五人の秘書? 29 最終話

愛し合う?

陽菜と優ちゃんが愛し合うの?

愛し合うってそう言う事だよね?


確かにずぅーと好きスキアピールしてきた
でも毎回相手にされずかわされてきたのにどう言う事?


それにいきなり愛し合うとか陽菜の心臓がもたないんだけど(汗)

でもすごくうれしそうに陽菜の手を引き病院を出て
タクシーに手をあげてる優ちゃんになんて言えばいいのかわからなくて

ずっと考えてたらいつの間にか部屋の中にいて
何故か服を脱がされかけていた


陽「すとぉーーぷ(汗)」

優「あれ、正気に戻っちゃったの残念(笑)」

陽「ねぇ、本当に優子なんだよね?」

優「どうっからどう見ても陽菜の優子ちゃんですよ(-∀-`) 」

陽「それ!それがおかしいんじゃん(汗)」

優「なにが?」

陽「今まで陽菜がどなんにアタックしてもなびかなかったのに
中国から戻ったら人が変わったみたいにデレデレってどう言う事?」

優「話せば長ーくなっちゃうからとりあえずエッチしよ(-∀-`) 」


陽「わかった(бвб) なーんて言うわけないでしょ
ちゃんと説明して」

優「ヤダヤダ!早く陽菜を味わいたいぃー!!」


どうして急に聞き分けの無い幼児返りしてるわけ?
でもこういうの前にもあったような気がする・・・・
まって・・・小学生高学年までの優ちゃんじゃん

そうだよ、陽菜なんで忘れてたんだろう(汗)

普段しっかりしてるのに陽菜と二人になると急に甘えだして
駄々っ子になってたっけ

でもある日突然陽菜から離れて行って・・・
それからだった、陽菜が追いかけだしたのは

それまではどっちかと言うと
優ちゃんの方からの好き好きが大きかったはずなのに
気づいたら陽菜の方が追っかけてた


陽「優子は陽菜の事が好きなの?」

優「好きだよだーいすき(-∀-`) 
陽菜も私の事好きだよね?」

陽「好きだよ!好きだけどなんか・・・違うくない?」

優「違うくなーい!」

陽「違うくなく・・・・んっ」


言い終わる前に口をふさがれ濃厚なキス


優「プハッ・・・・好き・・・もう二度と離れないし離さない」


愛おしそうななのに何故か切なさが顔を出す


陽「優子」


そっと手を伸ばし両手で頬を覆う


陽「もう二度と黙ってどこへも行かないで」

優「約束する」

陽「陽菜だけを見てくれる?」

優「今までだって私の目には陽菜だけしか見えてなかったよ」



時々意味の分からない事を言う



優「愛してる」


陽「陽菜も」







それから二日後、三人のお仕置きを執行し終えて裏のお仕事は解散

数カ月海外を満喫し
日本に戻って来て
二人で探偵事務所を始めたのに
何故か一週間で8人の大所帯になってた




またまたそれから二日後にあの二人が合流してきたから
事務所が狭すぎて引っ越す事に(-∀-`) 


陽「みんなここで働きたいなら一千万ずつ出して下さーい」

木「雇い主は二人でしょ、どうして私達が出さないといけないの」

陽「事務所を借り換えるにも引っ越しするにもお金がいるからでーす」

吉「はぁ?あんた達のお金どうしたの」

陽「もうないよ(бвб) 」

菜「二人分以上のお金があったはずでしょ」

陽「行く所行く所で豪遊してたら無くなっちゃったテヘ(бвб) 」

木「嘘でしょ・・・優子がそんな事さすはずない」

陽「だって陽菜の好きにしたらいいよって言ってくれたから
ぜーんぶスイートに泊まって飛行機もファーストクラスだし
食事だって最高級の物だけ食べてたらすぐ無くなったんだもん」

吉「無くなったんだもんて・・・・・」

陽「嫌ならここを辞めて下さーい」

菜「くっ・・・・いいわよ投資と言う事でそれ以上のお給料もらってやる」

陽「あ、うちフルコミッション制だからね」

吉「うそ・・・・それだったら前の仕事人と変わんないじゃん(汗)」

陽「副業OK」

菜「陽菜達はどうやって暮らしてるの?」

陽「株の利益かな」


実は優ちゃんのお金の殆どは株に投資したから
毎月200万以上の利益があるんだよね

探偵はいわゆる・・・・暇つぶし?


