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http://mblg.tv/puna/entry/3418/

終わりました

お前百までわしゃ九十九までこれにて完結です


始めに書いた通り私にしては珍しく
プロローグとエピローグから書きました

まあ、少し手直しはありましたが(笑)

歳を重ねていくのを駆け足で書いてしまいましたが
お判りいただけたでしょうか?

全部書いていくと超長編になってしまうのでお許しを(汗)


男性と結婚せずとも子供は持てます
それは他の作品に書いてあるので私に偏見はありません

現実問題としてはまだまだ受け入れてもらえない世の中
少しずつ光が見えはじめてはいるんですけどね


男性と結婚させることに抵抗があった読者様もいらっしゃったと思います
でも世の中思い通りにならないことも沢山あります
ここはぐっと我慢して
最後のハッピーエンドでお許しいただきたい<m(__)m>

妄想の世界ですからね(^_-)


話は戻りますが最後の一行迷いました
何度も書き替えました

旅立ちました、で終わろうと思っていたのですが
LINEを開いたらみんなからのお祝いメッセージが入っていたので
それに対するお礼と亡くなった三人、友達、家族、今まで関わって来た人全員に
今日までありがとうと言う気持ちを込めての
最後の一文です

さすが小嶋さんですよね(笑)


よければ全体を通しての感想をお待ちしています。


さて次のお話なのですがまだ完結していません
なのでまた、お時間を頂くことになりますが
書けるかな〜(汗)


誕生日に来ると思っていたこじゆう打が来なかったし
小嶋さんは彼とのんびりフランスだし・・・

辛い・・・・(。-∀-)

優ちゃんは撮影してるっぽいですけど
まだまだ本格的ではない感じかな

でもスカーレットまであと半年を切りました
楽しみだなー♪
録画容量空けなきゃ(笑)


ぷーな

お前百までわしゃ九十九まで エピローグ

「でもさ、私達が結婚するの楽しみにしてたから
結婚式を見せてあげたかったなー」

「・・・・・きっと空から俺達の事を見てるよ
二人仲良く並んでさ」

「そうだね、向こうでもずっと一緒に居るんだろうなー」

「あぁ、向こうでも優ちゃんが
にゃんにゃんの尻追いかけまわしてるぜきっと(笑)」

「目に見えるようで怖い(汗)」

「神様に怒られて地獄に落とされてたりして(笑)」


(煩いよちびみな)


「敦子酷いよ(涙)」

「え?私何も言ってないよ(∵)」


(二人でずっと仲良くね)


「ねえ何か聞こえるんだけど・・・」

「俺も聞こえてる(汗)」


(私達のように幸せになるんだよ(笑))


「向こうに二人の若い女性の姿が見えるんだけど
私達に似てない?」

「似てるかも(汗)」

「もしかして・・・・にゃんにゃんと優ちゃん!?」


大きな声で叫ぶと手を振って微笑んでくれた
近づいて行こうとしたら
次第に姿が薄くなり消えてしまった


「二人共綺麗だったね」

「あぁ・・・・俺たちのご先祖様は美人だ♪」

「・・・・・デレデレすんなよぅ(怒)」

「え、してないやん(汗)美人て言っただけやん(汗)」

「ぷぃっ」

「あ、あ、敦子(汗)」




いつもどっちが先に逝くかを言い合ってた
お互いが看取って欲しくて自分が先だって言いあってたんだよね
結局は優ちゃんを看取って亡くなったにゃんにゃん
それも自分の百歳の誕生日の日だったんだから
流石にゃんにゃんだなーて思った

みなみと出会えたのは二人がいたから
二人の分までみなみと幸せになるから見守っていてね


「子供が出来たら陽菜と優子にしようね」

「えっ(汗)子供出来たんか?」

「ばーか、これからの話だよ
まだ結婚もしてないし何より出来ることまだしてないだろ(笑)」

「それは・・・・・やっぱり結婚してからじゃないとダメやから(汗)」


優ちゃんに似ずまじめなみなみに
二人は良くはっぱをかけてたみたいだけど
ヘタレはどうする事も出来なかったみたい(笑)

「だから、結婚式終わったらいっぱいする!」

「何の宣言だよ(笑)」


(バーカ(笑))


「ほら、二人もあきれてる」

「俺は紳士なんだ!」

「はいはい、ちっちゃい紳士さん帰るよ」

「ちっちゃい言うな」


(そうだそうだ(怒))

(ふふふ優ちゃんはちっちゃいから可愛いの)

(にゃんにゃんすきー(-∀-`) )

(陽菜も(бвб))


