幸せになってもいいですか? プロローグ 最終話

(-∀-`)



柔らかくてサラサラな髪

いつまでも触れていたいって思う


「ん?・・・・どうしたの」

「幸せだなーて実感してた」

「ふふふ」

「なんだよ(;´-∀-)」

「そんなにシタかったんだ」

「当たり前でしょ
こんなナイスバディの身体を毎日目の前にして
我慢で来てた私を褒めて欲しいよ」

「えらいえらい(бвб) 」


そう言いながら私の頭を撫でる陽菜


いくらシーツをがぶっていても
手を伸ばせばそこは浮いちゃって
初めて出会った時に顔よりも先に見たお胸が見えるわけで


「どこ見てるの(怒)」

「むね〜(-∀-`) 今度は殴らないんだね」

「あの時と今は違うもん(бвб) 」


そう、今この胸は私の物(-∀-`) ♪


「だからってじっと見ないの!」


撫でていた手が少し浮き頭にペシッと振り降ろされた

うん、これも心地いい(-∀-`)


「まだ時間あるよね」

「もうしないよ(汗)」

「またまたー顔にもっとして欲しいって書いてあるよ」

「書いてないし(汗)」

「その顔が物語ってるの!」

「こんな顔なの(汗)」

「気持ちよかったでしょ?」

「・・・・・・・」

「もう二度としたくない?」

「そんな事は・・・ない・・・けど」

「じゃー後でするも今するも同じだね(-∀-`) 」

「そうなの?」

「そうなの(´-∀-)」


ん?デジャビュ・・・・



よし、このままいけば丸め込めるぞ


「陽菜キス好きでしょ」

「う・・・・ん・・・」

「私もスキー(-∀-`) 」


抱きついてキスをすると目を閉じキスに答えてくれる


これってオッケーて事だよね♪


「んっ・・ちょっ・・・んんっ・・・」



何だかんだ言って全力で拒否してこないから良いってことにする


「後一回だけだからね(бвб) 」

「ほーい(-∀-`) 」


ずっとイカせ続ければ一回だもんね

覚悟しててよ陽菜!(笑)



(бвб) 


始めは怖かったけど

優ちゃんが優しい言葉を囁き
優しく触れてくるから全然怖くなくて

初めてなのに何度もイッちゃった


こんな幸せでいいのかな
また別れが来たらどうしよう

あの時も陽菜なりに真剣だった
でも向こうは興味本位だったみたい
だからキスだけで別れたんだけど

初めてが優ちゃんで良かったって思う

優ちゃんの初めてが陽菜じゃないのは辛いけど
仕方ないよね


我慢してた優ちゃんは歯止めが利かない

何度意識を失いかけた事か
でも今まで我慢させてたって言うのがあるから
求められるまま応じて来たけど

今は違うじゃん
もう朝だよ?

なのに言葉巧みに誘われまた絶頂を迎えてる陽菜



「んっ・・・あっあぁっ・・やぁ」

「陽菜の中あったかい」

「わかん・・な・・いんっ」

「かわいい顔もっと見せて」

「ヤダ」


すぐ陽菜の顔を見ようとするから顔を隠すんだけど
その度に激しくするから何が何だか分かんなくなって
結局は見られちゃう


「シャワー浴びて来るからこっち見たらダメだよ」

「はーい(-∀-`) 」


向こうを見ながらスマホをいじってるから大丈夫かな


・・・・・・・ん?


微かに漏れてきた声
まさか・・・・


そっとのぞき込むと

やっぱり


「いつそんなの撮ってたの(怒)」


そう言いながらスマホを取り上げる


「わぁ、待って返して(;´-∀-)」

「そのまま返すわけないでしょ削除するから」

「ダメー(;´-∀-)」


手を高くあげると届かないでしょ・・・・あれ?

