またまたわがままな女神 16

部屋に入ると


「今日この階、陽菜たちだけなんだって」

「へ、へぇ〜そうなんだ(汗)」


いつの間に聞いたんだろ(汗)


「叫んでも大丈夫だよ(бвб)」

「さ、叫ぶって(汗)」


どれだけするつもりだよ(泣)


「まずは・・・下だけ脱いで」

「な、何で(汗)」

「だって裸だと硬いし冷たいでしょ?(бвб)」


何処でする気なの(涙)

よし、ここは可愛く甘えるように・・・・


「ベットが良いかな〜(-∀-`)
ダメならせめてソファーがいいなぁー」

「ベットは最後でソファーは食事終わり」


マジか!?


「えーと、一応予定を教えてほしいかも(汗)」

「なんで?」

「ほら、心の準備とかちゃんとしてこじぱに喜んで貰いたいからさ」


「後はそこの外に出て庭園の前で一回と
お風呂でもしちゃおうかな(бвб)」

「・・・・わかった」


私明日運転して帰れるのだろうか(涙)


「早く脱いで」


覚悟を決め下のズボン脱ぎショーツも脱ごうとしたら

「それは陽菜が脱がすから」

「はい」

「じゃーこっちに来て」

付いていくと

「ここに座って」

「・・・・ここって・・・テーブルの上かな(汗)」

「そう、洋画とかでよくやってるじゃん
一度してみたかったんだよね(бвб)」

そこには大きなダイニングテーブルが置いてあり
椅子も6脚置かれていた


なるほど、だから固くて冷たいのか・・・

もうここまで来たら言うことを聞くしか無いから
テーブルの上にぴょんと飛び乗りこじぱの方を向く

「もう少しギリギリまできて・・・うんそれくらい
で、そのまま寝て」

足をだらんと下に垂らし仰向けに寝ている状態

見える天井も豪華ですごいな〜と思っていると
こじぱの顔がにゅーと出てきて近づいてきたから目を閉じると
肉厚で柔らかな唇が私の唇に重なった

もちろん右手は服の中に入ってきて
私の肌を優しく弄りだす


「んっ・・・・ん・・・チュッ・・クチュッ」

どうしてキスだけでこんなに気持ちいいんだろう
ずっとキスしていてもいいくらいだ

なのにこじぱの手はどんどん下へ降りていくからたまらない

「はぁ・・・こじぱぁ」

「ん?背中痛い?大丈夫?」


何で優しいんだよ、もう痛いって言えなくなるじゃん


「ううん・・・気持ちいっ」

「ふふ、もっと気持ちよくしてあげるからね」


そう言うと体からこじぱの体温がなくなって
冷たさが勝っちゃうじゃんて思ったのもつかの間

ショーツを脱がされ足はこじぱの肩に乗せられそのまま
私のそこにしゃぶりついてきた

「あっ、ヤダ(汗)」

「エステでここは綺麗にされてないから
陽菜がしてあげるね」

「いいっ、まだお風呂入ってないのに(汗)」

「優ちゃんの味がする(бвб)」

「やーだ、言わないで(涙)」


こじぱは体を攻めるだけじゃなくて
最近は言葉でも攻めてくるから恥ずかしくてすぐ泣いちゃう

でも泣くといっそ燃えるみたいで逆効果

それって麻里ちゃんと同じじゃん!
て一度言ってしまったことがあって
大変なことになったのはいい思い出・・・・


何があっても麻里ちゃんとは比べてはいけないんだと
身をもって思い知らされたから



またまたわがままな女神 15

ついたホテルは・・・ううん
ホテルというよりも豪華な旅館?との間?

鴨川のほとりに建つ京都らし建物だった

「凄いね」

「でしょ〜写真見て即決めしちゃった(бвб)」


チェックインして案内された場所は最上階・・・と言っても5階の角部屋
もちろんスイートルームしか無くて数室しか無い


奥へ入ると

「ねえ、日本庭園があるよ(汗)」

「角だし外から見えないようになってるから楽しみ(бвб)」


楽しみって・・・日本庭園は眺めるためにあるんですけど(;´-∀-)
一瞬身震いしたけど気持ちをしっかり持ち次の部屋へ


「バスルームスケルトンだよ」

「ここのお風呂全部そうみたいだよ」

「凄いね友達同士だと見えちゃうじゃん」

「目の前にいかなければいいの!」

「あ、そうだよね(;´-∀-)」


これ以上怒らせたら駄目じゃん優子しっかりしろ


こじぱは何かを確認するかのように
ブツブツ言いながら部屋を念入りに見て回ってる姿に
またブルッと悪寒がした


なんて声をかければ良いんだろう
何を話しても襲われる気しかし無いんだけど・・・(;´-∀-)


