ジャンプ

mblg.tv

可愛い恋人 V 38 最終話

陽菜

次の日の情報番組やスポーツ紙では

”女優の大島優子とモデルの小嶋陽菜が今話題の同性婚”

”これからの芸能活動に影響も!”

”子役の優子ちゃん、こじはるの実子疑惑
大島優子の兄との子供か!!”

”今日の総選挙に第二・第三のこじゆうがいるのか!?”

「何コレ・・・優ちゃんはちゃんと叔父さんの子供って言ったのに
なんで陽菜と優子のお兄さんの子供になってんの(怒)」

「こじゆうって・・・誰が付けたんだ?」

「それは共演してからコアなファンが呼んでたみたい
たまにツイとかに書いて来てたから陽菜は知ってたよ」

「そうなんだ、私はアンチが多すぎてあんまり読まないから・・・」

「優子ってポジティブなのに傷つきやすいよね(бвб) 」

「うっ・・・返す言葉が見つからない

「にしてもひどい、私達の言った言葉半分も書かれてないから
ちゃんと伝わんないじゃん

「そうだね・・・メンバーも変に勘ぐられなきゃいいけどね・・・
佐江あたりやばいかも、まあ、メンバーとじゃないのが救いかな

「でもこれで今日、総選挙があるんだって興味ない人にも
知れ渡ったからそれはそれでよかったんじゃないの?」

「うん、たぶんそれが狙いだったんだと思う
だから昨日だったんだよ」

「いいように利用されたってわけか」

「私達はいつでもよかったんだから
みんなの役に立てたのなら私は嬉しいかな(´-∀-)」

「そうだね、でも優子のお兄さんには迷惑かけちゃうかも(汗)」

「その辺は事務所が抗議するんじゃないかな
いつ妊娠してたんだ!とか言ってさ
陽菜長期休養してたことないでしょ」

「ないない、五・六年前なんてバリバリ水着きて載ってたし(笑)」

「それにしても憶測だけで載せる週刊誌って最悪だよ
もう二度とそこの仕事は受けない

「陽菜も!」

「にゃんにゃん!優子ちゃん!」

「おっ、優やっと起きたのか(笑)」

「だって保育園お休みだからいいんだもん」

そう、昨日の今日なので優ちゃんは保育園を休ませた
絶対記者とか行きそうだもん
先生たちには何も話さないでほしいとお願いしておいたから
大丈夫なはず・・・

「今日はお休みだけどどこにも行けなくてごめんね

「いいよ(´-∀-)にゃんにゃんと優子ちゃんがいて
みみもヒップもいるからお家でも楽しいよ

「優のオモチャは無いけどいろんなコンサートDVDあるから
いっぱい見ていっぱい踊ろうな(´-∀-)」

「うん!優子がセンターだよ

「勿論!未来のセンターだからな

「エヘヘ(´-∀-)」

「その前に朝ご飯食べよう、陽菜お腹減ってぺこぺこ」

「ああぁぁぁ!!」

「なっ どうした(汗)」

「忘れてたぁー」

陽菜に向かって走ってくるとドンと抱きついて

「にゃんにゃんおはよう(-∀-`) うぅー」

「ふふそうだったね、優ちゃんおはよう

しゃがんで口におはようのキス

「うぅぅー」

反対側では両手を差し出し唇も差し出しながら
優ちゃんを迎え入れる準備万端の優子

それをちらっと見てまた陽菜に抱き付く優ちゃん

「うっうえ?」

悲しそうに眉をハの字に下げる優子

陽菜の顔を見てニヤニヤと悪い顔をしてる優ちゃん

「ほら、パパが泣きそうになってるよ(笑)」

笑いながら仕方ないなーて言うと
走って行って優子の頬にキスをして
すぐまた陽菜に抱き付き

「にゃんにゃん抱っこ」

て言うから抱き上げると陽菜の耳元で

「口にはねにゃんにゃんにしかしないからね」

なんて可愛い事を言う優ちゃん

「そうなの?今までは優子にもしてたでしょ?」

「優子もう大人だからパパにはしないんだよ

なるほど・・・女だけど一応この家族ではパパの位置だからね(笑)

こそこそ話だけどしっかり聞こえちゃって
またまた眉を下げる優子(笑)