パッと奪い返されてしまった


しまった向こうはベッドの分だけ背が大きくなってて
陽菜より高い


「誰かに見られたらどうするの!」

「ちゃんと鍵かけとく」

「大学で見てて覗かれたら?」

「こっそりトイレで見るから大丈夫(-∀-`) 」

「変態(бвб) 」

「ありがとう(-∀-`) 」


はぁ・・・この言葉は通用しないんだった


「それがあるんだからもう本物の陽菜はいらないね」

「これはこれ、これもこれ」


そう言いながら陽菜の胸を触ってくる


「そんなに陽菜の身体が好きなの?」

「体だけじゃないよ、陽菜の全部が好きなの!」

「ホントに?」

「ホントにほんと!」

「じゃー年老いて胸が垂れてお腹が出ても?」

「・・・・・・う・・ん」

「あぁぁぁ!!今一瞬考えたでしょ(怒)」

「変な事言うから想像しちゃったんだよ」

「想像してどうだったの?」

「私が垂れさせないように毎日バストアップしてあげるし
お腹がタプタプしないように毎日キュンキュンさせてあげる(-∀-`) 」



・・・・・・この変態さんとの将来は
考えない方が幸せみたいです(бвб) 



おしまい

幸せになってもいいですか? 13

「誕生日の日はバイト入れないでね」

「え、お祝いしてくれるの?」

「当たり前じゃん(бвб) 」

「やったー!嬉しい(-∀-`) 」


サプライズとか苦手な陽菜は正直に言うようにした

レストランもちゃんと予約してケーキも出して貰えるようにして
準備は万端

もちろん二人きりのお祝い




「こんなに素敵な誕生日初めてだよ
有難う陽菜(-∀-`)
ハァ・・・私はなんて幸せな女性なんだ!」


天を仰いで大袈裟に叫ぶ優ちゃん(笑)
凄く喜んでくれるから陽菜まで幸せになってくる


「今日泊まってもいい?」

「いいに決まってんじゃん♪
でも私のマンションそっちじゃないよ」


何も答えず歩いていく


「陽菜?どうしたの陽菜の実家にでも行くの?」

「ううん・・・・今日はここに泊る」

「ここって・・・・え、ここホテルだよ
それも有名なホテル」

「お誕生日のプレゼントまだ渡してないでしょ」

「食事がプレゼントでしょ?」

「違うよプレゼントは・・・・」

「あ、部屋に置いてあるんだ(-∀-`) 」

「違う、プレゼントはここにある」

「持ってるの?何かな楽しみ(-∀-`) 」

「陽菜」

「う、ん(-∀-`) ?」

「陽菜がプレゼントなの!」

「・・・・・・」

「優ちゃん?」

「無理しなくていいよ」

「無理してない!」

「そういう事するの嫌なんでしょ?」

「・・・・・・」

「せっかくだし泊まるだけ泊まろう
今キャンセルしたら全額取られるもんね」

「・・いで」

「ん?」

「捨てないで!」

「どうして私が陽菜を捨てるの?」

「だってそう言う事をするのは自然現象で
我慢できるわけないって
絶対に他でしてるって言うんだもん」

「誰がそんな事言ってるの(;´-∀-)」

「・・・・・・・」

「あぁ・・・あの二人か(笑)」

「あの時はまだ優ちゃんの好きが
どれだけなのかわからなかったからで
今は痛いほど伝わって来て
陽菜はどんどん好きになっていってて
だからアプローチしてるのに
全然気づいてくれなくて・・・・(涙)」

「ばかだな(-∀-`) 」


そう言いながらギュッと抱きしめてくれて


「陽菜の事愛してるから陽菜が嫌がる事はしたくなかった
なんど抱こうかと思った事か
陽菜が色っぽくなればなるほど苦しかったんだから」

「浮気してない?」

「するわけないでしょ
陽菜にしか触れたいと思わないのに」

「陽菜も優ちゃんに愛されたかった(涙)」

「あぁぁー・・もっと早く言ってよー(;´-∀-)
私のこの数カ月の我慢はなんだったんだ」

「ごめんね」

「ここで抱き合ってても仕方ないから行こう(-∀-`) 」


優ちゃんに手を引かれチェックイン


部屋の前までずーと手を繋いでいく


「ふぅぅぅ・・・」

「ん?(бвб) 」

「ドキドキしてきた」

「もう?」

「だってこの中に入ったら陽菜を抱けるんだよ!」

「しっ!(汗)声大きいから」

「興奮せずには居られない(-∀-`) 」

「早く入ろう(汗)」

「もう、せっかちなんだから(-∀-`) 」

「違うし(汗)」


優ちゃんの目がキラキラからギラギラに変わりつつあって
グズグズしてたら廊下で襲われそうなんだもん(汗)


