大富豪刑事と詐欺師 14 最終話

「最近あいつが出てけえへんやんけ」

「平和でいいじゃん(бвб)」

「あかん、あいつの事件が無かったらリズムがおかしなる
それとお前言葉変わったやんけ
ですわとか言うとったのに偉そうやんけ」

「うっさいなぁー(бвб)」

「うわぁぁぁこいつ先輩舐めとるで」

「汚くて舐めれませーん(бвб)」


あの事があってから三ヶ月が過ぎていた

何故か首にならずにまだ刑事をしてる陽菜

多分小嶋の名前がきいてるんだと思う


「ニャロの愛しい人がお見えだよ(*`ω´)」

「優ちゃん♪」

「陽菜、お仕事もう終わった?」

「アッツいわ、夏にこれは勘弁やわ(汗)」

「今日は事件がなくて平和だったよ(бвб)」

「良かった、陽菜が危ない目に会ってると思ったら
大島さん気が気じゃないからね」

「もう大島さんじゃないでしょ」

「あ、つい癖で(-∀-`)」


そう、陽菜達は結婚した
もちろん日本ではまだムリだから米国へ渡り籍を入れついでに式もあげ
そして戻ってきた


「はよ帰れ鬱陶しいわ」

「むぅ・・・アメリカに招待してあげた時は凄い喜んでたくせに」

「あれはあれや、ここは日本やねんからイチャイチャすんな」

「独り身の嫉妬は見苦しいですよ(*`ω´)」

「くっそ俺も帰る、事件あっても電話してくんなよ(怒)」

「あいつの事件でもですか?」

「え、あるんか?」

「無いでーす(бвб)」

「もうやってられんわ」


プンプン怒りながら帰っていった


「あの事件はもう起こらないだろうね(*`ω´)」

「麻里子?」

「あの事件が起きた後は必ずといっていいほど
寄付の報道があったし、一概に悪いやつじゃなかったのかも」

「とってもいい人でそれでいてとっても可愛いんです(бвб)」

「陽菜(汗)」

「ニャロ・・・・何か知ってる口調だけど」

「心理分析でーす」

「そんな事できないでしょ(笑)」


「もうこんな時間になっちゃった
それでは皆さまごきげんよう(бвб)」



優子




「あの麻里子って人感づいたんじゃない?」

「うーん・・・・大丈夫だと思う」

「それなら良いけど」

「今日の夕飯は何?」

「ビーフ・ストロガノフ」

「え〜食べ飽きた」

「うっそー今日は三人が遊びに来るからお鍋にした」

「わーい!陽菜キムチ鍋が良い」

「そう思った(笑)」

「さすが優ちゃん」


あの後
優ちゃんとは結婚するし
絶対にこの家には住まない!
と言い出した陽菜に困った旦那様は
私達の事を許し
苦肉の策として


「おかえりなさいませ」

「ただいま、車よろしくね佐江」

「かしこまりましたご主人様(笑)」


敷地内に私達専用の新しい家を建て
そこに住まわすと言う事で陽菜が合意した


「ねえ、今日はまだ言ってもらってないししてない」

「行く前に寝てる陽菜にはしたんだけどな(-∀-`)」

「わかるわけ無いじゃん」

「だよね(笑)愛してるよ陽菜チュッ」

「フフ着替えてくるね(бвб)」



仕事は旦那様についていろいろ学んでる途中
私に任されるようになったら
私なりに浄化しながらやっていこうと思ってる

でも



「あんた達も、飽きないね(ΘωΘ)」

「まだ数ヶ月だからね
まあ、飽きることは一生無いだろうけど(-∀-`)」

「でもさ、私達を集めたって言うことはもしかして」

「さすがあっちゃんは鋭い」

「もう足洗ったんちゃうんか(汗)」

「寄付を待ってる子どもたちがまだまだいるから」

「小嶋から寄付したら良いやん」

「それはほら、出る杭は打っとかなきゃでしょ(-∀-`)」

「陽菜さんは知ってるんか」

「刑事だから言えないよね」

「でも全部知ってるんやからすぐバレルで(汗)」

「今度からは脱税してる裏金を盗もうと思ってるんだ
簡単には警察に訴えられないし、例え訴えても
今までのように
証拠がないんだから捕まえようがない」


「いいの?」

「うん、みんなもウズウズしてたんじゃないの?」

「そうなんだよね、なんか物足りなくて
つまんなかった(ΘωΘ)」


「おまたせ、あ、みんなもう来てたんだ(бвб)」

「お邪魔してまーす!」



このドキドキ・ワクワク感は辞めれないよね(-∀-`)



