ねこのお世話は大変です 13

「うおっ・・・わぁっ・・・くっそ」


ずっとゲームしてるだけあって強い(;´-∀-)


「ふっ・・・よわ(бвб) 」


言い方にカチンときた(怒)


「負けてあげてるだけだよ!」

「ふーん・・・本気になれば?」

「私が勝ったら機嫌悪くなるくせに」

「じゃーもし勝てたらここから解放してあげる」


解放?今開放してあげるって言ったよね?


「・・・・・後で言ってませんは通用しないからな」

「そんな卑怯じゃないし」

「よし、今から真剣勝負だ!・・・・・・」





「よっ・・・わ(бвб) 」


どんなに頑張っても勝てなかった(。-∀-)


「お腹空いてきたからお願いしまーす(бвб) 」

「・・・・・・」


レンジに入っていたおかずを温め
全て用意して目の前のテーブルへ並べる


「どうぞお食べください
これで私は寝るので食器はこのまま置いておいてくださっても構いません
おやすみなさい」


もう三時だよ、昼の三時のおやつじゃないよ

それに私の作った物は食べないんじゃなかったの?
一眠りしたら忘れたってやつですか(怒)

まったくこの猫は・・・

くそー・・・・
どうせむこうも朝遅いんだしゆっくり寝てやるんだからな!



そうおもってたのに


ガチャッ・バン!

パタパタパタ・・・・


「フライング・・・・ピーポー(бвб) 」

「グエッ!?」


いきなりの事態に何が起こったのか理解できず
ボーとしていると


「お腹すいたんだけど(бвб) 」


やっとにゃんにゃんが上に乗っているんだと理解した


「なんて起こし方をするんだよ(怒)」

「もう8時なのに寝てるからでしょ」

「もう8時って・・・え、もう起きたの?」

「もうじゃないし、ずっと起きてたし」

「うそ・・・・」

「お風呂入って来るから用意しといてね」


それだけ言うと私の上から降り部屋を出て行った


「なんなんだいったい・・・」


真逆の生活をしてるの?
何世の中に反抗してるんだよ


「はぁ・・・・まったく・・」

「ニャ〜オ」

「うぉっ(;´-∀-)けむしさまはまだいらっしゃったんですか」

「ニャーニャァ〜!」


早く飯にしろとでもいうかのように睨んでくる猫


「先にご飯食べられますか?」

「ニャオ!」

「すぐ用意します(;´-∀-)」


トンと軽やかに段ボール箱の上から降り部屋を出て行った


人間より怖い(;´-∀-)


さっと普段着に着替え台所へ行き
先に猫のえさをお皿に入れてあげると
ムシャムシャ食べだしたけむし様・・・


「猫のえさぐらい自分であげればいいのに・・・」


ハッとしてあたりを見回す


「ふぅ・・・いなくてよかった」


聞かれてたらまた何言われるかわかんないからね


朝食を作っているとお風呂から上がって来たにゃんにゃん


「・・・・・・・」

「なに?」

「え、な、何もないよ出来たから座って待ってて(;´-∀-)」


危ない危ない
水も滴るいい女とはああ言う事を言うのかも・・・

ふっ・・・外見が良くったって人間は中身だぞ!
騙されるな優子

私は騙されないんだから!

ねこのお世話は大変です 12

「ふわぁぁぁ・・・・・よく寝た(бвб)」


そりゃそうだ、もう夕方なんだから


「お腹空いた」

「何食べたい?作るよ」

「・・・・・・・・なんでもいい」

「だったらお昼用に作っておいたのを温めるね
それと、今食べたら夕飯は夜食になっちゃいそうだね(笑)」

「・・・・・・・・・・(бвб)」

「食べたいものあったら買ってくるから書き出しておいて
あ、食費は峯岸室長から貰えばいいのかな?」

「お金は持ってない」

「そっか、後で電話して聞いてみるよ」

「・・・・・・ねぇ」

「ん?」

「何企んでるの」

「え?何も企んでないよ仕事をしてるだけ(-∀-`)」

「ふーん・・・・・諦めたんだ」

「ムッ、仕方ないでしょ私は雇われてる身なんだから」

「・・・・・ご飯早くして、けむちゃんのも」

「わかってます」



はぁ、怒りを抑えるのに一苦労だ

それからは淡々と働き
あっという間に夜


「レンジの中におかず入れてあるから
お腹すいたらこのままチンして食べて
あ、使い方わかるよね?」

「それくらい知ってるし」

「よかった、じゃーオヤスミ」


おやすみと返って来るはずもなく
そのまま与えられてる自分の部屋へ


炊事洗濯掃除だけすればいいなら時間が余ってしまうし
これでお給料もらえるのかな

は、もしかして給料は全て損失の穴埋めに天引きされる?

それは困る自分の物何も買えないじゃん(;´-∀-)


朝一で連絡取らなきゃ

そんな事を考えながら寝るにはまだ早いから
携帯でSNSを見ているといきなりドアが開き


「なんだまだ起きてるじゃん」


ノックぐらいしてよね・・・とは言えず


「私の仕事は終わったけど何か用?」

「陽菜の世話係なんだから終わりなんてないの!」

「それは労働基準法に引っ掛かるんじゃないかな(;´-∀-)」

「そんなの知らない、ここでは陽菜が法律だから」


またとんでもない事を言いだしたよこの人(汗)


「ゲームするから相手して」

「私はこれから寝ようと」

「これは命令」

「陽菜さんに命令される覚えはありません」


ムッとした顔をして廊下の方を向くと


「けむちゃーん(бвб) 」

「うわぁぁわかりましたゲームの相手するから(;´-∀-)」

「ふん、始めからそう言えばいいのに
あぁーけむちゃんごめんね向こう行こうね」

「にゃぁ?」


けむしも振り回されてるのか・・・ご愁傷さま


まあ、この飼い主にしてこの猫アリだな(笑)

