罪と罰 雑談

終わっちゃいましたね・・・・

優ちゃんは晴れやかだ、と言ってますが
私はまだ劇中での声、表情、仕草が頭から離れません

なんなら、推しカメラでずーと優ちゃんだけを撮って映像にして欲しいと
切に願う次第です


東京公演は二公演とも下手でしたが
席は二列目と四列目だったのでラスコリニコフをガン見
優ちゃんの高笑いをガン見
あとは横顔から後姿が殆どでしたが
役者さん達の魂の叫びが見れたかなと思います

皆さんが言うように、優ちゃんの声本当に通るんです
そして聞きやすいんです

英語の発音のおかげなのか、歯を矯正したおかげなのか
滑舌も滑らかではっきりと日本語を発音していました(上から目線)

亡霊や、幻覚の役の時にはボーとした顔
いったんソーニャに入るとオドオドしてるけど清らかで儚い
それでいて神を信じる心は強く
迷いがない信者を見事に演じ、それを見た私も救われました(重い話)

ソーニャでいる時は殆ど泣いてるのかな
私は目が悪く鳥目なので暗い所でははっきり見えません
だからソーニャの涙があまり見えなかったかな
髪で隠れてしまってるというのもあるんですけどね

でも左あご?から下に落ちた滴は見えました
そして涙の痕と潤んだ瞳

毎回次の場面へ行く時に涙と鼻・・・をぬぐう仕草が
本当に泣いているんだなと・・・・


大阪公演は四公演
初日のマチソワと最後の二日間

日を追うごとに後ろの席へ行き4、6、8で
大千穐楽は21列目(笑)

でもね真ん中あたりの方が全体が見えるんですよね
他の演者さんが良く見え
え、そんな事してたの?という発見が沢山ありました

基本優ちゃんを中心に見ていて
ほかの方はあまり見てなかったから(;´-∀-)

春馬君のセリフ量をみんな凄いって言うけど
ポルフィーリ役の勝村さんも二幕からは莫大なセリフ量

それに加えアドリブ的な動きがまた凄い
流石大阪、笑う声が大きかった(笑)

音楽はなじみ過ぎていて一度目は殆どわからなかった・・・
というか優ちゃんばかり見てたから気づかなかった(;´-∀-)

気にかけて聴きだすと素晴らしすぎて
今はその場面、場面の音楽が脳内再生されます

義理の母カテリーナ役の麻美さんは罪と罰で初めて知りました
宝塚はあまり興味ないので(関西なのに)
テレビによく出る人しか知りませんでしたからね(;´-∀-)

流石の演技力というか舞台映えする女優さんでした
大千穐楽のカテコの時の清々しい微笑が宝塚だな!思いました

あとね、純粋でラスコリニコフが大好きな親友のラズミーヒン
役柄としてソーニャ(当たり前)の次に好きな登場人物です

松田さんの笑顔と声がまたいいの(≧▽≦)

世話を妬きすぎてロージャ(ラスコリニコフ)から鬱陶しがられるけど
離れていきかけると引き留めてしまうロージャの気持ちがよくわかるもん

ソーニャの次に癒してくれる人物でした

立石さんは見た時この人知ってる!と思った役者さんかな


劇中讃美歌?を歌うシーンが所々あるんだけど
ツイでかぶせて歌ってるみたいなことを書いてた人がいるけど
あれはみんなで歌ってるだけでテープは流れてないよ
テープだけの場面はあったけど

大阪は両サイド前方にマイクが仕込んであったから
そう聞こえただけじゃないかな


あとねみんなで歌ってるのに
優ちゃんの歌声は耳に届いてきたしすぐわかった

昔、宮沢りえさんが
声がコンプレックスだと言う優ちゃんに


コンプレックスって他人から見ると魅力的に見える。
優子ちゃんの声は可能性に満ちてると思う。
いろんな役が出来そうじゃない?


