次の日の夜
玄関先のチャイムが鳴った
「また麻里ちゃん勝手に上がって来たのかな」
「俺が開けて来るぜ(´-∀-)」
丁度ユナの授乳中だったから優ちゃんにお願いする
「あなたどなた?うちの陽菜とどういうご関係?」
「おれは陽菜の旦那様ぜ(´-∀-)」
「旦那様・・・・陽菜!陽菜出てらっしゃい(怒)」
「陽菜はユナにあっぱいをあげてるから出てこれないぜ」
「ユナにおっぱい?・・・・」
「あ、おばさん勝手に何入ってるんぜ(;´-∀-)」
全部聞こえてた会話
もう、逃げも隠れも出来ないから覚悟を決めて待ち構える
リビングのドアが開き凄い顔のお母さんが入って来た
「にゃんにゃんこのおばさんが勝手に・・・」
「お母さん」
「お母さん?」
「そう、陽菜のママでユナのおばあちゃん」
「えぇぇぇ!!・・・・こ、こんばんは(;´-∀-)」
いまさら改まっても遅いと思うけど(笑)
「どういう事か説明しなさい」
「どうもこうも
結婚して子供産まれました、以上(бвб) 」
「あなたね・・・・はぁ・・・
どうしてこうも勝手な子に育ったんでしょう」
「にゃんにゃんは勝手じゃないぜ
世界一最高の女ぜ(怒)」
「・・・・・この人どこの出身なの?」
「優ちゃんは・・・・記憶喪失で
自分が誰なのかどこから来たのかわからなくて
天涯孤独の人なの、だから籍は陽菜の方にいれたから
小嶋優子になった
そしてこの子は二人の間に出来た子供でユナ」
「一度実家に戻って来てちゃんと説明しなさい」
お父さんもどれだけ心配してるか」
「わかってる、優ちゃん今働きだしたところだから
落ちついたら帰るから今日は帰って」
「その前に・・・・抱いてもいい?」
「孫なんだから遠慮なくどうぞ(бвб)」
嬉しそうに抱いて耳は陽菜似ねなーんて言ってる
で、写真を沢山撮って帰って行った
「はぁ・・・いきなり来るとかビックリするし(汗)」
「・・・・・・・ごめん」
「謝らなくていいよ、優ちゃんだから好きになったんだもん」
「でも・・・・」
「出来ればもう少し礼儀とか言葉使いは勉強して欲しい」
「する」
「あと、やっぱりぜ、も」
「わかった・・・・」
「ほらおいで(бвб) 」
手を広げればボフッと飛び込んでくるワンコ(笑)
「優ちゃんが凄く頑張ってるの知ってる」
「・・・・・」
「でももう少しだけ陽菜とユナの為に頑張ってくれる?」
「おで、まだまだ頑張る
陽菜の両親に認めて貰えるような人間に頑張ってなる!」
「ありがとう(бвб) 」
「頑張って耳やしっぽが生えないようにするんぜ(´-∀-)
あ・・・・(;´-∀-)ごめんよ」
シッポや耳は頑張っても無理なんだけど
だって陽菜のお願い次第なんだから(笑)
その日から実家に帰るための特訓を始めた
「優ちゃんは初めてあった人ともフレンドリーなことは良い事なんだけど
年上の人にはちゃんと丁寧な言葉と態度で接しないとダメ」
「おう(-∀-`) 」
「はい!」
「はい・・・(;´-∀-)」
「話すときも一度頭の中で考えてから
ゆっくり話せばぜ、ぜ、言わなくて済むから」
「はい」
「仕事でも依頼者とか溝掃除での町内会の皆さんとかに
丁寧な言葉で話してる?」
「う・・・うーん・・・どうだろう(;´-∀-)」
「普通に話してるんでしょ」
「で、でもみんな面白いねって言ってくれるぜ、あ(;´-∀-)」
「今のぜは大丈夫(笑)」
「言葉って難しい(;´-∀-)」
「フエッ・・・・」
「ユナ起きた」
「もう授乳の時間だ、ここに連れてきてくれる」
「任せろ(-∀-`) 」
流石元犬、動きが俊敏(笑)
ちゃんと消毒して咥えさせるとコクコク飲みだした
「口開いてるよ(笑)」
「俺も飲みたい」
「・・・・・・残ったらね」
嘘だけど
「ユナ残していいんだぞ
おなか一杯飲んだらまた眠くなるからな」
赤ちゃんは寝るのが仕事なんだけど必死さが可愛いから黙っておく
「ゲプッ」
両方しっかり飲んで可愛いゲップ
シッポをブンブン振りながらソワソワして待ってる優子
あ、しっぽ生やしちゃった(бвб)
本人気づいてないみたいだけどね(笑)
「パタパタ言わせないの!」
「おぉん?・・・・・のぁぁぁ!!またしっぽが(;´-∀-)」
ひっこめ!おい短くなれ!いろんなことを言いながら
引っ込めようとしてるけど無理だよ〜ついでに耳も出しちゃおう(бвб)