ユウコからテレパシーが何度も来てる

泣きながら助けてハルナと・・・

例え姉でも許さない・・・

ユウコにもしもの事があったらハルナはきっと・・・


でもここからじゃ間に合わない

全速力で飛び続けながらテレパシーを送る


あいつならどこにいても探し出せるし
誰よりも強いはず・・・・だよね?(汗)

お願い間に合って・・・ハルナの優子を助けて・・・



ナナ



ハルナが奥さんを連れて帰ってきてると友達に聞いた

妹も親からも何も言ってこないのには笑っちゃうけどね

子供が出来るとその子は救世主だと騒がれた

もしかして私も救世主の子供を持てる?

この生活から抜け出して一気に出世?

家に帰ると誰もいなくて小さいのが二人
ベットと言う代物で寝ていた

こいつ?この小さいの?

顔にかかる髪の毛をのけじっくり見ながら
輪郭をなぞる

目・鼻・口・・・・寝顔はまあまあか・・・

目を覚まして私を見てハルナと言った

少ししゃがれた声、くりくりした目
笑ったら出来る笑窪・・・

やばい、ハマったかも・・・
何としてでも欲しくなった

今妊娠中みたいだから丁度いい
私のを中に出せば私の子になるんだから

あれからじっと機会をうかがっていた

家にいたままだと油断してくれないから何も言わずに家を出た
ちょくちょく家を空けてたから怪しまれないで済む

そしたら案の定ハルナは油断してくれた

妹ながら純粋と言うのか単純と言うかバカなやつだ(笑)

人間界に行くとどんなに早いスプリンターがワープして飛んでも
一時間はかかる、ハルナだったら倍以上かかるだろう(笑)

それだけあれば十分抱けるそう思ってた・・・

「はるな(涙)はるな(泣)誰か助けて」

「呼んでも無駄、ここは誰も知らない秘密の隠れ家
家族も仲のいい友達でさえ知らないんだから(笑)」

「やだ、お願い離して」

「今離したら落ちるよ(笑)
そしたら赤ちゃんどうなるかなー
あ、ユウコの命も危ないんじゃない?」

「うう・・・・・お姉さんなのになんで・・・(涙)」

「顔も容姿もそっくりなのに愛されるのはいつもハルナだった
何が違うの?私の方が頭もいいし運動神経だっていい
ハルナに負けてるのは嗅覚だけ
いつもぽーとしてフワフワしてて・・
たまたまユウコを見つけ
たまたま子供が救世主で・・・
運が良かっただけじゃん」

「違う、はるなは優しいもん
人間界まで来て私を見つけてくれたし
天使からも助けてくれたし
誰よりも勇気があって強いもん
それに私を愛してくれてるもん!」

「煩い!私の子を産め!!」

濡れてなくてもいいや突っ込んでやる(怒)