わんわん警察 U 9

「でね、それから四時間一度も起きなかったんだよ
すごいと思わない?・・・・・
ねえ、ご飯がっつきすぎ(汗)」

「だって(ムシャムシャ)
昼食べてないから(もぐもぐ)
腹減って死にそうだったんだぜ」

「どうして食べなかったの?」

「だってお金持って行ってなかっただろ
貸しといてやるって言われたけど
今日あったばかりの人に借りたら
にゃんにゃん怒るだろ
だから公園の水で我慢した」


そう言えば電車はICカード持たせたから
安心してお昼代渡すの忘れてた(汗)

でも

「コンビニとかだったら電車に乗る時のカードでも買えるんだよ」

「そうなの?教えといてくれよ」

「でもあんまり使うと帰りの電車賃なくなっちゃうから
勝手に使ったら駄目だからね」

「じゃー昼代毎日くれぜ」

「・・・・・おにぎりでいいなら作ってあげるけど」

「え、いいぜ♪中はやっぱりおかかぜ(-∀-`)」


犬なのにカツオが好きとか笑っちゃう
だってカツオって猫のイメージだもん

それに毎日お昼食べに行かれたら
お金がどんどん減っちゃうからね


「今日仕事どうだったの?」

「それがインコがなかなか見つからなくてさ
いくら俺の鼻がいいって言っても空を飛ばれると
匂いが残ってないだろ、困ったぜ(;´-∀-)」

「じゃー見つからなかったの?」

「それがもう暗くなってきたから無理だよな
てなって、家に謝りに行ったら
家の前に止まってて有華が素早く捕まえて渡したんぜ(-∀-`)」

「偶然ってことだよね」

「それでも仕事完了だからお金は貰えるんだぜ」


依頼を完了したには違いないか


「明日の仕事は?」

「それは明日わかるんぜ(-∀-`)」


それって無いってことじゃないの?


「ごちそうさまぜ
さぁーユナ遊ぶんぜ(-∀-`)」

「クンクン・・・・ん?優ちゃんなんか臭くない?」

「おぉん・・・・・ドブ掃除したからかな(;´-∀-)
でも手はちゃんと洗ったぜ」

「髪とか服に匂いが付いちゃってんじゃん
ユナに触る前にお風呂入って!」

「そんなに怒るなぜ(;´-∀-)」

「だから!そのぜやめてって言ってる」

「あぅ・・・ごめん・・・よ・・・(。-∀-)」


駄目だまた優ちゃんにあたっちゃった
まだ一日目なのに・・・・

陽菜ってこんなに我慢強くなかったっけ?


トボトボとバスルームへ向かう優ちゃん

その姿があまりにも悲しそうで・・・・


「優ちゃんごめん」


追いかけていって後ろから抱きしめた


「にゃんにゃん・・・・匂いうつるから・・・・」

「ユナには駄目だけど
陽菜なら良い」

「にゃんにゃん(。-∀-)」


うるうるして涙目の優ちゃんの薄い唇にキスしてあげたら
とたんに元気になる変態犬・・・・基、変態親父


もっとして来ようとするから
顔を天井に向けた

 

こんばんは(-∀-`)

寒暖差が激しい今日この頃
皆さんいかがお過ごしでしょうか

私は偏頭痛は相変わらずあるもののまだ軽くすんでいて
風邪も引かず元気です(誰も聞いてない)

なぜか周りにコロナがうようよしていて
仕事関係や知り合いが掛かるという
すごく身近な出来事になっていていつもビクビクしています(;´-∀-)


スクープが完結し次のお話なのですがどれも中途半端でして
まだまだ投稿出来るまでになっていないのですが

遊び程度のお話を今書いてい
物語になっていないので終わりが無いというか
ドラマで言うと一話完結のようなコメディーぽいお話ですので
投稿しても良いのかなーと思っています

その前に拍手文でまだ載せていなかったわんわん警察を
投稿しますね

そして拍手文には続きのお話を載せましたので
読んだ後一度だけ拍手をポチッと押してください


オンラインイベントで一部に申し込んだ方
抽選で当たったらお会いしましょう(笑)