「でもね、陽菜はママであり時にはパパにもなるから
陽菜もパパになった時はしてくれないのかなー」

「んん〜ん・・・」

真剣に悩んでるし(笑)


「にゃんにゃんはママでもパパでも口にチューする
だって、大好きだもん(´-∀-)」


「お、お、大島さんだって二人が大好きだぞ

必死で訴えて来る優子(笑)

「だって(笑)、じゃー優子にもしてあげなきゃね」

「うー・・・・わかった」

抱いたまま優子に近づくと
顔だけ優子に向けて唇を尖らせる

優子も嬉しそうにチュッてして
照れて優ちゃんが陽菜の胸に顔を埋めてる間に
陽菜にもキスしてくる・・・・

起きた時にもしたのに、もう・・・(笑)

この幸せがずっと続けばいいのに・・・


これからどんな困難が待ち受けてるのか想像もつかないけど
きっと三人・・・ううん三人と一匹と一羽でなら立ち向かって行ける

それに頼りになる姉妹や心友、仲間がいて
見守っていてくれるスタッフがいる

だから陽菜はなーんにも心配してない
ね、そうでしょ

だって私を愛してくれる優子が二人もいるんだよ


最強じゃん(бвб) 










おしまい

可愛い恋人 V 37

カシャ カシャ

優 「本日は私達の為にこんなに沢山の方に来ていただき
ありがとうございます」

記 「お二人から重大発表があるという事ですが
それはまたドラマか映画の共演ですか?」

優 「いえ、そう言うお話じゃありません」

二人顔を見合わせ立ち上がる

優 「わたくし大島優子と」

陽 「小嶋陽菜は」

二 「結婚します」

ザワザワ・・ザワザワ

記 「それは役の設定ですか?」

優 「私達三人はすでに一緒に暮らしています」

記 「・・・今三人とおっしゃいましたよね?」

優 「はい、私と小嶋さんとドラマで共演した優子ちゃんです」

記 「ちょっと待ってください・・・
優子ちゃんとはどういったご関係なんですか?」

陽 「私の子供です」

記 「小嶋さんが産んだという事ですか?」

陽 「いえ、叔父がなくなり身寄りの無い優子を
私が引き取って育てています」

記 「なぜ独身でまだ若い小嶋さんが引き取られたんですか
他に親戚の方とかいらっしゃいますよね」

陽 「陽菜じゃ育てるのは無理だとおっしゃるんですか

記 「いえ・・・そう言う事では・・・

優 「写真集やドラマを見て頂いた方にはわかって頂けるかと
幸せそうだと思いませんか?
それに立派に育ってますよね(´-∀-)」

記 「大島さんの以前いらしたグループに
仲のいいメンバーがいらっしゃいましたよね
ブログにも結婚しました!やお泊り写真キス写真が
よく載せられていて、ファン内ではガチだと言われていたのでは?」

優 「グループは異性同姓共に恋愛禁止ですよ
ガチなわけないじゃないですか(汗)」

横からはダークオーラが・・・・

優 「それは今のメンバーにも同じことが言えます
仲はみんないいですけどね(笑)
私が本当に結婚したいと思ったのは
今横にいる、小嶋陽菜さんだけです」

記 「ドラマの共演は卒業前でしたよね
大島さんは違反していたんじゃないですか」

優 「片思いはしてましたよ
両想いになったのは卒業してからです(´-∀-)」

記 「日本の法律ではまだ女性同士の婚姻は認められてませんが
どうされるんですか?」

優 「婚姻届けは出せませんがちゃんと結婚式を挙げて
二人でサインをしその日が来るまで大切にしまっておきます」

記 「盛大にされるという事ですか?」

優 「勿論です女性にとって一生に一度のメインイベントですよ  
綺麗な花嫁の姿をみんなに見せたいじゃないですか
ここにいる皆さんも是非世界一綺麗な陽菜を撮りに来て下さい」

陽 「優子だって世界一可愛いし」

優 「いや、にゃんにゃんが世界一だって(´-∀-)」

陽 「むぅ・・・優子だもん」

記 「コホンコホン」

優 「あっ、すいませんつい二人の世界に入っちゃいました

記 「発表された事によって仕事が減るとは思われなかったんですか?」

優 「そうですねまだまだ偏見はあると思いますが
私達が今日まで積み上げてきた実績と信頼
スタッフたちとの絆はこんな事で崩れるとは思っていませんので
二人とも全然心配していません」

