白寿のお祝いをしてくれる息子も68歳で孫は40代後半
ひ孫のあっちゃんは大学四年生になっていた
今日は秋元家の陽菜のお祝いだけど
もちろん宮澤家も集まっている
「凄い人数だね」
「二家族分だからね(-∀-`) 」
「母さん達に報告があるんだ」
「なーに?」
「みなみとあっちゃんが婚約した」
「そう、おめでとう(бвб) 」
「なんだよ、嬉しくないのか?」
「嬉しいよ、でも薄々分かってたから
ただ、早いなーて思っただけ」
「にゃんにゃんと優ちゃんに結婚式を見せてあげたいからね
ただ、大学卒業してからになるからもっともっと長生きしてね(∵)」
「ありがとう、がんばって長生きするよね優ちゃん・・・ん?」
「グスン・・・(。-∀-)」
「あぁー優ちゃんが泣いてる('A`)」
「だっでうれじいもん(。-∀-)」
「やっと親戚になれるね」
「うん・・・」
私達がずっと望んできた事が現実になる
長生きしてよかった
「あっちゃん、みなみ、ありがとう(бвб)」
「私達がここにいるのはにゃんにゃんと優ちゃんのおかげだよ
私たちの方こそありがとう(∵)」
「でさ、私たちが結婚したら一緒に住もう」
「え?陽菜達とって事?」
「そうだよ」
「でも新婚さんなのにこんなおばあちゃん達と住むだなんて嫌でしょ」
「私達二人が大好きだから嫌じゃないよねみなみ」
「おう!仕方ないから一緒に住んでやるよ優子」
「呼捨てを許した覚えはねえぞ(怒)」
「その方が俺らも安心だしな」
「ありがとう・・・・そうさせてもらおうかな」
「私達はひと部屋でいいからな(-∀-`) 」
「当たり前、そんな大きなところ借りれないって(汗)」
「優ちゃん(бвб) 」
「うん(-∀-`) 」
持って来たバックを手元に置き
「ひ孫たちはそこに正座(笑)」
「えーなんでだよ」
「うだうだ言う子には何もあげませーん(笑)」
「小遣いでもくれるの?」
「はい、これはあっちゃん、これはみなみ・・・・・」
みんなに手渡しで通帳を渡していく
中を見たひ孫たちの驚く顔を
陽菜が動画で撮影中
「おばあちゃん見て見て(汗)」
「・・・・まあこんなに・・・お母さんいいんですかこんなに頂いて(汗)」
「毎年貯めてたから税金は取られないと思うの
これからの結婚資金や大学資金に使ってくれたら嬉しい
その頃にはもう陽菜達はこの世にいないと思うから」
「そんな事・・・・」
「だから遺産はそんなに残してないの
お葬式代と今住んでるマンションくらいかな
喧嘩しないように二家族で分けてね(笑)」
「そんなのいらないいつまでも元気でいてくれよ」
「そうしたいけど人には寿命があるから(бвб) 」
まさかこんなに長生きすると思っていなかったから
貯金は減る一方・・・
と言っても後5、6年は暮らしていけるかな(笑)
「そろそろお開きにしようか」
「そうだな、次は宮澤家の白寿のお祝いか」
「また全員で集まろうな」
「おう」
「私達が送って行くから」
「お願い」
あっちゃん家族と言うか杏奈の家族の車に乗せてもらい
マンションまで送って貰った
「部屋まで送って行く」
「大丈夫、腰は少し曲がってるけどまだ一人で歩けるから」
どちらかと言うと優ちゃんの方がこの頃は危なっかしい
早く歩く分物につまずいてはこけて痣を作ってるから
でも栄養を考えた食事をとっているからか骨折はしない
「気をつけてねバイバイ」
車が走り去るのを見送りマンションへ入った