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セクレタリ 38 最終話

必死に踏ん張るけど吸血鬼の力に敵うわけ無くて・・・

もうだめだと思った瞬間

バン!

ドアが勢い良く開いた

「はぁはぁはぁ・・・まにあっ・・・た?」

「陽菜さん(涙)」

「どうしてここが・・・」

「こんな事想定内
優子の下着には発信機が付けてあるの」

「うそ・・・」

知らなかった(汗)


「パパ!!(怒)」

「は、陽菜(汗)」

「破門は仕方がない規則は大切だから
けどこれは許せない(怒)」

「しかしお前は私の唯一の後継者なんだから死なれたら困るんだ」

「そんなの知らない
沢山抱いてブクブク太ってママに捨てられたのは自業自得でしょ
でもそのせいで・・・ママが死んだのはパパのせいでもあるんだからね
あいつらと同じくらい私はパパのこと許せないんだから(怒)」

・・・・どういう事?総裁が陽菜さんのパパ?
跡継ぎ?という事は・・・次期総裁なのぉー(汗)

「わ、わしはあいつのことを愛していた
だが、疑似血液剤はまずいんだ
わしの口には合わん
だから人間の血を沢山飲むしか無くてだな・・・
美味いとたくさん飲むだろ?その結果がだな・・・」

「総裁がそんな事でそんな容姿で示しがつくと思ってんの
大体1人の人間だけを愛してはいけないって
ママがああなったから慌てて作ったんでしょ
そうしたら戻ってくると思って・・・」

「そ、それは・・・」

「短命だったけどママは心から愛した人と一緒になれて
幸せだったと思う・・・
優子を愛してその気持がよくわかったから」

「陽菜さん・・・」

私を抱き上げ

「優子は返してもらう
優子には二度と手を出さないで
そしてそのへんな規則無くして
もしまた手を出したら・・・
陽菜は本当にパパのことを許さないし
ママのようになって優子と一緒に・・・死ぬから」

「陽菜(汗)」

そのままエレベーターで地下駐車場へ行き車へ乗り込む

「陽菜のマンションへ」

「かしこまりました」



「死んだら嫌です(泣)」

「死ぬわけ無いじゃんあんなのハッタリ(бвб)」

「でも総裁にはむかったら(汗)」

「パパは陽菜に弱いの
小さいときから溺愛されてたからね
ママに捨てられてからは更にひどくなって
嫌であそこを出たの」

「そうだったんですね・・・」

「もう少ししたら破門も取り消されて
変な規則もなくなると思う」

「もしかして全てわかってたんですか?」

「それくらい読めないと次期総裁になんてなれない
ただ、優子を拉致されるとは思わなかったけど」

「え?じゃーなんで発信機を・・・」

「(бвб)」

「どういうことですか言って下さい(怒)」

「抱きたくなった時すぐ行けるじゃん」

「はぁ?そのためだけに付けたんですか」

「それ大事でしょ」

「大事じゃないです(怒)夜、毎日会ってるでしょ」

「むぅ・・・夜まで待てない時もあるの」

「うっ・・・いきなり可愛く拗ねられたら困ります(汗)」

「可愛い陽菜は嫌い?」

「グハッ・・・・や、やめて下さい心臓が持ちません(汗)」

「ふふ、バーカ着いたらた〜ぷり可愛がってあげる」

やっぱりそうなるんですね(汗)

