イシャラブ 11 H

あれから一か月、何も起きないまま今に至る
(起きたら困るんだけどね)

でも毎日が勉強の日々

そんなある日同窓会の通知はがきがポストに入っていた

中学校か・・・久しぶりだし行きたいな(бвб) 

「て言う事なので午後から休んでもいいですか?」

「・・・それ、当日に言う?休むって事は届、出してるって事だよね」

「エヘ!バレちゃいました?(бвб) 」

中庭でお伺いを立てていたら木の下に追いやられ・・・

「それって私にお仕置きしてほしいから黙ってたって事?」

「ち、違いますよ(汗)」

「こうやって攻めて欲しかったんでしょ」

「や、やめて下さい人に見られます(汗)」

「ここ窓から死角になってて見えないんだよねぇ」

「ちょっ・・・んっ・・・やめて(汗)」

「何やってんだよ!」

二人を引きはがしたのは

「ひーちゃん?」

「だれ(怒)」

「幼稚園から高校まで一緒で幼馴染の駒谷君
製薬会社の跡取りでもあるんですけど・・・」

「・・・・その跡取りが何の用(怒)」

「同窓会へ行くのを迎えに来たら襲われてたから助けてるんだよ」

「お、襲われてないし(汗)」

「ふーん・・・幼馴染ねぇ・・・」

「ほら用意しろよ行くぞ」

「車で待ってて」

「ああ・・・・」

「という事なので行きますね(бвб)」

急いで着替えに行くと後ろからついて来ていて

「気を付けなよ」

「大島先生よりよっぽど安全です(怒)」




「お待たせ(бвб) 」

「あいつ陽菜のなに」

「うーん上司?」

「気を付けろよ」

「プッ(笑)」

「なんだよ」

「同じ事言ってるから(笑)」

「・・・・・・・・」

車の中で懐かしい話で盛り上がっていると


「あれ?ここ・・・・」

「行く前に話があるんだ時間まだあるしいいかな」

そこはホテルの駐車場でホテルの一室へ連れて行かれ
向かい合わせで椅子に座ったまましばしの沈黙・・・

「早くしないと時間無いよ」

「ごめん同窓会は嘘なんだ」

「うそ?なんで・・・」

「俺・・・・もうすぐ死ぬんだ」

「え?どういう事?何冗談言ってるの」

「・・・・ガンが見つかってさもう手術不可能なんだって」

「セカンドオピニオン受けてみたの?」

「外科部長が言うんだから間違いないだろ、だから」

「キャッ!」


私を抱き上げベッドへ寝かされ覆いかぶって来た


「ひ―ちゃん(汗)」

「残り少ない時間俺と過ごしてくれないか」

「どういう意味?」

「ずっと好きだったんだ」

「ウソ(汗)」


全然気づかなかった・・・・


「いやだっ!やめて(汗)」


必死に逃れようと抵抗するけど
大きな男性の力に叶うわけもなく・・・・

全身の力を抜いた

イシャラブ 10 H

「あの技どこで習ったの?」

ワインを飲みほろ酔いの陽菜

「アメリカでは自分の身は自分で守らなきゃいけなかったからね」

陽菜より小さい体であんな大きな男の人を投げ飛ばすなんて・・・
ホントこの人はどこまで凄いんだろうか・・・

「私さアメリカでは毎日戦場みたいなところでやってきたから
こういうのに憧れてたんだ」

「もしかして優ちゃんも処女?」

「そんなわけないでしょ陽菜じゃあるまいし(笑)」

「むぅ・・・・」

「アハハ、実は陽菜にプレゼントがあるんだ」

「そんなのいらないのに・・・」

「よいしょ」

「え?」


陽菜を軽々抱き上げると隣の部屋のベッドの上へおろし


「私が陽菜を大人の女性にしてあげる」

「ちょっ・・・まっんっ・・・んっ・・・やっ」


酔ってるのもあったんだと思う

優ちゃんの手が気持ち良くてもっとって思っちゃう


「あぁ・・・やぁ・・・あっ・・」


キスと胸を触られてるだけでどうにかなってしまいそうなくらい
やさしく触れてくる・・・もうこのまま・・・


「はぁはぁはぁ・・・」

「今日はここまでかな」

「・・・え?」

「続きは陽菜が私の事をちゃんと好きになってからね」

「優ちゃ・・・ん?」

「だからこのまま寝まーす(-∀-`) 」


陽菜を抱きしめあっという間に寝息を立てだす優子・・・
この火照った体と覚悟した気持ちをどうしてくれるのよ(怒)

ねえ、優子は本当に陽菜の事が好きなの?