ねこのお世話は大変です 11

ご飯を食べソファーに座るとまたウトウトしだすにゃんにゃん


「何時に寝たの」

「ん・・・・・・」

「ねえって」


寝かせてなんてやんない


「五時までしてたんだからもう寝かせてよ」

「駄目、規則正しい生活に戻すのが私の役目なんだから」

「そんな事頼んでない、陽菜の世話、あ・・・・・(бвб)」

「へぇ〜陽菜っていうんだ(-∀-`)」

「ニヤニヤしてキモい」

「陽菜ちゃ〜ん起きてくださ〜い」

「キモいからやめろ(怒)」

「そんな言葉使っちゃ駄目ですよ陽菜ちゃん(-∀-`)」

「・・・・・けむゴー」

「ニャァァッァァシャァァァァ!」

「わぁぁぁごめんなさい嘘です許してけむし様陽菜様(;´-∀-)」

「寝てもいいよね」

「もう起こしませんから(;´-∀-)」

「けむちゃん寝ようね」

「にゃぁ〜」



そう言うと一人と一匹は寝室へと入っていったとさめでたしめでたし・・・・・




やっぱり私にはお世話はムリでした



「峯岸室長(。-∀-)」

(どうした、追い出されたの?)

「いえ、追い出されてはいませんが私にはムリです」

(出て行けって言われた?)

「言われてません」

(そう・・・・)

「雑用でも何でもするので私を会社に戻してください」

(今してるのが雑用だからよろしく、ブチ・・・・・ツーツーツー)


そんなぁー(泣)


嘆いていても仕方ない


まっとうな人間にするのはムリだけど
お世話だけなら出来る

家政婦だと思えばいいんだよね・・・

うんそうしよう当たり障りなく接して
怒らせないように暮らして
お咎めがすぎるのをまとう

家政婦するだけで給料もらえるんだから・・・・ん?

給料もらえるの?

そこんところ聞いてなかったよ(;´-∀-)


もう一度電話するも出てくれなくて・・・
なんなら電波の届かないところにおられるか・・・
というアナウンスが聞こえてきて・・・

アドレスもLINEも知らないから
ショートメールで
お給料はもらえますか

とだけ打って送った


そう思っていたのに

こんにちは

3日間も更新できなくてすみませんでした(;´-∀-)

お詫びとして夜にもう一話更新させていただきます


台風があっという間に過ぎていき
また暑い日が戻ってきました

熱中症やクーラーによる風邪に気をつけてくださいね



ぷーな

ねこのお世話は大変です 10

それから全然出てこなくて

とりあえず夕飯を作りドアをノック


「夕飯出来たよ」

「いらないって言ったし(怒)」

「野菜ジュース作ろうか?」

「ここにあるからいい」


あぁそうですか
流石に悪いと思ったけどあやまらないもんね



自分の分だけ食べて後は冷蔵庫へ入れておく
どうせお腹すいて夜中に食べるだろうし


その日は疲れて早めに就寝




「なにこれ・・・・」


朝起きてリビングへ行くと
テーブルの上にはお菓子の食べ残しとコップが散乱
着ていた部屋着も脱ぎ捨ててあり
雑誌やゲーム機も出たまま


「子供かよ」


もちろん冷蔵庫に入れてあった料理には手も付けていない

これは一筋縄ではいかないな(;´-∀-)

でも負けないもんね

まずは規則正しい生活からだから
朝食を作りドアをノックする


コンコン・・・コンコンコ・・・

起きるわけないか(笑)

「失礼しまーす(-∀-`) 」


部屋へ入りベッドの横へ


「朝ご飯で来たよ‥‥おーい起きろ」

「・・・・・・」

「にゃんにゃん起きろー」

「うっさい(怒)」


そう言うと布団の中に潜り込むから
一気に掛け布団を剥がすと
仲良く並んで寝てる大きな猫と小さな猫(笑)


「ほら、ご飯冷めちゃうでしょ早く起きて」

「バカ(怒)」


今度は枕で頭を隠し丸まって寝ようとするから
枕も剥ぎ取りカーテンを開ける


「あり得ないんだけど(怒)」

「その言葉そっくりそのまま返す」

「優子の作った物なんて食べないんだから」

「今日からは私の作った以外の物は食べさせません!」

「はぁ?デリバリー頼むし」

「来ても食べさせません」

「そんな権利ないし」

「峯岸室長にすべての権限を一任されているので
権利は大いにあります(-∀-`) 」


嘘だけどね(;´-∀-)


「むぅ・・・・・」


何か言い返してくるのかと思ったら唇を尖らせて拗ねてる顔に
一瞬キュンとしてしまった


ダメだぞ優子、ここは厳しくいかないと


「夜中にお菓子なんて食べてるから肌が荒れてるんだよ」

「・・・・・・・」

「三食ちゃんと食べた方が太らないし肌にもいいんだから」

「もし太ったりもっと肌が荒れたら責任取ってもらうからね(怒)」


もう何でも来いだ
これ以上負債が増えたって痛くもかゆくもないんだから


「はいはい、責任取らせていただきますよ
だから今からちゃんとご飯食べる!いいね」

「そんな怒鳴らなくても聞こえてるし」

「これが普通の声なんです」

「むぅ・・・・けむちゃん行くよ」

「にゃぁ〜」


よし、これで第一段階クリアかな?
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2019年07月 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
アーカイブ
カテゴリー