スタ「そろそろお時間です・・・」

記 「もし仕事がなくなった時はどうされるんですか?」

優 「私の座右の銘を知ってますか?」

記 「・・・・」

優 「己を信じ精進せよ
今まで通り、いえ今まで以上に女優の道を究め
三人で幸せになって見せます
あ!この会見を見て私達を使ってみたいと
思われた監督さんやプロデューサーの方
事務所へのオファー、お待ちしております(笑)」

二人で立ち上がり

優 「本日はありがとうございました」

同時に頭を下げ退出した

可愛い恋人 V 36

優子

「こんば・・・・ただいまぁー(бвб) 」

「ただいまぁぁ〜(´-∀-)」

「キャンキャンキャン

「アハッ(-∀-`) おかえり」

玄関まで迎えに行くと飛びついてくる優を抱き上げる

みみは陽菜に抱かれたまま大人しくしている

「ねえねえ、ここ優子のおうちになるの?」

「そうだよ気に入ってくれると嬉しいなー」

優を抱いたまま各部屋を見せて回る
陽菜はみみを下に置きリビングへ

「ここが優の部屋だよ(-∀-`) 」

「・・・・・・・何にもないね」

「まだ優は引っ越してきてないからだよ
小学生になったら机もいるしベッドも必要だから
今度三人で見に行こうね」

「・・・・・優子ここで寝るの?」

「ん?そうだよ」

「一人で寝るの?」

「あぁー・・・まだまだ先の話だよ
優がもう少し大きくなって一人でも怖くなくなった時の為
に揃えておくだけだから今はまだ一緒に寝ようね(-∀-`) 」

「うん!その時はみみちゃんも一緒に寝ようね」

みみの方をみて声をかけるとキャンキャンと返事する

恐るべしみみ・・・

ガシャン・・・ガシャン・・・

リビングの方で音が聞こえて来た

「優子、ヒップが暴れてるよ

「今行く」

リビングへ入ると落ち着かないのか
飛び回って柵に体当たりしているヒップがいて
近寄ろうとしたら私達を追い越し小さい物体が柵の前へ

ゲージの外と中から少しのにらみ合い?

