雑誌が発売された
見出しには≪こじゆう 私達、結婚しました≫
みんなまさか本当に結婚したとは思ってないと思うけど
全国民に宣言してるみたいで凄く嬉しい
握手会でもみんなからお祝いの言葉をもらい、次は新婚旅行ですねって言われた
そういえば行ってない・・・だって二人で長い休みなんて取れるわけないし・・・
でも一泊ぐらいだったら! 温泉でもいいかな?
やっぱり旦那様の陽菜が計画しないとね
あっちゃんが居なくなって実質エースになった優ちゃんは前よりもさらに忙しくなり
1日オフでも前の日夜中までとか・・・とてもじゃないけどお泊りは無理かも
そんな時MV撮影で沖縄へ3泊4日!これを利用しない手はない
マネージャーに頼み込んで調整してもらい、優ちゃんのマネージャーにも
お願いして優ちゃんには黙っててもらった
マネージャーたちは陽菜達の事全部知ってるからすごい協力的で助かる
夕方の飛行機で沖縄入り
「撮影楽しみだねこじぱ (-∀-`) 」
「そうだね楽しみだね(бвб) 」
「今日はごめんね、私の仕事終わるまで一人で待っててくれたんでしょ 」
他のみんなは昼の便で行ったことになってる
「陽菜は優ちゃんとうっくり行きたかったから気にしなくていいよ 」
「部屋も一緒だといいね」
「そうだね」
今日は一緒だよって言いたかったけど我慢
空港について
「夕飯間に合わないから食べてくるように言われてるんだけど
陽菜の行きたいところでいい?」
「いいよ、私何でも食べられるし 」
荷物はマネージャーにホテルへ持って行っといてもらうようになってる
「あれ?マネージャーは?」
「なんか、ホテルで会合があるみたいだから先に行くって言ってたよ 」
「ふーん、私何も聞いてないんだけど(怒) 」
ちょっとむくれる優ちゃん
「いいじゃん、荷物頼んどいたし、行こう! 」
優ちゃんの手を引いて外に出た
「ねえ優ちゃん、結婚しよっか(бвб)」
「ふぇっ 」
「変な声出さないでよ、嫌なの(怒) 」
「嫌じゃないけど・・・そんな事できるの?」
「今度の雑誌の特集でこじゆうの結婚式を撮るらしいの 」
「私そんな話聞いてないよ? 」
「優ちゃんのマネージャーに口止めしといたからね 」
「えぇーずるい(怒) 」
「二人でウエディングドレスを着て教会の前で撮るみたい 」
「じゃーそこで誓いのキスをして指輪の交換をすれば 」
「そう言う事! 婚姻届は出せないけど、記録と記憶には残るからね♪ 」
「こじぱは私でいいの?」
「優ちゃんがいい!優ちゃんは?」
「私も陽菜がいい、陽菜じゃなきゃ嫌だもん 」
「うふふ、ありがとう(бвб) 」
「指輪買に行かなきゃいけないね」(´-∀-)
「ちょっと待ってて・・・・・・・・はい! 」
「えっ・・・これって・・・こじぱ?」
「大島優子さん、陽菜と結婚してください 」
「はい。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。 ありがとう陽菜・・・で、私が奥さんなの?」
「ん〜優ちゃん泣き虫だし、体弱いし、
それに陽菜が襲う方が多いからそうなるかな 」
「こじぱ、エッチだもんね(笑) 」
「うるさい、可愛い優子が悪いの(汗) 」
撮影当日
「こじぱ綺麗♪」
「優ちゃんも可愛いよ 」
お互いほっぺにキスしたりブーケを投げたり撮影は順調に進んで
休憩時間、二人で教会の中に入って祭壇の前へ行き誓いの言葉を言い合い
指輪の交換をして誓いのキスをした
たった二人の結婚式だけど凄い幸せだよ優ちゃん
その日の夜出す事の無い婚姻届に二人でサインをして大切に保管した
「これで小嶋優子だよ 」(бвб)
「芸名が大島優子だね 」(´-∀-)
「そうだね」
うふふ・えへへ・・二人でそっと唇を重ねる
「今日は新婚初夜だから覚悟してね(бвб) 」
「ううぅ・・・明日朝早いからお手柔らかに(汗) 」
「陽菜は疲れないから知らなーい(笑) 」
「こじぱ・・・・(汗) 」
陽菜は理解ある旦那様だから3回くらいにしといてあげる
ん?多いのかな?陽菜わかんなーい
デビューしてから何回目の春が来ただろう・・・
どんどん卒業していくメンバー・・・気が付いたら麻里ちゃんが一番お姉さん
その次が陽菜達になっちゃってた
いつの間にか国民的アイドルと呼ばれ、人気が出るとアンチも増えるわけで
心無い言葉に傷つき、その度に励ましあいみんなで乗り切ってきた
そんなある日のコンサートで絶対的センターのあっちゃんが卒業を発表
たかみなだけが知ってたみたいで、あっちゃんの横で号泣するたかみな
呆然とする優子、すすり泣くメンバー・・・
センターを争ってきた優子にとってライバルでありよき理解者だった
あっちゃんの卒業は相当ショックだったみたい
マンションに帰っても一言もしゃべらずただぼーとTVを見ていた
