少し遠出をしたから目的地に着いたのは丑三つ時
寒いけど空は綺麗だ(-∀-`)
「月明かりナイス!」
30分ほど撮りまくり車へ
「さむっ(;´-∀-)」
ステンレスボトルに入れてあった
暖かいお茶をゆっくり飲み体を温める
エンジンをかけると環境破壊になるから
陽菜がいれば別だけど
一人の時は我慢
助手席を倒し後部座席とフラットにして
毛布にくるまり羽毛のブランケットをかけて就寝
朝が来ると自然の光で起こされる
こういう生活もいいよね
でも・・・・女性であるがゆえに困ることも
誰もいないからその辺でしてもいいんだけど
やっぱりねぇ(;´-∀-)
車を走らせチェックしてあった休憩所へ
トイレと洗面を済ませ車へ戻る
「あちゃーここも電波来てないや」
やっぱり携帯が繋がらないと不便
もう少し山を下りることに
そろそろかなと思ったとたんに
着信音が鳴り響く
「はい」
「どこにいるんだよ(怒)」
「撮影の旅に出てますけど(笑)」
「約束が違うじゃねえか」
「何か約束しましたっけ?」
私の名前を出してもいいとは言ったけど
先輩だけに情報を渡すとは言ってない
まあ他に渡したわけじゃないけどね(笑)
「今すぐインタビューと写真を撮らせろ」
「嫌ですし、私は一般人ですから写真を撮ってもモザイク入り(笑)」
「すでに顔写真は載せられてるだろ」
「あれは陽菜のインスタですよ
そこに恋人として載ってるだけです
プライベートなので雑誌や新聞とは違います」
「・・・・・どこまでも追いかけてやるからな!」
「どうぞ(-∀-`) 」
戻るころには結構おさまってると思いますけど(笑)
さーてと今日はどこへ行こうかな東北のほうへ足を延ばそうか
それとも西日本へ行こうか
よし、暖かいほうへ行こう
雪だと車では危ないからね
本当は陽菜と行きたかったけど下見ということにして
伊勢へ向かう
もちろん直接行くのは勿体ないから
した道を走りながらいい景色があれば止まり
また走り出し、そこそこの名物料理を食べ写真に収めながら走っていると
あっという間に夜になり夜景を撮りに山へ登る
を繰り返しているとなかなか進まないもので三日かけてやっと伊勢へ到着
そう言えばこの三日間陽菜から何の連絡もなかったなと思い
携帯を開くと真っ黒で・・・・・
「なんで・・・・充電スタンドにずっと置いてたのに(;´-∀-)」
目で線を追うと・・・・
「しまった、差し替えたままだったじゃん(;´-∀-)」
カメラの充電器に差し替えたままだった
予備の蓄電に差し込み五分充電してから電源を入れると
LINE数が大変なことに(;´-∀-)
いきなり着信音が鳴り落としそうになりながら電話に出る
(よかった・・・・)
「どうかした?」
(どうかしたじゃないし
全然既読付かないから事故にでもあってるんじゃないかって心配で
ずっとニュース見てたんだから(怒))
「ごめん、充電してるつもりで出来てなくて(;´-∀-)」
(陽菜の事忘れてたって事だよね(怒))
「違うよ(;´-∀-)ほら、忙しくなるって言ってたから
邪魔したら悪いし」
半分本当で半分うそ、写真に夢中で少しだけ忘れてた(;´-∀-)
でも撮ってる時に陽菜にも見せてあげたかったなと思ってたのはホント
「LINE追えてないんだけど何かあった?」
(写真集OKでたの)
「うそ・・・・やった」
(でも枚数多すぎでどれを外すって言われて
選べないって言ったらこっちで選ぶからって言われたから
それは嫌だって言ったらじゃー陽菜が選びなさいって言われたの)
「陽菜が選ぶなら私は何も言わないよ」
(でもあれ結構物語性も重視したでしょ
だから難しい)
「そうだったね・・・だったら抜粋しないで
どちらか一つの物語にしたほうがいいね」
(もう一つは次に取っておく?)
次があるかどうかはわからないけど
そうするしかないか・・・
もしダメでもSNSを使って順番に載せていけばいい事だし
(もしもーし)
「ごめんごめん、どっちも自信作であとは好みの問題だから
ファン層を知ってるスタッフにお任せすれば?」
(そうだよね・・・わかった
ところで今どこにいるの?)
「お伊勢さんにさっきついたところ」
(うそ・・・・)
「どうかした?」
(陽菜達明日の歌番組出演で今日のお昼から大阪にいる)
「凄い偶然だね(-∀-`) 」
(会いたい(бвб))
「今はダメ」
(・・・・・・・)
「私だって会いたいよ
でも絶対マークされてると思うし
何書かれるかわかんないし
写真集にも影響出たら嫌でしょ?」
(わかった・・・)
「落ち着いたらマンションに行くから」
(うん・・・・)
丁度マネージャーが迎えに来たみたいでさよならした
「ふぅ・・・・明後日まで三重を巡ってた方がよさそうだ」
ゆっくり巡るためには情報収集が大事
その為にも充電ちゃんとしとかなきゃだ(;´-∀-)