おしまい


大富豪刑事と詐欺師 13

二人っきりになった部屋


「あまり興奮させる事は言わないでよ(汗)」

「あれくらい言わないとわかってくれないでしょ」

「私は陽菜を守りたかった」

「わかってる」

「陽菜は私の全てだから」

「知ってる」

「でも旦那様にも恩があるの」

「もう十分返したでしょ」

「陽菜の為には動いてたけど旦那様のためには一度も動いてないから」

「それは錯覚
陽菜の為と言ってたけど結局は自分の・・・おじいさまの
小嶋財閥のためだから」


「でも将来は陽菜のものになるんだから陽菜のためでしょ」

「確かに血縁関係はもう陽菜しかいない
だから余計に思うの
汚い手を使って成り上がってきたこんな地位はいらない」

「陽菜・・・・」

「そのために悪い人を裁く刑事になったんだから
優子の1人くらい養ってあげる」

「そこまで考えてたんだね」

「そうだよ、そばにいないから相談もできないし
陽菜1人で考えて・・・・ずっと寂しかったんだからね(涙)」

「ごめん・・・・・泣かせてごめん」


そう言いながら陽菜の涙を拭う優子


「だったら優子が幸せにしてよ
陽菜が泣かなくても良いようにずっとそばにいてよ」


「今までの暮らしはさせてあげられないよ」

「良いって言ってる」

「全部自分でしないといけないんだよ」

「優子がしてくれるでしょ?」

「だーめ自分のことは自分でするの」

「むぅ・・・・出来ることだけする」

「アハッそれで良いよ」

「家探さなきゃ、あ、その前に陽菜の宝石とか全部売って
お金に替える、そしたら結構良いマンション買えるよ(бвб)」

「贅沢はしないって言った尻から(笑)」

「贅沢はしないって言ってないもん
今までの暮らしはできないけど
最低限の贅沢はするんだから」

「刑事のお給料ではムリだよ(笑)」

「貯金があるから大丈夫」

「いつのまに(笑)」

「優子がへんになってからずっと溜めてたの」

「へんて(笑)私も仕事見つけなきゃね」


「今のうちにこの家の物を売り払ってさ
お金に変えようよ(бвб)」

「それは犯罪ですよ刑事さん(笑)」


「陽菜のものになるはずだったんだからいいの!」


「言ってることが支離滅裂(笑)だけど・・・」


陽菜の肩に手を置き


「そんな陽菜が大好きだよ」


そう言うと今度は優子からキスしてくれた



「うぐっ・・・ヒクッ・・・・」


「どうしたの(汗)」


「優ちゃんが好きって言ってくれたぁー(泣)」

「これからは毎日言ってあげる(-∀-`) 」

「うん・・・・・陽菜も好き」


見つめ合いまた唇が重なった

大富豪刑事と詐欺師 12

車の中で何度も鳴るうるさいスマホ

「そろそろ出てあげたほうが良いんじゃない(ΘωΘ)」


仕方なくスワイプすると


「やっと出た、今どこ」

「車の中ですが何か?」

「なにかじゃないよ空港で騒ぎを起こしたんでしょ
容疑者の大島ってどうなったの」

「だからあれは間違いだったって言いましたけど」

「あんた私用の案件を篠田に調べさせたってこと」

「そういうことになりますね、少し有給を取りますのでよろしくお願いします
(有給ってニャロはまだ新人であるわけ)・・・・ピッ」

「良いんですか」

「このまま辞めたって良い
優子を捕まえたくないから」

「愛だね愛(ΘωΘ)」

「うるさい」

「お嬢様のくせにクチわるー(汗)」

「私の前ではいつもこうですもんね(-∀-`)」

「お嬢様でいなくて良かったからね
なのにお嬢様としか呼んでくれなくなったからムカついてた」

「・・・・・・すみません」

「お祖父様にはああ言ったけど
三人に聞いたほうが正確だと思うから
