ甘えたなお姫様で大島さんの心臓が持ちません」

「だって優ちゃん何でも出来るしかっこいいんだもん」

「でへへへへ(-∀-`)」

「こんなチビ親父のどこが良いんだか」

「グスン・・・・」

「もう、チビって言わないであげて
抱きしめたらちょうどいい高さなんだから
よしよし(бвб)」

「にゃんにゃん好き〜(-∀-`)」

「ふふふ陽菜も(бвб)」

「・・・・ねえ、なんで二人で遊ばないの
峯岸呼ぶ必要ないじゃん(怒)」

「え〜だってみーちゃん独り身だから可哀想って優ちゃんが言うから
誘ってあげてるのにーなんでそういうこと言う(怒)」

「大きなお世話です(怒)」

「毎日二人でいるから
たまの休みにはみーちゃんを誘ってあげようかなって
だって二人のキューピットじゃん(-∀-`)」

やっぱり私が引っ付けてしまったのか・・・


「ん?ちょっと待って今なんてった?」

「たまの休みには」

「違う!その前」

「毎日二人でいるから?」

「どういう意味?毎日仕事終わってから会ってるってこと?」

「う〜ん・・・合ってるようで違ってるかな」

「はっきり言って!」

「私達一緒に住んでるんだ(-∀-`)」

「・・・・はい?今なんておっしゃいました」

「やだ、耳遠くなったの?そんな年?」

「あんた達と同い年だっちゅうの(怒)
いつから?私聞いてないよ」

「だって言ってないもん(бвб)」

「なんでだよ、親友じゃなかったのかよ(怒)」

「ごめんね、陽菜が言っとくって言ったから
てっきり伝わってるもんだと思ってたら
昨日”あ、忘れてた”て言うんだよ
気がついたのが夜中だったし
今日遊ぶからいっかてなって・・・(汗)」

「今言ったから良いでしょ(бвб)」

「それは私が聞いたからでしょ(怒)」

「硬いこと言わないの
煩いこと言うならここに置いていくからね」

「酷い!こんな女で良いのか優子!」

「甘えたさんとこのギャップがなんとも言えないんだよね(-∀-`) 」

「優ちゃんだって(бвб)」

「アハッ好き」

「それ聞き飽きた」

「愛してるよ陽菜」

「陽菜も(бвб)」


「一生やってろ(ΘωΘ)」




おしまい


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好きと言い続けた結果 23 最終話

優子といると素の自分が出てしまう

拗ねたり怒ったり我儘言ったり

麻里ちゃんといる時は我慢してたのに・・・

だって嫌われたくないし可愛い後輩でいたかったから

やっぱり陽菜は・・・


じゃー優子は好きなのにずっと陽菜の恋話を聞いてくれてたの?

もし逆の立場だったら?

陽菜なら耐えられない

麻里ちゃんが彼の事を話してる時すごく辛かったもん

優子を傷つけていたのかな?苦しめていたのかな?

もう会わない方がいいの?・・・




ヤダ、ムリ



「帰る」

「え?何言ってるのまだほとんど食べてないじゃん(汗)」

「あとで全部払うから請求して
他に好きなの頼んでいいよ」


そう言って表に出てタクシーを拾いマンションへ


帰る途中にメールを送る


”助けて!家に”