「よし、荷物置いて貴重品は・・・ここに入れて・・・行こっか」

「えーと・・・何処へ?」

「優ちゃんの分も予約してあるから」

着いて行くとそこはスパルーム

「エステ?」

「そう、やっぱりホテルに来たらエステ受けなきゃ勿体無いじゃん」

「私生まれて初めて受ける(-∀-`)」

「うそ、なのにそんなに肌スベスベなの?
今日の夜楽しみでしか無いよね(бвб)」

「あうぅ・・・・(;´-∀-)」


ほら、やっぱりそっちに持っていかれるんじゃん(涙)

これはしっかり疲れを癒やしてもらって
勿体無いけど寝よう

そう思ってたけど

ボディ&フェイシャルとアフタヌーンティー付き

何故か同じ部屋にベットが二台


小さな声で

「ここ二人部屋なんですか?」

「いえ、個室しか無いのですが
お客様の要望で二台入れさせていただきました」


さすがこじぱどこまでもわがままだ


でもこじぱもきっと寝るよね?

と思った自分を

まだまだだなって言ってやりたい


「んっ・・・・・はぁ・・・・」

こじぱから漏れてくる吐息に興奮してねれない
もちろん私も気持ちいいけど声を出さないように我慢してるのに
こじぱは感じるまま吐き出してるから困る


エステしてくれてるお姉さんたちにも聞かれちゃうじゃんかぁ

そんなモヤモヤをエステ中ずっともってたら寝れる訳がない


「はぁ・・・気持ちよかったね(бвб)」

「う、うんそうだね・・・」

フェイシャルの時少しだけ寝れたと思う

気がついたら終わってたから

で、今はアフタヌーンティー中

「あんまり食べたら夕飯食べれないね
でも美味しい」


そうだよ今5時前だから
程々にしておかなきゃ

「良ろしければお部屋にお持ち致しますが」

「そう、よろしく」


普段と違う受け答え


お嬢様だったんだって否が応でも思い知らされる


「どうかした?」

「ううん・・・何でもない」


「・・・まあ良いけど・・それじゃー食事前にひと運動しようかな」

「そうだね、プールにする?それともトレーニングマシーンで汗流す(-∀-`)」

「はぁ?陽菜がそんな事するわけ無いじゃん」


「・・・・だよね・・・・・部屋戻ろっか・・・」


「これは、食事の時に持ってきておいて」

「かしこまりました」


頭を下げティーセットを持って下がっていくスタッフさん


よし!

大島優子、頑張ります

 一話へJUMP

http://mblg.tv/puna/entry/2362/?cur=category&val=55

heartbreak (бвб) 後編

でもね、優子が悪いんだよ

陽菜から話しかけてもそっけなく突き放すし

いくら肌を重ねても
よそよそしい話し方は変わらないし


そんなに嫌いならなんで陽菜の前に現れたの?

なんで体を許したの?


そしてまた突然の終わりを告げるLINE

流石の陽菜も二度目はもう無理だった
お酒を買ってきて意識が無くなるまで飲んだ

そのせいでテーブルの横でそのまま寝てしまい

日中は温かいけど夜はもう寒い
体は冷え二日酔いも有るけど
だるくて何もする気が起きず会社を休んだ

ずる休みなんてした事無かったこの陽菜が
どれだけの人と別れても次の日平然と仕事をしていた陽菜が・・・

全部優子のせいだ!


