優子

昼休み

「陽菜お弁当たべ・・・・」

「小嶋ぁーお客さん」

「だれ?」

「聞いて驚くな!一年で一番人気の渡辺さん♪」

「知らねえし」

何時ものようにお弁当を持ってきて一緒に食べようと思ったのに
呼び出された陽菜

でもすぐ戻ってきて手には可愛い紙袋が・・・

「それ何?」

「くれた」

中を見ると可愛い巾着にお弁当箱が入っていて・・・

「これいらないね(汗)」

お母さんからのお弁当をしまおうと思ったら
腕をつかまれて取り上げられた

机の上に置いてある可愛いお弁当箱を

「やる!」

隣の男子にあげようとする陽菜

「だめだよ!きっと早起きして一生懸命作ってくれたんだから食べなきゃ」

自分で自分の首を絞めてるなーあたし・・・

陽菜はムッとした顔をすると

弁当箱を両方机に並べ食べだした

「食べすぎじゃないの?」

「お前が食えって言った(怒)」

「いや、私は両方食べろとは・・・」

じろっと睨まれたからそれ以上は言うのをやめて
自分のお弁当を食べ始めた


陽菜


呼び出されることはよくあるけど弁当を食べる前に
呼び出されたのは初めてで・・・

廊下に出ると・・・まあ、一般的には可愛いのかな・・・

「これ食べてください!」

真っ赤な顔をして差し出された紙袋

食べてくださいって事は食べ物か?

「今から弁当食うからいらない」

「捨ててもいいので受け取ってください!」

無理やり押し付けて走って逃げてった

仕方なく持って入ると

ちっ、そんな顔すんなよ・・・

「何もらったのー(-∀-`) 」て

笑ってるくせに眉毛がちっとも笑ってねえし

中身をのぞいて、一段と眉毛を下げて
俺の弁当を直そうとするから阻止して
貰った弁当を近くのやつにあげようとしたら怒るし・・・

仕方なく2個も食べる羽目になったじゃねえか(怒)

腹いっぱいで次の授業はぐっすり寝れそうだな(бвб)