一分もたたないうちに携帯が鳴る

画面には優子の文字

留守電になり切れるとすぐまたかかってきた

それが何度か繰り返されていると

「お客さん出ないんですか」

「いいんです・・・あ、そこでおります」


電気を点けず外の明かりだけ差し込む部屋のソファーに座る

10分ほどした時玄関のドアが開き


「陽菜・・・陽菜どこ!!(汗)」


叫びながら優子が駆け込んできた

ソファーに座る陽菜を見つけると駆け寄ってきて


「はぁはぁ・・・どうした?はぁはぁ・・なにかあった?」

「苦しい」

「大変だ(汗)救急車!」

「違うの、胸が苦しいの」

「え、心臓?ヤバいじゃん(汗)」

「だから違うの」

「小嶋さん?」

「優子は陽菜と会ってて苦しくないの?」

「・・・・・」

「陽菜が他の人を好きだって知ってても苦しくないの?」

「苦しいよ、でもそれでもそばにいたかったから
ごめんね、迷惑だよね
もう会わない方が「だから違うって!」

「小嶋さん?」

「さっき陽菜って叫んで入ってきたくせに
なんで今は小嶋さんん呼びなの(怒)」

「そ、それは慌ててたからで(汗)」

「好きって言ってみて」

「はい?」

「だから好きって言ってみて」



「・・・・好き、にゃんにゃんが大好き!!」

やっぱり胸がキュンとする

「陽菜も優子の事が好きみたい(бвб)」

「・・・・・」

「むぅ・・・なんで無反応」

「いや、ちょっと待って・・え(汗)」

「陽菜は女性が好き!だから
陽菜の好きはガチの好きだけどそれでもいいの?」

「良い!いいに決まってるじゃん
私がどれだけ好きだったと思ってるの
ずっとだよ初めて見た時からずっとだよ!!」

「好きの大安売りしてたけどね(笑)」

「じゃーもう言わない」


「むぅ・・・それはヤダ(怒)」


「あぁぁーもう可愛いねえ好き本当に大好き(´-∀-)」

「だから軽いって(笑)」

「アハッ(-∀-`) 」

「フフフ(бвб)」


笑いあってると急に真剣な顔になって



「陽菜!私と付き合ってください」


「はい」


「・・・・・・・・・」

「ちょっと泣かないでよ(汗)」

「だって・・・やっと好きが届いたんだよ!嬉しい(涙)」

「ふふふ、これからは陽菜だけにしか
好きって言っちゃダメなんだからね」

「陽菜にもあんまり言わない」

「むぅ・・・なんで(怒)」

「だってこれからは・・・・」



”愛してるよ 陽菜”




おしまい

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好きと言い続けた結果 22

『陽菜も優子の事が好きだからでしょ』

みーちゃんにそう言われ時間が止まる

陽菜が優子の事を好き?

もちろん友達として好きだけどみーちゃんだって好き

同じ好きなのに何で好きの感じ方が違うの?
分かんないから聞いてみた

「なんでそう思う?」

「はぁ・・・もう(怒)」

呆れたように怒るみいちゃん

「みーちゃんは優子が陽菜の事好きだって知ってたの?」

「あのね、誰が見ても一目瞭然だったのに
気が付いてなかったのは陽菜だけ」

「だって他の子ともベタベタしたり好きって言ったりは日常茶飯事で
告白だっていろんな子からされたりしてたじゃん」

「私とか友達には引っ付きに行ってたけど
陽菜にはあまり触れたりしなかったでしょ」

「ほら、やっぱり好きじゃないんじゃん」

「人間本当に好きな人には嫌われたくないから
ベタベタしたり触れたりできないもんなんだよ」

そう言えば・・・麻里ちゃんにそうだったかも・・

「みーちゃん知ってたんなら言ってくれればよかったのに」

「優子は女性だよ!」

「知ってるし(бвб) 男みたいだけどちゃんと女の子」

「陽菜も女性でしょ」

「・・・・・・・」

「知ったからってどうにかなるもんじゃないでしょ」

「そんなの・・・わかんないじゃん(怒)」

陽菜を否定されてるようで悲しかった
だって・・・陽菜の方が女性を好きなんだから

「あの時気づかなかったから今こうして遊べてるんだと思うよ
でも・・・気づいてしまって優子の事なんとも思ってないなら
もう会わない方がいいと思う」

「なんで?優子といたら楽しいし
優子だってまた遊ぼうって」

「それは社交辞令でしょ
今のままの関係を続けると傷つくのは優子なの
私にとって陽菜も優子も大切な親友だから
どちらにも傷ついて欲しくない」

「それって・・・まだ陽菜の事を好きだって事?」

「もうこの際だから全部言うけど
あのプチ同窓会を持ちかけて来た時
優子は、絶対に小嶋さんを連れてきて
じゃなきゃ開く意味がないって言ってたの
あれは陽菜と再開するために開かれたものだったの」

「うそ・・・・」

「優子はまだ陽菜の事が好きなんだよ
それを知ったうえで今までのように遊べるの?」

「陽菜は・・・・」

ここ数カ月三人で遊ぶことが増えていた
優子と出会う前はみーちゃんと行く食事や買い物は
二ヶ月に一度行けばいい方だった・・・


遊んだあと部屋で一人になっても優子の事思い出して
一人で思い出し笑いしてたから麻里ちゃんの事を
考える暇がないくらい楽しくて・・・

昨日だって麻里ちゃんの事で傷ついて呼び出したはずなのに
途中から忘れてた・・・あの話が出るまでは・・・

(にゃんにゃん好き(´-∀-))
(アハッその顔好き(´-∀-))

言われるたびどこか照れくさくて知らんぷりしてた

(好きです付き合って下さい)
(小嶋さん好きです)