だから優子を困らせてやろうと
LINEを送った
流石に今度は仕事の上司だから
ブロックなんてされなかったしね


まさか来るとは思ってなかったから
そのまま布団に潜り込み寝てたのに

懐かしい声に起こされうっすら見えた姿につい・・・
優子って言ってしまった
ずっと大島さん呼びだったのに・・・
驚いた優子の顔が忘れられない



陽菜がちゃんと説明しなかったから別れることになったんだね

二人は両想いだったのに

今度はちゃんと恋人として・・・
気持ちが通じ合って愛し合った


「私も抱きたい(-∀-`) 」

「ヤダ」

「なんでヤなの」

「だってお風呂入ってないもん」

「そんなこと気にしないよ」

「陽菜が気にするの!」

もう上司と部下じゃなく恋人同士の会話

その中で必死に拒んでいると


「ハムハム」

「んっ・・ちょっ、ヤダ(汗)」

「ふふふここ昔っから弱いよね(-∀-`) 」


耳を攻められ力が入らない間に組み敷かれ・・・


「はぁはぁはぁ・・・もう、ヤダって言ったのに(怒)」

「仕事じゃないんだから言う事は聞きません(-∀-`) 」


「・・・・ねえ」

「ん?」

「髪伸ばしなよ」

「これ似合ってない?」

「短いのもいいけど陽菜はポニーテールが好き」

「えぇ〜(笑)この年でポニーテール?」

「若く見えるよきっと」

「アハッにゃんにゃん好きだったもんね」

「なつかし・・・」

「にゃんにゃんって言う響き好きだったからさ」

「また呼べばいいじゃん」

「うーん・・・でも会社でも呼んじゃいそうだし」

「いいよ、バレても」

「でも、仕事しにくいでしょ?」

「そんなやわな仕事してませーん(бвб)」


「じゃーさ、ついでに明日二人で休んじゃおっか」

「陽菜はいいけど優ちゃんはなんて言うの?」


「ん?小嶋課長の風邪が口からうつっちゃいました、かな(-∀-`) 」

「え〜編集長なんて言うか楽しみ(бвб) 」


「ウソだよ(汗)本当にいうわけないでしょ(-∀-`;)」

「当たり前じゃん、そんな事言ったら休み貰えなくなるから
明日は仕事に行って来月休みとって旅行しよ」

「大阪行く?」

「そこはもういいし(笑)
今度は優ちゃんが計画してね
陽菜は仕事が忙しくてそんな暇ないからよろしく(бвб)」





とは言ったよ
確かに言ったけど
一週間も休んで海外に行きたいだなんて一言もいってない


「ちょっと小嶋どういう事」

「どういう事ってどういう事ですか?(бвб) 」

「いきなり一週間も休まれたら困るんだけど」

「え?私休暇届けなんてだし・・・」
「あ、私が一緒に出しておきました(-∀-`) 」


そして立ち上がり大きな声で


「二人で婚前旅行へ行ってきますね」


『えぇぇぇぇ!!』


「こ、婚前旅行って・・・あなた達結婚するの?」

「将来的にはそのつもりなので
みなさん出席してくださいね(-∀-`) 」

「いつの間にそんな仲になってたの(汗)」

驚く編集長をよそに部署のみんなは


「大島さんおめでとう!」

「課長おめでとうございます」

「そうなると思ってたよ♪」

と言ったのは北原さん、どういう事?
何で知ってたの?


ポカンとしている私の横に来ると

「今後とも小嶋共々よろしくお願いします」


そう言って頭を下げる優ちゃん
騒ぐ社員



「今日はお祝いですね編集長!」

「はぁぁ・・そう言う事なら仕方ないわね」


仕方ないでいいんですか?


「みんな、編集長のおごりだって♪」


そう叫ぶ相変わらずの北原さん

悦ぶ社員たち


「良かったね小嶋課長(-∀-`) 」

そう言ってウインクする優ちゃん


もうあの頃のようなあどけなさは無いけど
陽菜を喜ばせようと必死なのは変わらないね


「何処へ行くの?」

「アフリカ(-∀-`)」

「行ってらっしゃい(бвб)」

「嘘だよ、うそ(汗)オーストラリアです」

「まあまあだね」

「サプライズだらけにしてやるからな!」

「期待してる(бвб)」


そっか結婚するのか・・・


「そうだ今週引っ越してくる?」

「えぇぇ、いきなり(-∀-`;)」

「通う手間省けるじゃん」

「そうだけどせめて旅行が終わってからにしない?」

「また捨てられたら困るし
鉄は熱いうちに打てっ言うでしょ」

「大島さんが小嶋さんを捨てたんですか?」

「そうなの酷いでしょ」

「信じられない!私だったら一生しがみついて離れませんよ」

「それも二回」

「うっわープレイガールだ」

「ちょっと(汗)話大きくなりすぎ」

「本当の事じゃん」

「そうですけどそれにはいろんな誤解が重なり合ってですね(汗)」

「これは大島さんが一生償わないとだね」

「そうそう、私達は課長の味方です」

「みんな有難う(бвб)」

「えぇぇ〜そんなぁ〜」


ふふ、一度は主導権を握りかけられたけど
これで取り返せたよね


やっぱり陽菜達はこうでなきゃ♪



おしまい




という事でheartbreak完結です

読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m

ぷーな

heartbreak (бвб) 前篇

「にゃろ、お願い」

「生徒に手を出すなんてあり得ない」

「まだ手は出してない(*`ω´) 」

「ドヤ顔で言う事?」

「お互いが一目ぼれだったんだから仕方ないでしょ」

「陽菜、お姉ちゃんの為にひと肌脱いであげて」



陽菜の6つ上のお姉ちゃんの麻里子

陽菜の高校の養護教員なんだけど
事もあろうか陽菜と同級生の男の子と恋に落ちてしまった

もちろん卒業するまでは清い関係でいるという条件で
親達を説得したみたい

でも会ったり遊んでると絶対にどこかでばれちゃうでしょ

陽菜と付き合ってる事にすれば
家に来てもおかしくないし
一緒に遊びに行ってもおかしくないから
卒業するまで恋人のフリをして欲しいと
みんなから言われ
付き合ってる人もいなかったからOKした


