けむしちゃん事件です 24

ドライブしていたカップルが日向ぼっこしていたけむしを見つけ
首輪も何もしていなかったから
女性の方が捕まえたいって言いだし車を停めたら
逃げ出したから後を追いかけると
いかにも潰れたペンションがあってそこの割れた所から
中へ入って行ったけむしを捕まえようと玄関へ

ドアの鍵が丁度壊れていたらしく
簡単に中へ入れ、けむしを探しているうちに
置いてあった陶器が限定品だったらしく
持って帰ろうと言い出した彼氏と喧嘩になった

その時にけむしが仲裁するかのように
間に割って入りそのまま二階へ駆け上がるのを追いかけた彼女

部屋には先住人が隠れていて驚き
彼女の叫び声に彼氏がやってきて取っ組み合い
彼を助けようと物を投げると窓ガラスを直撃
割れたガラスの上に倒れた二人は血だらけに


それでも起き上がり取っ組み合いをしていたら
また彼氏を助けようと今度は花瓶を投げると見事に・・・彼に命中
倒れた彼氏を横目に今度は彼女が襲われそうになるも
近くにあった物で殴り倒し二人はノックアウト


「まあ、彼女が一番強かったって事ですね(笑)」

「じゃーどうして優子をひき殺そうとしたの?」

「それが彼女免許もって無いのに
車で逃げようとしていて人が目の前に飛び出してきたから
パニクってアクセルを踏んでしまったらしいんだ」

「彼氏を助けもせず逃げようとか最低な女だな」

「世の中色んな人がいると言う事ですね(汗)」


「けむが散歩なんかしなかったらそんな事件起きなかったんだよ
反省してるの?けむ(怒)」


「イヤそれがさ(;´-∀-)」

「まだ何かあるの?」

「その先住人、別荘を狙った空き巣だったらしくて
なかなか捕まらなくて困ってたらしいんだ
まさか空き家をねぐらにしてるとは思わなかったんだって」


「うそ・・・・」


「けむしのおかげで捕まえられたみたいな感じかなアハッ(-∀-`) 」


けむが得意げな顔に見えるのは気のせい?


「でもけむが餌も食べずに一日過ごせるはず無いよね?
どこで食べてたんだろ」

「それが・・・空き巣犯が大の猫好きで
餌をわざわざ買いに行ってけむしにあげていたらしくてさ」

「じゃー中へ入っていったのはそこで夜を過ごして
餌も貰っていたからなんだ(汗)」


「そう、その残りの餌を御礼だって言って警察官がくれた(;´-∀-)」


なんかけむの餌が増えて行くのって気のせいかな?


「にゃぁぁ〜」

「さあてそろそろ帰ろうかな、けむしは私と一緒に帰るぞ」

「シャァァァァ(怒)」

「お前がいると事件の匂いしかしないから
にゃんにゃんが危ないだろ」

「いつも陽菜には危険が及んでないから大丈夫(бвб)」

「それでも一歩間違えたら死んじゃうかもしれないだろ」

「それは優子にも言えることでしょ
今日だってもう少しではねられるところだったし
落ち方が悪かったら怪我してたかもしれないんだよ」

「私のことは良いの!」

「良いこと無い(怒)」

「大体優子はいつも危険なことして・・・」



何故か優子へお説教を始めちゃった陽菜


「陽菜そろそろ着替えないと時間押してるから」



麻里ちゃんが良い所で止めてくれた


「ごめんすぐ着替える(汗)」

「じゃー私はこれで(;´-∀-)」


「優子!」

「はひ(;´-∀-)」

「来てくれてありがと(бвб)」

「アハッ(-∀-`) にゃんにゃんの為ならすぐ飛んでくるよ」

「気をつけて帰ってね」

「ありがとう(-∀-`) 」


みんなが部屋から出て行ってから優子とハグ
玄関で見送り撮影の服に着替えにいった

けむしちゃん事件です 23

朝目が覚めると隣には誰もいなかった


「夢?だったのかな」


カタン


デジャヴ?