ドアを開けると腕を掴まれ奥まで引っ張られた


どっちがせっかちなんだか(笑)


ベッドに座ると啄むようなキスを顔中にしてくる優ちゃん
そして押し倒そうとするから


「お風呂入りたい(汗)」

「・・・・・一緒に入る?」

「入るわけないし」

「だよねー陽菜の裸は楽しみに取っておくことにする♪」

「変態」

「お褒めの言葉を有難う(-∀-`) 」


いつもの優ちゃんに戻ってるから緊張が解けて来た


「先に入ってもいい?」

「どうぞどうぞ」


朝風呂に入って髪も洗ってきたから
髪は濡らさず体と顔だけ洗った


「お先でした(бвб) 」

「え〜裸で出てくると思ったのにー」

「楽しみにとっておくんでしょ(笑)」

「そうだった(-∀-`)
入ってきまーす♪」


シャワーの音を確認し

カーテンを閉め部屋の灯りも枕元の一つだけにして
裸でベッドにもぐりこむ

カチャッ・・・


「え、陽菜?・・・・・・・・
びっくりしたー帰ったのかと思った(;´-∀-)」

「陽菜が予約したのに帰んないよ」

「だよねぇー(-∀-`) 」

「て言うかバスタオルくらい巻いて出てきてよ(汗)」

「どうせ取るんだから一緒」

「もう、ムードも何もないんだから(怒)」

「あ・・・だよね、ごめん(;´-∀-)」

「おやすみ(бвб) 」

「・・・え!?うそ、そう言うオチ?(;´-∀-)」

「ふふふふふ」

「あぁぁーだましたなー(笑)」

「キャッ」


優ちゃんが勢いよくシーツを剥いだから
陽菜の産まれたままの姿が露わに(汗)

恥ずかしくて背中を見せる

と言うか二人共産まれたままの姿だ(笑)


「やばい・・・・思ってた以上に綺麗で立っちゃう」

「えっ、優ちゃん男だったの?」


勢いよく振り向いたら悪そうな顔をした優ちゃんが
ニヤニヤしてこっちを見ていた


「もう(怒)」

「お互い様」


シーツを取ろうと手を伸ばしたら


「そんなものいらない」

「ゆう・・ちゃん」


凄く優しい顔に変わっていた


「陽菜愛してる」

「陽菜も」


そしてやっと陽菜達は結ばれた






幸せになってもいいですか? 12

二人に後押しをされたのもあるけど
勇気を出して頑張ることにした


お盆が終わって初めてのバイトの日


「ただいまー(-∀-`)
久しぶりの陽菜だ♪」


そう言いながら抱き付いてくる優ちゃん


「お帰り優ちゃん」

「陽菜の匂い♪」


バイト先の更衣室でいつだれが入って来るかもわからないから
軽めのキスだけしてホールへ




「ふぅ〜やっぱ実家に帰るとだらけて動かないから
久しぶりに疲れたー」

「お疲れ様(бвб) 」

「タバコのにおいするけどキスしたい」

「うん(бвб) 」


ベッドに座ると匂いがうつるから
立ったままキス


「はぁ・・・やっぱり陽菜のプルプルの唇気持ちい〜(-∀-`) 」

「そうかな?」

「自分ではわかんないもんね
あ、私薄くてごめんね(;´-∀-)」

「全然わからないよ(бвб)」

「だったらよかった
今日もシャワーでいいかな」

「うん」


お湯を張ると水道代とガス代が高くつくから
夏に入ってシャワーだけ

陽菜の家で週二回湯船に浸かるから
別に気にならない

順番に入り
髪を乾かしベッドへ


「・・・・・・・(бвб) 」


頑張れ陽菜!行くんだ!


