救世主 9  最終話

「大ま王様、大天使様がまだかと怒ってらっしゃいますが」

「えー昨日寝たの遅かったから今日は無しって言っといて」

「この前の定例会もドタキャンされたので今日はお行きになった方が(汗)」

「ユウコ代わりに行ってきて」

「やだよーはるなが大ま王なんだから行ってきなよ」

「ユウコがこんな沢山産むからじゃん」

「誰が産ませたんだよ(怒)」

「むぅ・・可愛いユウコが悪いんだからね」

バサッ!バサッ!

「あっ、天使のくせに勝手に寝室へ入ってこないでよ(怒)」

「ハルナが来ないからだろ(怒)」

「だからってあくまの王宮に入ってこないでよね」

「じゃーテレパシーだけでもつなげてよ
ブロックしたままだろ(怒)」

「だって煩いんだもん(бвб) 」

「だってじゃないよ、だいたいハルナは子供の頃からいい加減で
長になっても全然変わんないってどうなんだよ(怒)」

「才加だって昔から真面目だったじゃん
少しはいい加減になったら(怒)」

「いやそれで怒られるのおかしいだろ(汗)
なあ、ユウコもそう思うだろ?」

「ハルナのユウちゃんに話しかけないでよね
それでなくてもあの時の事はまだ許してないんだから(怒)」

「いや、あの時はだな・・・ごめん・・・」

「で、用件は何?」

「用件て・・・半年に一度の意見交換ぐらい出て来いよ」

「だって、何にも変わんないんだもん」

「そんな事ないだろ?新種どれくらい増えたとか
報告してよね」

「ハルナ知らない(бвб) 」

「おいおい、大ま王はすべての事を知っておかないとダメなんだぞ(汗)」

「ユウちゃんとミナミが管理してくれてるからユウちゃん達に聞いて」

「アツコは何してるんだ?」

「さぁ?人間界に食べに行ってるんじゃないかな
食べるのにハマっちゃって貯蓄切れたらすぐ買い足しに行ってるから」

「はぁ・・・ま界の世も末だな(汗)」

「ん?」

「崩壊しかけって事!」

「そんな事ないもん(怒)
ユウちゃんが賢いから大丈夫だもん(бвб) 」

「ユウコが大ま王になった方がいいんじゃないか(笑)」

「私は小さいしハルナの方が様になってるから
私は陰で支える方がいいの(-∀-`) 」

「影のドンだな(笑)」

「そうでもないけどねアハッ(-∀-`) 」

「だ・か・ら!二人で仲良くしないで(怒)」

「こんどみんなで人間界に行ってバーベキューしようぜ」

「えーしたいしたい(-∀-`) 」

「ばーべきゅー?」

「ハルナは知らないよね、みんなでワイワイできて楽しいんだよ♪」

「ふーん・・・どうしてもって言うのなら
行ってあげてもいいけど(бвб) 」

「たかみなや、珠理奈ちゃんも喜ぶよ
子供たちも初めてだからちゃんと教えてあげなきゃ」

「そうだな、人間界では姿を変えないといけないから
変身の仕方教えてやらないと」

「ユウコお願いね」

「わかってるよ大ま王様(笑)」

「むぅ・・・その呼び方やだ(бвб) 」

「アハッ(-∀-`) ごめんごめん
はるなも手伝ってね」

「今から一発やらしてくれたら手伝ってあげる(бвб) 」

「オマエッ・・・可愛い顔して一発って(汗)」

「関係ない方は帰って(怒)」

「大天使様ごめんね、これから連絡は私が取るから」

「ユウコなら安心だから宜しくな!」

「シッ!シッ!」

「わぁ!(汗)やめろよ」

「早く消えて」

「分かったよじゃーな」

真っ白な翼を広げ帰っていった

「優ちゃん、また救世主が生まれたみたいやねんけど」

「そうなの?人間界から探すようになってから
結構産まれてるよね」

「私ら二人を入れて5人目やからな」

「今まで何で生まれなかったんだろう・・・・?」