教えてほしいんだけど」

「捕まえへんのやったらいいけど・・・」

「車の中では何も聞いてない・・・でいいかな」


それから三人は面白おかしくすべてを話してくれた
その間優子は一言も喋らずただ黙って運転していただけだけど


「なるほど、だから警察は男か女かわからず翻弄されてたんだ
陽菜だったらすぐわかったのに」

「いや、お嬢様でもわからんと思うで」

「わかるよ、優子のほうが少し背が高いし足も長い
何より匂いが違うもん」

「匂いは香水とかで誤魔化してたよ」

「そういう匂いじゃなくて・・・・
変装していても写真からでも優子の匂いがしてくるんだよね」

「そんなわけ無いやん(笑)」

「そうそう、写真から匂ってくるわけ無いでしょ」

「だから・・・・あぁ・・・もう、うまく説明できない」

「わかりますよ」

「優子?」

「私も顔が写ってなくても陽菜ってわかるから・・・・
そういう意味でしょ(-∀-`)」


今、陽菜って言ってくれた♪


「そう!そういう意味(бвб)」

「さすが!
て言うわけ無いでしょまったくわからん(ΘωΘ)」

「今までの事は警察は何の手がかりも掴んでないから
このまま消えてもいいけど
最後に中国で何をしようとしてたの?
それもお祖父様が一緒に行くなんて不自然だよね」


「それは・・・・・私の一存では言えません」


頑なに言いたがらない優子
お祖父様に直接聞くしか無い・・・か


「おかえりなさいませ」


「・・・・・・」


何も言わずブスッとしたまま屋敷の中へ入るお祖父様


「この三人にご馳走してあげて」

「かしこまりました、こちらへどうぞ」


「すっご・・・ここ博物館か美術館だったとか?」

「はじめから小嶋邸でございます」

「そうでございましたか(笑)」

「みーちゃん執事で遊ばないでよ(-∀-`)」

「はーい(ΘωΘ)」

「優子行くよ(бвб)」

「はい(汗)」


お祖父様の後を二人でついて行くと
書斎の前で立ち止まり


「誰もこさすな」

「かしこまりました」


三人だけの話か・・・・
聞かれたら困る話なんだね


ソファーに座るといきなり話し出した


「全てはお前のためにやってきたことだ」

「陽菜は頼んでない」

「しかし私が死んだら一人になるんだぞ
世間知らずのお前がやっていくためには
わしの目の黒いうちに周りを固めて」

「だから、そんな事頼んでないし
こんな財産なんてらない」

「お嬢様(汗)」

「陽菜は優子がそばに居てくれたら何もいらないんだから」

「だからだ!だからわしは大島をお前から引き離そうとだな(怒)」

「引き離す?もしかして中国へ売るつもりだったの(怒)」

「売るとは人聞きの悪い
お前のために差し出すだけだ」

「はぁ?差し出す?誰に」

「うぐっ・・・・今のは言葉のアヤで(汗)」

「まさか、今うちにちょっかい出してきているワンさん?」

「・・・・・・・」

「嘘でしょあの人お祖父様と同じ年くらいでしょ」

「年なんて関係ないわい」

「エロジジイ(怒)」

「お嬢様(汗)」

「優子も優子だよそんなエロジジイのところへ行くなんて
バカだとしか思えない」

「私は・・・・・使用人ですので拒否権はありません」

「使用人じゃなければ良いんだよね」

「解雇しても無駄だぞ(汗)」

「解雇なんてするわけないでしょ
私優子と結婚するから(бвб)」

「・・・・・・わしももうろくしたようだ今結婚とか聞こえたんだが」

「言ったし(怒)
それで優子を次期当主にする」

「いかんいかん、そんなことが許されると思ってるのか(怒)
お前は唯一わしの血を受け継いでるたった1人の人間なんだぞ
跡継ぎを産んでもらわないと困るんだ!ハァハァハァ・・・・」

