「いい加減にしなさいよ(怒)」

「・・・・・むぅ・・・」


車に乗り込んだ第一声がそれってどうなの

それにいつものマネージャーじゃなくて
チーフマネが迎えに来るのは珍しい


「平嶋ちゃん風邪か何か?」

「今日から私があなた専属になったの!」

「えぇぇ〜なんで、やだ」

「誰のせいでこうなったと思ってるの
私だって嫌だから(怒)」


絶対自由きかないじゃん(汗)


「さっきからずっと後ろについてる車
どこの週刊誌かしら」


後ろを振り返って顔を見ると
朝のあいつ


「いっつも最低な記事書いてる所の記者」

「これから何も無かったら
いつかは諦めるでしょうから
大人しくしててよ」

「少しの間戻ってこないから安心して」


窓の外を見ながらそう吐き捨てる


「まだ、俳優とかの方が良かったわ」

「はぁ?どういう意味(怒)」

「あれだけ男と遊んでいたのに
どうして女性へ行くのか分からないわ
まあ、また気が変わってすぐ別れるかもだけど」

「これからどんな人が出て来たって
優子以外は絶対に好きになんてならないから」

「あなた女性が好きだったの?」

「優子が好きなの!」

「まさかたかみなや峯岸にまで・・・」

「それは絶対にあり得ないから」

「とりあえず大人しくしててよ」

「わかってるし(怒)」


はぁ、もう、イライラする(怒)


スタジオについて先に降り
中へ入ると今売り出し中の若手男性アイドルGがいた
朝からの歌入れだったのかな?


「おはようございます(бвб) 」


一応仕事スマイルで挨拶


「ち〜す」


はぁ?と思ったけど顔には出さない

ちゃんと挨拶する子もいるからその子には
もう一度微笑んでおいた

控え室に向かっていると
チャラチャラしてた二人がついてくるけど
方向が同じなのかと思って気にしてなかったら
いきなり肩を掴まれビックリして振り返る


「何か用」

「先輩から聞いたんすけど
こじはるさんて誰にでもさせてくれるんすよね」


ニヤニヤして気持ち悪い
どうしてこんな子があのグループにいるんだろう


「何を言ってるのかわからないんだけど」

「俺上手いっすよ」

「・・・・・間に合ってます」

「女じゃ満足できないっしょ(笑)」

「お子ちゃまはグループの中で
大人しくしててくださーい」

「強引なプレイが好きなんだろ来いよ」

「離してよ(汗)」


腕を掴まれ男子トイレに引き込まれそうになった時


「あなた達何をしてるの」


車を置きに行っていたマネージャーがやって来た


「俺ら誘われて・・・・なあ(汗)」

「お、おう(汗)」

「あなた達は戻りなさい
但しまたこういう事があれば事務所に報告するから」

「そいつが色目を使って誘ってきたんだから
そっちが気をつけろよな」


そう吐き捨て逃げるように去って行った


「今の子達は礼儀がなってないわね」

「それだけなの?
いま襲われそうになってたんだよ」

「あなたが招いた事でしょ」

「くっ・・・・」


誰のせいだと思ってるのよ
あんた達の同僚のせいで陽菜は・・・


「あれ、ぱる早いやん
あ、おはようございます
宇佐美さん今日現場来る日でしたっけ?」

「今日からまた小嶋専属になったの」

「全体は誰がやるんですか?」

「私が両方兼任よ」

「ご苦労様です(汗)」


労う言葉なんていらないのに(怒)


はぁ・・・・もう優ちゃんに会いたくなってきたじゃん
どうしてくれるの(怒)