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五人の秘書? 22

『時間稼ぎですか?』

優「震えて指がなかなか動かなくてね」

『脱がせて差し上げなさい』


そう言うと部下の一人がナイフを持ち・・・


優「もう着れない」

『そうですね、でもおそらく着る事は二度とないでしょう』


そうだよね事が済んだら殺されるんだから


『自慢するだけあって良いものを持っていらっしゃる』


ニヤニヤして一段と気持ち悪さが増す


優「布団はないの、固い床だと感じなさそう」

『向うの部屋にベッドはありますが・・・・
まあいいでしょう、私も固いのは嫌ですから』


「優子さん(汗)」


何も言わず少しだけ微笑んで見せ
裸のまま隣の部屋へ
さっきの部屋の半分くらいなのに窓が二つ
角部屋だからか・・・

ここに移って正解だったかも
向こうは真ん中の部屋で窓が無かったから


優「観客付き?あっちの方の自信があるって事かな(笑)」


向こうの部屋には三人だけ残し
狭い部屋に6人入って来た


里英は怪我をして動けないから一人付け
オドオドしていた由依には二人で十分だと思ってると言う事か


三人相手なら由依なら何とか出来るはず
私が出来るだけここで時間を稼けば二人は助けられる


「何をしでかすか分かっちゃいませんからね
いつでも殺せるように狙わせておくんですよ」

優「お前の租ちんが部下たちにバレることになるだけだけどな(笑)」

「途中からもっと欲しいと言わせてあげますから(笑)」


言う訳ないじゃないか好きでもないしそれに・・・・
初めてなんだから


優「明かりを消してくれると嬉しいんだけど」

「そんな事するわけないでしょ
暗くするだけで危険度は上がるのですから
さあ、お話の時間は終わりです」


上着を脱ぎ近づいて来る


意外にいい体してるじゃん、て思ったのは
自分にまだ余裕があるからなんだろうか


目を閉じると浮かんでくるのは陽菜の顔


陽菜・・・・ごめんね
最後にハグだけしたかったなー・・・・・
どさくさに紛れてキスすればよかった



ガシャン!!バタン、バタン


物音に目を開ける


「何事だ(汗)」

「奇襲ですあちらの部屋へ移動してください」


私に背を向けたことを後悔しろ(笑)

首に腕を回しヘッドロック


「ガハッ・・・」

「離せ!」


向けられる銃口

外では銃撃戦の音
それに釣られたのか隣ではもみ合う音
誰が来たかなんて今はどうでもいい
こいつさえ殺せば陽菜は助かるんだから相打ちになってでも殺してやる

「女の頭を狙え、腕はダメだ貫通するとボスにあたる」


意外に賢いじゃないか(笑)
撃たれる前に後ろへ飛びながら首をへし折ってやった

「きさまー(怒)」


四人の銃が一斉に私を狙ったその時

割れた窓から誰かが飛び込んできて一人の頭を打ちぬいた

私から気がそれた三人の一人に飛びかかり銃に指を添え
隣の仲間を撃ち殺しそいつの首もへし折る

終えた時にはもう一人も殺されていて
外の銃撃音も止んでいた


優「ありが・・・・・菜々緒?・・・どうしてここへ・・」


まさかみんなで来てないよね?
陽菜・・・・


優「陽菜!!」


急いで窓に近寄り外を見る


暗闇から駆け寄ってくる二人


ふたり?


ドアが勢いよく開き入って来た由依と


優「ふみの・・・きたりえは?」

横「大丈夫です今指原さんが手当してますから」


さっしー無事だったんだ・・・・よかった

と言う事はあれは由里子と陽菜


あきらかに足の遅い一人に笑ってしまう


吉「ハァハァハァ優子無事で・・・・」


そこまで言って口をあんぐりしたまま固まってしまった


優「由里子、菜々緒も文乃もありがとう」


振り返ると私を見ず壁を見てる二人


陽「ちょっハァハァ・・・引き離すとかハァハァあっ・・・」



私を見て真っ赤になりながら


陽「間に合わなかったの(汗)」


優「何言ってるの間に合ったからこうして生きてるんだよ
みんな本当にありがとう(。-∀-)」


陽「お礼はいいから早く何か羽織って(汗)」


どうやら私は真っ裸のままだったみたいだ(;´-∀-)


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