ぷーな

わんわん警察 U 8

「へぇ〜面白そうじゃん」

「他人事だからそう思えるんだよ
うちとしたら死活問題なんだから」

「ひと月は我慢して見守ってあげるんでしょ」

「そうだけど・・・・」

「それにしてもよく飲むね
うちなんか男の子なのにすぐ離して寝ちゃうんだよ
で1時間もたたないうちのまた泣き出すもんだから
用事も出来やしない」

「夜はどうなの?」

「夜も二時間もてばいい方かな
だから寝てる気が全然しない(汗)」

「そうなんだ、だったらユナは寝てくれる方なのかな
寝てから朝まで二度しか起きないから
この前なんて一回起きてそのまま朝まで寝てたから
死んでるんじゃないかって焦った」

「羨ましい・・・・」

「秋元さんは手伝ってくれる?」

「疲れて帰って来てるのに夜中泣き止まない時は
抱っこして麻里子は寝てていいよって言ってくれる」

「はぁ・・・・羨ましい・・・」

「ゆっぴーは気にせず寝てそう(笑)」

「だからユナが気を使って起きないのかもしれない(笑)」

「あ、噂をすれば坊ちゃんが起きた
はいはい今行くよ(*`ω´) 」

「まさ君こんにちは」

「ほーらユナちゃんが遊びに来てくれたよ
たしか昨日も来てたけど(笑)」

「そう言えば昨日陽菜がいた時一度も泣かなかったよね」
一緒に寝かせてたけど二人共泣かずによく寝てた」

「ユナちゃんにつられて寝てたのかな?」

「ミルク飲ませてまた寝かせてみる?」

「そうしようか、で、その間私達はティタイム(*`ω´) 」


二人並んで授乳中


「まさかこんな日が来るとは(*`ω´)」

「だよねぇ〜空港で働いてたのが嘘みたい」

「篠田はまた復帰するけどね」

「もう篠田じゃないでしょ(笑)」

「あ、癖でつい(汗)ニャロは小嶋のままだからいいよね」

「いいのか悪いのか・・・・・」

「ゆっぴーに名字はないんだから仕方ないでしょ
一応付けないといけなくて小嶋より大きいのがいいって
大島にしたときには驚いたけど」

「体が小さいから名字だけでも陽菜に勝ちたかったんだって(笑)」

「発想が犬だよね(*`ω´)」

「そうかな・・・・」


陽菜もそう思ったんだけど(汗)


「よしこのまま向こうの部屋のベッドに寝かそう」

「寝てくれるかな」

「祈るしかないね」


相変わらずのいい加減さに笑みがこぼれた

わんわん警察 U 7

「ここぜ(-∀-`) 」

「こ・・・こ?」

「ここに募集の紙が貼ってあったんだけど
俺が決まったからもうないぜ♪」


どうみて受けるはずだったビルとは程遠い
三階建てのテナントが入ってる雑居ビル


「ほらあそこの窓に名前が書いてあるだろ」


自分で貼りましたと言わんばかりの雑さ


「やっぱりやめよう、
お給料ちゃんと貰えないかもしれないよ」

「そうだとしても
男が一度約束した事は守らないといけないんだぞ(怒)」


これもテレビの見すぎ


「ひと月・・・ひと月行ってみてダメだったらすぐやめて」

「嫌だ!」

「陽菜とユナが路頭に迷ってもいいの!?」

「ろとうってわからない・・・・」

「お金が無くて家も無くなってご飯も食べれなくなるって事!」

「それはダメぜ(;´-∀-)
・・・・・わかった!ひと月頑張る
そしてお金もいっぱい稼ぐ」

「おいよいよいよいこんな所で子連れをナンパか(笑)」

「あ、社長(-∀-`) 」

「この人が社長?」

「そうですこの人
私が宮澤佐江社長です、で、あなたは?」

「申し遅れました
私、小嶋の妻で陽菜と申します」

「ニャンだと、お前こんな美人な奥さんがいたのか」

「そうなんだぜ(-∀-`) 」

「このこの!上手いことたらしこんだなニヒヒヒヒ」

「たらしこむ?」

「お前たらしこむもわかんないのか
佐江よりバカで嬉しいよ♪」


二人で繰り出されてる会話を聞いていて
不安しかない(汗)


「あ、それに可愛い娘ちゃんもいるんじゃん
これはしっかり働かなきゃだな」

「そうなんぜ、だから仕事いっぱいくれぜ」

「いいぜいいぜキャハハ」

「・・・・・あのう」

「ん?」

「事務所見せて頂いてもいいでしょうか」

「そうだった、どうぞどうぞ
汚い所ですが見て行って下さい
そしてどんどん宣伝してください
犬猫から老人徘徊子供の迷子捜索
大掃除、引っ越しのお手伝い
何でもござれだから」


それって探偵と言うより何でも屋じゃん


エレベーターがなく階段で三階へ


「おっはよー♪」

「おはようございます」

「りんちゃん今日もかわうぃねぇー」


本当にここで大丈夫なの?