「にゃぁぁ〜」

「けむ?」

「にゃぁぁ〜お」

「戻って来た・・・どうしたのどこか怪我してるの(汗)」


窓から入って来たけむの毛に血らしき物が付いていて
急いで調べてみる


「怪我してないの?」

「にゃぁぁ〜」

「優子!」


昨日までなかったバッグが置いてあるから急いで呼ぶ


ドッドッドッダダダダダダ

階段を駆け上がり廊下を走る音


「にゃんにゃんどうしたの?・・・あれけむし戻って来たんだ」

「そうなんだけど見てこれ」

「これは・・・・(クンクン)血」

「けむはどこも怪我してないから誰かのが付いたのかもしれない」

「まさか・・・お腹すきすぎて動物襲って食べたのか(;´-∀-)」

「けむはそんな事しないし(怒)」

「だよね・・・もしかしてさっきまで怪我した人と一緒だったのか?」

「そうだよ、きっと事件現場から逃げて来たんだよ
けむ、頑張ったね」

「にゃぁ〜」

「何でも事件にしたがるけど餌くれた人が
怪我しただけかもしれないでしょ(;´-∀-)」

「むう・・・陽菜の直感がそう言ってるの!」

「そ、そうだよねまず現場に行かなきゃ(;´-∀-)けむし案内できる?」

「ちょっと待って着替えるから」

「だめ!にゃんにゃんは危ないからここにいて」

「けむが優子の言う事聞くわけないでしょ」

「ぐっ・・・・そうだけど事件だったら大変だから」

「そうなっても優子が守ってくれるでしょ(бвб) 」

「そんな顔されても(;´-∀-)」

「遠くから見てるからお・ね・が・い」

「・・・絶対だよ」


はい、落ちた(бвб) 


みんなには少し散歩してくるとだけ言って外に出る


けむに着いて行くと古びたペンションらしきところにたどり着いた


「ここって潰れてから誰も住んでいなかったよね?」

「私達が毎年来るようになってからはだれもいなかったはず」


二階の窓ガラスが割れていてもしかしたら
けむはそこから逃げて来たのかもしれない


玄関は反対側だ


「陽菜はここで待ってて、けむしも」

「うん」



ゆっくり近づいていき周りを伺ってる優子

不意にエンジン音が聞こえ走って玄関方向へ



「けむ行こう」


私達も着いて行くと


「危ない(汗)」



車の前でに立ちはだかる優子めがけて突進していく車のボンネットに
ジャンプして飛び乗る優子


ビックリしたのかハンドルを切り木に激突
その反動で優子も下に落ちた


「優子(汗)」

「いってぇ〜・・・陽菜警察に電話」

「うん」


持っていた携帯で110番


その間優子はエアバックに挟まれた運転していた人を・・・



「おんな!?」

「もしもしおんながどうされましたか?」

「あ、すみません(汗)人をひき殺そうとした人を捕まえました
あと誰かが怪我してるかもです」

「あなたが捕まえたのですか?」

「いえ、警視庁の大島が捕まえました」

「分かりました直ちに向かいます」



5分ほどで警察がやって来て犯人を引き渡し
一緒に建物の中に入って行く優子


「あ、ダメですよ」

「(бвб) 」


紛れて入って行こうとしたら止められた


「陽菜は先に戻ってて」

「はーい」


仕方ないか(笑)


別荘に戻りみんなにあった事を説明してからけむをお風呂で洗う



「先にアイテムだけ撮影しておくので準備出来たら言って下さい」

「ありがとう」


みんな事件に興味津々だったけど時間が永遠とあるわけじゃないから
出来ることからやっていってくれてる


「固まってて取れない・・・」


うん、仕方ないよね(бвб) 


ハサミを取りに行きそこだけ切る


・・・・・大丈夫少ししか切ってないからわかんない・・・と思う
ごめんねけむ(汗)


優子はお昼になっても戻ってこない


まさか落ちた時に怪我をしていて病院とか無いよね?
そんな事を思っていたら



「はぁぁお腹すいたぁ〜」

「優子さんお帰りなさい」

「ただいまぁ」

「なになに凄い事件だったの?(*`ω´) 」

「それがさぁ」

「うんうん(*`ω´) 」

「あぶない危ない(;´-∀-)いう訳ないでしょ」

「まさか殺人事件じゃないよね(бвб) 」

「殺人とまではいかなかったんだけど、おっとこれ以上はだーめ(;´-∀-)」

「えぇぇぇ聞きたーい(бвб) 」

「そんな甘えた声を出してもダメなの!」

「いいもん優子が帰ったら現場行こうねけむ」

「にゃぁ〜」

「ニャーじゃない!だいたいけむしが原因なんだぞ(怒)」

「どういう事?」

「はぁ、聞いたことは内緒だよ(;´-∀-)」

「うん(бвб) 」


これで警視庁の刑事がちゃんと務まってるのか心配になって来た(笑)