カチャッ


優「あれ、四人揃って何してるの?」

吉「陽菜が雇って欲しかったら一千万円払えって」

優「アハハハ一千万円とは大きく出たね」

木「本気なの?」

優「陽菜、本当の事言ってあげないとみんな出て行っちゃうよ」

陽「その方が嬉しいんだけど」

菜「どういう事?」

優「探偵だけしてても儲からないでしょ」

吉「フルコミッション制だって言われた」

優「そう、だからみんなのお金で株を買って
お給料代わりに増やしてあげようかなって」

木「全然言ってる事違うじゃん(怒)」

陽「運用費は貰うからそれで家賃とか払うのは嘘じゃないもん」

吉「あんたね(怒)」

陽「ベーだ」

菜「ムカつく(怒)」

陽「じゃー出て行けば?」

吉「一生あんた達に付きまとってやるから覚悟しててよね」

陽「そんな人はクビで―す」

木「陽菜がそんな事決める権利ないよね」

優「え、陽菜はここの社長だよ(-∀-`) 」


『うそだろうがぁぁぁ!!』












おしまい


五人の秘書? 28 

連れて行かれたのは五つ星ホテルのスイートルーム


そこにいたのは世界の誰もが知っている国家主席だった

BKBには手をやいていたみたいで
ありがたがれたけど草や粉を全部燃やしてしまったのには
一瞬眉間にシワが寄った・・・
けど集めた情報をすべて渡すと言うと機嫌がよくなり
もてなしてくれた


すぐにでも日本に戻りたかったが
BKBを裏で操っていた人物がいるのがわかると
協力して欲しいと言われ乗り掛かった舟だったし

二度と私達に被害が及ばないことを約束させ協力したから
3日もかかってしまいやり終えてすぐに帰国


陽菜がさっしーの病院にいると聞いてまっすぐ向かった


「もう大丈夫なのか?」

優「ああ、二人には迷惑かけたけどすべて終わったよ」

「これからどうするんだ」

優「そうだな、100歳くらいまで
暮らして行けるだけのお金は手に入ったからなー
世界を回るのも良いし少しの間のんびりするのも悪くない」

「勝手に決めてるけど小嶋さんはどうするんだ」


優「それは・・・・どうだろう
私はついて来てほしいけど陽菜の人生だから」


口ではそんな事を言ってるけど心の中では違う
陽菜なら絶対について来てくれると言う自信があるんだよね


だってあれだけ離れようとしたのに離れることが出来なくて
事件に巻き込んでしまったんだから・・・・


優「ここでいいや」

「預かってる荷物どうしたらいい?」

優「いつか取りに行くから大切に保管しておいて(笑)」

「まあ、段ボールひと箱ぐらいどこにでも置いておけるけど
あんまり待たせるなよ」

優「わかってるよ、じゃーな心友(笑)」

「ちゃんと名前で呼べ!」

優「愛してるぞ才加、佐江(´-∀-)」


車から降りて聞いていた病室の近くまで行くと言い争ってる声が聞こえた


優「はるな・・・・・」


怒っていても甘くて耳心地のいい声

飛び出して来ようとするから慌ててドアの前に立つ


ドン!!

「イッター・・・(怒)」


私の方が小柄だけど身構えていた分私の勝ち(笑)



「相変わらず元気だね(笑)」


腕を差し出すとグッと引っ張られ懐かしい定位置に収まった


陽菜の匂いそして・・・・そうそうこのん弾力(´-∀-)


もう少し堪能していたかったのにドカドカと入って来たいつものメンバー


数分のやり取りの末出て行った三人


目を大きくしてじっと見つめている可愛い陽菜


優「さーてと、陽菜は今どこに住んでるの?」


陽「え・・・・・えっ・・・と今までの部屋だよ」


優「数日しかたってないけどまた散らかしてるんじゃないよね」


陽「そんなに散らかってないし(怒)・・・たぶん・・・」


優「じゃいこっか(´-∀-)」


陽「どこへ?」


優「まずは陽菜の部屋へ行って愛し合うんだよアハッ(-∀-`) 」


陽「・・・・・・・(бвб) 」



大きな口を開けたままの陽菜


その口に吸い付きたい衝動に駆られ
近寄ろうとすると


指「優子ちゃん(汗)ここ病院だから」


変な所真面目で困る

まあ、足腰立たなくなった陽菜の顔を見られるのは嫌だから早々に退散しよう


優「さっしーまたな、みんなにもよろしく〜」


陽菜の手を取り病室を出た

五人の秘書? 27

ドン!


