私の手に負えないので
声が聞こえないようにベランダに出て
会社に電話をかけ峯岸室長に繋いでもらった


「大島さん今どこ?」

「ベランダに出て話してます」

「まだにゃんにゃんのマンションなんだね?」

「やっと掃除と洗濯が終わりました」

「そっか、良かったよかった(ΘωΘ)
いちいち報告してこなくてもいいよ」

「報告じゃありません!」

「駄目!拒否することは許しません」

「お世話係は何とかできそうなんですけど」

「なにか問題でも?」

「家に帰ったら駄目だって言うんです」

「ほうほう(ΘωΘ)」

「なんとかしてください」

「何が問題なの?」

「え・・・・だって自分の家があるし・・・
それに着替えとかなにもないんですよ
いきなり泊まれだなんて無理ですよ(;´-∀-)」

「そっか・・・そうだよね・・・」

「室長もそう思いますよね」

「わかった」


よかった、話がわかる人で


「大島さんの部屋から着替えとってくる」

「へぇ?」

「着替えの他にいるものある?」

「いや・・・・ほら鍵ないですし(;´-∀-)」

「確か会社の社宅になってるマンションだよね」

「そうですけど・・・」

「スペアキーあるから大丈夫」


嘘でしょ(;´-∀-)


「でも、これが仕事なら就業時間が無いとおかしいですし
私にもプライベートの時間を(;´-∀-)」


「24時間100年働いても返せない損失なんだけどなー(ΘωΘ)」

「うぐっ・・・・・(;´-∀-)」

「それとも臓器売っちゃう?」


脅すとか犯罪ですから(泣)


「わかりました」

「良かった(ΘωΘ)」

「一つだけ教えてください」

「何」

「いつまでお世話すればいいんですか」

「まともな人間になるまで(ΘωΘ)」

「もしこの人を怒らせていらないと言われたら?」

「内容にもよるけど大島さん気に入られてるみたいだから
少々怒らせても大丈夫だと思う」

「気に入られたのはあのときだけで今はだいぶ嫌われてると思います」


けむしには特に嫌われてるけど・・・


「そうでもないんだよねー
今までの人は私が帰ったら
立ち直れないくらいいじめて1時間もしないうちに放り出してたから
帰るな!なんて初めての出来事なんだよ
自信持っていいから頑張って」


立ち直れないくらいいじめられる?


「仕事終わったら必要そうなものを詰めて持っていくから
よろしくね(ΘωΘ)」

「え、峯岸室長〜・・・・・」


切られたよ・・・・

今までの人はって言ってたから何人もいたんだ・・・
さっき結構きついこと言われたよ?
あれよりもひどいの?


とりあえず強い精神力を持って立ち向かわなきゃ

頑張れ大島優子!