「興奮したら血圧上がるよ(бвб)」

「誰のせいだ(怒)」

「血なんて関係ないし、なんならお祖父様が今から子供作れば?」

「そんな事出来るわけ無いだろ」

「はぁ?優子を同じ年のおじいさんに充てがおうとしてたくせに
何言ってるの(怒)」

「なんだその言葉使いは!」

「これが本当の陽菜だし」

「おい、大島ボーとしてないでなんとか言え」

「けっこん・・・・・私が陽菜と結婚・・・」

「そんな事許すわけ無いだろ」

「で、ですよね・・・おじょうさんっ・・んん・・・・」


優子が顔を上げた瞬間陽菜からキスをした
本当は優子からして欲しかったんだからね!むぅ・・・・

でも今は緊急だから仕方がない


「な、な、な、何をして・・・・・あぁ・・・・」


「旦那様(汗)」


陽菜を押しのけ倒れ込んだお祖父様に駆け寄る優子


「大丈夫でございますか(汗)誰か!誰か来て」


「陽菜のファーストキスなんだから責任とって貰うから」


優子の声に集まってくる使用人


「優子?どうしてここに・・・・」

「それは後で話すからまず旦那様を寝室へ、
それと主治医を至急呼び寄せて」

「わかったわ」


数人の男がお祖父様を抱えあげ部屋から出ていった







大富豪刑事と詐欺師 11

「優子!!」

「お嬢様!?」


間に合った・・・


「お前がなぜここに(汗)」

「陽菜に黙ってどこへ行くの」

「それは・・・旦那さまと仕事へ」

「陽菜聞いてないんだけど」

「書き置きしてきました・・」

「あれは別れの手紙だよね」

「・・・・・」


「おまえ仕事はどうした(汗)」

「そんなのどうでもいいです」

「刑事の仕事をそんなのって言うか?
まあ、お前らしいがとりあえず今日は帰れ」

「いやです、今帰ったら二度と会えないんでしょ
優子は陽菜専属の執事のはずだよね
どうしてお祖父様の仕事を手伝わないといけないの」

「こいつは小嶋家のただの使用人だ」

「違う!優子は昔から陽菜だけのものだった
それをお祖父様が勝手に使ってただけ」

「良いから帰れ」

「わかりました(бвб)」

「そうか」


今ホッとしたよね、でも


「陽菜家を出ます」

「何だと(汗)」

「そして優子について中国へ行きます」

「だ、ダメだ!何を言ってるんだ」

「そうですお嬢様は次期当主
そんな事を言ってはいけません」

「優子がいない小嶋財閥なんていらないし興味ない」

「おじょう・・・さま・・・・」

「そういうことだから連れて帰るね」


優子の腕を掴み連れて行こうとしたら腕を払われ


「私は・・・・その言葉だけで生きていける(涙)
だから、私の事は忘れて下さい」

「嫌だってさっきから言ってるでしょ」

「私はあなたに相応しくない!」

「相応しいかそうでないかは陽菜が決める」

「違うんです!そうじゃなくて私は、わたしは・・・・・犯罪者だから」

「大島!(怒)」

「どういう事」

「それは言えません・・・・」

「お祖父様どういう事ですか(怒)」

「わしは・・・わしは知らん(汗)」

「なるほど、お祖父様の仕事って言うのはそういう事だったんですね」

「知らん知らん、わしは何も知らん
大島が勝手にやってたことだ(汗)」


「ひっど(ΘωΘ)」

「最低やわ('A`)」

「ほんとあんな報酬だけじゃやってらんない(∵)」


声がして横を見るとさっきの三人組がいた



「あなた達いつの間に・・・・やっぱり優子の仲間だったの?」

「仲間っていうか友達で、幼馴染や」

「報酬て何」

「仕事が成功した時にもらえるお金
まあ、失敗したことなんて無かったけどね」

「みーちゃん(汗)」


「あのう・・・・小嶋様、ご搭乗時刻が(汗)」

「わかってる、話は帰ってきてからだ、行くぞ」

「優子に触らないで!」


お祖父様から優子を引き剥がす


「どうしても行くというなら陽菜も行きます」

「くっ・・・・・大島
今日のフライトはキャンセルだ」

「良いのですか旦那様」

「仕方がないだろ
陽菜を連れて行くわけにはいかん」

「かしこまりました・・・・・
そういう事なのでキャンセルをお願いします」

「かしこまりました」


