一話へJUMP

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守ってあげる♂  3(改訂)

優子

結局お弁当箱を3つ持って帰ると

「あら、これどうしたの?」

「陽菜が貰った」

「あらあら、陽菜君カッコいいものね(笑)
今迄そういうのが無かったのが不思議なくらいだもの」

「・・・・・でも、愛想悪いよ」

「そこがいいんじゃない?クールな感じで(笑)」

「・・・・・」

「じゃーこれからお弁当いらないのかしら?」

「しらない・・・」

「聞いてみてよ」

「お母さんが聞けばいいじゃんかー」

「いつも偉そうにしてるのにそんなところはあかんたれなのね(笑)」

「うるさいなー」

それは陽菜にだけだもん・・・


次の日

「陽菜おはよう(´-∀-)」

「ん」

「あっ、これ洗っておいたから
と言ってもお母さんが洗ったんだけどね(テヘ)」

「んっ・・・」

「えっ?」

「返しといて」

「えぇっ!?私が返すの(汗)」

「んっ!」

「んっ!じゃないよ、自分で返しなよ」

「・・・・捨てる」

「いやいやダメでしょ(汗)」

「捨てていいって言った(бвб)」

「だからってさ(汗)一緒にいってあげるから返しに行こう」

学校に着いて一年生の教室へ

「渡辺さんて何組かな?」

(キャー小嶋さんだ)(かっこいい)(挨拶しちゃった!)

あちらこちらから聞こえてくる黄色い声

「麻友ちゃんですか?三組です」

「ありがとう、陽菜行くよ」

三組に行き入口にいる子に声をかける

「渡辺さんて来てるかな?」

「麻友!」

振り返って中に声をかけると

「はーい!」

甘い返事が聞こえてきて

「あっ!小嶋さん♪おはようございます来てくれたんですか」

私の後ろに見える陽菜に声をかけ
顔を赤らめてる可愛い女の子・・・
まさにザ!女の子て言う感じ?

私の事見えて無いよね(汗)

陽菜のわきを肘でつついて促すと
お弁当箱を差し出す

「洗ってきてくれたんですか?」

「・・・・・」

「また作ってきてもいいですか?」

「いらない(бвб)」

途端に悲しそうな顔をする渡辺さん

「あっ、陽菜好き嫌いが激しいから・・・ねっ(汗)」

本当は無いけど・・・

「何が好きですか?あっ!小嶋さん(汗)」

振り向くと歩いていく陽菜

「ごめんねもういらないみたいだから」

追いかけて行こうとすると腕をつかまれ

「大島さんですよね」

「うっうん」

「小嶋さんと付き合ってるんでか?」

「ちっ、違うけど・・・」

「小嶋さん今彼女いないですよね」

「たぶん・・・・」

「私あきらめませんから」

「・・・・・とりあえずお弁当はいらないと思う」

そう言って陽菜を追いかけた

守ってあげる♂  2(改訂)

優子

昼休み

「陽菜お弁当たべ・・・・」

「小嶋ぁーお客さん」

「だれ?」

「聞いて驚くな!一年で一番人気の渡辺さん♪」

「知らねえし」

何時ものようにお弁当を持ってきて一緒に食べようと思ったのに
呼び出された陽菜

でもすぐ戻ってきて手には可愛い紙袋が・・・

「それ何?」

「くれた」

中を見ると可愛い巾着にお弁当箱が入っていて・・・

「これいらないね(汗)」

お母さんからのお弁当をしまおうと思ったら
腕をつかまれて取り上げられた

机の上に置いてある可愛いお弁当箱を

「やる!」

隣の男子にあげようとする陽菜

「だめだよ!きっと早起きして一生懸命作ってくれたんだから食べなきゃ」

自分で自分の首を絞めてるなーあたし・・・

陽菜はムッとした顔をすると

弁当箱を両方机に並べ食べだした

「食べすぎじゃないの?」

「お前が食えって言った(怒)」

「いや、私は両方食べろとは・・・」

じろっと睨まれたからそれ以上は言うのをやめて
自分のお弁当を食べ始めた


陽菜


呼び出されることはよくあるけど弁当を食べる前に
呼び出されたのは初めてで・・・

廊下に出ると・・・まあ、一般的には可愛いのかな・・・

「これ食べてください!」

真っ赤な顔をして差し出された紙袋

食べてくださいって事は食べ物か?