陽「キャッ(汗)」


ドアを開け勢いよく出て行こうとしたら誰かにぶつかってしりもちをつく


陽「イッター・・・邪魔すんのは誰(怒)」

「相変わらず元気だね(笑)」


この声・・・・・


指「優子ちゃん!」

優「さっしー傷はどう?あれ北りえは?」

指「里英ちゃんは別の病院です」

優「そっかーみんな無事で何よりだ(-∀-`) 」

指「優子ちゃんもよくご無事で(涙)」

優「何とか生きて帰ってこれたよ(笑)
それと・・・お嬢さんいつまで座ってるのかな?」

陽「・・・・・・(涙)」

優「え、ごめんそんなに痛かった(;´-∀-)」

陽「違うし(泣)・・・・凄い心配したんだからね(泣)」

優「ごめん・・・ただいま陽菜(´-∀-)」

陽「優ちゃん(泣)」


差し伸べてくれた手を掴みそのまま引っ張って
倒れて来たところを抱きしめてやった

あれ?今までならすっと交わされて抱きしめれたことが無かったのに
何故か今日は陽菜の背中に腕を回し
反対に抱きしめられてる気がするのは気のせい?



優「あぁぁー・・・陽菜だ、陽菜の匂い全然変わってないや」

陽「ゆう・・・こ?」

優「そしてこの弾力・・・・昔と同じで良かった(´-∀-)」


昔と同じ?子供の頃って事?でも子供の頃はまだ胸が無かったはず



吉「あれ、ドア空いてる」

菜「陽菜なに座り込んで・・・え・・・」

木「優子?」

優「アハッみんなただいま(´-∀-)」

吉「ちょっとあんた離しなさいよ(怒)」

菜「弱ったふりして甘えてんじゃないわよ(怒)」

木「一番気が強いくせに(怒)」

陽「はぁ?陽菜が抱きしめられてるの!(怒)」

吉「優子、私もハグして!」

菜「次は私だから」

木「こういうのは年功序列」

吉「ババアは後回し」

菜「こういう時だけ年上ブルんじゃないわよ」

陽「優子は陽菜のだからダメなの!」

吉「優子はみんなの・・・」優「そう、私は陽菜のだよ」


木「ゆう・・・こ?」

菜「どうしたの頭でも打った?」

優「みんなごめんね、みんなの事ももちろん好き」

木「だったら」

優「でもね陽菜の事は昔からずーとずーと大好きだったの」

吉「・・・・・・うそだろうがぁぁぁぁ(泣)」


泣きじゃくって出て行った由里子
放心状態で出て行った菜々緒

そして


木「理由はみんなが落ち着いてから聞かせてもらう」


しっかり者の文乃はそう言ってでていった


で、当の陽菜は何が何だかわからなくてじっと優ちゃんをみていた

五人の秘書? 26

横「みなさんそろそろ搭乗の時間なんで起きて下さい」

陽「う〜ん・・あれ・・優子は?」


いつのまにか寝ちゃってたみたいで
起きて優子を探すけど何処にもいない


横「里英さん達と救護室にいてはって
最後に搭乗する言うてはりました」

陽「見て来る」

横「あきませんて」

吉「救護室に居るって嘘なんでしょ」

横「・・・・これは優子さんの命令です」

菜「どこへ行ったの」

横「わかりません」

木「JPS」

横「携帯はここに置いていきはりました」

陽「探さなきゃ(汗)」

横「まだわかりはらないんですか
私らは足手まといなんです」

菜「そんな事無い、現にこうやって助かったでしょ」

横「それは・・・・私らが怪我をして捕まったから
優子さんも捕まってしまっただけで・・・・
優子さん一人なら何とでもなるんです
それだけすごい人なんですだから信じてこのまま帰国しましょう」

陽「だったらここで待ってる」

横「あかん言うてますやん
もしかしたら貨物船に潜り込んで戻ってくるかもしれへんし・・・
うちらが居たら邪魔なん理解してください」


優子ってそんなに凄いの?
今まで見てきた姿は偽りだったって事?

木「とりあえず一旦日本へ戻ろう」

菜「その方がいいか」



横「帰ってきはったら連絡するんで大人しくしててくださいね」


渋々日本へ帰って来て別れ際に言われた言葉


でも

次の日も、また次の日もそのまた次の日も
帰って来たという報告がこないから
しびれを切らしさっしーが入院してる病院へ



陽「ねえ、優子から本当に連絡無いの?」

指「連絡来たらすぐに連絡します(汗)」

陽「引っ越し先って知ってるんだよね?」

指「引っ越し先は・・・・・ありません」

陽「どういう事?」

指「もしかしたら戻ってこれないかもしれないからって
家具などは全部処分されて・・・・
大切な物だけ心友の方にあずかって貰うって言ってました」


戻ってこれないかもって・・・・死ぬつもりだったって事?

