スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

heartbreak 16

次の日会社に行くと

「おはようございます」

「おはよう・・・なんか、大丈夫?」

「大丈夫です」

「そっか、今日も仕事頑張ろうね」

「はい(-∀-`) 」

そう返事して机に座ると椅子をす〜と滑らせ近寄ってきて耳元で

「大島さんて課長のこと好きなの?」

「えっ!」


つい大きな声を出してしまった


「な、なんでもないです、すみません(汗)」

出社してきていた人たちに謝る

「ほら、大島さんてたまに課長の事小嶋さんって呼んでるでしょ
みんな課長呼びなのに、もしかしたら知り合いだった?」

「高校生の時の知り合いです」

「そっか、私は応援するからね」

「ありがとうございます、でもそんな仲じゃないですから」

「いいって良いって、いつでも相談に乗るからさ」


そう言って自分の場所へ戻っていった

北原さんは本当にいい人、人として大好きだな(-∀-`)


「あ、編集長おはようございます」

「おはよう、今日小嶋課長体調不良でお休みだから
代わりに指原係長よろしくね」

「は、はい頑張ります」

「係長ガンバ(笑)」

「煩いよ(汗)」

みんな指原係長をいじってるけど私はそれどころじゃなかった


どうしたんだろう・・・
昨日は元気だったのに
大丈夫かな・・・

私が心配しても喜ばないよね
彼氏がいるんだから・・・
淳君に来て貰った方が嬉しいはずだし

そう思ってたのに


(起きれない)

そうLINEが来たのは四時過ぎだった

《病院行ってないんですか》

(うごけない)


何で私に連絡してくるのよ・・・
そっか、好きな人によれよれな姿見せれないからか




定時に会社を出て薬局で風邪薬を買い
立てないんだったらきっと何も食べてないはずだから
近くのスーパーで材料を買ってマンションへ


・・・合鍵も返さなきゃ・・・
今日置いて帰ればいっか


そっと入って行くともちろんリビングには誰もいなくて

「何これ・・・・」

テーブルの上には大量のビールや酎ハイの残骸

寝室を覗くとベットの真ん中が膨れていた

そっとのぞき込むと苦しそうな顔をして寝ている小嶋さん

「少し顔が赤いかな・・・」

額に手をあてると結構熱くて
だいぶ熱が高いのがわかる

何か食べてから薬飲んだ方がいいよね

おじやを作って薬と一緒に寝室へ持っていき
ボードの上に乗せる

「小嶋さん・・・・小嶋さん起きれますか?」

「う・・ん・・・・ゆう・・・こ」

「え!(汗)」

今優子って言った?
どこの優子さんですか(汗)

「・・・大島さん来てくれたんだ」

「あんなLINEされたら来ないわけにはいかないでしょ
おじや作ったんで食べて薬飲んで下さい」

「ふふ、初めて料理作ってくれた」


「料理って・・・こんなの誰でも作れますよ」


ここには来るけど料理をした事は一度もない
ただお風呂に入って抱き合うだけだったから

起き上がるのに手を貸そうとしたら
腕を取られ


「ねえ、なんで終わりなの」

いきなりそっちの話(汗)

「それは・・・自分でわかってるはずです」

「わかんない、昔も今も全然わかんない!」

「昔もって・・・」

「自分から告白してきたくせに
いきなりLINEでさよならだけ言ってきて
ブロックされて連絡も付かないなんてあり得ないんだけど」

「それはこっちのセリフです
私は本気だったのに二股掛けられてたなんて・・・」

「はぁ?ちょっとまっ
「私は陽菜だけだったのに、信じてたのに
彼氏がいるのになんで告白受けたの
両方と付き合いたかったから?
酷いよ・・・つぅ・・」

「彼氏って何?二股なんてかけた事無いし」

「そっか、私は遊びだったんだ
アハッ今だって遊びか」


「それはこっちのセリフ、人を真剣にさせといて
好きにさせといて、理由も言わず去っていって・・・
なのにいきなりまた現れて、今度は冷たくあしらって・・・
でも受け入れてくれて
そしてまたさよならって・・・
陽菜をどれだけ振り回したら気が済むの」