まさか駅であんな衝撃的な告白を受けるとは
夢にも思わなかったから

恋人のフリだけで好きでも何でもなかったから
淳の事は隠して優子と付き合った

言う必要はないと思っていたし
どこからどう漏れるともわからないから
極力少人数だけの秘密にしたかったから

でもそれが振られた原因だったとは・・・


本当に好きだったんだよ
ポニーテールを揺らしながら歩く姿とか
少ししゃがれた声とか
笑うと両頬に出来る笑窪とか

こんなに人を好きになった事無いって言うくらい好きだったんだから

クリスマスのサプライズ旅行も
優子の誕生日が一週間前だったと聞いた時から
計画してバイトしてお金をためた

なかなか言い出せなくて


「予定入ってたらどうするの」

「その時は麻里ちゃんが買い取ってね」

「それいいねぇ〜、前日まで言わないでいれば(*`ω´)」

「いくらなんでもそれは無理」


「にゃろ・・・真剣なんだね」

「うん、すごく好き(бвб)」

「人間に興味ないって思ってたからお姉ちゃんは嬉しいよ」

「ひどーい、少し位興味あるもん」

「あははは、うん、よかったよかった」

自分の事のように喜んでくれた麻里ちゃん


大阪でも麻里ちゃんに美味しいお店とか調べてもらい
その都度連絡して貰ってた

そして初めての夜・・・


私達は上手くいっていた

ううん、そう思っていたのは陽菜だけだったみたい

麻里ちゃんと淳と三人で行った初詣

本当は優子と行きたかったけど
来年からはいけるんだし
クリスマス、陽菜が旅行に行ってたから二人は会えなかったんだよって
言われて泣くなく断った


入試の勉強も一緒にしたかったのに
淳が麻里ちゃんに勉強を教えてもらいたいとか言うから
陽菜も行くしかないじゃん・・・・

それでも後二ヶ月我慢すればって思ってたのに・・・


あの日、突然(さようなら)と別れを告げるLINEが来て
返事をしようと思ったらブロックされていて
電話もメールも通じなくなった

電車で捕まえようとしたけど
その日から一度も姿を見る事は無かった

それでも卒業するまで我慢して
卒業式の次の日優子の家へ行くと玄関でばったり
いつも一緒に居る・・・

確か優子がみーちゃんって呼んでたっけ?
その子にいきなり

「もう優子にかかわらないでください
私が優子を守りますから」

そう言われた時、この恋は終わったんだと思った


それからいろんな人と付き合ったけど
好きになれなくて・・・

がらにもなく仕事を頑張っているうちに出世しちゃって
人の上に立つ役職についてしまった

それでも好きな仕事だったから楽しくやっていたのに

「今日中途採用の子が入って来るから小嶋の部署で見てやって」

「えーうちですか」

「確か同い年だったと思うから
仲良くやってあげて」

「仲良くって・・・仕事できなかったら引き取って下さいよ」

「はいはい」


初めて見た時ショートカットでスクエア眼鏡をかけていて
とても同い年に見えなかったけど
何処かで見たことがあるなーて挨拶も聞かずに考える

「ねえ、どこかであったことある?」

「いえ・・・・」

「そう・・・」

必死に思い出していると
誰かが犬の話を始めたからピンときた

「あぁぁ!!」

いきなりの大きな声にみんな驚いて

「どうしたんですか(汗)」

「あなた、毎朝雑種犬を連れて土手を走ってない?」

「してましたけど」

「やっぱり、だから見た事あったんだ
ふースッキリした、さーて仕事しよ(бвб)」

「小嶋課長は相変わらず自由人ですよね(笑)」

「そうでなきゃこの仕事はやっていけないよ
みんな見習うように(笑)」


ここ数週間、通勤電車から外を見ていた時
楽しそうに犬と走っていた子に似てるんだって思って
つい大きな声を出してしまったけど
同一人物だとわかりスッキリしてその時は仕事に戻った


でもねうすうす気づいてたんだ
容姿は変わってしまったけど
変わらないしゃがれた声
たまに北原に見せる笑った時に出来る笑窪

そしてあの日編集長にお願いして見せてもらった履歴書

名前も生年月日も同じ偶然なんてあり得ないよね

逢いたくても逢えなかった優子
だから我慢できなくて
気づいていないふりをして抱いた


陽菜は最低な人間だ
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2018年02月 >>
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28
アーカイブ
カテゴリー