と言って下さったように
凄い武器になってると思う

特徴的な声だからすぐわかるんですもの

役者として素晴らしい事ですよね



舞台だからいろんなハプニングが見れる
セリフを飛ばす人、スタンドを落とす人
ショールを忘れてはけた人(優ちゃん)(笑)
一度で上手くいかなくて二度三度挑戦してた人

正解なんてない舞台

全部見たかったなー(無理)


優ちゃんはもう前を向いて歩きだしてしまったけど
ヲタクは尾を引かれております(;´-∀-)
なんなら何故かYouTubeで復活したマジスカ見てます
昔のライブ毎日見てるし二期生の公演を生で見たかった
何故初めからファンじゃなかったのかと後悔する毎日です(笑)


演劇レポとは程遠いですが(精一杯です)
罪と罰、円盤化されることを願いながら(WOWOW入ってない)
終わります


あ、日曜日イベント行かれる方
是非レポをお願いします
撮影タイムがあったなら・・・・写真おすそ分けしてください

落選した私にお慈悲を!!(。-∀-)


楽しんできてくださいね(-∀-`) /


ぷーな


P・S

小説はもう少々お待ちください
バカ(бвб) 
あうぅ・・・(;´-∀-)


10年桜 エピローグ

優子




「また行きたいんでしょ」

「どうしてわかっちゃうのかな(;´-∀-)」


いつもの公園のベンチに座り二人でウックリ中に
突然言ってきた陽菜

「わかるよ、優ちゃんの考えてる事は
何でもわかっちゃうんだから」

「陽菜には敵わないや(;´-∀-)」

「ちゃんと帰って来てよ」

「もちろん、陽菜がここにいる限り
私の戻ってくる場所はここしかないから」

「そういう意味じゃなくて・・・」

「わかってる、陽菜がそばにいてくれる限り
私は死なない」



陽菜は日本で看護師を続けているし

私は日本を拠点とはしてるけど
相も変わらず世界を飛び回っていた

ただし、危ない地域は控えていたんだけど
今の情勢を見てうずうずしてきていた所だった


ネパールで陽菜を見た時
幻を見てるんだと思った、で
いつまで引きずってるんだよ、ともね

でも陽菜はちゃんとそこにいて・・・・・

顔を見て仁王立ちで号泣してしまったのはみーちゃんには内緒


一人だからいつもは安くて汚いゲストハウスに泊ってるけど
陽菜が泊まるとなると話は変わってくる

そのあたりで一番いいホテルを探すも
見つからなくて
借りていたレンタカーで30分都心部へ戻り
ツインの部屋を取った

あ、ちゃんとツインでもいいか聞いたからね(;´-∀-)

で、残した手紙を見せられて

ちゃんと優ちゃんの口から言って!と言われ

初めて告白したら

もっと早く言って欲しかったって怒られ

そしていいよ、って言ってくれてまた号泣したっけ



今は公園の見える陽菜のマンションに二人で住んでいる
もちろん恋人同士として


「もう桜も終わりだね(бвб)」

「あっという間だよね(-∀-`) 」

「そのあっという間の桜を陽菜は一人で10年間見て来たんだよ」

「えーと・・・ごめん・・・(;´-∀-)」

「だからその10年よりもっと長く
これからは二人で見ていこうね(бвб)」

「にゃんにゃん(。-∀-)」

「懐かしー呼び方(笑)」

「おばあちゃんになっても好きだからね」

「陽菜、やっと30歳になったばっかりなのに
おばあちゃんとか酷ーい」

「違うじゃん(;´-∀-)これから歳を重ねていって
70歳、80歳になってもっていう意味なの!」

「ふふふわかってる(笑)」

「大島さんをからかうのはやめて下さーい」


いたずらに笑う陽菜が愛おしすぎて抱きしめキスしようとしたら


「ここは日本なんだからダメ!」


だよね・・・・


「だから部屋に戻ろう(бвб)」


そんな甘い声と顔で見つめられたら大島さん爆発しちゃうよ(;´-∀-)