陽菜は・・・・・

無邪気な寝顔を見ていると愛しくなってくる

たぶん好き・・・・なのかな?

陽菜の為に怪我をしたところにそっと唇をおとし目を閉じた


朝、目を覚ますと隣には誰もいなくて
机の上も綺麗に片づけられていた




「陽菜先生おはようございます」

「おはよう(бвб)」

昨夜のことバレテないよね(汗)

「大島先生おはようございます」

「みーちゃんおっはー
相変わらずスベスベの肌してるね(-∀-`) 」

「もう、エッチー(笑)」

「アハッ(-∀-`)あ、小嶋先生おはよう」

「おはようございます・・・・」


近づいてきたと思ったら耳元で


「顔赤いけど風邪かな?お尻見てあげようか(笑)」

「風邪なんて引いてません(怒)」

「そうなんだ、じゃー風邪じゃない病気かな(笑)」

「何の病気だって言いたいんですか(怒)」

「恋煩いですねー(笑)
自覚症状は無いですか?」

「ち、違います!ありえませんから(汗)」

「え?陽菜先生恋してるんですか?」

「ち、違うから、大島先生の冗談だから(汗)」

「だれだれ?宮澤先生?それとも山本先生?」

「だから違うって(汗)」

「ゆっぴー!昨日休みだったんだろ
何度も電話したのに全然つながらなかったんだけど
どこ行ってたんだ?」

「あー・・・携帯の充電器見つかんなくて・・・
すいませんでした」

「篠田も休みだったのに残念・・・
そう言えば例の通り魔、女子寮の近くで捕まったらしいじゃん
みんな襲われなくてよかったね(*`ω´)」

陽菜は襲われたんだけどね・・・

「新聞にも載ってましたけど
捕まえた人名前出さないで欲しいだなんて
何してる人だったんでしょうね(ΘωΘ) 」

「裏稼業の人とかじゃない?」

「えーそんな人が近くにいるなんて
そっちの方が怖い」

「峯岸さんは大丈夫(*`ω´)」

「どういう意味ですか(怒)」

「ゆっぴー今度休みの時はデートしような」

「今の所休みは考えてないんで、小嶋先生往診へ行くよ」

「はい」

「篠田副院長、振られちゃいましたね」

「あれは照れ隠しと言うやつだから
あきらめてないよ」

後ろから聞こえてくる会話

「将来院長夫人ですね」

「そんなもの狙ってないよ
私が欲しいのは昔も今も一人だけだから」

前を向いたまま話す大島先生がカッコ良く見えた

イシャラブ 9 H

すぐ駆けつけれるようにお酒も飲まない先生が
何でずる休みなんてするんだろう・・・・

(おはようございます)
(おはようございます)

挨拶が交わされるナースステーション

「陽菜先生」

「あ、みーちゃんおはよう(бвб)」

「私見ちゃったんですよ、朝早く大島先生が寮に入って行くところを」

「えっ?」

「急いでたんでどこに入って行ったかわかんなかったんですけど
絶対に恋人のとこですよ、先生両方いけるらしいですから」

やばいバレル(汗)

「みーちゃんその話広めない方がいいよ」

「何でですか?面白そうじゃん」

「副院長の耳に入ったらその人クビになっちゃうかも」

私の事だけど・・・・

「そっか・・まだ陽菜にしか言ってないから
陽菜も黙っててね」

耳元でそう囁いて去って行った

危ない危ない・・・て言うかなんで陽菜がこんな目に合わなきゃいけないの(怒)




「お疲れ様でした」

「お疲れ様」

ふー・・・今日は一日平和な日だったかも・・・

帰り道

あれ?こんな所にケーキ屋さんあったんだ・・・
そう言えば今日って・・・

(今日は特別な日だから)

「まさかねぇ」

プルルルプルルル・・・「はい」

(もしもし陽菜?今どこ)

「寮の近くの公園の前です」

(ちょうどよかったそろそろかなーて思って
迎えに行こうと出たところ)

「迎えにって・・・まさかずっと部屋にいてたんですか?」

(うん(-∀-`) )

「うん、て・・・キャッ」

(陽菜?どう・・・)

「な、なんなんですかあなた(汗)」

「フハハハハ」

刃物持ってるし・・・

「もしかして連続通り魔?」

マスクして帽子をかぶってるけど
目がギラギラしていて気持ち悪い・・・

逃げなきゃ(汗)

走り出したけど足の遅い女の陽菜と
男の犯人との結果なんてわかりきっていて肩を掴まれた

「いや!離してーイヤー」

ドカッ!