「社長が遅刻してきてどうすんねん」

「そうですよ遅刻はあきません」

「関西弁兄妹はうるさいなぁー」

「エセ関西弁使うな(怒)」

「出勤時間は自由なんだしいいじゃありませんか
で、えーとそちらの女性の方は」

「あ、この美女は小嶋君の奥さん」

「まあ、こんなむさ苦しい所へ
来てくださってありがとうございます
今お茶入れますのでそこのに座っててください」

「あ、お気遣いなさらずに
これつまらないものですが皆さんで召し上がって下さい」

「つまらないものはあげたらダメぜ(;´-∀-)」

「アハハハハ、相変わらず面白いな」

「・・・・バカ・・・」

「あぅ・・・バカって言われたぜ(。-∀-)」

「と言うかこっちの二人とは初対面だな」


そう言えば優ちゃんいれて三人って言ってたのに
昨日二人がいなかったから三人だと思ったのか・・・


「ゆきりんから話は聞いたで
俺は増田有華、今日からよろしくな」

「うちは横山由依やよろしく」

「名字が違うんですね(бвб) 」

「関西弁やから佐江が勝手に兄妹や言うてるだけで
俺は大阪やし由依は京都生まれで全くの赤の他人やで」

「そうなんですね」


ややこしい・・・・


「騒がしくてすみません
それにしてもこんな騒がしいのによく寝てますね」

「家ではこれが普通ですから」

「あぁ・・・なんかわかる気がします(笑)」


まともな人が一人でもいてよかった


四人はずっと騒いでるからゆきりん?に話を聞いてみる


「あのう・・・お名前聞いてもよろしいですか
私は小嶋陽菜と申します」

「あ、そうでしたね
私、柏木由紀と言います」

「柏木さん」

「ゆきりんでいいですよ
みんなそう呼びますから
それにしても打ち解けるの早いですよね(笑)
昔っからの仲間みたい」

「それだけが取り柄なので(汗)」

「なんだか嗅覚がいいそうですね
昨日も試しにやってみたら
すぐにかぎ分てたし耳もいいみたいで
足音を聞き分けてましたね」

「なんかそう言うの敏感みたいで(汗)」

「前のお仕事もそう言う感じの仕事だったって聞きましたけど
イマイチ何を言ってるのかわからなくて・・・」

「なんか閉じこもるところで働いてたみたいで
会話もあまりしないで黙々と作業をするみたいな(汗)
だから五感が発達したんだと思います」

「あぁ・・・だからあまり言葉が出てこないんですかね」

「そうかもしれません」


危ない危ない


「じゃー何処で知り合われたんですか?」

「仕事場で・・・」

「え、小嶋さんも密閉された場所で働いてたんですか?」

「私は特殊な能力はありませんでしたので
雑用みたいな感じですかね(汗)」


このまま根掘り葉掘り聞かれたら
ぼろが出そうだから


「そろそろ授乳の時間なので失礼します」

「またいつでも来てくださいね」

「ありがとうございます
主人をよろしくお願いします」

「え、にゃんにゃんもう帰るのかぜ」

「にゃんにゃんだとー
デレデレだなこの野郎」

「当たり前ぜ、にゃんにゃんは日本一可愛いんぜ(-∀-`) 」

「りんちゃんなんか世界一だぞ」

「ムムム・・・にゃんにゃんは宇宙一ぜ!」

「り、りんちゃんはう〜ん・・・(汗)」

「ふっ勝ったぜ(-∀-`) 」

「佐江は負けない!いや、りんちゃんは負けないぞ」

「はい、おしまい
ほら、社長だったら仕事探してきて!」

「え〜」

「それか駅でチラシ配り3000枚ね」

「一日かかるじゃん、今日入ってる仕事は?」

「町内会のドブ掃除のお手伝いと
商店街の清掃、逃げていったセキセイインコの捜索」

「チラシ配りいってきます」

「うちは掃除や」

「俺はどうしたらいい?」

「優子は俺と一緒にドブ掃除してからのインコ捜索な」

「有華よろしくぜ(-∀-`) 」


こんな仕事だけで五人のお給料払って行けるの?