手をつなぎ立ち上がろうとしたら
ビュッと風が吹き桜の花びらが舞いあがる


「花びらたちが私達を祝福してくれてるみたい(бвб) 」

「そらそうでしょ、だって今日は陽菜の誕生日なんだから」

「そっかー・・・今日までありがとう
そしてこれからもよろしくね」


そう言って木を撫でる陽菜の後ろから
陽菜と桜の木を一緒に抱きしめた





おしまい

10年桜 8

「もうその手紙読むの勘弁してよ(;´-∀-)」


「陽菜あの時風邪ひいたんだからね!(怒)」


「何度も謝ったじゃんか」


「自分で思い込んで自分だけで解決しちゃうの
優ちゃんの悪い癖だからね!」

「だから今は全部相談してるでしょ(;´-∀-)」

「絶対?」

「う、うん・・・・」

「ほら、何か隠して一人でまた悩んでる」

「えーと、自分の中で決まってから相談しようかなって(;´-∀-)」

「決まったら相談なんて必要ないじゃん」

「そうともいう・・・・」

「はぁ・・・・」

「言うから嫌いにならないで(;´-∀-)」





約束の日から三日後
みーちゃんが病院にわざわざ手紙を持ってきてくれた

「仕事から帰ったらポストにこれが入っていて
自分になにかあったか、
陽菜が結婚したら渡してって書いてあるんだけど
すぐに渡さなきゃって思って、
でもスケジュールに陽菜今日夜勤の日だって書いてたから
家にも入らず持ってきてあげたんだから」


ありがとうと言う時間もおしくて
その場で封を切って読んだ


「つうっ・・・・(涙)」

「見てもいい?」


無言で手紙を差し出す


「優子公園に来てたんだね
どうして会わなかったんだろう」

「たぶんその日同じ夜勤の先生に送って貰ったから・・・
彼氏だと勘違いしたんだと思う」


どうして公園の前で降ろしてもらったんだろう・・・
少し考えればわかる事なのに

桜を見たいなんて建前で

もしかしたらもう来てるかもしれない・・・
一秒でも早く会いたかっただけだと思う


「これ切手貼ってないから
優子が直接ポストに入れに来たんじゃないかな」

「だったら陽菜の家のポストでいいじゃん」

「陽菜は家出てるでしょ実家だったらもっと時間たってたよ」

「そうだけど・・・」

「まだ日本にいるんじゃない?」

「いたとしても連絡取りようがないし
優ちゃんの事だからもういないかもしれない」

「弟子入りしたカメラマンの人だったら連絡とれるよ」


みーちゃんが就職したのは雑誌社だったから
コネを使い探し当ててくれていたけど
十年後に会おうって書いてあったし
こっちから連絡取ろうとするのも変だから
何も行動せずにいた



30分後


「今は別々に動いてるんだって
でも次に優子が行く国はわかったよ」

「どこ?」

「お昼の便でネパールに行ったみたい」

「ホテルわかるかな」

「フフフそう言うと思って聞き出しておいた(ΘωΘ) 」

「ありがとう、この御礼は・・・優子にさせるから」

「お土産は買って来てよ」

「買えたらね」



すぐ事務所に行って長期休暇を貰った

急には無理ですと言われたから
じゃー辞めさせていただきますって言ったら
渋々用紙を渡され
一週間以内でお願いしますって言われたから
丸々一週間取って次の日の飛行機の予約を入れた

もちろん優子が向かったのは観光地じゃなく
女が一人で行くには危険が伴う地域
ホテルもゲストハウスと呼ばれていて
値段は格安でこんな値段で泊まれるホテルって・・・・