頭を下げ出ていくCAさん


「話はお家に帰ってゆっくり聞かせていただきます
あなた達もいらして」

「いや、俺らは(汗)」

「来ないとここで捕まえるから」

「美味しいもの食べさせてくれるなら行ってあげても良いよ(∵)」

「優子、用意させて」

「かしこまりました」


お祖父様は陽菜を乗せてきてくれた佐江の車へ
陽菜達は優子の運転で家に向かった

大富豪刑事と詐欺師 10

優子の誕生日まであと3日



何故か朝早く目が覚めたらテーブルに手紙が置いてあった


「小嶋陽菜様?なにこれ」


筆跡は・・・・・優子

恐る恐る封を開け中を見ると



今日からお暇をいただきます
お嬢様のお世話は佐江に引き継いだので
困らせないであげてくださいね

お幸せに


優子    



「なにこれ・・・・佐江・・・佐江!」

「おはようございますお嬢様」

「優子は」

「大島はもういません」

「いつ出ていったの」

「おそらく今朝早くに・・・・・」

「陽菜何も聞いてないんだけど」

「誰も何も聞いておりません」

「嘘つかないで、佐江は知ってたんでしょ
顔にそう書いてある」

「優子のことは1日も早く忘れて下さい!」

「何言ってるの(怒)」

「そう言えと言われただけです
後はなにも言ってくれませんでした」

「・・・・お祖父様、お祖父様はどこ」

「存じ上げません」


スマホを取り電話をかけてみても電源が入っていないのか
繋がらない・・・と言うことはお祖父様も一緒だということ


「もしもし麻里子」

(こんな朝早くにどうしたの)

「ある事件の容疑者が海外へ逃亡する恐れがあるんだけど」

「お嬢様(汗)」

(ある事件て何)

「それは・・・・あいつの詐欺事件」


調べさせる為の口からのでまかせだった


(名前は何ていうの)

「大島優子」

(わかった空港やバス、新幹線に照会をかけてみる)

「お願い」



出る用意をしていると電話がかかってきて

(上海行き9:50の便に大島優子という名前があるらしいんだけど
ファーストクラスだしそれに・・・・)

「お祖父様の名前もあるのね」

(本当に容疑者なの)

「違ったみたい、ありがとう・・・(え、ニャ・・・・)」


電話を切り


「佐江!車を出して」

「かしこまりました」


まだ7時40分
早く起きてよかった
今ならまだ間に合う


「飛ばしますねお嬢様♪」

「お願い」


よく捕まらずに空港までたどり着けたと思う

警察は何やってるんだか


車から降りてターミナルへ


・・・・えーん・・・国際線はどっち〜(泣)

海外へはよく行っていたんだけど
いつも優子のあとを歩いていただけだから・・・・


「何してるんだよぅ」

「あなた誰」

「こっちへ早く」

「あなたも誰?」

「ええからはよこいや」

「あなた達なんなの(汗)」

「早くしないと優子に二度と会えないよ」

「優子の事知ってるの?」

「お嬢様よりもよーくね(∵)」

「はぁ?どういう意味(怒)」

「今は言い合ってる暇はないよ
早くしないと飛行機に乗っちゃう(汗)」


そうだった、ファーストクラスは先に乗るんだった

三人の後ろからついていってるんだけど
この男の子の後ろ姿優子に似てない?

一番背も低いし、多分優子と同じくらいかも・・・・

なんとなくわかってきた気がする


「ここからは私達行けないから」

「ありがとう(бвб)」

「警察手帳使うんか?」

「ううん、そんなもの使わない」

「え、どうやって入るんや?」

「これを見せるだけ」


警察手帳は最後の手段だから


「小嶋陽菜です、お祖父様がフライトするはずなんだけど
急ぎの用事があって・・・入ってもいいかな」

身分証を見せそう言うと

「中で確認してまいります」

「だめ!極秘だから」

「お一人だけですか?」

「極秘だからね」

「わかりましたどうぞお通り下さい」

「ありがとう(бвб)」


三人にウインクしてファーストクラスの待合室へ入ると
お祖父様達は立ち上がって滑走路の方のドアに歩いて行っていた






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