「好きって・・え?
だって日曜日に淳君と歩いてたでしょ」

「淳?淳は姉の旦那だけど」

「・・・・・へえっ?
で、でも、学校でラブラブだって同級生の人たちが・・・」

「それは・・・
姉が陽菜の高校の養護の先生なのに
淳と付き合いだして
親たちにも公認だったんだけど
学校にバレたらヤバイから陽菜と付き合ってることにしたら
家に来ても怪しまれないし
二人で行っても怪しまれないからってお願いされて
その時は誰とも付き合ってなかったからOKしたけど
三年生になって優子にあんな告白されて・・・
でも姉のために別れたなんて事にすることが出来なくて
でもね、卒業したらそんなこと気にせずに優子と思いっきり
付き合えるって思ってたのに
その前に振られるなんて思ってもいなかった」

「うそ・・・・私達両思いだったの?」

「当たり前でしょ、好きでもない人と旅行に行ったり
セックスしたりしないよ」

「旅行だっていきなりで、あんな綿密に予定立てれないでしょ」

「あれは優子を喜ばそうって陽菜初めて頑張ったんだよ!」


私ってバカだ


「うぅ・・・はるなぁごめんなさい(涙)」

ベットに乗って抱きつくと何故か天井が上にあって・・・

「か、風邪・・・・」

「誰も風邪引いたって言ってない」

「でもさっき熱あったよ(汗)」

「布団が暑かったからじゃない?」

「でも起きれないし立てないって・・・」

「トイレ以外何もやる気が起きなかったのはホント
誰かのせいで心が傷ついて起きれなかったのもホント(бвб)」

「ごめん・・・」

「両思いだと思って抱いていいんだよね?」

「うん・・・陽菜好き、大好き(。-∀-)」

「なんで泣くの?」

「だって、やっと不安なく言えたから」

「陽菜も好きだよ優子」

「はるなぁー(。-∀-)」

「鳴くにはまだ早いから」

「字がちが〜う」





おしまい


はい!ということで
優子目線はおしまいです

少しだけ理由がわかりましたね

あと、二話は小嶋さん目線で書いてます
凝縮してるので場面を思い出しながら読んで下さいね(笑)


ぷーな

heartbreak 15

秋があっという間に通り過ぎ
コートが必要な季節に突入していた


「ハロウィンが終わったらあっという間に
クリスマスの飾りつけだよね」

「だね」


いつものみーちゃんと渋谷に冬用のコートを買いに来ている

「まだ続いてんの」

「なにが?」

「何がじゃないよ、
誰のせいでそんなふうになったのか忘れたの」

「誰のせいでもないよ、自分で選んだんだから」

「はぁ・・・まあ、中身が変わったわけじゃないからいいんだけどさ」

「人間中身だもんね」

「そうそう、綺麗な物には棘があるんだから
いい加減にしとかないとまた刺されるよ」

「わかってる」

分かってるけど・・・

あの日抱かれてやっぱり好きなんだと思った
一番好きで、私はこの人しか好きになれないと思った
だから求められたら拒めない


でもね、小嶋さんは違うじゃん
誰でもいいんだよ、欲求さえ満たされれば
そう思っていても離れられない私の弱さ

また刺されないと離れられないんだ




でもその棘にすぐに刺さる事になった


「ねえ、あれ小嶋さんだよね」

「え、どこ」

みーちゃんが指さす方を見ると
普段着でもカッコ可愛い小嶋さんがいてその横には

「あれって・・・淳君とか言う子じゃない?」


そう、忘れもしないあの時の笑顔

今だって私といる時には見せない笑顔で
話しながら歩いてるんだもん

「なーんだ、より戻ったんだ」

「もしかしたら今偶然会ったのかもよ(汗)」

「みーちゃんがそんな事言ってくれるなんて珍しい
明日雨降るよ(笑)」

「よし!今日はみーちゃんが奢ってあげるから
ぜーんぶ飲んで忘れよう」

「うぅ・・みーちゃん好き」

「知ってる(ΘωΘ)」


結局コートを買わずに飲みに行った




月曜日



(今日早く終われそうなんだけど)

