一話へJUMP

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みんなアイドル 19 (最終話)

「麻里子・・・何でここにいるんだ?」

「なあ、もうやめようぜ
スキャンダラスの評判落ちちまう(汗)」

やめる?何を?敦子に向かって言ってるけどどう言う事なんだ?

「まあいいわ、仕事潰す覚悟で行くぐらい本気だって分かったし」

「さっきから何を話してるんだ、分かるように説明しろよ」

「優子、行くはずだったツアーに急に同行出来ないと言ったのはなぜ?」

「それは夏期講習が・・・」

「塾ならまだしも学校の夏期講習が土日にあるの?」

「な、無いです(汗)」

「はぁ?どういう事だよ(怒)」

「陽菜の事が嫌いになったんだよねぇ〜」

「違う!嫌いになってなんか無い!・・・けど
私と付き合ってたら陽菜がダメになっちやうから・・・」

「俺がいつダメになったんだ?」

「打ち合わせ出なかったり、すぐ帰ったり・・・」

「そんなの優子と付き合う前からだし、
て言うか誰がそんな事を・・・・・もしかして」

麻里子を睨むと

「篠田は敦子に言われてだね・・・優子ちゃんごめんね(汗)
篠田、惚れた弱みで敦子のお願いは断れないんだよ(汗)」

「あっちゃんが?」

「私はね、優子の事が心配だったの
陽菜結構な遊び人だったから優子の事も
その中の一人かもしれないでしょ」

「違う!俺はマジで優子の事が好きなんだ!」

「どんなにいい加減でも仕事は絶対に穴を開けなかった陽菜が
後さき考えず飛び出して行ったのには驚いたわ」

「そのおかげで篠田が頭を下げに回る羽目になったんだけどね(汗)」

「優子の為なんだからそれぐらいしなさい」

「はい・・・」

「ちょっと待てよ、じゃーあれは優子の本心じゃないのか?」

「私は陽菜の為に離れようって思って・・・」

「陽菜の為なら離れるな!ずっとそばにいろよ」

優子を引き寄せ抱きしめる

「うん・・・ごめんね陽菜(涙)」

「俺はこれから優子だけを見てるから
お前も俺だけを見てたらいいんだからな」

「うん(-∀-`) 」


これにて一件落着・・・と言いたいところだが
さっきから気になってる事がある

「さっき惚れた弱みとか言ってなかったか?」

「あれ?篠田いってなかったっけ敦子と付き合ってる事」

『えぇぇぇ!!』

「すぐ帰っちゃう陽菜が気づくはずないでしょ(笑)」

「お姉ちゃん・・・もしかして朝帰りなのにお風呂も入らず
仕事に行く時って・・」

「麻里子のマンションで入って帰ってたからね」

『うそ!?』

「これ今世紀最大のスキャンダルじゃねえか!?」

「バラしたら殺すから(∵)」

これが清純派お姫様アイドルの裏の顔

みんな騙されんなよ!



おしまい



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みんなアイドル 18

陽菜

優子の態度がおかしい・・・
あきらかに俺を避けてるよな

気分の乗らないまま始まったコンサート

しかーし!これでも一応プロだからな
クールなハルを利用して全力でしかし機嫌悪くを最後まで貫き通したぜ(бвб) 

終わってから優子にLINEしても未読のままだし電話しても
電源入ってねえし・・・
一時間ぐらいスマホと格闘してたけど
麻里子も帰ったし楽屋も片付けるって言ってきたから
仕方なく家に帰った

帰りついて風呂に入りベットに寝ころぶと
やっぱり疲れてたみたいですぐ寝ちまって
朝は麻里子にたたき起こされた

あ、麻里子は同じマンションの一階上に住んでる
同じ階だと女連れ込んでる時に鉢合わせしたらまずいだろ

と言っても昔の話だぜ!今よりもっと若い時の話!
今は優子一筋だから(бвб) 

なのに・・・歌番組の収録へ行く途中の車の中
やっと来た優子からのメールに少しだけ心が弾んで
麻里子に見えないように開くと

「はぁ?何言ってんのこいつ(怒)」

「大きな声でびっくりするだろ(怒)」

「だって、見ろよこれ!」

(夏休み中に夏期講習があるの忘れてて出ないといけないので
ツアーには行けなくなりましたごめんなさい
それと、かってなお願いですが私と別れて下さいお願いします)

