一話へJUMP

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あなたに出会えて   第2章   32   最終話

その夜の陽菜のツイとい優子のブログは凄いことになっていた

ニュース速報も流れたらしくて他のメンバーや卒業して行ったメンバーからも
じゃんじゃんメールが来ていた

「こんなに返事かえせないよー 」

「優ちゃん律儀だから大変だね、陽菜は返さないなの普通だから大丈夫だし 」

「そんなドヤ顔で言われても(笑)」

それからは大変だった新聞や週刊誌には

<恋愛禁止を破り付き合っていたこじゆう!>
<こじゆうはガチだった!>
<卒業じゃなく解雇へ!>
<すでに同棲中、ファンへの裏切り!>

「すでに、じゃなくてずーと同棲中なんだけど 」

「そこに食いつくのこじぱ(笑) 」

毎日レポーターに追いかけられ買い物にも行けない

支配人から

「二人の卒業公演、卒業セレモニーは行いません」

と発表された

一週間後ファンの代表が劇場に10万人の嘆願書集めてくれて持ってきてくれて・・・

<こじゆうに卒業公演を!>

電話は鳴り続け支配人のツイは炎上しとうとう秋元先生が出てこられて

「皆さんの気持ちはわかりました、二人の特別卒業公演を
一か月後東京ドームで行います!」

まさか卒業公演が出来るなんて思ってもいなくて・・・それも東京ドームで・・

私達の為だけの公演・・・

「優ちゃん陽菜達愛されてたんだね」

「そうだね、ファンのみんなには最高のパフォーマンスを見せて終わりたいね」

それから怒涛の日々が過ぎて行った、構成もセットリストも二人で考えて
卒業生たちにも声をかけて協力してもらい、もちろん今のメンバーにも!

コンサートの日、超満員のお客様、音席、死角席が出ないように
真ん中のステージ、照明の鉄柱もなくしてどこからでも見えやすくした
大型スクリーンも上からぶら下げて四方に設置、飾りは何もしない
そんなものをお客さんは見に来てるんじゃないから、私達を見に来てるんだから

スタートはAKBグループ全員によるシングルメドレー四方に分かれて走り回る

中盤は一期二期の卒業メンバーが現れチーム曲の披露
もちろんひまわり組も

終盤は二人の持ち歌?を二人だけで歌う、スキャンダラスから始まり
ハート型、心の、エンド、純愛、ユニット曲も

泣きながらを二人で見つめ合って歌っていると、今までの事が
走馬灯のように浮かんできて涙が止まらなかった

アンコールは麻里ちゃんにデザインしてもらったウエディングドレスを着て
みんなの前でもう一度誓い合った

あの時はたった二人っきりだったけど今日はみんなに祝福されての
結婚式

「優ちゃん幸せだね 」 

「こじぱぁ・・・ありがたいねぇ(泣) 」

ぐちゃぐちゃの顔をして泣きじゃくる優ちゃんをそっと引き寄せて
みんなの前で誓いのキス

「陽菜が旦那様なの! 」

て言うとメンバーは

「納得!」

客席からは

「やっぱり―!」

・・・むう・・・どういう意味かな?



出会いは偶然だった、ううん奇跡だったんだよね

あの日仕事が早く終わっていたら
陽菜が電車を乗り過ごさなかったら
優ちゃんとは出会ってなかったんだから

きっと神様が出会わせてくれたんだね

陽菜はいつも思ってるよ、幸せだなーて


あなたに出会えて



fin


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あなたに出会えて   第2章   31

「ねえ、どこでする?」

「ちょっと大きいけどさ、やっぱり初めてコンサートをした青年館で
最後を締めたいよね」

「それいい!さすが優ちゃん 」

「来てくれるかわからないけどさー今までのスタッフとかみんな呼びたいね
もちろん両親とか応援してくれてた友達とか」

「それだったら前から2列は埋まるかもしれないね 」

「考えるのって楽しいね 」

そんな事を考えてるうちに優ちゃんのドラマが始まったから
それが終わってから発表する事にした

視聴率も好調のまま終わり一週間後のチームKの劇場公演

アンコールも終わって最後の手つなぎ挨拶の前

「ちょっと待った! 」 

会場はもちろんメンバーもざわついた

陽菜がそでからゼロ番まで歩いて行くと会場から


「ウオオォー!!」

と言うどよめきが起きる

優ちゃんが一歩前に出て陽菜の横に並ぶ

「「私、大島優子と小嶋陽菜はAKBを卒業します」」

「えぇー・キャー!ワー!」凄い悲鳴と泣き叫ぶ声が・・・

後ろのメンバーからもすすり泣く声が聞こえる

「それともう一つ皆さんに報告しなければいけないことがあります」

優ちゃんがゆっくりと息をのむ

「私達、結婚して一緒に住んでいます」

二人で指輪を見せるとさっきよりも凄い悲鳴と罵声も聞こえてきた

「うらぎりだー!騙してたなー!」

でも「おめでとー!幸せに―」

なんて言う祝福の声も聞こえてきて涙が溢れてきた

ハイタッチでのお見送りでも無視して通り過ぎる人もいたけど
ほとんどの人達が笑顔でおめでとうて言ってくれた・・・

「優ちゃんよかったね」 

「うん、私は幸せ者だよ 」

楽屋に帰ってメンバーに

「みんな今までだましててごめん、それと急な卒業発表もごめんね 」

二人で頭を下げた

すると香菜ちゃんが

「騙されてたなんて思ってないよ、二人を見てたら
言われなくったってわかるし でも卒業は言って欲しかったなー
同じ二期なのに優子ひどいよ 」

「ごめん(汗)