次期総裁か・・・
そのころ、私はもういないんだろうなー見たかったなぁー

「見れるよ(бвб)将来吸血鬼になるんだから」

「やっぱり(汗)」

「一生陽菜のセクレタリだから!」

「恋人じゃないんですか(汗)」

「ん?両方!陽菜欲張りなの(бвб)」

「分かってました・・命尽きるまでお使えさせていただきます」

「よろしく(笑)」



おしまい


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セクレタリ 37

「陽菜はこんなチビが好きなのか?」

そこにいたのはまるまる太って
どう見ても吸血鬼に見えない男の人

だって吸血鬼の男性ってスラッとしていてダンディで
髪はオールバックできちんとしたタキシード来てるイメージしかないから・・・・

目の前の人はそんな面影が微塵もない人


でもその周りにはミス・ユニバースに出れるんじゃないかという人が
数人取り巻いていた

「ねえしのぶ早くしてよ」

「ちょっと待て、今話してるから終わってからな(笑)」

「あなたね、今日は私なんだからね」

「はぁ?あなたより私の方が綺麗なんだからね」

「おばさん達みにくーい(笑)私の若さには敵わないでしょ」


・・・・・なにこれ・・・こんな男のどこがいいの(汗)
あっ・・・そっか・・・あの血を吸われた時の快感か・・・

「ねえ、この小さい子を抱くつもりじゃないでしょうね
まだガキじゃん犯罪だよ(笑)」

「わ、私は成人してます(怒)」

「うそ・・・やば〜い(笑)」

「煩い!全員抱いてやるから先に部屋へ行ってろ」

「え〜・・・早く来てよ」

私が先だからね!とか言い合い押し合いながら隣の部屋へ消えていった

「総裁あまり食されすぎますとお体が(汗)」

「煩い!誰に物を言ってるんだ(怒)」

「申し訳ございません(汗)」

もしかして飲み過ぎで太っていってんの?

「さて・・・お前は誰のものだ?」

「・・・・・どういう意味ですか?」

「操り人形ではないようだな」

「当たり前です!私は心から陽菜さんを愛してるんですから」

「人間ごときがが軽々しく愛を語るな(怒)」

「あぅ・・・(汗)」

「珠理奈」

「はい」

「佐江のところへこいつを連れて行け」

「お兄ちゃんのところへですか?」

「そして佐江の操り人形にしてしまえ」

「なるほど・・・
そうなると陽菜はお兄ちゃんと結婚せざるを得なくなると言うことですね」

「佐江のものになってもなお
愛しているのならないいがなワハハハハ」

「お前なんて二人共通の餌になってしまえばいいんだ
そしたらまた私に優しいお姉ちゃんに戻ってくれる」

「嫌です!会社へ戻して下さい(汗)」

「佐江にあってからな」

「まあ、そうなったらお兄ちゃんのそばから離れたくなくなるだろうけどね(笑)」

「もしかしてあの人達・・・・」

「そう、あの女どもは総裁の操り人形
どこにも行かずずっとあの調子あんたもああなるの(笑)
でも安心してお兄ちゃんが陽菜に抱かれろって言ったら
命令には背けないから抱いてもらえるよ(笑)」

「っ・・・」

逃げなきゃ(汗)

「逃げれるわけ無いじゃん諦めな」

「珠理奈しっかりな
もし暴れるようならお前でもいいが(笑)」

「私はこんなやついりません」

「後はお前に任せた
さ〜てと・・・美味しい食事をしに行くとするか」

ニヤニヤしながらドアの方へ行く総裁

「ほら行くよ」

また腕を取られ入口のドアへ向かった

セクレタリ 36

「おはよう・・・なんや2日見いひん間に痩せたんちゃう?」

「そ、そんなことないと思いますが(汗)」

「じ〜・・・・」

「うわぁっ・・・・駄目です(汗)わぁわぁわぁ」

「あんな、声を聴くんちゃうねんから
わぁわぁ言っても聞こえるで(笑)
それに今日は飲んできてへんし」

「ふぅ・・・紛らわしいことしないでくださいよ(汗)」

「どうせ陽菜やろ」

「ギクッ・・・(汗)」

「アハハハほんまわかりやすいな(笑)」

「申し訳ございません(汗)」

「ほんまに好きなん?」

「はい・・・」


「陽菜の裸見たことある?」

「いえまだ・・・美優紀専務はあるんですか?」

「ええ体してるで、まあうちには叶わへんけどな(笑)」

美優紀専務には見せたんだ・・・

「ほんまわかりやすいな、そんな落ち込まんでもええやん
寝てる間に脱がしてたら目、覚されて途中までしか見られへんかったけどな」

「でもバスローブならすぐはだけれそうですけでど」

「バスローブ?あぁ・・・・そんなん優子ちゃんの前だけやで
うちら食事は会社かうちらの家でしか抱いてくれへんもん
自分の家はもちろんホテルにも行ってくれへんから」

「そうなんですね・・・・」

「独占したいほど美味しい血なんや・・・・ちょっとだけ飲ませてくれへんかな」

「だ、ダメです(汗)そんなことしたら殺されちゃいますよ(汗)」

「指からでええから、上司の命令やで」

「この前もそんなこと言ってて危なかったの忘れたんですか(汗)」

「流石に今日はけえへんやろ(笑)」



「誰が来ないって」

「何勝手に入ってきてるん(怒)」

「大島さんを借りようと思って」

「珠理奈・・・さん?」

「かさへんに決まってるやろ」

「ハーフが純血に敵うと思ってんの(笑)」

「くっ・・・・」

「総裁がお呼びだからついてきて」

「い、嫌です(汗)」

陽菜さんに知らせなきゃ(汗)