「そりゃーま界で済ませてた今までの人が悪いんじゃん」

「そっかー、じゃーはるなが先駆者なんだね」

「エヘン(бвб) 」

「凄いね、やっぱり大ま王様になるのは必然だったんだね」

「そ、そうかな・・・(照)」

「そうだよ、大ま王様だから救世主のお祝いに行かなきゃだね(-∀-`) 」

「仕方ないなー(бвб) ・・・・・・ん?あれ?」

「私も行ってあげるから連れてって」

「ユウコもう飛べるじゃん」

「だってはるなに抱っこしてもらいたいんだもん(-∀-`) 」

「・・・・・・・・ガバッ!!」

「え?待って生えてきてるよ(汗)」

「ちょっ!私おるんやけど(汗)」

「早く出て行けバカミナ」

「ダメだよ(汗)行かなきゃ」

「大ま王様の言う事が聞けないって言うの(怒)」

「こんな時だけずるい」

「こんな時にこそ施行します(бвб) 」

「・・・頭良くなった?」

「むぅ・・・前からいいもん」

「えーと・・・子供はもう・・・」

「わかってる、妊娠してたら出来ないから欲求不満になっちゃうもん」

「もうなかったんじゃ・・・・?」

「アッちゃんに頼んどいたのー、アッちゃーん」

「はいはい、急いで来ましたよ(∵)はいどうぞ」

「わーい(бвб) 有難う♪」

「そんな大量に・・・(汗)」

「えーと、半分はうちに貰ってもいいかな('A`)」

「たかみな?」

「要らない!みなみはまだまだ頑張って産め
ほら帰ってするぞ(∵)」

「優ちゃん助けてー(泣)」

「後二人産んだら追いつけるよ(-∀-`) 」

「いややー(泣)」

拘束され帰って行った二人

「やっと帰った、さーて足開いて(бвб) 」

「だからお祝いへ・・・(汗)」

「これ三つ使ってからね(бвб) 」

「あぁー誰か助けてー(汗)」

もう少ししたらあと一人は産ませとこうかな(бвб) 

追いつかれるの嫌だもん(笑)



おしまい

救世主 8

優子

少し怒ってた・・・ううん結構怒ってたはるななのに
話してるうちに怒りが収まったのか
すごく優しく抱いてくれた

はぁ・・・好きだなぁー(-∀-`)

今も後ろから私の事を抱きしめながら
片手でお腹を撫でてくれてる

私より大きい胸が背中にあたって変な気分

あそこが生えてないはるなは、ザ・女子!
て言う感じなのに私の旦那様なんだもんなー・・・

「何考えてるの?」

「え?えーと・・・麻里ちゃんどうだったのかなーて」

「あっ、この騒動で忘れてた」

「あっちゃんまだ帰ってないよね?」

『そうなの聞いて!アッちゃんとハルナの連係プレーによって
一番に見つけたんだけど」

「もしかして取られたの?」

「分かんないまだ聞いてないから
すぐ部屋に入って行ったのに驚く声がした後何も聞こえなくてさ
覗いちゃ悪いと思ったんだけど透視して見てみたわけ」

「襲ってるとこ見たの(汗)」

「それがソファーに座って話してたの」

「どう言う事?」

「わかんないからハルナ達も中に入ったら
また叫びだしたの」

「そりゃそうだよ三人も現れたら私だったら気絶するかも」

「そしたらね、ハルナ達の事を説明しだして
ユウコやミナミの事も話しだして・・・初めから説明してたみたい」

「そんな事してたら他のあくまに取られちゃうよ(汗)」

「そうなの、ハルナの鼻があくまの匂いをキャッチしたから
知らせてあげたんだけど嫌がるジュリナにオロオロしちゃって」

「まりちゃんが?」

「そう、あのマリコが小娘相手にオロオロしてんの
仕方ないからアッちゃんと二人で他のあくまを食い止めてたんだけど
ユウコからテレパシーが来たからあっちゃんにごめんと言って帰って来たわけ」

