みんなアイドル 4

はるな

敦子のマネージャーが楽屋から慌てて出て来たから
何かあったのか聞いたらチビがジュースを買いに行ったまま
戻ってこないらしい、2・3分の事だけどそんなにかからないし
そこに見える自販機にもいない、どこへいったんだ?

携帯も置いたままだから連絡がつかないらしい

「俺も探します」

スタッフに聞いて回っていると

「さっき田中君の楽屋に入って行くところを見たよ」

嫌な予感がして急いでいくと鍵がかかっていて
ドアに耳をあてると微かに漏れてくる声

「くそっ(怒)」

ドアを叩きけ破ると机の上に乗せられた
チビのショーツの中にあいつの手が・・・

泣きじゃくってるチビを見て我を忘れ
引きはがすと同時にあいつを殴り倒していた

その後週刊誌を見せられ敦子といい関係だと言われ
俺を叩いて出て行くチビ・・・

追いかける事が出来ず反対にある楽屋に向かっていたら
撮影へ行く途中の敦子に手招きをされ・・・

有無を言わせず洗いざらい言わされた後
何やら考え込む敦子

俺の撮影は終わってたけど敦子の撮影が終わるまで待たされ
マンションへ連れてこられ部屋の外で二人の話を全部聞いていた

敦子が出て行く時

「本気じゃないならこのまま帰って
これ以上優子を泣かすならたとえあんたでも容赦はしない」

と呟かれたけど、考えるまでもなく中へ入った





チビと初めて会ったのは歌番組のスタジオの廊下だった



敦子とはデビュー時期が一緒だったこともあり
仲がよかった、もちろん友達として

ある日小さい子を連れて歩きスタッフに紹介していた敦子

「私の妹の優子、これからちょくちょく連れてくるから宜しくね」

全然似てねえしいくつなんだ?と思ったのが第一印象

わがままな姉にいつも呼び出されているのに
ニコニコ笑っていて・・・両頬に出来る笑窪に釘付けになった

なんとなく話しかけにくかったからぶつかられたふりして
話しかけチビと呼んだ

それからも見つける度にぶつかり敬語なしで話すようになっていった
まあ、ずっと小嶋さんのままだったけど・・・

やっとキスまでこぎつけたのにあの野郎・・・
途中から入り込んできてチビの・・優子の体に触れやがって
許さねぇからな(怒)

もう誰にも触らせたくない
遠回りなんてしてる暇もない・・・

目の前にいる優子のパジャマと下着をゆっくりやさしく脱がせていく

妄想でしか見てなかった優子の体をじっくり見ていると

「やだっ・・・」

「怖いか?」

「恥ずかしい・・・」

頬を赤く染め手で隠し目をそらす優子

「くっ・・・・」

焦るな陽菜・・・我慢しろ、優子は初めてだぞ!

なんとかはやる気持ちを抑えキスをする

「っ・・・はぁ・・・んんっ・・・」

俺のキスに答えようと必死の優子

なんて愛おしいんだ・・・

キスしながら胸を触るとピクンと体が跳ねる

「ここ触られたのか?」

コクンと小さく頷き眉がこれでもかってくらいハの字に下がった

俺の手でも納まりきれない膨らみを優しく揉みし抱き
いただきを口に含み舐めたり吸ったり甘噛みしたり
舌でコロコロ転がしていると

「んっ・・・はぁはぁ・・・んんっ・・・」

時折漏れてくる少ししゃがれた喘ぎ声

右手で腰やお腹を撫でお尻太もも内モモと進んでいく

「ここも触られたのか?」

「うっ・・・・」

顔を歪め涙目になる優子

「指いれられた?」

「くっ・・・ぐすっ・・・」

鼻を吸いながらゆっくり頷く

許せねえ・・・あいつ今度会ったらボコボコニしてやる(怒)

