一話へJUMP

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少しだけわがままな女神   27

優子

次の日の夜、バイトに行く途中で本屋へ寄って買っておいた
アルバイト誌をこじぱに渡した

最近お風呂とか先に入っててくれるから
ゆっくり洗ってゆっくり浸かれる(-∀-`)

だってね・・・
一緒に入って人がいないとすぐ触ってくるから大変

この前なんて人が入ってきたのに気づかなくて
もう少しでシテル所を見られちゃいそうだったんだから(汗)

部屋へ戻ると真剣に冊子を見てるこじぱ

寝る時も

「先に寝てていいよ(бвб)」

て言って机に向かって座った・・・・!?

初めて見たかも・・・いつもベットの上で寝ころんだり
座ったりして雑誌を読む姿しか見た事なかったから
それだけ真剣なんだね、こじぱ・・・

「おやすみなさい」

「ん!(бвб)」

いつも抱きしめられて寝てるから少しだけ?寂しいけど
こじぱの初めてのやる気(エッチ以外で(笑))
が見れてうれしい(-∀-`)

朝目が覚めると・・・・
何時ものように背中から抱きしめられていて
ホッとする自分がいた(笑)

起き上がろうとすると

「もう、起きる時間?」

「今日は朝一の講義なんだ、
こじぱ、昨日遅かったんでしょ?
行く時起こしてあげるからもう少し寝てていいよ(-∀-`) 」

「いい、一緒にご飯食べてからまた寝る(бвб)」

「アハッ(-∀-`)じゃー起きようっか♪」

「んっ・・・」

おはようのキスをして食堂へ

「ニャロ、ゆっぴーおはよう(*`ω´)」

「おはようございます」

篠田さんの席の前に座る

「で、バイトいいところあった?」

「えっ!?もう知っておられるんですか?」

「昨日煩いくらいに話してたからねこの人(笑)」

「・・・・(бвб)」

「いいなって思ったら電話してみると良いよ
なんなら篠田がついて行ってあげようか?」

「ん・・・・もういい(бвб)」

「「へぇ!??」」

「バイトするのやめた(бвб)」

「ちょっと、やってもいないのにあきらめるの早すぎない(汗)」

「だって、時給安いんだもん」

「それをだね、みんな頑張って働いてだね」

「それにバイト入ってたら、優ちゃんが休講になっても
すぐ会えないし、お昼も一緒に食べれないし・・
だからしないの(бвб)」

「こじぱ・・・・(汗)」

「ニャロさん・・・・(汗)」

「あっ、それとお金に困ってないもん(бвб)」

そうですよね・・・小嶋さんは最強だっていうの忘れてました(汗)

バイトしてるこじぱなんてイメージできないし
これからもずっと私や篠田さんにわがまま言ってるのが似合ってる

だってわがままな女神なんだから



本代返してくれるかな(笑)


おしまい

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少しだけわがままな女神   26

優子


ビックリしたクリスマスから穏やかな日が続き

年末年始はやっぱり私の実家で過ごしたこじぱ

無理やりスノボに連れ出したらレストランで一日過ごしたツワモノ

せっかくお揃いのウエアーを買ったのに
ご飯を食べる時だけ並んでるという・・・

でもカッコ良かったよって褒めてくれて
キスしてくれたから
シーズンなのに大好きなスノボに一回しか行かず
家でずーと一緒にいた

あっという間に春が来て私達は一学年上がった

寮はと言うと・・・・

元々四年生がいなかったから出て行く人は居なくて
新入生が入ってくることなく部屋もそのままでのある日の事

「陽菜バイトしようかな(бвб)」

部屋で机に向かいレポートを黙々と書いていた
私の後ろから聞こえてきた言葉

・・・バイト?今バイトって言った?

慌てて振り向くと、ベットに寝転がり雑誌に目を落としたままのこじぱ

「バイトって言った?」

「なんでそんなに驚くぅ(бвб)」

「だって・・・こじぱバイトしたことあるの?」

「ない!」

「どうしてしたいの?」

「4年になったらゼミしかないし暇なんだもん(бвб)」

「暇って・・・・(汗)」

「優ちゃんはバイトと勉強で忙しいし
麻里ちゃんもバイト増やしたし
才加は相変わらずトレーニングとクラブに励んでるし
つまんない(бвб)」

唇を尖らしてむぅーて拗ねてるけど・・・

でもさ、なんだかんだ言って単位を一つも落とすことなく
今迄来てるのが不思議で・・・
勉強なんてしてるの見たことないもん
て言うか机に座ってるの見たことあったっけ?
ずーとベットで雑誌呼んでるイメージしかない(汗)

なのに今更暇って・・・ねぇ(汗)

「優ちゃんと同じところでしようかな(бвб)」

「ダメ!!」

「むぅ・・・なんでダメなの(怒)」

ホテルだからテキパキ動かないといけないし・・・
一番引っかかってるのは男性バイトが多いから
こじぱ絶対モテちゃうもん(汗)