「一人くらいだったらあっちゃん強いから大丈夫だよね?」

「それがハルナのレーダーが複数のあくまの匂いをキャッチしてたから
どうなったのかはわからないの」

「何でそんなにたくさんいるの?
私の時ははるなしかいなかったよね
たかみなの時だって・・・」

「ユウコとミナミの話が広まってると言うか
救世主の話、全員知ってて・・・
人間界に降りるあくまが増えちゃったみたい」

「そんなー・・・あっちゃん大丈夫だったのかな(汗)」

「聞いてみる・・・・」

テレパシーを送るはるな

「さっき帰って来たみたいだけど凄い怒ってる」

「どうだったって?」

「三人と戦ったから結構怪我したって」

「まりちゃんは?」

「ものにしたみたいだけど謝り続けながら抱いてたんだって」

「あっちゃんに?」

「違う、ジュリナって子にごめんね怖いよね、痛いよねごめんねって
あのマリコがだよ!信じられない」

「たぶん一目ぼれしたんだよ」

「ひとめぼれ?」

「一目見て恋しちゃったんだよ」

「マリコが?あのプレイボーイのマリコが?
あり得ないんだけど」

「はるなは・・・・違うかったもんね・・・」

「なにが?」

「私の事好きになったからじゃ無いでしょ
早くやらなきゃ取られるからだもんね
女種なら誰でもよかったんだもんね・・・」

「それは・・・・最初はそうだったけど
今はユウコじゃないと無理だから・・・」

「救世主が生まれるからでしょ」

「違う!そんな事でこんなに必死になんてならない
ユウコが好きだから、大切だから!くっ・・・」

「ごめん・・・いじわるしちゃった(汗)
わかってるよ、ちゃんと届いてるから」

「バカ!もう知らない(怒)」

翼をだし飛び立とうとしたから
慌てて首に手を回すと私の体も浮いちゃって
落ちそうに

「あぶない!(汗)」

腰に手を回し抱きとめてくれたはるな

「行かないでよ(涙)」

「無茶しちゃダメじゃん(怒)お腹打ったらどうすんの(汗)」

「だってー赤ちゃんより陽菜の方が大切なんだもん(泣)」

「ユウコ・・・・ごめんやさしく出来ないかも」

「え?(汗)」

ベッドにおろされると同時に
舌が体を駆け巡り陽菜のあそこが生えてきて
あっという間にまたイカされた

救世主 7

陽菜

最後までされてないのはわかったけどどこまでされたの?