けむしちゃん事件です 22

カタン・・・・


「んん・・・けむ?」


物音で起きるなんてよほどけむの事が気になっていたのかな


「けむ、帰って来たの?」


いつもなら返事するのに呼びかけても返事がない

窓が閉まっていたら入れないよね


「仕方ないなぁ」


起き上がってカーテンを開けると


「きゃぁぁぁぁ!!!」


バタン!バタン!ドドドドド


「陽菜どうした!?」

「そ、そ、外に誰かいた(汗)」

「え?泥棒ですか(汗)」

「男子!適当な武器もって突撃」

「無理ですって(汗)」

「弱いなぁ仕方ない篠田が行くか」

「麻里ちゃん気を付けて」



そーと窓を開けバルコニーを覗く


「あら、職業替えたの?(笑)」

「誰?知り合い」

「朝も会った人(*`ω´) 」


まさかスタッフの誰かが夜這いに来たの?
だったらドアから入って来るか・・・誰だろう


「玄関から入ってくればいいのに」

「だってチェーンかかってるだろ」



この声って・・・まさか・・・ね



頭をかきながら気まずそうな顔をして優子が姿を現した


「嘘でしょ・・・電話切ってすぐ来たの?」

「ちゃんと十夢の朝食の用意と、もしかしたら遅くなるかもだから
夕飯の用意もしてきた」

「だったら来るって連絡くれたらチェーン外してたのに」

「その間に泥棒に入られたら大変だろ(;´-∀-)」

「はいみんなぁ〜各自部屋に戻って就寝(*`ω´) 」

「あ、お騒がせしてすみませんでした(;´-∀-)」

「明日差し入れ期待してまーす(*`ω´) 」

「了解です」

「みんなごめんね(бвб) 」

「大丈夫です、おやすみなさい」



あっという間に戻って行った


「・・・・・・(бвб) 」

「そのう・・・心配でさ(;´-∀-)」

「優子がけむしの事をそんなに心配してくれるなんて思ってなかった」

「あぁ・・・けむしもだけどさ
にゃんにゃんの方が心配で(;´-∀-)」


「私?」

「心配で眠れないんじゃないかなって(;´-∀-)」


実は熟睡してました・・・
多分浅い眠り周期に来てて起きたんだと思う


「ありがとう、明日も早いから早く寝よう」

「う、うん朝起きたらけむしを探しに行く!」

「よろしくお願いします」


ベッドに入って数秒で寝息が聞こえて来た


そりゃ疲れるよね
朝早くに往復してそのまま仕事
帰って食事の用意してまたここまで車を飛ばしてきたんだもん


今日はゆっくりおやすみなさい優子(бвб) 

けむしちゃん事件です 21

(にゃんにゃん大変、どこを探してもけむしいないって十夢から連絡が来た)


連絡するの忘れてた(бвб)


「いるよ」

(え?どこに)

「陽菜の横」

(えぇぇ〜連絡してよ、焦ったじゃん)

「陽菜もびっくりして忘れてた」

(はぁ・・・いたのならいいや迎えに行こうか?)


また往復するつもり?


「いいよ。邪魔しないだろうから」

(邪魔なら連絡してすぐ行くから)

「・・・・・ありがと(бвб)」

(アハッじゃーね)

「バイバイ」


「相変わらずだね(*`ω´) 」

「まあね(бвб) 」


小さい頃はどちらかと言うと陽菜の方が優子に依存していた
まあ、何でもすぐ出来るようになるのは優子で
頭も運動神経もすべて良かったからなんだけど

・・・・・ん?陽菜良い所ないじゃん・・・

コホン・・・勉強の頭は無くても感が鋭かった陽菜

受験はすべてヤマが当たり優子と同じ高校へ進学
運動神経だって優子ほどは無いけど普通の人以上はあったんだから


あと、優子より勝っていたのは美への興味
だから今の仕事に行きついた


「にゃぁ〜お」

「けむはいつもの所でひなたぼっこしててね」

「にゃぁ〜」



順調に撮影が進み初日分が終了



「30分後、セッティング班と食材班に分かれて準備
買い出し班はけむしの餌もお願いします」

「いつものでいいですか」

「うん」


そう、いつもは優子もいるから当然けむしも連れてきてるから
けむしがいるのが普通


「けむ、部屋行くよ・・・けむぅ〜・・・・」

「そう言えばいつもの所にいませんね」

「散歩へ行ったのかな?」


夕飯は外でバーベキューだし心配してなかったのに
全然帰ってこないけむし


「どうしよう、けむ帰ってこないの」

(いつからいないの?)