夕方、誘いのLINEが来る
これはそういう事をしたい時の言葉

《もう、終わりにしましょう》

(どう言う事)

《言葉通りです》


「大島さんちょっといいかな」


LINEじゃなく声をかけられた
これだけだと仕事の用事って思うでしょ、でも


「今手が離せないので」

「・・・・・手があいたら言って」

「急ぎのようなら他の人に言って下さい」


二人の会話に周りがざわつく


はぁ・・・この会社も辞めないといけないのかな
みんないい人達でずっと働いていたかったのに・・・


「北原、手が空いてますけど」

「・・・じゃーお願いしようかな」

「はい」

北原さんが私の肩をポンとたたき
課長のデスクへ行った

それを見てまたみんな自分の仕事に戻る

ひと段落ついて周りを見ると
小嶋さんの姿が見えなかったから
今のうちにと思い

「お先に失礼します」

戻ってくる前に家へ帰った




(どう言う事なの、説明して)

電車の中でLINEが来た

《課長もその方がいいんじゃないですか》

(意味わかんない)

《これ以上強要するなら会社辞めます》

既読は付いたけどそれ以上LINEは来なかった


良かった、会社は失わずに済みそう
でもまた、大切な人を失うんだ・・・・

わんわん警察 Y-16

人間になりたいと思った次の日から
毎日流れ星が見れないか空を眺めてた

だって流れ星にお願いしたら願いが叶うんでしょ?

でも東京の空は星があんまり見れなくて
いつ流れても良いように
少しの間ずっと繰り返しお願いしてたある日

にゃんにゃんが窓を開けてくれたから外に出ると
後ろからニャンニャンも出てきて

スーパームーンの話をしてくれたんだ

そっか、お月さまでも良かったんだ

お月さまにはうさぎがいるから
犬の願いは聞いてくれないと思ってたけど

スーパームーンは皆の願いが叶うらしいから
明日は目が乾くまでガン見して
祈り続けてやるんだから
今日はにゃんにゃんの体温と
匂いを感じてゆっくり寝ようと思って
布団の中に入った

いつも入ってるわけじゃないぜ

変質者が入ってきた時に
にゃんにゃんを守れるように
足元で耳と鼻を研ぎすませながら寝てるんだからな!

え?お腹出して寝ててよく風邪を引いてるじゃないかって?


それは・・・・まあ、たまにだな・・・
ホントにたまに爆睡してるだけでだな・・・


こほん

本題に戻って

明日のためにゆっくり寝ることにしたんだ


迎えたスーパームーンの日の夜


「優ちゃん見てみてすごく綺麗だしおっきー(бвб)」

「ワフン(-∀-`)」
(にゃんにゃんの胸のほうが大きいし
にゃんにゃんの方が綺麗だぜ!)


とかっこ良く決めてみてもあんまり通じてないから辛い・・・

それからずーと空を見上げ月を見ながらお願いした

「ワウン・・・クウン・・・ク〜ン・・・」
(俺様を人間にしてください)

そう繰り返していたら

「さーてと、そろそろお風呂に入ろっか」

キュウン!?

な、なんだともうお風呂に入るのか
まだ少ししかお願いできてないんだが
断る理由もないし、今日のにゃんにゃんの裸を見ない道理はない


まあ、とりあえずお願いしたんだからいっか

「ワン(-∀-`)」

返事をしてにゃんにゃんより早くバスルームのドアの前へ到着


「相変わらず早いね(笑)」

「ワン(当たり前ぜ!)」


それからちょっと悪戯心が働いて
頭を洗ってるにゃんにゃんのあそこをぺろんと舐めたら
そのままげんこつが頭に直撃

泡まみれになったから
そのままにゃんにゃんのシャンプーで洗ってもらった

いつもは俺様専用のシャンプーだけど
今日はにゃんにゃんと同じ匂いぜ(-∀-`)


それから風呂上がりの一杯の牛乳をお皿に入れてもらい
音をなるべくさせないようにピチャピチャ飲む
これが結構難しいんだぜ

寝室に行く前にもう一度だけお願いしようと思って
窓から覗くと雲に隠れて見えなくなっていた



明日からは星とお月さまにお願いしなくちゃだな

こんにちは

今日は2月22日にゃんにゃんの日

こじ祭りから1年し・か!たってないなんて嘘みたいです

なんか、遥か昔に卒業したみたいな貫禄というか・・・
切り替えが素晴らしい(パチパチ)