優子の体は全部ハルナの物なのに・・・・

まずは心を落ち着かせ
怒らないからと言ってすべてを話すように言うと

順を追って思い出しながらゆっくり話す優子

途中泣きそうになりながらも必死に耐えて・・・

歯を食いしばり拳を握りしめて最後まで聞く

「ユウコはそれでいいんだね」

「うん、ナナさんも辛かったんだと思うから
はるなも許してあげて」

「・・・・・・・」

優子を抱き上げ翼を出し飛び上がる

「はるな?」

「ベッド壊しそうだから今日はこのまま抱く」

「やだ、怖いよ(汗)」

「大丈夫落とさないから」

片方の翼を落ちないようにユウコの下に敷くと

「陽菜の翼って柔らかいね(-∀-`) 」

「え?」

「ナナさんのにも触れたけどはるなのは気持ちいい」

「あ、当たり前だし(бвб)」

「同じ顔で同じ声なのにはるなと全然違うくて怖かった」

「ユウコ・・・・」

「はるなの子供じゃなくなるのかと思うともっと怖かった」

「っ・・・・ごめんね・・・怖い思いさせてごめん」

「謝らないで、はるなは助けてくれたじゃん
ありがとう(-∀-`) 」

「お腹しんどくなったらすぐに言って」

「うん、はるなが好き、はるなしかヤダ!
はるな以外に触られても気持ちよくないもん」

「当たり前、ハルナとユウコは相性いいんだから
なんてったって救世主の親だよ」

「うん・・・はるなの子供沢山欲しい」

「言われなくても産ませてあげるから」

「えへへ、はるな大ま王だね(-∀-`) 」

「あんまりなりたくない」

「なんで?」

「仕事したくないもん」

「いやそこは頑張ってよ」

「むり!ユウコが代りにしてね」

「私は子育てしないと(汗)」

「そんなのママやナナに任せとけばいいの」

「はるなぁー(汗)」

大ま王になって公務なんてしてられないっちゅうの

ハルナは自由が好きなんだから

ユウコと話してたら気持ちが落ち着いてきて
怒りが収まってきたから
ユウコをベッドにおろす

「はるな?」

「お腹に負担かけないようにしなきゃね」

「アハッ(-∀-`)はるな!」

嬉しそうなユウコの唇にキスをおとした

救世主 6

ナナ

必死で抵抗するユウコを後ろ向きにし
羽交い絞めにして入れようとしたとき

いきなり周りが真っ黒になった・・
あくまだから慣れてるけど漆黒の闇?みたいな感じは慣れない

だれの気配も感じなかったのに

「きゃっ!」

「イッ(汗)」

私の腕をねじ上げ誰かがユウコをさらった

「だれ?」

ハルナが来れるはずがないしこんな闇を作れるはずがない・・・

じゃー誰?