「え?」

バン!ガツン・・・ドサッ・・・

倒れた犯人その横に立っていたのは・・・・

「大島先生血が(汗)」

「え?あ、ほんとだ・・・大丈夫少し切っただけだから」

「ダメです見せてください・・・よかった、たいした事なくて
これで押さえておいてください」

持っていたハンカチを渡して傷口を抑えさせる

その後警察に連絡して色々と聞かれ
寮に帰って来た時には日付が変わっていた

「ありがとうございました」

「今日泊めて」

「はい?」

「この手だと不便でしょ」

陽菜のせいだし・・助けてもらったんだから拒めない

辺りを見回し誰もいないのを確認してから
急いで部屋へ入ると

「これ・・・・」

「日付変わっちゃったけどお誕生日おめでとう陽菜」

やっぱり・・・・

テーブルの上には豪華な料理とワインそしてケーキまで置いてあった

「あ、ありがとう・・・」

「だから休めって言ったのに」

「言ってくれないとわかんないじゃん(怒)」

「サプライズは言わないの!」

「そんなの知らないし・・・・」

「まあいいや、ほらそこ座って、冷めちゃったけど食べよ」

「ここは陽菜の部屋です!」

「アハッ(-∀-`) 」

それからワインで乾杯して優ちゃんの手作り料理を食べたら
意外に美味しかった。

イシャラブ 8 H

絶対陽菜で遊んでるよねあいつ(怒)

「この前の続き(-∀-`) 」

陽菜が優子と・・・・・?

ブンブン(汗)

何考えてるの陽菜、今はしっかり勉強して
早く一人前の外科医にならなきゃダメじゃん

夕方外科部長の部屋へ2人呼ばれ

「明日のオペは2件だけか・・・・」

そう、なぜか珍しく少ない

「胃の全摘オペ、小嶋先生執刀してみる?」

「良いんですか?」

「大島先生は前立お願いします」

「私明日休みなんですけど」

「え?」

「じゃー僕が前立しようか?」

「お願いしま  「ダメです!
指導医は私なんですからいない時にオペをさせないでください」

「わ、わかった(汗)」

なんで?一件でも多くオペをして経験を積みたいのに・・・
でも逆らえない・・・彼女は私の上司で医師として尊敬している人だから





はぁ・・・悔しくてあんまり寝れなかった・・・
コーヒー飲んで目を覚まさなきゃ

ピンポーン・・・

誰だろこんな朝早く・・みーちゃんかな?

「はーい・・・え?」

「おはよう(-∀-`) 確認せずにドアを開けたら危ないよ(笑)」

「何してるんですか?」

「お邪魔しまーす(-∀-`) 」

「ちょっと(汗)」

「私今日休みだし」

「私は仕事です(怒)」

「体調悪いって言って休めば?」

「はぁ?」

「どうせオペ出来ないんだしいても役に立たないよ」

「誰のせい・・・もしかしてわざとオペから外したんですか(怒)」

「正解!」

「なんで・・・・上司だからってそんな事する権利無いじゃん(怒)
陽菜は一件でも多くオペして早く一人前の外科医になりたいのに・・っ」

「その前にすることあるでしょ」

「な、何・・・」

どんどん近づいてくる大島先生

「この前のつ・づ・き」

「何言って・・・んっ・・・やだっ」

だめ、また流されちゃう(汗)
好きかどうかわかんないのに・・・
SEXなんてしたくないのに・・・・

SEX?優子は女だよ・・・だよね?
何考えてるの陽菜(汗)

後ろに後ずさると
ジュッ!