同じ好きなのに全然違う


「はるな?」

「私、優子が好きなのかな?」

「それ私に聞く(汗)」

「だって、分かんないんだもん」

「好きかどうか私にはわからないけど
高校の時優子が他の子とべたべたしてたり
告白されてるのを見てる時
眉間にしわが寄ってたよ」

「そんな顔してない」

「無意識にしてたんじゃない?」

そう言えば優子もそんな事言ってたっけ・・・

「今だって私がいくら誘っても遠出しなかった陽菜が
神社や名所に嫌がらずに行くのは何で?」

「それは・・・優子が誘ってくるから・・」

「他の友達が誘っても行った?」

「・・・・・わかんない」

「ご飯は行ってもそんな所絶対行かなかったでしょ」

「そうだけど・・・だって優子車だし
それにいてるだけで楽しいし
気を使わないから一緒にいても疲れないし・・・」

「あぁぁーもう!それって答え出てんじゃん」

何で私が二人を引っ付けなきゃいけないんだよ

と、プンプン怒りながらご飯を食べるみーちゃんを
みながら考えた



好きと言い続けた結果 21

優子が帰ってすぐみーちゃんに話があるから時間とって
とラインを送り携帯の電源を落とした

今電話がかかってきても
頭の中がこんがらがっていて上手く話せないと思うから

湯船に浸かり目を閉じて昔を思い出してみる


初めて会った時みーちゃんの友達だというだけで何にも思わなかった

毎日教室にやって来てはみーちゃんと二人で
バカやって戻って行ってたから・・・

いつから陽菜に好きって言いだしたんだろう・・・確か・・・

初めての考査で学年トップだった優子と
後ろから数えた方が早かったみーちゃんと陽菜

学期末考査前、みーちゃんがお願いしていて
ついでに陽菜も見てもらいなよって言われ
勉強を教えて貰う事になり
凄くわかりやすくてなんとこの陽菜の順位が
真ん中あたりになったお礼に
マカロンをあげた
その時初めて”嬉しい、有難う好き!”
と言われたような気がする

ほら、やっぱりお礼の好きじゃん・・・・

それから会うたびに、可愛い好き!眠そうな顔も好き!
拗ねてる顔も好き!

言葉の後ろが好きのオンパレードで
誰が聞いたって挨拶代わりっておもうよね


それに陽菜の好みは大人っぽくて綺麗な女性
優子はどう見ても正反対だったし好きの対象じゃなかったから・・・

本心を知った今
今まで通り遊ぼうと言われても・・・無理だよね(汗)




(ΘωΘ)



陽菜から話がしたいから時間とってと言われたのは始めてだ

心配で電話をかけてるのに電源を切ってる見たいで繋がらないから
明日の夜時間を作るとLINEしておいた

次に日のお昼”いつもの店に7時”とだけ打って来たから
”了解”とだけ返す

昨日いきなり飲みたいと言ってきたからその事だろうとは思うけど
珍しく優子が既読のままなにも返事をしてなかったのが引っ掛かっていた

いつもならすぐか、時間が経っても必ず返事をする子だから

お店に五分前に着くと陽菜はもう来ていて
物思いにふけっているようだった

「早いじゃん」

「あ、みーちゃんうん、早く終わったから」

「お腹すいたから先に頼んでいい?」

「うん」

店員を呼んで注文してから姿勢を正し

「で、話って何?」

「え〜いきなり(бвб) 」

「いきなりって、話があるって呼び出したのそっちでしょ」

「そうだけど・・・」

「言いにくい事なの?」

「うーん・・・どうだろう・・・」

唇を尖らせながら何やら考えてる風だったのに
うん、と頷くと

「回りくどい言い方は苦手だからはっきり言うね」

「なんか怖いな(汗)」

「優子って陽菜の事が好きだったの?」

「なんで?」

「優子がそう言ってたから」

言うなって言ったのに・・・

「で、陽菜はなんて答えたの」

「答えって?」

「ごめんなさいか、ありがとうしかないでしょ」

「・・・・答えてないかな」

「どういう事?」

「告白じゃなくて好きだったって言われただけだもん
だった、は過去形でしょ
失恋したって言ってからだいぶたってるし
それから普通に遊んだり旅行に行ったりとか・・・
もう友達でしょ?」


なんか優子が可愛そうになってきた(汗)

「もう会わないとでも言われたの?」

「ううん、今までのようにまた遊ぼうって言われた」

「じゃー何の問題もないじゃん」

「そうなんだけどさ・・・なんかすっきりしないんだよね」

「私にどうしてほしいの?」

「陽菜の事好きって言ってみて」

「はい?」

「可愛い好きって言ってみて」

あまりにも真剣に言うから

「陽菜可愛い好き(ΘωΘ) 」

「・・・・やだ、キモイ(бвб)」

「こらー(怒)」

「あ、あのう・・・」

横を見ると店員さんが料理を持って立っていた

「ち、違うんです(汗)えーと・・セリフ・・
そう、セリフの練習してたんですよ、ね、陽菜(汗)」

私と陽菜を横目でチラチラ見ながら料理を置き
逃げるように離れて行った

「こんな所で言わせといてキモイは無いでしょ(怒)」

こっちは怒ってるのに料理に手を付けながら

「これ美味しい」

相変わらず会話が成り立たない

「何で優子に言われても平気なんだろう・・・」

ちょっとイライラしてたのもありつい

「陽菜も優子の事が好きだからでしょ」

そう言って料理を食べ始めようとしたら
目の前の陽菜の動きが止まったから
顔をあげると
目を大きく見開いて私の事を見ていた



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