「優子!!」

「お嬢様!?」


間に合った・・・


「お前がなぜここに(汗)」

「陽菜に黙ってどこへ行くの」

「それは・・・旦那さまと仕事へ」

「陽菜聞いてないんだけど」

「書き置きしてきました・・」

「あれは別れの手紙だよね」

「・・・・・」


「おまえ仕事はどうした(汗)」

「そんなのどうでもいいです」

「刑事の仕事をそんなのって言うか?
まあ、お前らしいがとりあえず今日は帰れ」

「いやです、今帰ったら二度と会えないんでしょ
優子は陽菜専属の執事のはずだよね
どうしてお祖父様の仕事を手伝わないといけないの」

「こいつは小嶋家のただの使用人だ」

「違う!優子は昔から陽菜だけのものだった
それをお祖父様が勝手に使ってただけ」

「良いから帰れ」

「わかりました(бвб)」

「そうか」


今ホッとしたよね、でも


「陽菜家を出ます」

「何だと(汗)」

「そして優子について中国へ行きます」

「だ、ダメだ!何を言ってるんだ」

「そうですお嬢様は次期当主
そんな事を言ってはいけません」

「優子がいない小嶋財閥なんていらないし興味ない」

「おじょう・・・さま・・・・」

「そういうことだから連れて帰るね」


優子の腕を掴み連れて行こうとしたら腕を払われ


「私は・・・・その言葉だけで生きていける(涙)
だから、私の事は忘れて下さい」

「嫌だってさっきから言ってるでしょ」

「私はあなたに相応しくない!」

「相応しいかそうでないかは陽菜が決める」

「違うんです!そうじゃなくて私は、わたしは・・・・・犯罪者だから」

「大島!(怒)」

「どういう事」

「それは言えません・・・・」

「お祖父様どういう事ですか(怒)」

「わしは・・・わしは知らん(汗)」

「なるほど、お祖父様の仕事って言うのはそういう事だったんですね」

「知らん知らん、わしは何も知らん
大島が勝手にやってたことだ(汗)」


「ひっど(ΘωΘ)」

「最低やわ('A`)」

「ほんとあんな報酬だけじゃやってらんない(∵)」


声がして横を見るとさっきの三人組がいた



「あなた達いつの間に・・・・やっぱり優子の仲間だったの?」

「仲間っていうか友達で、幼馴染や」

「報酬て何」

「仕事が成功した時にもらえるお金
まあ、失敗したことなんて無かったけどね」

「みーちゃん(汗)」


「あのう・・・・小嶋様、ご搭乗時刻が(汗)」

「わかってる、話は帰ってきてからだ、行くぞ」

「優子に触らないで!」


お祖父様から優子を引き剥がす


「どうしても行くというなら陽菜も行きます」

「くっ・・・・・大島
今日のフライトはキャンセルだ」

「良いのですか旦那様」

「仕方がないだろ
陽菜を連れて行くわけにはいかん」

「かしこまりました・・・・・
そういう事なのでキャンセルをお願いします」

「かしこまりました」


頭を下げ出ていくCAさん


「話はお家に帰ってゆっくり聞かせていただきます
あなた達もいらして」

「いや、俺らは(汗)」

「来ないとここで捕まえるから」

「美味しいもの食べさせてくれるなら行ってあげても良いよ(∵)」

「優子、用意させて」

「かしこまりました」


お祖父様は陽菜を乗せてきてくれた佐江の車へ
陽菜達は優子の運転で家に向かった