どこからが浮気なの?   14

どこからが浮気なの?   13

髪の毛を乾かして寝室に入り布団に手をかけベットに上がろうとすると・・・

優ちゃん、小刻みに震えてる?


「優ちゃん起きてるの?」

「・・・・・」 

返事はない・・・・絶対起きてるよ・・・

「優ちゃん!?」

肩に触れるとビクンと跳ね上がった

やっぱり起きてるじゃん・・・

布団をめくると・・・・?

なんで泣いてるぅ・・・


「優ちゃんどうしたの?」 

「・・・・なんでも・・・ない・・・」

「何でもない事ないじゃん!相談に乗るよ?」

「陽菜には言えない・・・」


むぅ(怒)


「なんで陽菜には言えないの(怒)」

「ごめん・・・」

「ちょっと、こっち向いてよ!」

無理やり向かせると・・・・・

眉毛をこれでもかってくらい下げて涙と鼻水でぐちゃぐちゃな顔(汗)

「汚い・・・・」

ティッシュを渡すと鼻をかんで顔を拭いてる

「友達でしょ!言ってよ」

「友達でいたいから・・・言えな・・・」

「どう言う事?」  

「・・・・・」

「優ちゃん!友達やめるよ(怒)」

「やだ!にゃんにゃんとずっと一緒に居たいよ(泣)」


子供みたいにまた泣き出した・・・わけわかんないし・・・


「ずっと一緒にはいれないけど・・・結婚しても会って遊べるし」

「結婚やだー(泣)」  


なに?この子供!?

会社とかではあんなにしっかりしてるし、
エッチの時だってリードしてくれて・・・

これが本当の姿なの?  


「優ちゃん!?」

「・・・・・き」  

「えっ?」

「にゃんにゃんが好き!」

ええぇぇぇ!?好きって・・・友達として・・・・じゃないよね(汗)

「いつから?」  

「入社した時から・・・」


マジですか(驚)全然気づかなかった(汗)

だっていろんな人と付き合ってるって噂合ったし・・・

あっそれもデマでエッチした事ないようなこと言ってたっけ・・・


「ごめん・・迷惑だよね・・・私帰るから」

ベットを下りて服を脱ぎだす


「ちょっと待ってよ陽菜何も行ってないし・・・」

「でも・・・困った顔してる・・・」

「こっ、これは突然すぎてびっくりして(汗)」

「突然じゃないよ、好きでもないのに抱かないよ!」


遊びじゃなかったから気持ちよかったの?
心も暖かかったの?



じゃー篠田さんは?

どこからが浮気なの?   12

優子

陽菜が好きだって言う事あっちゃんにはばれてたみたい

告っちゃえば!て簡単に言うけど

陽菜は女の子同士だから私を浮気相手に選んでくれたわけで・・・

浮気って言うより遊び感覚なんだと思う・・・

男の人とだったら後ろめたさがあるんだろうけど
女同士だから気にもしてないようだし・・・

好きって言われたこともないし・・・私の事どう思ってるんだろう

これ以上ハマって行くと抜け出せなくなる

篠田さんと一緒にいるのを見るだけでも辛くて、
苦しくて嫉妬心が沸いてくる・・・

告白なんかして振られたらもうそばには居れない・・・

きっと話すこともできなくなると思うんだ

だから!今日で最後にしよう・・・あと一度だけ・・・もう一度だけ抱いたら
普通の友達に戻ってまた三人でワイワイ遊べたらそれでいい

そんな事を考えてたらだんだん涙がこみあげてきて・・・



こんなに苦しいのなら抱かなければよかった

もう一度やり直せるなら相談になんかのらない!

あっちゃんのいない日は二人で飲みに行かない

家にも呼ばない

会社で三人でランチして三人で飲みに行って、
陽菜の幸せを願って・・・



うっううぅぅ・・・嫌だ(涙)私を見てほしい、私が幸せにしたい

友達じゃなく恋人として見てほしい・・・

篠田さんに抱かれる陽菜を考えてたくない・・・

私で陽菜の心をいっぱいにしたいよー・・・



はるな・・・はるな・・・(涙)

どこからが浮気なの?   11

陽菜


爆弾宣言をしていった高橋さん、お構いなしのあっちゃん・・・

でも、幸せそうな二人だったなー・・・

「優ちゃんどうする?まだ歌う?」

優子を見ると真っ赤な顔してドアを眺めてる

だいぶ飲んでたし、顔赤くなってるのかな?