「アハハハ陽菜ふられてやんの(笑)」

「これは何かの間違いだ!あ、敦子とセリフの練習してんの
そのまま書いて来たんじゃないか」

「大人が夏期講習とかしないだろ(笑)」

「くそー・・」

現場に着くと一番に敦子の楽屋へ向かった

「バンバンバンバン!!」

「開いてますよー(∵)」

「今日優子どこにいるんだよ」

「さぁ?」

「さあじゃねえだろ、ここへ呼び出せ」

「なんか優子さ、同級生に気になる子が居るみたいなんだよね」

「あいつには俺がいるだろ」

「ほら、アイドルに恋しちゃったみたいな感じ?
ファンにはよくあるやつ、やっと現実に戻ったんじゃない?」

「あいつはそんな奴じゃない!」

「あの子が別れたいって言うんだからもう会わないで
優子は私の大切な妹なんだから
たとえ陽菜でもこれ以上は許さないからね!」

「敦子の命令でもこれだけは聞けねえ
優子だけは誰にも譲れねえ!」

そう吐き捨て楽屋を飛び出し外に出てタクシーを拾う

「陽菜、リハがあ・・」

麻里子が後ろから何か叫んでるけど俺を止める事なんて誰にもできない

敦子のマンションの場所を告げる
優子はマンションにいるはずだから

一応有名人だからマンション場所が
バレない様に少し手前で降りて歩いていると
入口に止まる一台のタクシーに乗り込んでるのは・・・

「優子!!」

走りながら叫んだのに・・・くそー行っちまった・・
どこへ行ったんだろう

こんな時に限ってタクシーの奴通らないし(怒)

仕方なくさっきから何度も震える携帯に出る

「何やってんだよ早く戻ってこいリハ始まるぞ(怒)」

「歌う気にならねえから一人でやれば」

「お前もプロなら戻ってこい(怒)」

麻里子が怒鳴るのっていつぶりだろう・・・
そうだよな仕事だもんな・・・

「ちっ・・・分かった今から戻るから」

大通りまで出てタクシーを拾い収録スタジオへ

入口で青い顔をしてたってるマネージャー

「体調悪いって言って順番最後にしてもらったから
口ぶりあわせておいて」

「わかった・・・ごめん」

「麻里子が上手く言ってくれたから」

「そっか・・・」

迷惑かけたから一応謝ってやるか

楽屋へ向かおうとしたらリハを終えて
戻ってきた敦子の後ろに

「優子!」

「あっ!(汗)」

逃げ出したから追いかけようとしたら

「優子止まりなさい!(∵)」

鶴の一声?走るのをやめ立ち止まる優子

「廊下は走っちゃダメでしょ(笑)
楽屋へ戻るよ、陽菜も来る?」

「当たり前だ(бвб) 」

「ハル、リハーサルが(汗)」

「最後なら後20分はあるでしょ
近くなったら呼びに来て(∵)」

「わかりました・・・」

そのまま敦子の楽屋へ行くと


みんなアイドル 17

その日のハルは一段とクールですごみがあった

「今日のハル、ゾクゾクしなかった?」

「私もそれ思った、マリが笑わそうと頑張ってるのに
少しも笑わなくてミステリアスだったもんね」

あれはどう見ても怒ってる風にしか見えなかったけどね
多分私に怒っててそのままステージに上がって
怒りが収まってないっていう感じだったもん(汗)

夕飯を食べ二人とバイバイしてマンションに帰ると
お姉ちゃんが帰ってきていた

「ただいま、今日早かったんだ
あ、私ご飯食べてきたんだけど
まさか食べてないとか?(汗)」

「むぅ・・・お腹すいたよう(怒)」

「うわーごめん、すぐ作るけどパスタでいい?」

「いいよぅ」

荷物を部屋に放り込みキッチンへ

その間もお菓子を食べるスーパーアイドルな女優さん

「楽しかった?」

「え?」

「コンサート行ってたんでしょ」

「あ、うん楽しかったよ(-∀-`) 」

「その割には疲れた顔してるからさ」

「はしゃぎ過ぎて疲れちゃったから・・・かなアハッ(-∀-`) 」

「ふーん・・・ツアーには金曜からついて行くの?」

「それ、行かないことにしたんだ」

「なんで?」

「夏期講習とかあるの忘れててさ・・・
陽菜にはまだ言ってないんだけど・・・」

「早く言った方がいいよ、あいつすぐ拗ねるから(笑)」

・・・・・やっぱりよくわかってるんだ・・・

「出来た!私疲れたからシャワー浴びて寝るね
食器はつけておいて」

「はーい(∵)」

明日メールしよう・・・今日はもう無理だから・・・




早く寝たからか6時前に目が覚めた

お姉ちゃん何時に行くんだろ・・・聞くの忘れてた(汗)

夏休みバイトしようかな
家にいても退屈だし

携帯で調べようと思ったら

「あ、電源切ったままだった(汗)」

電源を入れると・・・・凄い事になってるじゃん(汗)

陽菜からのLINEにメールそして留守電の数

どうしよう・・・・・

内容をチェックしているとリビングから音がした

お姉ちゃん起きたのかな?