自分を奮い立たせ優ちゃんに抱き付く


「アハッどうしたの、寂しかった?」

「うん・・・・」

「可愛いな陽菜は(-∀-`) 」


そう言って頭を撫でてくれてそのまま・・・


「おやすみ」


おでこにチュッとキスをして目を閉じる優ちゃん


「・・・・・・・」


嘘でしょ
もう寝息が聞こえてくるんですけど(汗)

仕方ないからその日は諦めて眠る事に
そして次の日も何も起こることなく朝が来るの繰り返し

そして夏休みが終わった


「小嶋さーん!」

「おはよう(бвб) 」

「ふふふふ感想聞いてもいい」

「何の?(бвб) 」

「またまたー・・・・・
え、もしかしてまだしてないの!?」

「しぃぃー、声大きいって(汗)」

「うそでしょ〜(汗)
とも達なんて何回したかわかんなくなるほどしたのにー
ともがしつこくてお触り禁止の日を作ったほどなんだから!」

「そんな事人に言わなくていいの(怒)」

「やっぱり変なのかな・・・・」

「まあ、個人差があるから(汗)」

「それとも陽菜に魅力がないから?」

「そんな事無いと思うよ
お色気ムンムン垂れ流しだもの」

「垂れ流しって(汗)」

「もしかしたら他の人で済ませてるのかも」

「殆ど一緒に居たからそんな暇ないと思う」

「だったら友達としか見てないのかもね」


やっぱり好きじゃないって気づいたのかな・・・・
友達としか見てないのかな・・・・


「あーこんな所にいた(-∀-`) 」

「優ちゃん・・・・」

「え、どうしたの?何かあった(;´-∀-)」

「なんでもない・・・・・」

「大島さんてさ小嶋さんの事好きじゃないの?」

「え!?めっちゃ好きだよ、なんで?」

「そんな風に見えないからさ」

「え〜心外だな、こんなに好きスキアピールしてるのに」

「他の人にもそんな感じじゃん」

「そんな事無いよ、スキンシップはしても
キスするのは陽菜だけなのに」

「だってさ、良かったじゃん」

「うん・・・・ありがとう」

「なになに?何話してたの気になる」

「大島さんが「もういいから!」

「陽菜?」

「もうすぐ講義始まるよ(бвб) 」

「ほんとだ早くいかなきゃ、じゃーまたお昼にね」

「うん」



嫌いになったわけじゃないんだ
だったらどうして?


「一度ちゃんと話あった方がいいよ」

「そうだよね・・・・今度のお休みに話してみる」



そう思ってたんだけど
勉強とバイトの両立は無理でバイトを辞めた陽菜と
週三で続けている優ちゃん

夏休み終わりで学生バイトがぐんと減って
忙しくなったのか土、日も入らされることが多くなり
学校以外ではあまり会えなくなり
話が出来ないまま秋になっていた

幸せになってもいいですか?11

「オヤスミ(-∀-`) 」

「おやすみ」


居酒屋のバイトは一時までだから電車がない

だからバイトの日は優ちゃんの部屋に泊ることになった

月・木を休みにしてるから週5のお泊まり

夕飯は賄が出るしお昼近くまで寝てるからブランチだし
陽菜には交通費が出るからその分優ちゃんよりお給料が多いし

こんなにお金を使わなかった夏休みって今まであっただろうか


そしてずっと同じベッドで寝てるのに何も起こらなかった半月

別に待ってたわけじゃないけど
キスだけしてオヤスミって・・・・

やっぱり陽菜の事そんなに好きじゃなかったのかな・・・


優ちゃんはお盆は実家に帰るからってバイトはお休み
だったら陽菜もお休み(бвб) 


「あら、優子ちゃんは?」

「実家に帰った(бвб) 」

「そうね、お盆だものね」


休みの日は陽菜の家に来てピアノとベースの練習をしてたからか
ママと凄く仲良くなっていた

なんなら陽菜よりも話してるんじゃない?
て言うほど盛り上がっていて
たまにムカつくときがあったっけ

「いつ戻って来るの?」

「お兄ちゃんも帰って来るらしいから
一週間の予定」

「そう・・・・寂しいわね」

「どうしてママが寂しがるのかな(怒)」

「何であなたが怒ってるのかがわからないわ」

「別に怒ってないし(怒)」


どうしてイライラするんだろう・・・・


部屋でウックリしてたらLINEが来た


(今何してるの?)

《部屋にいるよ》

(いまからともーみとランチするんだけど暇だったら出てこない?)