怖かったけど陽菜が動かなければ
二度と会えない気がしたから
勢いで行ってしまったのかもしれない



空港からタクシーで一時間
コンクリートむき出しのホテルは冷たい感じがした


「どうしようかな」


ここで待っていれば戻ってくるはずだけど
外で待つのは怖い
かといって中にはフロントはなく
受付の窓口があるだけで
待つ場所もない・・・・

あたりを見渡すと食堂らしき小さな家があり
そこへ向かって歩いて行くと
中から人が出てきた

真っ黒く日焼けした精悍な顔立ちなのに
何処か可愛げの残る・・・



「優ちゃん」

「・・・・・にゃん・・・にゃん?」



目を丸くして驚く優ちゃんがそこにいた

10年桜 7

優子



「綺麗(-∀-`) 」


私の・・・私たちの為に咲いてくれたんじゃないかって思うほど
満開の桜に顔がほころぶ

きっと来てくれると何の確信も無いのに
思い込んでるおめでたい私


「でも朝はまだ寒いや」


残した手紙に時間を書くのを忘れたバカな私

でも一日中待つのもなんかいいよね


朝早くからといっても朝の弱いにゃんにゃんだから
そんなに早く来ないだろうと思い
九時前に公園へ来て懐かしい指定席に座る


「にゃんにゃん綺麗になってるんだろうなー
学生時代は綺麗可愛いと言う言葉が似合うほど
笑っている時は可愛くて・・・
ふっとしている時は綺麗で・・・・」

どんな時もドキドキさせられてたっけ

そんな昔を思い出しながら
桜の木を見上げていたら車の音がして

その方向に目を向けると懐かしい顔が見えたから急いで隠れた


「私、何で隠れたんだろう・・・」


戦場などで遠くを見ることが多かった私の目はすごく良くて

にゃんにゃんの笑顔とその向こうに見える男の人の顔が見えてしまった

そして耳までいいから困る


「おやすみなさい」


確かににゃんにゃんはそう言った


「また明日」


低い声でそう聞こえた


「なんだ・・・・彼氏いるんじゃんか・・」


結局この日を心待ちにしていたのは私だけだったんだ


拭っても拭っても流れて落ちる水滴


にゃんにゃんの顔をしっかり目に焼き付けたいのに
ぼやけて見えなかった


そして三日後、私はまた飛び立つ


十年前と同じようにみーちゃんに手紙を託して

10年桜 6

優子



入学試験の教室の一番前のドア側の席だった私

早く着き過ぎ教室には2,3人しかまだきてない

復習のためにノートを見ていたら
フワッといい匂いがして目線を上げると
ストレートの長い髪の女の子が通り過ぎようとしていて
目で追っていると2つ向こうの席に座った


「横顔綺麗・・・」


今まで見たことのない綺麗な顔立ちに
少しの間目が離せなかったんだけど

試験に集中しなくちゃと自分に言い聞かせ
また視線を下にうつす

試験が終わる頃にはそんな事も忘れ
入口近くだから一番に試験会場を出た



入学式の日

同じ中学の佐江とクラスが離れ
何なら同中の子が一人もいない教室にまたもや早く着き
話し相手もいないから
今度は入って来る子達を眺めていたら

見覚えのある横顔が通り過ぎ席に座った
私の席が前から四列目だったから匂いはさすがにしなかったけど
あの子だってすぐに分かった

絶対に友達になる!と心に決め朝と帰りの挨拶は絶対に欠かさず
懐に入るチャンスを狙っていたんだけど
中々スキがなくて・・・

ゴールデンウイークの一日だけでも会って貰えたらと思い
決死の覚悟で声をかけたら意外にあっさりとOKを貰えて
家にまで行く約束をしてしまった大島さんは空高く
飛んで行ってしまうんじゃないかって言うくらい浮かれていた


「優子ごきげんじゃん」

「アハッわかる(´-∀-)」

「気持ち悪い位ずーとニヤニヤしてるんだからわかるよ(笑)
どうせ小嶋さん関連でしょ」

「それしかないよね(-∀-`) 」


人と話すのが苦手なのか
小嶋さんから話しかけてるのを見た事がない

でも声をかけられると嬉しそうに話してるから
早く話しに行きたかったんだけど

タイプが全然違う私には共通の話題が思い浮かばなくて
やっと出た言葉が被写体になって下さいだった


そこからはとんとん拍子に仲良くなり
私の友達とも交流を深め
みーちゃんとなんて私よりも好きなんじゃないかって思うほど
仲良くなっていた

まあ、当たり前だけど
好きと言われたことは一度もない・・・

小嶋さん、大島さんからにゃんにゃん、
優ちゃん呼びになったのは夏休み中

私が小嶋さんの家に初お泊まりした日だったかな

もちろんベッドの下に布団を敷いて貰って寝たんだけど
寝息を聞いてるだけで心臓がバクバクしちゃって
殆ど寝れなかったのはいい思い出

奇跡的に三年間同じクラスで
朝一番におはようと言いたいがために毎日家まで迎えに行った

帰りも送って行きたかったけど
送る理由が見つからず
仕方なく駅近の公園のベンチで毎日必死に話題を作り
少しでも長くいれるように頑張っていた

その間何度も告白しようと思った
でも私達は女の子同士だから

小嶋さんに訪れる未来の幸せを私が奪う事は出来ないから
一番の親友でいようと自分に言い聞かせた

そしてその関係は大人になっても続くものだと思っていたけど

高校二年生の時ある写真を見て衝撃を受けその道に進みたくて
自己流で勉強しながらコンタクトを取り続け
それが叶う事になった時
小嶋さんとの関係をこのまま続けていくのは難しく
諦めなければいけないんだと気づいた日、一晩中泣いた


でも私は弱い人間だから

保険を残す


少しでも私の事を好きだったのなら
あの手紙でわかってくれたはず・・・・

約束の日に来てくれるはずだと・・・・



そして約束の日

前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2019年02月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28
アーカイブ
カテゴリー