昨日は団体パシュートの金に涙しました
何と言ってもアスリートの涙に弱い私です(汗)

女子カーリングも準決勝?に進めたのに
勝負に負けての悔し涙にグッときたし
その悔しさがあればいい結果はおのずと付いてくると思います

もう一つの涙は大杉連さんの訃報
ホントビックリしましたよね

人間いつ死ぬかわからないと思ったら
悔いのないようにヲタ活しようと決意(笑)

今月は家を空ける回数が多いからと
東京を見送った結果がこじゆうに会えなかったんですから
まじ、なんで結婚してんねん!て思いましたよ(笑)

役に立たないパートナーはいらない
金持ちならともかくね(笑)


さて、長々と書いてきましたが

昨日アップすることが出来なくて日が明けてからになってしまい
申し訳ありませんでした

今日は、今日の分と
わんわん警察の拍手文、過去拍手文を
これから一瞬出て行くので出来れば夕方に
載せますね
楽しみに(^^)/


ほなね(-∀-`)


ぷーな

heartbreak 14

懐かしいキス・・・小嶋さんのぷくっとした唇が
私の唇を包み込む

この感触大好きだった・・・じゃなーい!


「やめてください(汗)」

「なんで?フリーなんでしょ」

「それでも、好きになった人としかしたくありません」

「今までそうだったの?」

「当たり前です」

「でも別れてるんだよね?」

「そうですけど・・・
それは付き合ってからなんか違うかなって・・」

「それは本当に好きじゃないじゃん
好きかもっていう勘違いだったって事でしょ?」

「そ、そうですけど・・・
小嶋さんはそうじゃないんですか?」

「私は・・・昔本気で好きになった人に
何も言わずにさよならされて人を信じれなくなったから
取り合えず試しに付き合ってみて
好きになったら恋人に昇格?みたいな感じかな
まだそんな人出てこないけど」

「・・・・」

「だから、とりあえず、ね」

「ね、ってあっ(汗)」


結局その日数年ぶりに大好きな人に抱かれた
強引だったけど優しく触れてくる懐かしい手に泣きそうになった


それから私と小嶋さんのセフレな関係は
何故か続いて行く事になる

それは私の弱さ
吹っ切ったはずなのに
吹っ切れてなかった好きという気持ち
心の片隅にあの頃の思い出を残していたから・・・


でも、もちろん上司と部下

その姿勢は家でも崩さない



だって、溺れてしまいそうになるから

また勘違いしてしまいそうになるから

自分の中で壁を作る



「大島さん今日お弁当なんだ」

「私料理得意なんです♪」


隣の北原さんと話していると


「ねえランチ・・・
あ、美味しそうじゃん、私にも作って来てよ(бвб)」

「課長は彼女さんに作って貰って下さい」

「そうですよ、前の彼女会社に持って来てたじゃないですか」

「いらないって言うのに持ってくるのは最悪だった」

「その後すぐ別れてましたもんね」

「何で知ってるの」

「それから二度と会社に来なかったからです」

「あぁ・・バイトだったのにいきなり来なくなったからか(бвб)」

「そうですよ、大島さんが来てくれるまでの二カ月間
大変だったんですから
なのに、一か月もしないうち今度は彼氏作って」

「え?何の事」

「またまたーネタは上がってるんですよ」


それ以上小嶋さんの彼氏の話は聞きたくなかったから


「早くしないとお昼終わっちゃいますよ」

「ほんとだ、北原どうする?」

「上のカフェしか無理そうですね」

「仕方ない今日はそこへ行くか」

「ご馳走様です」

「だから!・・・ま、いっか」

「やったー♪」


北原さんは普通に話せて良いなぁー

私なんてただのセフレだから
新しい恋人が出来たらすぐ捨てられるんだ・・・・



カレンダー
<< 2018年02月 >>
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28
アーカイブ
カテゴリー