「携帯は没収〜(笑)」

「あっ返して下さい(汗)」

「ここに帰ってこれたら返してあげる(ニヤ)」

「どういう意味ですか(汗)」

「さぁ?ほら早くしな、陽が高くなる前に動きたいから」

「イタッ・・・」

腕を掴まれ無理やり連れて行かれた

セクレタリ 35

「篠田常務と何故姉妹なんですか?」

「いきなりそれ聞く?(笑)」

「今言ってくれなきゃ抱かれてあげません」

「はぁ?何上から目線で言ってんの(怒)」

「うわぁ(汗)申し訳ございません
嘘です調子に乗りました(汗)」

「すっきりして抱いた方がいっか・・・」

ホッ・・・良かった(´-∀-)

「私のママが篠田と結婚したから」

「篠田って社長の事ですか?」

「他に誰がいるの」

「会長とかそのお父さんとか」

「あぁー・・・年齢的に言えばそう考えるかもしれないけど
今の社長がママの命を奪った憎いやつ」

「何故亡くなられたのですか」

「人間の男性の血ってすごくまずいの」

「だから女性ばかり飲まれてたんですよね」

「なのにママが愛したのはあいつだった」

「でも、私と同じなら・・・一人の人間の血しか飲めないなら
陽菜さんもやっぱり死んじゃうんですか(汗)」

「だから!まずいって言ってるでしょ
人間の食事でまずい物ばかりしか食べられなくなったらどうなる」

「食欲がなくなったり栄養が偏ったり?」

「そういう事
あっという間に弱っていってママは・・・・」

「でも社長のせいではないんじゃないですか?
まさか操り人形になって社長も吸血鬼に?」

「あいつは人間のままだよ
それに麻里子はまだ小さかった、私は変わんないけどね」

「何故専務がお姉さんになったんですか
陽菜さんの方が歳上なのに?」

「そりゃーあいつと血がつながってるのは麻里子だけだから
跡取りは長女のほうが都合がいいでしょ
私は麻里子が成人するまで陰で働いてきた
私のおかげで・・・
能力のおかげで会社もここまで大きくなったって言うわけ
私を離したくないから何でも言う事を聞くのもそのせい」

「そんなぁ・・・・酷い」

「別に会社が欲しいなんて思ってないけど
この仕事好きだからね働かなきゃ欲しい物買えないし
だだあいつらは私より早く死ぬ
そうなると私はまた会社から姿を消して
跡継ぎが大きくなった時にまた表に出る
それの繰り返しになるだろうね」

「私も先にしん・・・じゃうんですよね
陽菜さんはいつまでも変わらず美しいけど
私はシワシワのおばあちゃんになって・・・・
アハッその前に捨てられちゃうか(笑)」

(そうなる前に・・・・)

「え?」

「純血より長生きできないけど優子が望むのなら・・・」

「でもそうなったらもう私の血飲めないんですよね
人間じゃないからまた他の人の血を飲むんですか?
他の人を抱くんですか?・・・そんなの・・・嫌です・・・
私童顔だから若く見られるし50歳位まで綺麗でいれるように
頑張りますから・・・」

「みるきーにはああ言ったけど飲めるんだよね普通に・・・
少しだけ味が変わるだけ、ただ」

「ただ?」

「飲むと優子の吸血鬼としての寿命が縮まる」

「・・・・どれくらい縮まるんですか?」

「飲めば飲むほど減っていくから分からない」

「それでも人間よりは長生きできますよね?」

「どうだろう・・・例を見た事無いから分からない
もしかしたら人間の寿命より短くなるかも・・・」

「それでもいいです!若いまま死ねるなら・・・・
どうやったらなれるんですか?」

「教えない」

「いいです、美優紀専務に聞きますから」

「そんな事させない」

「会社で会うんですからんっ・・・」

「・・・ここに閉じ込めちゃうよ」

「そんな事・・やめッ・・・・んやッぁ」

「何故二週間空けなきゃいけないか言ってなかったよね」

「・・・・・ッ」

「一定量以上を間隔開けずに吸うと動けなくなるから
そしてドンドン弱って・・・・
飲む量さえ間違えなければ死に至ることはないと思うけどね

そうしてあげようか?」

「やだっ(汗)」

「夜は陽菜に毎日抱かれて血を吸われ
明るい間はずっと寝てるの・・・
そんな生活したい?」

「ごめんなさい・・・・」

「わかればいいの
さあ、おしゃべりはおしまい」

「あっん・・・・んん・・・あぁッ・・・」

そのまま意識を失うまで愛された


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