心配しかないよねあせ(汗)



スクープ Y 57 最終話

くそー私が甘かった
先輩が書かなくても情報提供してお金を稼ぐ方法があった

もう記事になってしまってるんだったら私には何もできない
陽菜ごめん・・・・・

急いで店を閉め車に飛び乗り
捕まらないようにスピードを上げ東京へ

部屋に入るとソファーに寄り掛かるように眠っていた陽菜
そっと顔を除くと涙の後が

胸がギュッと締め付けられ
泣きそうになるのをグッと我慢して陽菜を起こす

早くしないと囲まれたら身動きできなくなるからね

荷物は・・・・・スーツケース1個
と、ハンガーに吊るしたワンピースやコート数点
大きめの袋にバックや靴を詰め込みいったん車に運び
もう一度戻って両手いっぱいの荷物を運んでマンションとお別れ


「思い出のマンションとお別れだね(-∀-`) 」

「優子と初めて結ばれた場所(бвб)」

「そ、そうだった(;´-∀-)」


あの時はまさか付き合うことになるなんて思ってもいなかったよね
何とかスクープを聞き出そうと必死だった思い出

あの時の動画は大切に残してある(-∀-`) 


「まずどこに行く?早く飛行機のチケット取らなきゃ」

「それなんだけど東京から出国となると見つかる可能性大でしょ
だから関西からにしない?」

「でもあそこから新幹線まで時間かかるし最終間に合わないよ」

「車で行って預かっててもらう」

「駐車代金すごいことになるって(汗)」

「大丈夫、もう話は出来てるから」

「話?」

「うん、車自由に使ってくださいって言ったら助かるって」

「もしかして・・・・」

「そう、あそこを拠点としてたまに家に戻ってまた出国しようと思ってる」

「良いと思う日本に戻ってきて美味しいご飯直ぐ食べれるなんて素敵」

「まずはどこに行く?」

「ハワイ!て言いたいところだけど
日本人多すぎだしすぐばれそうだからヨーロッパ系かな」

「端から順番に行こうか(-∀-`) 」

「任せる(бвб)」

「サグラダファミリア撮りたかったんだよね(-∀-`) 」

「ファミマのサラダ?」

「でっ(;´-∀-)」

「ちょっと危ないじゃん(汗)」

「変なこと言うからでしょ、サグラダファミリア知らないの?」

「知らない(бвб)」

「・・・・まあ、行ってからのお楽しみにしておく」

「えぇー・・・別にいいけど・・・」

「カフェは返さなくていいって言ってくれてるから
荷物は置いておけるけどマンションの残りの荷物どうする?」

「後はどうでもいいものばかりだから
処分してもらう」

「そっか・・・・・」

「陽菜のせいでごめんね」

「違うよ、陽菜のおかげで海外に出るきっかけを貰ったし
今の私があるのも陽菜のおかげなんだよ
だから謝らないで」

「ありがとう」

「私の方こそありがとうだよ」

「ふふふ終わんないね(笑)」

「だーね(笑)」



陽菜と出会ってからどれだけのシャッターチャンスがあっただろう

あれが全部世に出ていたら私は凄い出世してただろうな(笑)



陽菜の記事は証言だけで写真がないから信ぴょう性に欠ける

しらを切り続ければまだまだできたと思うけど
陽菜が選んだ道だから何も言わない

これからは一緒に歩いていこう
そして毎日スクープ写真を撮って
いつか世間を驚かせてやろう


私だけの陽菜を見せるのは少しいやな気もするけど
見て欲しいのも事実だから葛藤が半端ないや(笑)


でも、まずは背景の一部としての出演になるけど怒らないでよ(笑)
顔がわからないように遠くからだったら少し位脱いでも・・・・(-∀-`) 


「ねえ、なんでニヤニヤしてるの?」

「え!?こ、こういう顔だよ私(;´-∀-)」

「言わないんだったら一生撮らせてあげないんだから(怒)」

「嘘です言いますごめんなさい(;´-∀-)」



絶対に怒られると思ったのに顔出さないんだったら
ヌード写真集出す?なーんて言うもんだから
思いっきり反対したよね


だって陽菜の裸は私だけのもので
私の裸も陽菜だけのものだから


みんな想像しないでよ(笑)




おしまい
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