あいつの撮影はもう終わってるけど絶対に・・・

「消毒してやるから」

膝を持ち足を広げ中心に唇を寄せる

「あっ・・やっあっ(汗)」

足を閉じようとするけど俺の力の方が強いから無理

舌で突起をチロチロ舐めているとどんどん溢れてくる蜜

指を一本入れてみる

「あぁっ・・・やっあ」

きっつ・・指一本でもこんなにきついのに俺の入るかな・・

奥まで居れていい所を探しながら動かしていると

「やあっああっ・・・はぁはぁ・・あっ・・・んあっあっ・・」

体を硬直させ全身の力が抜けると肩で息をしだす

「はぁあ・・はぁ・・・はぁ・・・」

頬を撫でるとふにゃって笑う顔に心臓を掴まれた

みんなアイドル 3

体中が気持ち悪い・・・早くマンションに帰ってシャワー浴びたい・・・

お姉ちゃんは撮影が始まったのか楽屋にはいなかった

「ちょうどよかった・・・あ、小銭入れ・・・」

あいつの部屋に落としてきちゃった・・・
でも取に行く事なんて出来ないや

財布はあるからマンションには帰れる

鞄を持ちお姉ちゃんには何も言わずに帰って来た

すぐバスルームに飛び込み触れられたところを何度も何度も洗うけど
嫌な感触が残っていて全然取れない

「くっ・・・ううぅぅぅ・・・・(泣)」

みんな外見だけしか見てないじゃん
私だけを見て好きになってくれる人なんていないんだ(涙)・・

お姉ちゃんからは何度も電話やメールが来てたけど
出る気になれずリビングに携帯を置いたままベットに潜り込んだ



「・・うこ・・・優子・・・」

「ん?・・あっ・・ちゃん・・・」

優しく頭を撫でてくれるお姉ちゃん
携帯無視してたのに怒ってないのかな・・・・

「どうしたの?何かあった?」

首を横に振る

「なんで泣いてたの?」

「・・・・泣いてない・・・」

「そっか・・・」

瞼を優しくなぞり頭をポンポンとたたくと

「ご飯かってきたから食べよ(∵)」

「うん」

昔から私には優しいお姉ちゃん
他人には愛想を振りまかないから誤解されるけど
お姉ちゃんは外見だけじゃなく中身も優しい
わがままでたまにダークになるときもあるけど
それはそれで好き

ご飯を食べながら

「陽菜となんかあった?」

「え?・・・何にもないよ(汗)」

「そう?優子がいなくなってからの陽菜
セリフは忘れるし珍しく麻里子以上にかんでたし
役名まで間違えるんだよ、だから何かあったのかなーて」

「小嶋さんはあっちゃんの事が好きなのに
私が居なくなったぐらいでそんな事になるわけないよ
きっと他に理由があったんじゃない?」

「え?陽菜が好きなのは優子でしょ?」

「そんなわけないじゃん何言ってるの?」

「陽菜が優子に近づいて来てるのがわかってたから
あの時呼び出して私の大事な妹なんだから
芸能人のスキャンダルに巻き込まないでってくぎを刺してた所を
写真に撮られただけなのに密会だなんて
記者もたいしたことないわね(笑)」

「うそ・・・」

「でね、その時陽菜なんて言ったと思う?」

「・・・・・あっちゃんが好きだ・・・」

「そんなわけないでしょ陽菜はね
チビが一番大事だからどんな事になっても俺が絶対に守って見せるだって
約束破ったらこの敦子様がただじゃおかないんだから、アハハハ(∵)」

高笑いするお姉ちゃん・・・ブラックだ(汗)

話を聞いて急に小嶋さんに会いたくなった

でも助けてくれたのに・・・
誤解した上に週刊誌まで投げつけちゃったし・・
頬も叩いちゃった・・・

もう、嫌われちゃってるよね・・・

ばかだなー私

結局自分で自分の首絞めてるんじゃん

「はぁ・・・・」

「さーて、私は高級エステに行ってホテルで一泊してこようかな」

「え?今から」

「お邪魔虫になりたくないからね(笑)」

「んん!?」

まだ半分くらいしか食べてないのに席を立って
ドアから出て行ったお姉ちゃん

残すなんて珍しい・・・体調悪いのかな?

カチャッ・・・

あれ、戻ってきた?

「やっぱり全部食べてか・・・・・小嶋さん・・・(汗)」

「チビ・・・ごめんな守ってやれなくて」

「つぅっ・・・」

首を精一杯横に振り

「チビじゃないもん・・・」

「優子が好きだ」

「私も・・・・小嶋さんが好き」

「陽菜!」

「え?」

「はるなって言え」

「はる・・なぁ(泣)」

そのまま抱きかかえられると

「優子の寝室どこ?」

指をさす

ベットの上に下され

「いいか?」

コクンと頷いて目を閉じた



みんなアイドル 2

「芸能人がみんなあんなのだと思うなよな」

「わかってる・・・でもやっぱりお姉ちゃんなんだよね
何処かに居ないかなー私だけを見てくれる人・・・」

「いるよきっと」

「え?どこに」

「ここ・・・」

顔が近づいて来たと思ったら唇に暖かい感触が・・・・

「え?えっ・・・?」

(小嶋始まるぞ)

「今行きます、じゃーなチビ(笑)」

今の何?・・・私のファーストキス・・・・

小嶋陽菜としちゃった・・・て言うか奪われた?・・・

何であんな事・・・まさか・・・・無いよね・・・
からかわれただけ・・・
小嶋さんにしたらあんな事日常茶飯事だろうし
私は違うけど・・・なんだろこの気持ち・・・
相手はスーパーアイドルだよあり得ないぞ優子!



