もう陽菜を殺したあいつらはいない

そう思ったら自分の気持ちを抑える事なんて出来なかった


だからキスしてと本人から言われたのに拒否するバカいないよね?
もしかしたら最後のキスになるかもだし・・・・・



あいつらが死んだと言う事はすぐに政府に届くだろう
誰がやった?となった時あの三人が来てた事実から
出国していない私にたどり着くはず


空港で拘束されるかもしれない
捕まれば二度と日本には戻れないだろうし
恐らく堀の中で殺される



由依達と四人は別々の飛行機で帰らさないといけない
まあ、その辺は頭のいい文乃が理解してるはず


私は都市まで一緒に行動しない方がいいか・・・・



優「トイレに行きたくなったからその辺で止めて」


横「あと10分ほど走ったら村に入りますけど」


優「大だから我慢できなくてさ(;´-∀-)」


横「わかりました車止めれる場所で止めます」



どうしよう、山を登るか下るか・・・・下は見えるから登るか



優「少しの別れだけど寂しがらないでね陽菜(笑)」



冗談風にそう言って頬にキスをする


これが本当に最後
さようなら陽菜、私の分まで長生きしてね
前世も今もずっと好きだった私の愛しい人
幸せにね(-∀-`) 



ドアを開け山道を登っていく


この辺でしゃがみいかにも用を足してますと思わせ
身を低くしてさらに登る


優「ふぅ・・・・このへんまで登ってきたら大丈夫か」


陽「何が大丈夫なの?」

優「どうして・・・・」

菜「用を足すのにどこまでの登っていくつもり」

優「上の方がいいかなって(-∀-`;)」

菜「それに携帯は置いて行ってるのに財布は持って行くとかおかしいでしょ」

優「それは・・・・でも音が全然しなかったけど(;´-∀-)」

吉「必死で林の中を登ってたね(笑)」

優「由里子それに文乃まで・・・どうやって先回りしてたの?」」

木「やっぱり少し手前にけもの道があったの気づいてなかったんだね」

吉「もう少し登ってくれたら陽菜を置いていけたのに(笑)」

陽「足が限界ギリギリだし(怒)
降りる時はおぶってよね」

優「みんな・・・・」

吉「私マジでトイレ行きたくなってきたから
早く車に戻って出発しよう(汗)」

菜「由里子ならその辺で出来るでしょ」

吉「自分が出来るからって人も出来るとか思わないでよね(怒)」

木「あなた達言い合いしてる間に置いて行かれるよ」

吉「あ、ずるい私もおぶってよ(汗)」

陽「ダーメこの背中は陽菜のだし」

吉「交代でおんぶして!」

優「ごめん、もう平等にはしてあげられない(;´-∀-)」

木「どういう事?」

菜「はぁ・・・・車の中でキスしてたんだよね二人」

吉「ほらーだから私が言ったじゃん
なのに絶対に見間違いだって信じてくれなかったんだよ(怒)」

木「優子、頭でも打っておかしくなった?」

優「落ち着いたら全部話すよ」

陽「だったら一人で背負ったり何処かへ行こうとしないで」

優「ごめん・・・・もうしない」



全員が捕まったらどうしよう
その時は・・・・・その時考えよう(´-∀-)