私は夜がほとんどだから昼間は守れないし・・・

「えーと、昼は私あんまり入れないから
一緒に働けないしさ」

「あっ、そっか夜入るにしても
昼間暇なのは変わんないもんね(бвб)」

「そうだよ、こじぱおしゃれだからショップとかいいんじゃない?」

「あぁー・・・いいかも(бвб)」

ああいう所は男性が来るのは極少だから大丈夫だよね

「明日アルバイト誌買ってきてね」

自分では買に行かないんですね小嶋さん・・・・(笑)

少しだけわがままな女神   25

陽菜

「こじぱ私はあっちに・・・」

「優ちゃんはここでいいの!陽菜の部屋っこなんだから」

「でも学年ごとに並んでるみたいだし・・・(汗)」

「みんなも好きなとこ座ってもいいからね(бвб) 」

「はい!」

誰も動くはずもなく・・・

「ほら、これでいいでしょ、優ちゃんは陽菜のと・な・り(бвб) 」

「ううぅぅ・・・わかりました・・・」

座るとこぐらい自由でもいいじゃんね?

もうすぐ始まる・・・楽しみ♪

”カチャッ”

「メリークリスマス♪♪」

才加が真っ赤な服に真っ白な髭を付けて入ってきた
それに隠れ、引っ付くようにして顔だけ覗かせてる
トナカイ麻里子(笑)

その体勢から動かず飲み物を持つと

「まずは乾杯するからコップを持って」

「席に着けば(бвб) 」

「乾杯は立ってしないとダメでしょ(汗)」

なるほど・・・乾杯したらすぐ出て行こうという魂胆ですか
麻里子さん(бвб) 
そんな事させないんだから

「才加!乾杯の前におばさんが
ちょっとだけ来て欲しいって言ってたよ(бвб) 」

「えっ?そうなの?何かあったのかな(汗)」

慌てて厨房に歩き出した才加

という事は壁が居なくなったという事で(笑)

「ちょっと見て」

「えっ・・うそ(汗)」

みんなコソコソ話してるのが聞こえてくる

そりゃそうだよね、今年は着ぐるみじゃなくて
麻里ちゃんの体型に合わせて作った全身タイツ型トナカイで
胸とあそこにトナカイの顔を印刷してあって・・
みんな、まだ見えてないと思うけど背中もセクシーなんだよ(笑)

おしりの割れ目が見えるとこまで開いていて
ショーツもブラも付けれないようにしてあるんだから(бвб) 

陽菜の自信作みんな気に入ってくれたかな(笑)

顔を真っ赤にして飛び出して行った麻里ちゃん
あーあー後ろ見えちゃったじゃん(笑)

可哀想だからこれで罰は終わりにしといてあげるね

陽菜ってやさしいでしょ(бвб) 
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少しだけわがままな女神   24

麻里子

普通?の生活に戻ってのクリスマスパーティー前日

飾り付けは明日の朝食が終わってから
1・2年生がするから篠田たちはすることがない

コンコン!

「はーい」

「才加だけど」

「どうぞ」

明日の打ち合わせにやってきた才加
寮長・副寮長は進行をしないといけないからね

「麻里子の衣装出来上がるのがぎりぎりらしくて
明日の昼過ぎに届くらしいよ」

「衣装?去年のがあるのにまた作ったの?」

「去年の才加のやつだと大きすぎるだろ
麻里子が着ていたサンタの服は何とか着れたから
才加はそれでいいけどね」

「・・・・・・・・(*`ω´)」

そういえばトナカイがどうとかいってたっけ・・・・(汗)

「しっ篠田あした急用ができて夕方位にならないと
帰ってこれないんだけどなんとか最後の方には
間に合うように帰ってくるから」

「嘘は通用しないぞ!
責任感が強くて行事の大好きな麻里子が
用事入れるわけないだろ」

「あはっははさすが才加
ちょっとしたジョークだよ(笑)」

ここは覚悟を決めるしかないか(汗)
どうせ着ぐるみだろうから顔だけ出してればいいんだから・・・

当日、開始まであと30分ほどに迫ったころ

トナカイ間に合わなかったみたいだな・・・

それはそれでうれしいかも(*`ω´)

コンコン!

ちっ間に合ったのか(汗)

「どうぞ」

サンタの服を早々と着た才加が紙袋を持って入ってきた

「似合うね才加(笑)」

「ありがとう、今こじぱが持ってきてくれた
急いで着替えて時間ないよ」

「わかったよ、ちょっと待ってて」

紙袋を受け取り中身を取り出すと

「・・・・・」

「・・・・・」

「これ、篠田が着るの?」

「そう・・・みたいだな(汗)」

「今年はトナカイいなくてもいいんじゃないかな」

「だめだよ、サンタとトナカイはワンセット!」

変なところで頑固な才加・・・

それを見越してのこれですか陽菜さん(泣)
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