そして心友・・・・もしかして佐江ちゃんと才加?
高校大学と優子と同じクラブでいつも一緒だったっけ

LINE残ってたかな(汗)

一度遊びに入れてもらった事があった
あの時は10人ほどいたっけ・・・・
すぐ携帯を調べるとグループLINEが残っていて
開くと殆どが退出していたけど佐江ちゃんと陽菜だけが残っていた


陽「よかった・・・・」

指「こじはるさん一つだけお願いがあります」

陽「なに?」

指「優子さんが戻って来るまで何もしないでください」

陽「そんなお願い聞けるわけない」

指「優子さんを信じてるならお願いします」

陽「だったら優子の荷物だけは取りに行かせて」

指「わかりました、でも後二日待ってください
それでも連絡が来ない時は荷物は陽菜さんのものです」

陽「それってもう戻ってこないって事?」

指「五日経っても戻らない時は陽菜に渡して欲しいって」

陽「ふざけないでよ(怒)さっきは信じて待ってろって言ったじゃん!」

指「指原だって信じたい・・・信じたいけど相手が(泣)」

陽「やっぱり助けに行く」

指「ダメですって(汗)待って下さい!!」



さっしーの言う事なんて聞いてられない
一番早い便を取らなきゃ

携帯で検索しながらドアを開けた


五人の秘書? 25

覚悟を決め都市に入り二人を病院へ連れて行き
治療をしてもらい空港へ


陽「泊まらないの?」

優「長居するほど危険だからね」


貴金属は現金に替え現金は銀行に預けた


携帯でニュースを見るも
あれだけ
火柱が上がり激しく燃えていたにもかかわらず
何処にもニュースになっていないと言う事は
国家で隠蔽しているんだろう


このまま見逃してくれればいいんだけど・・・


空港に入りずっと神経を研ぎ澄ましてるけど
いっこうにやってくる気配がない


このまま飛行機に乗ってしまえば・・・

待ち時間が長く感じる



横「優子さんちょっと休んでください
後はうちが見張りますから」

優「十分車で休ませてもらったよ
由依の方が運転で疲れたでしょ」

横「うちは大丈夫ですけど・・・・
秘書軍団の人ら大丈夫ですか?」


出発ロビーの椅子に座るや否や寝てしまった四人

初めての死闘で身も心も疲れたんだろう


優「四人は意外とタフだから大丈夫(笑)
それよりさっしーと北りえは?」

横「出発まで救護室で休ませてもらってます」

優「そっか・・・」

横「無事帰れたらどうしはるつもりですか?」

優「仕事もないし・・・どこか田舎にでも行って静かに暮らそうかな」

横「陽菜さんとですか?」

優「あぁ・・・・ついて来てくれるのならね」


陽菜の寝顔を見ながら幸せをかみしめていると


横「優子さん逃げて下さい(汗)」

優「アハッもう無理だ」



両側から静かに歩いて来る黒ずくめの男達

陽菜に気を取られ気づかなかった・・・



「ゆうこおおしま?」

優「イエス」

「follow me please」


優「Is it ok if it's just me」

「OK」


横「優子さんあきませんて(汗)」

優「しっ!みんなには内緒」


これだけ騒がしいのに熟睡してる四人って凄いよね
そのほうがありがたいけど(笑)


優「出来るだけ戻る努力はするから
みんなには何もさせないで
どんなことをしても日本に連れて帰る事!いい?」


横「でも・・・」


優「私一人の方が逃げやすいから、分かるでしょ」


横「わかりました・・・」



男達に静かにするようにお願いしてその場を後にする


どこに連れて行かれるんだろうか・・・・
警察車両ではない車に乗り込むと目隠しをされ

数を数えていたら約20分ほどで車が止まった

山道を走っている気配はなかったから山で殺されることはないか(笑)


車のドアが開き下ろされて何処かへ連れて行かれる


どうやら今エレベーターに乗ってるようだ


どこかの雑居ビル?それとも廃墟ビル・・・はエレベーターは無いな(笑)


その割には埃っぽくなくて・・・・
廊下を歩いてるはずなのにクッションも良くて
足音もしないんだけどまさかね


コンコンコン


ドアがノックされ鍵が開く音がした

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