「え〜と・・・・にゃあ!陽菜はどうしたい?」

今、にゃんにゃん、て言おうとしたよね・・・


「どっちでもいいよ」

「明日部屋掃除する約束してるし・・・今から行って・・・
泊まってもいいかな?(汗)」

どうしよう・・・これって・・・エッチするって事だよね・・・

「だめ!?」

首を傾けて聞く仕草が可愛い(*^_^*)

困っていると、だんだん垂れてくる眉毛・・・

そんな顔しないでよ、胸がキュンキュンしてくるじゃん(汗)


「部屋凄く汚いよ!」

「大丈夫、覚悟はできてるから」

「絶対ひかない?」 

「ひかない!」

「じゃーいいよ」

「やったー!すぐ出よう」


外に出るとタクシーをひろってマンションへ


「凄い立派なマンションだね(汗)」

「初めての一人暮らしだし、女の子だからって、
お父さんが見つけてきて家賃も半分出してくれてるの」

「そうなんだ、いいお父さんだね」 

「ありがとう」


お父さんを褒められてなんか嬉しい(бвб)

部屋の前まで来て


「ちょっと待ってて」

中に入ってとりあえず物を集めようとしたけど・・・ムリ!

だって今日の夜に片付けようと思ってたんだもん・・・

嫌われても仕方ない・・・諦めてドアを開ける


「お待たせ、どうぞ入って」

「お邪魔しまーす!」


リビングのドアを開けた瞬間固まる優ちゃん・・・
やっぱり引いてるじゃん、ムウ・・


「アハハハ、洋服沢山持ってるんだね、
雑誌もいろんなもの読んでるんだ!」


そう言いながら落ちてる物を拾い端に積み上げていく優ちゃん

5分と立たないうちに・・・陽菜の部屋こんなに広かったっけ?


「とりあえず寄せておいて明日ちゃんとするからね」

「うん・・・ありがとう」

「寝間着貸してもらえるかな?Tシャツと、短パンでいいよ!」

「あっ、うん・・・下着も新しいのあるから出しとくね」

「アハ!ありがとう、お風呂一緒に入る?」

「入るわけないじゃん(汗)先に入って!」


タオルとか寝間着を用意して


「ここに置いておくから!」

「ありがとう!」


今日の服洗濯したら明日までに乾くよね洗濯機に放り込んだ

優ちゃんが上がると交代で陽菜も入って出てくるとリビングには
優ちゃんの姿が無くて・・・帰ってないよね?

寝室を覗くとベットの端で丸まって寝ている優ちゃんを見て

ホッとしてる陽菜と、少し残念に思ってる陽菜がいた

どこからが浮気なの?   10

敦子


みなみとは偶然立ち寄った本屋さんで出会った

棚の上の方の本を背伸びして必死に取ろうとしていたみなみ

その本を取ってあげると

「ありがとう!」

少し頬を赤らめて照れている仕草が可愛くていつの間にかお茶に誘っていた

凄い照れ屋さんみたいで、私が話す事に頷くだけ

でも質問には一生懸命答えてくれて、誠実な人なんだってすぐに分かった

その日にアドレスの交換をして、遊ぶようになり

私の方からダメもとで告白すると

みなみも、一目ぼれだったと言ってくれて・・・

もっと早く告ればよかったなって思ったあの日が今は懐かしい

優子にはすぐに女の子だってばれたみたいだったけど
陽菜は不思議そうな顔をしていて面白かった(笑)

みなみとデュエットしてる陽菜を見ながら

「優子、陽菜に告っちゃえば!」

「えっ・・・あっちゃん(汗)」

優子はたぶん入社した時から陽菜の事が好きだったんだと思う

彼氏の話とか今は篠田さんの話を嬉しそうにする陽菜をみて
眉毛を下げて作り笑いしてたし、
いつも眠そうに出社してくる陽菜を見つけては嬉しそうに挨拶してるし

陽菜は全然気づいてなくて今なんてあの篠田さんと付き合ってるんだもんね

でも、最近の陽菜を見てたら優子を見る目が変わって来てると思うんだけど・・・

私の勘て、結構当たるんだよね(ニヤニヤ)

「あつ!飲みすぎっすよ(汗)」

「だって、楽しいんだもん」

「今日あつの家行ってもいいっすか?」

「みなみ!すき〜」


抱きついてキスしたら真っ赤になっちゃって・・・ほんと可愛いんだから


「みなみ早く帰ろ!じゃないとここで襲っちゃうよ(笑)」

「何言ってるんやー(汗)そりゃーたまには襲われるけど
いつもは鳴かせる方やろ・・・・だぁ!!何言ってるんだ私(汗)」

あたふたするみなみの手を引いて


「ほら、帰るよ、にゃんにゃん、
優子またねー二人も頑張ってねバイバーイ!」



あっけにとられてる二人を残して部屋を出た

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