チェックし終えてからリビングへ行く

「おはよう、今日早いの?」

「おはよう、起きたんなら朝食作って」

「あ、うん・・・・」

作りかけの料理を引き継ぐと

「用意してくるから」

「うん」

自分の部屋へ戻って行った


「あっちゃん出来たよー」

「はーい」

用意するって言ったはずなのにどこも変わってないお姉ちゃん
突っ込まないけどね・・・

「今日はどこ行くの?」

「午前中雑誌の取材と午後から歌番組の収録」

歌番組・・・・

「スキャンダルもいたと思うけど来る?」

「ううん・・・ねえ夏休み中だけバイトしてもいいかな(汗)」

「・・・夏期講習じゃなかったの・・」

あ・・・そう言ってたんだった(汗)

「勉強の息抜きもしないとだから・・アハッ(-∀-`) 」

「私の付き人するならおこずかいあげるよ」

そんな事したら陽菜に会っちゃう(汗)

「えーと・・・やっぱやめとこうかな
学生はしっかり勉強しないとだもんねアハッ」

どう言い訳しても支離滅裂じゃん(汗)

「陽菜と別れるの?」

「え!?」

「どう考えても避けてるでしょ」

さすが鋭い・・・(汗)

「やっぱりさ、スーパーアイドルと一般人の私とでは無理だったんだよ
私なんて何の役にも立たないし邪魔でしかないし・・・
もしバレて趣味悪いとか書かれたら陽菜が可哀想だし・・・
芸能人は芸能人同士の方がお似合いだよね」

「今日会うからもう優子には近づかないでって言っといてあげようか?」

「あ、うん・・・そうだねお姉ちゃんから言って貰った方が
陽菜言う事聞くかも」

「でもその前に自分から言いなさい」

「うん・・・」

そうだよね・・・電話は無理だからメールにしよう
お姉ちゃんが会うであろう少し前に送ろう・・

みんなアイドル 16

「はぁはぁはぁ・・・・・」

「優子大丈夫?なにがあったの」

「ご、・・・ごめんね(汗)」

クレープ屋さんからこの場所は死角で見えないから
何があったか分からないはず・・・だと思っていたのに

「店員の女の人がお連れ様が
怪しい人に連れて行かれたって言ってたから
凄い心配したんだよ、LINEも未読のままだったし(汗)」

「あ、うん・・・ちょっとした知り合いでさ、えーと・・・」

どうしよう、言い訳が思いつかない(汗)

「ストーカーとかじゃないよね?」

「それは無いから」

何とか話をそらさなきゃ・・・

「あれ?私のクレープは?」

「置いといてもまずくなりそうだったから二人で食べた(ΘωΘ) 」

「そ、そうありがとう(汗)
荷物入れに行くけど二人の分も一緒に入れとこうか?」

「そうだね、荷物になるし・・・みんなで行こう」

私が無事帰って来たのもあってかそれ以上は聞かれなかった
こういう時さばさばした友達はありがたい

開演は4時からだから開場は3時

まだ2時間ほどある

「これからどうする?」

「カラオケ行って予習しようよ」

「お、それいいね〜そうしよう(ΘωΘ) 」

みんな考える事は一緒で・・・

「二時間待ちとか無理じゃん(汗)」

「だーねー・・・またフードコート行って
うだうだするしかないか・・・」

結局戻って飲み物だけを買い席に座り携帯をいじりだす

陽菜・・・・

携帯には陽菜からのLINEやメールが沢山来ていたけど
返信する言葉が思い浮かばず既読スルー・・・

ごめんね陽菜(汗)

タオルを折り曲げ机に突っ伏して寝る体勢になり
そのまま目をつむった

「優子そろそろ行くよ」

どうやらあれからずっと寝てたみたい

「やっぱ疲れてたんだね、すっきりしたでしょ(笑)」

「うん(-∀-`) 二人は寝なかったの?」

「珠理奈はずーとゲームしてたけど私も少しだけ寝た」

「そっかー・・・よーし弾けるぞー(-∀-`) 」

「私も負けないからね」

「みんなで楽しもうね♪」

もしかしたらこれが最後かもしれないから・・・
かっこいい陽菜を目に焼き付けておかなきゃ

気合を入れて会場に足を踏み入れた
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