ともちんからのLINE
どうせ暇だから行く事にした


三人でランチ中


「大島さんの家に泊ってるんでしょ?
どこまで進んだ?」

「なにが?(бвб) 」

「またまたとぼけて(笑)夜の話」

「夜は疲れて帰って来て
交代でお風呂に入って寝てる」

「・・・・・それだけ?」

「うん(бвб) 」

「はぁ・・・これ絶対捨てられるね」

「どうして?」

「好きだったら触れたいって前に言ったでしょ」

「うん」

「毎日隣にいるんだよ?
もしかしたら寝顔だって見えるでしょ?」

「優ちゃんの方が起きるの早いから見られてるとは思うけど」

「それで我慢できるとか尋常じゃないね
もしくはもう好きじゃなくなったかだ」

「そうなのかな・・・・」

「なんか思い当たる事でもある?」

「始めが勢いで付き合い始めたみたいなものだったから
もしかしたら好きとかじゃ無かったのかもしれない」

「大島さん友達多いし〜
誰にでもフレンドリーだし〜」

「・・・・・(бвб) 」

「こら!不安を煽ることを言わないの(怒)」

「ごめん・・・・」

「小嶋さんからアクション起こしてみたら?
好きなんでしょ?」


好きなのかな・・・・・


「え、なに、両方が好きでもないのに付き合ってるって事?」

「陽菜はたぶん好きだと思うけどわかんないんだ」

「じゃー大島さんが私と付き合ってもなんとも思わないって事?」

「え、とも大島さん好きなの?
浮気だ!最低(怒)」

「違う、もしもの話をしてるの!
私はともーみだけだから」

「‥‥とも・・・・」


いきなりいちゃつき出した二人

でもともちんと付き合うって思った時
胸が苦しくなった

これって好きって事だよね

陽菜優ちゃんの事好きになってたんだ

幸せになってもいいですか? 10

秋の学祭で私たちに与えられた時間は三分ずつ


「三分で一曲なんて出来ねえよ(怒)」

「全員が短縮バージョンだな」

「先輩達はフル演奏なんやで」

「仕方ないよ四回生は最後なんだから」


せっかく練習してきたのを
短縮バージョンで覚えなおさないといけない

そしてもうすぐ夏休みに突入
大学の夏休みは長い(бвб) 


「俺夏休みは結構ガッツリバイト入れちゃってるんだ」

「俺はりんちゃんと遊ぶ♪」

「全員で合わせるのは数回しか出来そうにないね」

「そうだな、後は個人個人でしっかりやって来いよな」

「そう言う才加が一番大変なんじゃん
ドラムどうすんだよ」

「ドラムに見立てて鍋のふたとか
座布団とかを叩いてる」

「笑う(-∀-`) 」

「何でだよ、苦肉の策なんだからな!」

「私は中古だけどベース買ったからいつでも練習できる
陽菜も家にピアノあるんだよね?」

「うん」

「じゃー一緒に練習しよう」

「うん」



あれからキスは相変わらずしてる
でもその先へ行こうとは決してしない優ちゃん



「それって生殺しだよ
そう思わない友」

「思う思う、私だったら耐えられない」

「友は見た目に似合わず肉食系だもんね(笑)」

「ともーみが可愛すぎるんだよ」


優ちゃんとのキス事件から少しして
声をかけて来た板野さんと河西さん

二人は高校からの付き合いで恋人同士

陽菜と同じ学部で同じ講義を取っていて
仲間かもって声をかけたんだって

で、今は仲良くなって優ちゃんのいない時はカフェでお茶したり
ランチをしたりしてる


「あんまり拒否してると捨てられちゃうよ」

「そうなの?」

「やっぱり好きならその人に触れたいって思うじゃん」

「でもキスはしてるし・・・」

「キスだけじゃ物足りなくなるの!」

「もう、友はガツガツし過ぎ」

「そこが好きなくせに♪」


二人はすぐにいちゃつき出すから困る

でも大学では絶対にキスはしないし
手も繋がないらしい

仲のいい友達と思われてる方がいいからって

だよね・・・まだまだ偏見は多いから



試験が終わり
夏休みに突入


「いつ練習する?」

「陽菜はいつでもいいの?」

「優ちゃんに合わせるよ」

「私バイト始めたんだよね
一人暮らしのお金出して貰ってるから
遊ぶお金くらいは自分で稼がなきゃでしょ」

「どこで?」

「近くの居酒屋だから夕方までは遊べるよ」

「え〜陽菜もしたい」

「陽菜バイトできるの?」

「むぅ・・・出来るし」


秋には優ちゃんの誕生日もあるしお金稼いどかなきゃ


で、同じ居酒屋でバイトをすることになった





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