「有難う、これが無いとおやつ食べれないとこだったの」

ダイエット食品飲むならおやつ食べなきゃいいのに
キッチンに忘れたから持ってきてーてLINEが来て
学校から急いで帰って来て持ってきたのに
今目の前のお姉ちゃんは黙々とお菓子を食べている・・・

「優子ジュース買ってきて」

「・・・はい・・・いつものでいいの?」

「うん、三本ね」

「分かった」

小銭入れだけを持ち楽屋を出る

あっ小嶋さん・・・・つい隠れちゃった(汗)
だってあれ以来なんだか顔を合せずらくてずっと避けてる・・・

会わないように別の廊下を歩いていると

「あ、妹ちゃんじゃんちょっと来て」

腕を掴まれ楽屋へ入れられた

「あのう・・・何か用ですか?」

「君僕のファンなんだよね(ニヤ)」

「あ・・・はい・・・」

前まではそうだったけど今は・・・なんて言えないよね(汗)

「そっか(笑)」

「え?やっ(汗)」

後ろ手に鍵をかけるのが見え
詰め寄って来たかと思ったら肩を抑えられ机の上に押し倒された

「やだっ!(パシッ)」

掃った手が頬にあたる

「イッテ(怒)小嶋にキスしてもらって敦子を紹介したんだろ
俺もしてやるから紹介してくれよ」

「ちがっ!!」

「そっかー・・・君僕のファンだもんね
じゃー抱いてやるから敦子紹介してよ、
今どきの高校生遊んでるんだろ」

「いやだ!あんたなんかにお姉ちゃんを紹介・・・んんっ・・・」

左手で口を塞がれ右手はTシャツの中に入って来てブラをずらされた

バタバタして抵抗するけど小さい私が大きな男の人にかなうわけもなく

タオルを口に入れられ腕は上に押さえつけられ
ズボンをずらされショーツの中にあいつの手が・・・

「んっ・・・んん・・・うんんっ」

必死に抵抗して首を横に振りタオルをなんとか吐き出す

「やだっ、やめてっお願いやぁー・・・あっ・・」

指が私のあそこに入ってくるのが分かった

「あっ・・あっ・・やぁーやだぁーいやぁぁぁ!!」

誰か助けて・・小嶋さん・・・(涙)

ドンドン!ドンドン!!・・・・ガシャン!

「てめーこの野郎(怒)」

ボコッ!!

「イッテェー・・・何カッコつけてんだよ
お前だってそいつを利用して敦子と良い仲になってんじゃんかよ」

「何言ってるんだ、俺はそんな事してない!」

「これ見てみろよ」

田中が出した週刊誌には
お姉ちゃんと小嶋さん二人でいるところが写っていて
上には”密会”と書かれていた

「違う!それは・・・」

「っ・・・やっぱりみんなそうなんだ
私がばかだった・・・一人で盛り上がって勘違いして・・
アハッ最低じゃん(涙)」

「ちび・・・」

パシン!バサッ!週刊誌を投げつけ

「小嶋陽菜なんて大っ嫌い(怒)」

そう吐き捨て部屋を飛び出した

みんなアイドル  1

一応の設定

スーパーお姫様アイドル   前田敦子  22歳
その妹で平凡な高校生    大島優子  17歳

スーパーアイドルユニット (スキャンダル)
小嶋陽菜  ♂  20歳
篠田麻里子 ♂  22歳

姉妹で名字が違うのは親が離婚したから

それでは始まり始まり〜



「遅かったじゃん優子(怒)」

「はぁー・・・気軽に呼び出して物を頼むのやめてよね
私はお姉ちゃんのマネージャーじゃないんだから」

「だって退屈だったんだもん、
それに優子にはずっとそばに居て欲しいくらい大好きなんだからね♪」

「お姉ちゃん・・・」

「お姉ちゃんてヤダ!あっちゃんて呼びなさいって言ってるでしょ
それに優子はちっちゃい時からちっちゃくて可愛かったし
今もちっちゃくて可愛いんだもん」

「・・・・・帰る・・・」

「・・・・この恥ずかしい写真私のインスタに載せてもいいの(怒)」

「うっ・・・脅すとか癒し系アイドルのする事じゃないでしょ(汗)」

「フフフ、私は脅した事なんて一度も無いわよ(∵)
ただこの写真を載せてもいいか聞いてるだけでしょ」

くっ、黒いオーラが背中から(汗)

