菜「陽菜代わろうか?」
優ちゃんを助け二台の車に別れて都市部へ向かっているんだけど
あり得ない事が今起きてる
まあ、あの打ち合いも現実離れしたあり得ない出来事だったんだけど
それよりももっとすごい事が起きてるんだけど
もしかして陽菜って・・・・銃撃戦で死んじゃって夢を見てるのかな?
だって
横「優子さん道が険しいのでちゃんと座って下さい」
優「嫌だ」
横「小嶋さんも重いですよね?」
陽「大丈夫(бвб) 」
そう、車に乗り込むと陽菜の膝に座り抱き付いて来て
ずっと胸に顔を埋めているんだから
怪我をしてる二人は文乃が運転する車に乗って助手席には由里子
こっちは由依と呼ばれる人が運転していて
助手席に菜々緒が座ってる
横「はぁ・・・いきなり子供返りするとかあり得へんわ」
そう言いながらも怒ってはいないのがわかる
横「でもみなさん何であそこがわかりはったんですか?」
関西出身みたい、どこで知り合ったんだろう
菜「その前にあなた達優子とどういう関係?」
横「それは・・・・優子さんから聞きはったほうが良いと思いますけど」
優「日本に無事戻れたら話すよ」
陽「無事戻れたらってどういう意味?」
優「心配いらない、やったのは私だけだから」
横「しまいに怒りますよ(怒)」
優「もう怒ってるじゃん(;´-∀-)」
横「ノイエメンは優子さんとどこまでも一緒です!」
陽「陽菜達だってそうだし(怒)」
菜「そうだよ、現に人を・・・・殺したし・・・」
優「だ・か・ら!殺したのはこの大島優子
私が全員を殺してみんなはそれを手伝っただけ」
横「そんな事言うんやったら警察の前で発砲して先に死にます」
優「何言ってるの、みんなはもう自由なんだよそれにお金にだって・・・」
隠し金庫から全員で分け合っても
一生暮らせるだけのお金と貴金属が出て来た
他に粉や草もあったけどそれは死体とアジトもろとも燃やして証拠は隠滅
陽「・・・・そうじゃん証拠は何もないんだから罪になるわけないし」
カメラだってなかったし誰にやられたのかわからないと思う
菜「そう言えば総理達三人の姿見えなかったけど」
横「あの三人ならうちらが戦ってる時
優子さんが自分達を守っているとわかると卑怯にも優子さんを拘束して
あいつらに引き渡し自分らだけでとっとと逃げ帰りはりましたわ
そのせいで里英さんが怪我を(怒)」
陽「どうして守ったの、流れ弾にでもあたって
死んだように見せかけたらよかったのに」
優「仮にもまだ日本のトップだからね(;´-∀-)」
そういう所は真面目なんだから
菜「優子が生きてたら驚くだろうね」
優「ああ、何も言わなくても辞任するんじゃない(笑)」
陽「それだけじゃ許せない」
優「もちろん、今までしてきた事の罪を償って貰う準備は出来てる」
陽「陽菜まだ何も集めてないよ?」
優「ごめん・・・・それはさっしーにやって貰った(;´-∀-)」
陽「むぅ・・・さっしーが陽菜よりコンピューターに長けてるって言うの?」
横「当たり前ですやん指原さんにハッキング出来ないものなんてありません」
陽「陽菜だって中国のコンピューターハッキングしたんだからね」
優「うそ、ちゃんと痕跡消した?調べたもの削除した?」
陽「ちゃんとしたし」
優「さっしーに確認してもらわなきゃ(;´-∀-)」
陽「陽菜を信じられないって言うの(怒)」
優「心配なんだよ、もう二度と陽菜を失いたくないから」
陽「どういう事?陽菜って一回死んだの?」
菜「そんなわけないでしょ生き返ったのならあんたゾンビじゃん(笑)」
優「とりあえず着いたら四人は先に日本へ戻って」
陽「ヤダ優子とずっと一緒に居る」
菜「私だって」
優「陽菜・・・お願い、言う事を聞いて」
陽菜の頬を両手で挟み眉をハノ字にして語り掛けて来る
陽「キスしてくれたら言う事聞いてあげる(бвб) 」
菜「優子がするわけ・・・・・いやぁぁぁー(汗)」
横「ちょっと、叫ばんといてくださいよ(汗)」
まさかしてくれると思わなかった
だって毎日どれだけ好き好きアピールしても何もしてこなかったし
冗談でかわされていたのに今夢にまで見たキスをされていて
バチン!!
優「イッタ(;´-∀-)」
陽「なんでするかな(怒)」
優「陽菜がキスしたら帰るって言ったから(;´-∀-)」
陽「だからって人が見てる所でするとかあり得ないんだけど(怒)」
陽菜のファーストキスだったのに菜々緒と知らない人に見られたじゃん(怒)
菜「私もキスしてくれたら日本へ帰る」
身を乗り出してきた菜々緒
横「ちょっ、シートベルト外して乗り出したら危ないですって(汗)」
ガタン!ゴン!!
菜「ツッ・・・・イッター(汗)」
車が跳ねた時にバランス崩して前のボードに腰を
フロントガラスに頭をぶつけてる(笑)
横「だから言いましたやん」
菜「言うの遅いんだよ(怒)」
横「うちのせいちゃうし(怒)」
優子は陽菜にしっかりしがみついていて無事だったんだけど
陽「ねえ、頭でも打った?」
優「どうして?」
陽「だって・・・・・陽菜の事好きみたいじゃん」
優「アハッ(-∀-`) 好きだよ」
菜「みんなの事も・・・・だよ・・ね?」
優「うん」
やっぱり・・・・
優「みんなの事も大好きだけど陽菜の事は愛してる(´-∀-)」
だよね、陽菜だけを好きじゃなくて陽菜は愛してる・・・・ん?
愛してる?あ・い・してるってあの愛してる?
陽・菜「えぇぇぇぇぇ!!!(汗)」
優「まさか生きてキスできるなんて思ってもいなかったから
もう思い残すことはない・・・・(けど出来たらあんな事やこんな事も)・・・・」
後の言葉は小さすぎて何言ってるか聞き取れなかったけど
陽「絶対に優ちゃんだけを死なせない」
菜「そうだよ、その為の私達でしょ」
横「うちらの方が優秀ですけどね」
菜「あんたね、どう見ても年下のくせに
さっきから偉そうなんだけど(怒)」
横「だから敬語でしゃべってますやんおばさん」
菜「私におばさんって言うって事は
優子にもおばさんて言ってる事になるんだからね(怒)」
横「ゲッ同い年に見えへん、だったら優子さんめちゃくちゃ若く見えますね
あ、この人が老けてるのか(笑)」
菜「首絞めて殺してやる」
優「菜々緒落ち着いて(;´-∀-)由依も言い過ぎ
四人が来てくれなかったら私達確実に死んでたんだから感謝しないと」
横「・・・・・・・」
そのまま黙ってしまった由依
優子も膝から降りて隣に座りシートベルトを締める
でも優子の右手と陽菜の左手は繋がれたままだった