「アツッ(汗)」

「バカ早く冷やして」

沸かしていたやかんに手が触れ慌てて水で冷やす

「もういいから・・・」

「ダメだよ外科医にとって手は命を救う大切な道具なんだから」

「・・・・・・」

さっきまで変態だったのに急に医者に戻ってる・・・ずるい

「私が陽菜を指導してるんだから腕は上がるよ
だから焦んなくていいから
それに今日は特別な日だし・・・休みなよ」

特別な日?何言ってるの意味わかんない

「それとこれとは別です!
ゆっくりして行ってくれていいですから
スペアキーはポストに入れといてください」

そう言って部屋を出た


イシャラブ 7 H

あれから大島先生が陽菜の直属の上司になった

「小嶋先生、大島先生の下についていろいろ見て学ぶと良いよ(*`ω´)」

「えっ?でも二人ともこの病院ではまだ・・・」

「女性同士だし相談しやすいでしょ、これは決定事項だから」

副院長の決定には従う事しか出来なくてしかたなく・・・


結局ここの婦人科が女性医師だと知りお願いして見てもらうと
ストレスによるホルモンのバランスの崩れから起きてたものらしく
大事に至らないと言われ一安心
始めからここで見てもらえばよかった・・・・
そうしたらあんな出会いしなくて済んだのに・・・


優ちゃんの事なんて本当に忘れてた
向こうだって忘れてたに決まってる
偶然会ったから思い出したくせに(怒)



そう思ってたのにある日の夜

「もしもし陽菜か?」

「どうしたの?パパが電話かけてくるなんて珍しいじゃん」

「さっき思い出したんだが四日か五日ほど前に
優子ちゃんが陽菜を訪ねて家へ来たらしいんだが
覚えてるか、隣に住んでた優子ちゃん」

「うそ・・・・」

「わしはいなくて家政婦が応対して、いないと伝えたらしいんだ」

偶然じゃなかったって事?
本当に覚えてたんだ・・・・

「もしもし?聞こえてるのか?」

「あ、今忙しいからまたね」

どういう事?まさか本当に続きをしにきたの?
まさかね・・・・・



それから一か月

「みるきー調子ど・・・・ちょっと何してるんですか(怒)」

「えっ・・いや(汗)失礼します」

慌てて出ていく患者さん

「小嶋先生おはようございます」

「彼氏さんも入院してたの?」

「彼氏じゃないですよ、ただの患者です」

「そっかそっか順調に回復してるって事だね(-∀-`) 」

後ろにいた大島先生が前へ出てきて

「あれ?小嶋先生赤い顔してるけど風邪かな、見てあげようか(笑)」

「結構です(怒)」

大島先生は性格に問題はあるものの
技術的には教わることが多くて
陽菜のスキルもどんどんアップしていく



そんなある日

腹部を刺された患者さんが運ばれてきた

「小嶋先生オペの前立お願いします」

「はい」

さすがスーパードクター手際よくオペを行い短時間で終わった

「お疲れ様でした」

「でも、怖いですよね例の通り魔の仕業でしょ」

うわさ好きのみーちゃんが大島先生と話してる

「気を付けてよ、みーちゃん可愛いんだから(-∀-`) 」

「もー大島先生本当の言わないの!」

「あはははは肌もモチモチー(-∀-`) 」

医者としては尊敬してるけどこの性格は無理かも・・・

「あ、小嶋先生今日早番でしょ?
歓迎会を兼ねて飲みに行きませんか」

ニコニコしながら誘ってくる宮澤先生は相当なプレイボーイらしい

「先生方、上司の許可なく誘わないでいただきたい」

「上司の許可なんかいるんですか?」

「もちろん」

「そうだ、大島先生も一緒に飲みに行きましょうよ」

「私は飲みませんから」

チェッと舌をならしさって行った

「病院の娘だからチヤホヤされてるだけで
モテてるわけじゃないからね」

「別にモテてるだなんて思ってませんから
それに今は愛とか恋とか興味ないです」

「あれおかしいなー(-∀-`) 」

ニヤニヤした顔で迫ってくる
顔を近づけ耳元で

「大島さんとこの前の続きしたいと思ってるくせに」

「そ、そんなわけないでしょ(怒)」

やだ、ドキドキしてきた・・・なにこれ(汗)

「そうだ、陽菜明日・・・・」

「ゆっぴー!」

ゆっぴー?

「ゲッ(汗)」

「何か重要な話してたのかな(*`ω´)」

「いえ、全然大丈夫ですからどうぞどうぞ(бвб)」

ドンと背中を押し副院長の方へ

「ちょっ(汗)」

「ランチ行くよゆっぴー(*`ω´)」

腕をつかみそのまま去って行った
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