「今から弁当食うからいらない」

「捨ててもいいので受け取ってください!」

無理やり押し付けて走って逃げてった

仕方なく持って入ると

ちっ、そんな顔すんなよ・・・

「何もらったのー(-∀-`) 」て

笑ってるくせに眉毛がちっとも笑ってねえし

中身をのぞいて、一段と眉毛を下げて
俺の弁当を直そうとするから阻止して
貰った弁当を近くのやつにあげようとしたら怒るし・・・

仕方なく2個も食べる羽目になったじゃねえか(怒)

腹いっぱいで次の授業はぐっすり寝れそうだな(бвб)



雑談

今日は久しぶりに何もない日で
娘も旦那もいなかったから
朝からずーと卒コンのBL見てました(笑)

メイキングから国立で、今までかかって(汗)

今から味の素を映しながらご飯作ります
その前に更新しろよ!ですね(汗)

短いけど一つだけ書きます

ではよい休日を!

守ってあげる♂(こじゆう) 1

過去 

『おまえ色白でヒョロヒョロで女みたいだよな(笑)』

『ズボン脱いで付いてるの見せてみろよ(笑)』

「やめてよー(泣)」

『うわっすぐ泣きやがるやっぱ女なんじゃねえ(笑)』

「こらー!!陽菜をいじめるなぁー(怒)」

『やべ(汗)男女が来やがった、逃げろー』

「陽菜大丈夫?」

「うん、優ちゃんありがとう(бвб) 」

「私が陽菜をずっと守ってあげるからね(-∀-`) 」

「うん、優ちゃん好き♪」

「私も陽菜が大好き(-∀-`) 」



そして現在


「陽菜帰ろー(-∀-`) 」

「ん・・・」

「ねえねえ、また今日も呼び出されてたでしょ」

「ん・・たぶん」

「たぶんて(汗)断った?ちゃんと断ってきた?」

「たぶん」

「たぶんじゃないよ、はっきり言わないとまた呼び出されるよ(汗)」

「ん」

陽菜はモテルのわかってるのかな

昔は私より小さくて弱っちくていつも泣いてたのに
どんどん大きくなって今では20センチ以上違う

この前着替えてるのをちらっと見たけど
体もがっちりしていて
元々可愛かった顔がハンサムになって凄くモテル

それに・・・いつの間にか私の事を優ちゃんて呼ばなくなっていて
おい!とかお前って言われて名前で呼んでくれなくなった

私が好きって言っても言い返してくれなくなったのはいつからだっけ

もう、私の事好きじゃないのかな・・・

集まってくる子はみんな美人で背も高くて
モデルみたいな子が多い

私が勝ってるのは・・・運動神経と大きな声ぐらいかな(笑)
後は幼馴染って言うだけ・・・

「陽菜お昼食べよ」

「ん」

「はい、お弁当」

「ん」


陽菜の家は隣で物心ついた時から一緒だった

家族ぐるみの付き合いって言うやつ?

陽菜の両親は共働きで忙しく
専業主婦だった私のお母さんが幼稚園の送り向かえや
陽菜の夕飯もうちで食べるように作ってた
毎日一緒だったから
姉弟のように育ったんだ

活発な私と大人しかった陽菜
日に焼けてまっ黒な私に比べ
色白で可愛かったからよく性別を間違えられた
元気なお兄ちゃんと可愛い妹さんですねって・・・

昔は男も女んも関係なかったからどっちでもよかったんだけど
高校生にもなるとさすがにね(汗)

それに最近の陽菜は何を考えてるのか全然わかんない
何をいっても「ん」しか言わないし
必要最低限の言葉しかくれない・・・

いくらポジティブな大島さんでも
たまにネガティブになってダメな事ばっかり考えちゃうよ(汗)

でもね幼馴染って事は変えられない
だからお弁当もお母さんが作って私が持ってきてるの(-∀-`)

今のところこれだけが私と陽菜をつなぐ糸?かな(笑)
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