コンサートの後で疲れもあるんだと思うけど心がどっかに言っちゃってる感じ
「優ちゃんお風呂入ろっか?」
「・・・・・」
「優ちゃん!? 」
「えっ・・あっこじぱ・・ご飯は・・食べたよね(汗)
えーと・・・なんだっけ?わかんないや」
優ちゃんを抱き寄せ
「もう泣いてもいいんだよ、陽菜の前で強がらないで 」
「うう・・こじぱー(涙) あっちゃんが、あっちゃんが居なくなっちゃうよー(泣) 」
ファンや後輩の前では決して涙を見せなかった優子
背中を撫でてあげながら
「大丈夫だよ、陽菜はずっとそばに居るから 」
「でもいつかはこじぱも、私も卒業しちゃうじゃん 」
「AKBじゃなくなったら、陽菜と優子は終わりなの?」
「そんなことないけど・・・一緒に居たらまた色々言われるよ 」
「陽菜は気にしないよ!優ちゃんは嫌なの?」
「ううん、離れる方が嫌だ 」
「うふふ、一緒だね(бвб) 」
「こじぱ好き♪ 何処にもいかないでね」
「陽菜も大好き 」
ずっと一緒にいたいよ、優ちゃん
「こじぷぁーただいむぁー 」
「おかえり 騒がしすぎ 」チュッ
「デヘヘ(-∀-`) 」
「寒かったでしょ先にお風呂入ってきたら?」
「うん!そうする、着替え・・「あっ陽菜が用意しといてあげるから入っといで」
「アハ ありがとう 」
ばたばた走って行くコリス
「ここに置いとくね!」(бвб)
「ありがとう♪ 」(´-∀-)
陽菜はキッチンで鼻歌を歌いながらご飯を作っていると、お風呂からでてきた優ちゃん
「こじぱ・・・これ何? 」
「あっ丁度だったよかった♪ 」
「丁度って…これどうしたの(汗) 」
「ネットで買ったのー 」
「これ着て寝れないよ(汗) 」
「着て寝ないから」(ニコニコ)
「こじぱ(汗) 」
「さあ、ご飯食べましょ、優子さん 」
「・・・トリゴヤ、ありがとう・・・」
そう、優ちゃんに着せてるのはセーラー服!だって麻里ちゃんだけずるいもん
陽菜もかっこいい優子さんと一緒に居たいもん
優ちゃんも陽菜の気持ちをわかってくれたのか付き合ってくれてるし
「トリゴヤ、うまかったぜ( ̄▽+ ̄*) 」少しの間ヤンキーごっこをして
髪をかき上げるしぐさにキュンキュンしていると
「明日も早いし、もう寝るか( ̄ー ̄; 」
「ハイ!優子さん」
「こじぱ、もう脱いでいい?」(´-∀-)
「ダメ(怒) 陽菜が脱がせてあげるからこっちに来て」
ベットの上に座って手招きをするとニコニコしながらやってくるコリスの腕を掴み
押し倒して覆いかぶさる
「ゆっくり脱がせてあげますね優子さん(бвб) 」
「と、トリゴヤ?(汗) 」
セーラー服はくしゃくしゃになっちゃったからクリーニングにだそっと
優子さんを倒せて鳴かせる事が出来るのは、サドでも前田でも無い
よわっちいトリゴヤだけ!
だから陽菜が一番強いと思うんだけど・・・ん?
なんか間違ってる?
優ちゃんとの生活も戻り充実した日々を送る中
年末の大イベント紅白への単独出場も決まりメンバーは歓喜に沸いた
お祝いを兼ねて食事に行くことに!
最近座る位置がみんな決まってきてるみたいで
陽菜の横はもちろん優ちゃんなんだけど、あっちゃんはたかみなと
佐江ちゃんはゆきりんと一番驚いたのが麻里ちゃんの横には珠理奈が・・・
「麻里ちゃんロリコンだったの?」
「いやーじゅり坊が引っ付いてくるからさー(*`ω´) 」
「自慢のポーカーフェイスがどっかいっちゃってますけど(笑) 」
でれでれな麻里子
陽菜は麻里ちゃんが幸せになってくれればそれでいいんだけどね
優ちゃんとは番組とかでも我慢しないでおこう!て事になって
「ニャンニャン好き 」
「ニャンニャン可愛い 」
最近では姫! なんて呼ばれだしてる
ファンからは、こじゆう復活! なんて言われてるけど、オープンにした方が
怪しまれずに済むんだってわかったから、TVでキスされてもほっとくことにした
そのおかげで陽菜、ツンツンキャラになっちゃったけどね
次の年、学園ドラマが始まって、あの泣き虫優子が
不良の頭の部長役! それも麻里ちゃんより喧嘩強くて陽菜達四天王を従えてて
すごくかっこいいの♪
でも家にかえって来ると
「こじぱー今日寒くて凍っちゃったから温めて 」
なんて抱き付いてくるギャップにやられちゃう陽菜は重症かも
優ちゃんは病院のシーンが多くて麻里ちゃんとのからみが多い
ファンの間では、サドゆう、なんて言われ出してまんざらでもないようで
待ち時間の間も、サド! 優子さん! なんて言いながらじゃれてる
むう・・・面白くない
陽菜なんて変なメイクさせられて、喧嘩は凄く弱い設定
優ちゃんとの絡みも少なすぎだし・・・(怒)
いいもん、家でいっぱい絡んじゃうから
衣装もって帰れないかな・・・セーラー服を着たコリス・・・そそられるかも