「わかんない、撮影開始の時はちゃんといたんだよ」



片付けが終わっても戻ってこなかったけむし


(車に引かれたとか・・・)

「そんな縁起でもない事言わないでよ(怒)」

(ごめん、でもさ今頃お腹すかせて暴れてたら大変だよね)

「お昼はカバンに入ってたゼリー状のしか食べてないから
絶対お腹すいてるはずなのに・・・やっぱり何かあったのかな(汗)」


(もしかしたらどこかの家に入り込んでるのかも)


「飼い猫だってわかるよね?」

(餌貰って大人しくしてたらいいんだけど(汗))

「部屋の窓開けとかなきゃ」

(ダメだよ!戸締りはしっかりしておかないと何があるかわかんないんだから)

「男の人もいるし大丈夫だよ」

(それが危ないんじゃんか(怒))

「みんな仲間だよ?」

(男は狼なんだから信用したらダメ!)

「なにそれ〜古ーい(笑)」

(もし朝になっても戻って来なかったら連絡して
飛んでいくから)

「いつもありがと(бвб) 」

(大切な人なんだから当たり前でしょ!)


いつからだろう、妹と言わなくなったのは



「明日早いからもう寝るね」

(寝坊しないように)

「大丈夫麻里ちゃんが起こしてくれるから」

(寝顔見られたら駄目だからね)

「はいはい」

(ホントだから)

「ふわぁぁぁ・・・おやすみ」

(ちゃんと布団かぶって・・・・)プチッ


「一段と過保護になってる感じ?(*`ω´) 」

「一緒に居る時は大丈夫なんだけど離れると酷くなるかな」

「守れないからか」

「そんな事件にばっか巻き込まれないのにね」



そう思っていたのに

けむしちゃん事件です 20

今日から新商品の撮影

軽井沢の別荘にいつも二泊三日で行っている


「十夢ちゃんと起きてよ」

「んん・・・・」

「陽菜みたいに二度寝したらダメだからね(-∀-`) 」

「陽菜みたいは余計だし(怒)」

「この前二度寝したせいで事件に巻き込まれたのは誰だっけ?」

「・・・けむじゃないかな(бвб) 」

「アハハそう言う事にしておく」


いつもは優子も休みを取ってついて来てくれるんだけど
十夢がいるから一人に出来ないって
でも心配だから別荘までは送るよって言ってくれて今に至る


「そう言えばけむお見送りしてくれなかった」

「いつも連れて行って貰えてるのに
今回はお留守番だから拗ねてるんじゃない?」

「そっかぁーけむごめんねぇ〜(бвб) 」

「にゃぁぁ」

「・・・・・・優子鳴き声上手・・・」

「にゃんにゃんでしょ(;´-∀-)」

「後ろから聞こえて来たよ・・・ね(汗)」


後部座席を覗いてみてもけむの姿は見つからない


「けむ・・・けむ・・・・」


返事がない


「幻聴かな(汗)」

「二人そろって?」

「何かの音が鳴き声に聞こえたのかもしれない」

「まあ・・・いたら連れて帰るよ(-∀-`) 」

「餌持ってきてないもんね(汗)」



現場に着くとスタッフたち来ていて機材やケースを降ろしていた



「おはよう、今すぐ開けるね」

「それにしても毎回見入っちゃうよね」

「仕方ないでしょ、ママの趣味なんだから」

「そのおかげで経費が削減されてるからいっか(*`ω´) 」


教会みたいな作りでベルまである
さすがに十字架は無いけどね
勿論中は普通の作り・・・と言いたいけど
ステンドグラスがあって入ってすぐのフロアはお城みたで
正面に大きめの階段があって子供の頃は優子とお姫様ごっこしたっけ(бвб) 


「陽菜の荷物部屋に入れとくね」

「うん、あ、けむしいた?」

「座席の下も探したけどいなかったからやっぱり何かの音だったのかな?」


一時間ほど休憩・・・とはいかず掃除を手伝ってくれて
機材のセッティングも手伝ってから優子は東京へ戻って行った


「先に早めのお昼にしようか」

「だーねピザとチキン買ってきたから温める(*`ω´) 」


調味料の入った袋・・・荷物と一緒に部屋へ持って行っちゃったのかな

寝室へ上がり探していると


「にゃぁ」

「・・・・・」

「にゃぁぁぁぁお」



耳を澄ませるとスーツケースの中から聞こえてくるような気がして
恐る恐る開くと・・・


「けむ(汗)」

「にゃぁぁぉ」

「にゃおじゃないでしょ、いつ入ったの(汗)」

そう聞いても答えが返ってくるわけでもなく・・・


夕飯の買い出しに猫缶も頼まないといけなくなった
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