「邪魔をするのは誰?」

するとそこだけ明るくなり誰かがユウコを抱いて浮かんでいるのが見える

「あんた誰?」

「はぁ・・・姉妹喧嘩に私を駆り出さないでほしいわん
ホントにあの子は私の事をなんだと思ってるのかしらん」

「だから、誰?」

漆黒は消え周りが見えるとお父さんとユウナを抱いたお母さんが入って来た

「大ま王様申し訳ありません(汗)」

「大ま王?これが?」

「姉妹揃っておんなじこと言うのね(笑)」

「申し訳ございません私共の教育が行き届いていないせいで(汗)」

「なんで大ま王が出て来る訳?」

「あなたは知らないのね
この子と交わって救世主が生まれるのはハルナちゃんのDNAだけ
同じ姉妹でもあなたには無理なのよ」

「うそ・・・」

「今妊娠中のこの子の中にあなたの精子を入れたら
救世主効果が無くなっちゃうところだったんだから
危なかったわよん(汗)」

「じゃー私が出世するのは無理って事?」

「あなたもパートナーを見つけて女の子を産めば
ある程度は上がれるわよん」


「妹に負けるなんて・・・」

「はい渡すわね」

ユウコをお父さんに引き渡すと

「ちゃんと助けたんだからニャンちゃんに王宮に来てって言っといてよ」

「御意」

「じゃーねん♪」

ボン!という音とともに消えいなくなった


「ナナ帰るぞ」

「ふっ、今更帰れるわけないじゃん私の事はほっといて」

「ほったらかしにしてたからこういうことになったんだ
今日からは家で暮らしなさい」

「私なんてどうなっても気にしないくせに
それにハルナが許してくれるはずない」

「ナナさん、一緒に暮らしましょう
私からもはるなにお願いしますから」

「なんで・・・こんな酷い事したのに・・・」

「ずっと苦しそうな顔をしてたから・・・」

「ユウ・・・コ・・・」

「うちの嫁はいい子なんだよ
お前も頑張っていい嫁見つけてこい」

「お父さん・・・」

「うきゃっ、キャッ(*´▽`*)」

「ほら、ユウナちゃんもあなたの事
好きだって」

「っ・・・ごめんなさい(涙)」



みんなの言葉に甘えうちに帰りリビングに居ると

「バサッ!バサッ!!ハァハァハァ・・・・」

「はるなお帰り(´-∀-)」

「ユウ・・コ?」

「早いわね(笑)」

「ハルナは人間界で言うオリンピックに出れるな(笑)」

「はぁ?どうなってんの、何和んでる?」

「ごめんね私の勘違いだったみたい」

「どう言う事?」

「何もなかったって事よ」

「ウソでしょ・・・メーたんは?」

「あぁー怒ってらっしゃったぞ
王宮に至急来いともおっしゃってたな
早く行った方がいいぞ」

「あり得ないし・・・・もう飛ぶ体力も気力もない(怒)」

「ごめんね私のせいで(汗)」

「本当に何もなかったの?」

私をじっと睨むハルナ

「私が・・・・「私から話しますから、はるな寝る時ゆっくり話すから」

「わかった・・・取り合えず疲れたから寝る
ユウコ行くよ」

「すいませんユウナお願いできますか」

「ナナにすっかり懐いちゃってるから大丈夫よ」

「顔一緒だから間違えてるのかもな(笑)」

「はぁ?あり得ないしかして」

「ユウナ、ハルナがパパだよ(бвб) 」

「ウキャッ・・・ハーナ」

「!??い、今ハルナって言ったよね?
ねえ、聞こえたでしょ?」

「アハッ(-∀-`) 凄い一番初めの言葉がハルナだ
いいなー普通ママが先なのになー
ちゃんとハルナの事わかってるね(´-∀-)」

「よし!これで預けても大丈夫
ほら、ナナに見させてあげるから
泣かさないでよ」

「ありがとう・・・・・」

「わぁーナナがありがとうだって、これ明日嵐ね(笑)」

「煩いなー二度と言わないから(笑)」

「じゃーユウコとゆっくり話し合いながら
襲ってくるから邪魔しないでね」

「はるな(汗)」

「そんな元気あるなら大ま王様の所へ・・・」

「あっちは明日行くから言っといて」

「お前が直接言いなさい」

「えー無理ブロックしてるから探せない」

「いやいや、助けを求めるテレパシー送ったんだろ?」

「あぁー・・・もう忘れた(бвб) 」

「はぁ・・・何でこんな子供ばかりなんだ(泣)」

「私がいるからいいじゃないですか」

「母さん♪」

二組はそれぞれの部屋へ入って行った・・・・

「ユウナ、ナナお姉さんと遊ぼうね」

「ナーナ」

・・・・・やばい・・・可愛い・・・

私も早く女性種見つけて子供欲しいかも

救世主 5

ユウコからテレパシーが何度も来てる

泣きながら助けてハルナと・・・

例え姉でも許さない・・・

ユウコにもしもの事があったらハルナはきっと・・・


でもここからじゃ間に合わない

全速力で飛び続けながらテレパシーを送る


あいつならどこにいても探し出せるし
誰よりも強いはず・・・・だよね?(汗)

お願い間に合って・・・ハルナの優子を助けて・・・



ナナ



ハルナが奥さんを連れて帰ってきてると友達に聞いた

妹も親からも何も言ってこないのには笑っちゃうけどね

子供が出来るとその子は救世主だと騒がれた

もしかして私も救世主の子供を持てる?

この生活から抜け出して一気に出世?

家に帰ると誰もいなくて小さいのが二人
ベットと言う代物で寝ていた

こいつ?この小さいの?

顔にかかる髪の毛をのけじっくり見ながら
輪郭をなぞる

目・鼻・口・・・・寝顔はまあまあか・・・

目を覚まして私を見てハルナと言った

少ししゃがれた声、くりくりした目
笑ったら出来る笑窪・・・

やばい、ハマったかも・・・
何としてでも欲しくなった

今妊娠中みたいだから丁度いい
私のを中に出せば私の子になるんだから

あれからじっと機会をうかがっていた

家にいたままだと油断してくれないから何も言わずに家を出た
ちょくちょく家を空けてたから怪しまれないで済む

そしたら案の定ハルナは油断してくれた

妹ながら純粋と言うのか単純と言うかバカなやつだ(笑)

人間界に行くとどんなに早いスプリンターがワープして飛んでも
一時間はかかる、ハルナだったら倍以上かかるだろう(笑)

それだけあれば十分抱けるそう思ってた・・・

「はるな(涙)はるな(泣)誰か助けて」

「呼んでも無駄、ここは誰も知らない秘密の隠れ家
家族も仲のいい友達でさえ知らないんだから(笑)」

「やだ、お願い離して」

「今離したら落ちるよ(笑)
そしたら赤ちゃんどうなるかなー
あ、ユウコの命も危ないんじゃない?」

「うう・・・・・お姉さんなのになんで・・・(涙)」

「顔も容姿もそっくりなのに愛されるのはいつもハルナだった
何が違うの?私の方が頭もいいし運動神経だっていい
ハルナに負けてるのは嗅覚だけ
いつもぽーとしてフワフワしてて・・
たまたまユウコを見つけ
たまたま子供が救世主で・・・
運が良かっただけじゃん」

「違う、はるなは優しいもん
人間界まで来て私を見つけてくれたし
天使からも助けてくれたし
誰よりも勇気があって強いもん
それに私を愛してくれてるもん!」

「煩い!私の子を産め!!」

濡れてなくてもいいや突っ込んでやる(怒)








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