「優子、陽菜おめでとう 」 

「おめでとうございます」

「「みんなありがとう」」

ほんと、最高の仲間だよね

あなたに出会えて   第2章   30

私達が結婚してから半年後AKBでは卒業ラッシュを迎えていた

友ちん、優子の大心友才加、そして私達の親友麻里子・・・・

一期二期がどんどん少なくなっていく中、優ちゃんの様子がおかしい

コンサートや劇場公演では今まで以上のパフォーマンスで盛り上げてるけど
陽菜には全部カラ元気に見える

みんなから見えない所では苦しそうな顔をしてるくせに・・・

陽菜の前でさえ強がってるし

「ねえ優ちゃん」 

「なーにこじぱ♪ 」

家のソファーに座りながら話しかける

「私、卒業しよっかな」 

バッと振り向いて目を大きく見開くコリス

「こじぱまで・・・・いなくなっちゃうの(涙) 」

これでもかっていうくらい眉をハの字に下げて泣きそうなコリス

「一緒にしない ?」  

「えっ!? 」

「こじゆうで卒業式 」 

「でも・・・そんなことしたらAKBが・・・」

「大丈夫だよ下はちゃんと育ってきてるから 」

「そうだけど・・・一緒に居れなくなっちゃうよ 」

「結婚して一緒に住んでる事も言っちゃおう 」

「そんなことしたら卒業セレモニーとか公演できなくなるよ 」

「いいじゃんAKBとしてじゃなく、こじゆうとして小さくてもいいから会館借りてさ
観客が7人でもいいじゃん、構成とかも全部二人で考えて現役の子達は無理でも
卒業して行ったメンバーみんな招待してさー・・・なんかワクワクしてこない?」

「でも・・・仕事とかも無くなるかもしれないよ 」

「二人で細々と暮らしていくだけならもう有るし、もしダメなら麻里ちゃんに
雇ってもらおうよ、陽菜、カタログの専属モデルになってあげるし」

「上から陽菜だねこじぱはそれでいいの?」

「陽菜は優ちゃんが居ればそれでいい 」

「私も陽菜が隣で笑ってくれてればそれでいい 」

次の日、秋元先生に報告して了解を得た

セレモニーとかはファンの反応を見てからでも遅くないからと言って下さったけど

決まりを破ってたことに変わりはないから辞退した

あなたに出会えて   第2章   29

「ねえ、これに乗るの? 」

「そうみたいだね、スタッフが頼んどいてくれたんじゃないの?
せっかくだから乗ろう 」

そう!やっぱりお新婚旅行の迎えはリムジンだよね

「すごーい! 広ーい! 二人じゃもったいないね 」

「そうだね、こんなに広いのに二人引っ付いてるもんね 」

20分ほどで到着 

「あっ、着いたよ 」

「わーおしゃれなお店だね、こじぱいつ来たの?」

「TVでやってて行ってみたいなーて思ったの 」

なーんて言うのは嘘で携帯で必死に探して口コミも見たりすごく調べたんだから

特にプライベートはしっかり守ってくれるみたい

「予約してあるから入ろ!」

「えーこじぱが予約するなんて珍し(笑) 」

「むう・・・陽菜だってたまにはするし・・・ 」

「アハハ、すねた顔も可愛いよ(-∀-`) 」 

「もう、早く入ろう 」

名前を告げると部屋に案内された

「内装も凄くおしゃれだね 」

「気に入ってくれた?」 

「うん 」

「何食べよっかなー、おススメは何?」

「それももう、頼んであるから 」 

「そうなの?」 

「そうだよ 」

「まずは、乾杯しよう 」 

ワイングラスを持って

「陽菜の可愛い奥さんに乾杯 」

「ふえっ? 」

周りをきょろきょろ見渡して誰もいないのを確認すると

「私の綺麗で素敵な旦那様に(汗) 」

「「乾杯 」」  

「なんか新婚旅行みたいだね(-∀-`) 」 

「うふふ、そうだよ(бвб) 」

「へぇっ? 」 

「さっきから変な声ばっかり(笑) 」

「えっ・・・だってMV撮影で・・・みんなもいてるし・・・?」

「みんなはね明日の昼の便で現地入りなの 」

「えっ?明日?えっ 」

「一泊だけだけどね優ちゃんと陽菜の新婚旅行だよ(бвб) 」

「ごじばー////(涙)」  

「もう、泣かないでよ今から食事するんだから」

「だっで・・・うれじいよぉー 」

もうしかたないなー

「優ちゃんおいで」

膝にのせて抱きしめてあげると

「ぢゅーしたい」

「ちょっとだけだよ」 

「うん」  チュッ

「続きは夜にね 」 

「うん(汗) 」

今まで泣いてたくせに顔がデレデレになってるんですけど

席に戻らせてウエイターを呼び食事を運んでもらった

ホテルはセミスイートを取ってたから優ちゃんはまた大喜びで陽菜も大満足

部屋に入ると着ていた服を入り口からどんどん脱いで行って
部屋を走り回ってるし・・・ムゥ陽菜が脱がせたかったのに

仕方がないからその後ろから服を拾い集めて一緒にお風呂に入り

その夜は美味しく優ちゃんを頂いたんだけど、陽菜も頂かれちゃって(汗)

最高の新婚旅行になりました
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