「こら、天国でまでイチャイチャするなー(笑)」



おしまい

お前百までわしゃ九十九まで  最終話

「にゃんにゃん・・・・」

「んん・・・おはよう・・・・」

「おはよう・・・」


起こして来たのに起きようとしない優ちゃん
それに元気がない


「どうしたの?からだ辛い?」

「だるくて動けないや(;´-∀-)」

「そっか、お水持ってこようか?」

「ううんここにいて・・・もう長くない気がする」


ここ数日でどんどん弱っていく姿を見ていたから
驚きはしなかった


「・・・・何かしてほしい事ある?」

「キスして欲しい」

「ん・・・・」


陽菜の身体だって昔のように自由には動かないけど
ヨイショって体を起こし優ちゃんの薄い唇にキスを落とす


「ふふふ、カサカサだね」

「にゃんにゃんは肉厚(-∀-`) 」

「そんなことないよ(笑)」

「昔からどっちが先に逝ってどっちが看取るかって言い合いしてたよね」

「そうだね・・・・」

「私の方が元気はあるけど
にゃんにゃんの方が体は丈夫で大きな病気もしなかった」

「優ちゃんはすぐ風邪ひいて喉痛めてたもんね」

「だからこんな声(笑)」

「昔からだし(笑)」

「ふぅ・・・・」

「疲れたのならもう少し寝たら?」

「ううん・・・寝たらたぶんもう」

「そんな事言わないでよ」

「陽菜、今日までありがとう」

「陽菜の方こそ・・・・有難う優子」

「後になっちゃったけど百歳の誕生日おめでとう
ちゃんとお祝いしてあげたかった」

「ありがとう、優ちゃんの百歳のお祝いもしたかった」

「誕生日なのにごめんね・・・それに先にいってごめん」

「まだ生きてるじゃん(汗)」

「もうね、目もほとんど見えないんだ
でもね陽菜の笑ってる顔がずっと瞼に焼き付いてるから怖くないよ」

「優・・・ちゃん・・・(涙)」



優ちゃんの手を取り陽菜の頬にあてる



「陽菜に看取って貰えるんだぞ!て
高校生の私に言ってあげたい」

「・・・・すぐに陽菜もいくから待ってて」

「ダメだよ・・・・みんなにお祝いしてもらわなきゃ」

「優ちゃんがしてくれたからもういい」

「私と一緒に生きてくれてありがと」

「それは陽菜のセリフだよ」

「ずっと幸せだった(-∀-`)」

「陽菜も(бвб)」

「陽菜・・・・愛し・・・て・・る」

「陽菜も優子を愛してる」


もう一度口づけをするとフッと力が抜けた腕、そして


「優ちゃん・・・・(涙)

ずっと一緒に居るって約束したでしょ
だから向うでも一緒だよ・・・・」


携帯を取り家族LINEに一行だけ打って送り電源をおとす

そして通帳や印鑑マンションの権利書などが入った袋を
テーブルに置きその上に用意してあった遺言書を置く

それから優ちゃんに化粧をしてあげて
自分も化粧をしもう一度口づけをし

隣に寄り添うように寝ころび
手をつないでゆっくり目を閉じた




(優ちゃんが旅立ちました、みんなありがとう)





お前百までわしゃ九十九まで 21

優ちゃんの白寿のお祝いも盛大に済み
まだ元気な陽菜達だけど
食が細くなってきたのは隠せない

もちろん目も耳も遠くなってきていて
ゆっくり大きく話してもらわないと会話が成り立たなくなっていた


「もう食べないのか?」

「うん・・・・・・・お腹いっぱい」

「食べたいものあったら作りますよ」

「ううん、これで十分ありがとう」


みんなに心配かけたくないんだけど
食べれないんだから仕方がない


でもちゃんと栄養を考えて自分達で作って食べてるから
心配しないでって言うと

長生きしてくれよな、て返って来た



それから一月後

様子見がてらあっちゃん達が毎週水曜日に
ご飯を食べに来るようになった

二人でウックリしてるのもいいけど
こうやって若い子達の話を黙って聞いてるのもいい刺激になる

もちろん孫や他のひ孫たちも代わる代わる覗きに来てくれる

みんな本当にいい子に育ってくれた


「にゃんにゃん式の日取りが決まったよ」

「もう決めたの?」

「うん来年の6月」

「ジューンブライドだね(бвб) 」

「二人の席は隣同士にするから絶対に来てよ(∵)」

「ありがとう・・・・」


六月だと陽菜は100歳になってる・・・凄いよね(笑)

あとどれくらい生きられるだろう
あとどれくらい優ちゃんのそばにいれるのだろう・・・

そっか天国へ行ってもずっと一緒に居ればいいのか(笑)

才加たちもいてまた賑やかになるんだろうな


ただ心配なのは優ちゃんが弱ってきている事
白寿のお祝いが終わり次はお互い100歳だねって言ったら
私は無理かも
だなんて弱音を吐くから
じゃー優ちゃんの負けだね、て言ったら
負けないもん(怒)て返してくるからまだ頑張ってくれると思う(笑)

ただこの歳で冬を乗り切れるだろうか・・・

なるべく外出せず部屋の中にいよう

そして冬を乗り切っても次は猛暑・・・
日本の四季は好きだったけど
近年は異常気象で暮らしにくくなっている

特に年寄りには辛いから家にいる事が多くなる
今の楽しみは昔のビデオや写真を見ての思い出話

あっちゃん達もどうしてそんなに仲がいいのか聞いてくるから
嘘をつかずに本当の事を話してあげた

私達夫婦四人しか知らない真実を
あっちゃんとみなみに・・・・

誰にも話した事なんて無かった
親友のみーちゃんにだって言わなかった


お空まで持って行くつもりだったのにね(бвб) 


きっと誰かに聞いて欲しかったんだと思う
知っておいて欲しかったんだと思う


この世に生きた証を無かったことにして欲しくなかった

優ちゃんとの愛、人生をこの世に残していきたかった・・・


みなみはただ泣き続けあっちゃんは
私達、にゃんにゃん達の分も幸せになるねって言ってくれたけど
私達は十分幸せだったよね優ちゃん


これでもう思い残すことはない・・・かな(бвб) 
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