やっぱり仲良くなれないのか・・・

と落胆していたら尻尾をふり出したみみ
ヒップは顔を動かしクンカクンカと匂いを嗅ぐ仕草

「みみちゃんとヒップ仲良し(-∀-`) 」

「さっき一瞬修羅場になると思ってたから良かった (бвб) 」

「飼い主が仲いいんだから仲良くなって当たり前(´-∀-)」

「・・・さっき焦った顔してたのは誰?(笑)」

「あう・・・・見られちゃってたのか(汗)」

「うふふ、お腹すいちゃったから早く食べよう」

「すごーいこれ優子ちゃんが全部作ったの?」

「アハッ(-∀-`) 二人の為に頑張っちゃった(笑)」

「頂きまーす・・・・おいし〜い

「うん、美味しいね陽菜より上手(бвб) 」

「そんな事ないよにゃんにゃんの方が上手だよ!
なあ、優?」

「うん、でも優子ちゃんのも美味しいよ
優子幸せ

「くぅ〜嬉しい事言ってくれるぜまったく(泣)」

「三人で住むようになったらみんな太っちゃいそう(笑)」

「大丈夫私と優はDVD見ながら踊るから
危ないのはにゃんにゃんだけ(笑)」

「え〜ん、ひどーい陽菜モデル出来なくなる〜」

「にゃんにゃんは太っても可愛いもん
肌もポチャポチャしてる方が気持ちいいし
おっぱいも大きい方がモミモミした時気持ちいいよ(-∀-`) 」

「なんか優ちゃん仕様の体になりそうで怖い

「アハハ優の言う通り、マシュマロボディはW優子の物

「むぅ・・・陽菜が仕事できなくなったらしっかり養ってよ」

「お任せ下さい奥様(笑)」

「でも、後5・6年したら優ちゃんが優子の後輩になってるかもよ(笑)」

「それいいね、絶対センター間違いなし
大島さんが保証します(´-∀-)」

「あー・・・女優さんになってたりして」

「それも大歓迎なんてったって陽菜と私の子供だから
日本に留まらず世界に進出する事間違いナーシ

「大げさ―(笑)でもその時は陽菜がマネージャーになって
一緒に海外飛び回ろーと(бвб) 」

「・・・・・小嶋さん、それって海外に行きたいだけでしょ

「そうとも言う(бвб) 」

「それにそうなると大島さんほったらかしじゃん(汗)」

「優子もハリウッド女優になればいいじゃん
あっ!なんなら海外に移住しちゃう?(笑)」

「夢はおっきくだね、でもその為には・・・・
にゃんにゃん英語頑張って勉強しなくちゃだね
大島さんは後輩にレッスンしてもらってたから
結構話せるよ(-∀-`) 」

「うっ・・・・専属通訳お願いします

「ねえねえ、優子英語出来るよ

「「えっ!?」」

「アイオンチュー・アイニーヂュー

「アハハハちょっと違うけど英語に間違いないな、凄いぞ優

「エヘヘ(´-∀-)」

やっぱり三人でいると楽しい
あと少しのしんぼうかー・・・しっかり働いて養っていくからね

可愛い恋人 V 35

優子

撮影がオフになった1日で引っ越しを済ませた

中は段ボールだらけだけど陽菜達が来るまで
まだ日があるから少しずつ片付けたらいいよね

「フーとりあえず今日はお終り

新しく買ったのは事前に二人で選びに行った
キングサイズのベットと寝心地抜群の大きめのソファー
それに大型テレビだけ

なんで寝心地抜群かって?それは・・・ねぇ

「なんか広すぎて寂しいや・・・・

勿論ヒップはいるけどね

犬とウサギって相性はどうなんだろ?
大きさは・・・どう見てもヒップの方が大きいからな(汗)

寂しすぎて電話をかけてみる

「どうしたの?」

「今日引っ越ししたよ」

「あー今日だったんだ」

「うん・・・・あっにゃんにゃんの引っ越し手伝えないかもで
ごめんね(汗)」

「いいよ、お互い仕事持ってるんだから気にしないで」

「優、引っ越しする事で何か言ってた?」

「ヒップがみみと仲良くしてくれるかどうか心配してた」

さすが姉妹考える事が一緒って言う・・・(笑)

「私そこだけが不安だったんだ(´-∀-)」

「優ちゃんに言った日からみみにヒップの写メ見せて
仲良くするんだよ!て言い聞かせてるんだよ
自分だって会った事ないのにね(笑)」

「そっかー二人共私のマンションに来たこと無かったもんね」

「そうだよ、インスタとかでしか見たことないもん(бвб) 」

「ねえ、引っ越してくる前に一度優とヒップ連れてマンションに来ない?」

「新しいマンション?」

「うん、いきなり今日から住みますよりいいかなーて」

「そうだね、そうしようかな」

「今週の木曜日なんてどう?」

「ちょっと待って・・・・・・えーと、陽菜も三時までだから
優ちゃんを迎えに言った足でそっちに行こうか?」

「じゃー夕飯作って待ってるね(-∀-`)
あっ!着替え持ってきて泊まって行けば?」

「次の日は・・・そんなに早くないからそうしようかな
優子は大丈夫なの?」

「私は勝手に起きて勝手に行くから
ゆっくりしていってよ!て言うのも変か
二人の住まいなんだからさ

「うふふそうだね、じゃーいったん家に帰って
用意していくから6時ごろになると思う」

「OK!首を長ーくして待ってるね(-∀-`) 」

「やばい、身長抜かされちゃう

「小嶋さーん(泣)」

「アハハ、 寂しくて誰か連れ込んだら
即離婚だからね!まだ結婚してないけど(笑)」

「そ、そ、そんな事するわけないでしょ

「その動揺が怪しい・・・・(бвб) 」

「ここには陽菜の姉妹&佐江しか入れないと誓います

「たかみなとゆきりんもね(笑)」

「そうだった・・・(笑)」

「おやすみ優ちゃん・・・チュッ

「ぐはっ・・・
にゃんにゃんおやすみチュッチュッチューウ

「多すぎだし(笑)」

電話を切った後のこの静けさが辛い・・・

ゲージを見るとこっちをじっと見ているヒップに

「みみと仲良くしてくれよな」

近づきキョトンとしてるヒップの頭を
ワシャワシャ撫でた

前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2024年04月 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
アーカイブ
カテゴリー