結局撮影が終わるまで一緒に居た

『お疲れ様でした』

「ありがとうございました」

ふわっとした笑でスタッフみんなに挨拶するあっちゃん

やっぱりお姉ちゃんは可愛いし綺麗

それに比べて私は・・・
ちっちゃくて髪もおかっぱだから幼く見えるし
だれも二人が姉妹だなんて絶対に思わないよね・・・

「はぁー・・・」

「どうしたのため息なんかついて」

「あ、北川さんこんにちは」

「こんにちは(笑)」

「何で笑うんですか?」

「この業界って挨拶は全部おはようだから新鮮でいいなって」

「だって私芸能人じゃないし・・・」

「でも、結構ここにいるから芸能人と知り合いになったんじゃないの?」

「ううん全然、みんなお姉ちゃん目当てだから私の事なんて
眼中にないみたい」

「そんな事ないよ、現に僕たち知り合いだろ」

「そうですよね、これからも宜しくお願いします(笑)」

「あはははよろしく楽しんで行ってね」

「はーい(-∀-`) 」

いつかは私だけを見てくれる人
お姉ちゃん絡みじゃ無くて
私だけを好きだって言ってくれる人に出会えたらなー・・

ドン!!

「イテッ(汗)・・・すいませ・・・・あっ!小嶋陽菜」

「お、元気だったかちびっこ
今日もお姉ちゃんに引っ付いてんのか(笑)」

「ちびっこじゃないし引っ付いてるんじゃないやい(怒)」

(にゃろ、出番だぞ)

「おう!じゃーなチビ(笑)」

「優子スキャンダルの陽菜と親しいの?」

「あ、お姉ちゃん(汗)
親しくはないけどいつもちびちびってからかってくるの」

「ふーん・・・・(∵)」

小嶋陽菜と篠田麻里子のユニット、スキャンダル

クールなボーカル小嶋さんとお調子者のギタリスト篠田さんの
超スーパーアイドルユニット

女性と男性の違いはあるけどお姉ちゃんと人気を二分するくらい
すごいアイドルなのに何で私に絡んでくるんだろう・・・

やっぱりお姉ちゃん目当てなのかな・・・

今三人は同じ映画の撮影でほとんど同じ現場だから
お姉ちゃんによく呼ばれる私も二人とよく顔を合わせていた




「カット!OKです」

(きゃーハルー♪)

今日は外での撮影でどこで聞いて来たのか
ファンの人達も集まって来ていた

「お、チビ今日は中学校休みか(笑)」

「高校生です!(怒)それと今日は土曜日!」

「アハハハ(бвб) 」

普段笑わない小嶋さんなのになぜか私の前ではいつも爆笑してくれる

(今ハル笑った?)

(ちょっとあの子誰?キィー(怒))

(子供だから相手して貰えてるんじゃないの)

嫌な声が沢山聞こえてくる

「近寄らないでください!」

「なんで?」

「勘違いされたらまずいでしょ(汗)」

「別にいいじゃん、中学生となんて噂になんないよ(笑)」

「だから、あっ・・・・」

背中からふわっと抱きしめられた

(キャーいやー)

(誰なのあのチビ)

(もしかしてハルの妹?)

(小学生っぽくない?)


うっ・・・高校せだっちゅうの・・・

「ほらな(笑)」

・・・・そうだよね・・・私となんて噂にもなりやしないよね・・・

(キャー正也様ー)

「あ、田中正也だ私ファンなんだ(-∀-`) 」

「ふーん(бвб) 」

「握手してもらってくるね」

腕からすり抜け裏へ行った正也を追いかける

まだ体に残ってる感触・・・

大きな手、広い胸・・・小さい私なんてすっぽり包まれちゃう(汗)


「くそー、なんでこの俺様がゲストであいつが主役だんだよ
前田敦子の相手役はこの俺がいいに決まってんのに(怒)」

「・・・・あのう・・・・」

「こらこらダメじゃんこんな所まで入ってきちゃ
スタッフ!小学生が紛れ込んでるぞ(怒)」

「え、ちがっ(汗)」

「それと俺握手とかサイン簡単にしない主義だからほらあっちイケ」

「あぅ・・・・」

「おいおい、そんな事言っていいのかよ、
そいつ誰だか知らないの?(бвб)」

「なんだよ、子役か?」

「お前が狙ってる前田敦子姫のい・もう・と(笑)」

「・・・・へぇー敦子嬢の妹さん、僕のファンなの?
嬉しいなー有難う(ニコッ)」

無理やり握手をしてきて引き寄せられたと思ったら耳元で

「今度お姉さんを紹介してね」

そう言って去って行った




続きを読む

雑談

救世主はどこのカテゴリーに含まれますか?

とコメントくださった方

あくまと花嫁♂ U  です

あくまと花嫁♂の続編ですね

ぷーな
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2016年06月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
アーカイブ
カテゴリー