本当の気持ち   35

haruna



「麻里ちゃん優ちゃんごめんなさい・・・陽菜ね優ちゃんが好きなの・・
ううん、愛してる、でもね麻里ちゃんの事も大好き!
麻里ちゃんの居ない人生も考えられない・・・(涙)

優ちゃんの事、触りたい、キスしたい、て言う気持ちが溢れてきて抑えきれなかった・・・

多分・・・もうこれからは抑えられないと思う、でもね、でも

麻里ちゃんにもギューて抱きしめて欲しい、陽菜を包み込んでほしい!

陽菜わがままだから・・・はるな・・・はるなは!・・・」


「もういい、わかってるから!わかってたから!」

そう言ってギューて抱きしめてくれる麻里ちゃん(涙)


「篠田もね陽菜と一緒だよ、優子を愛してる・・・
ずっと触れたい、抱きたいって思ってた、でも女の子同士だし、恋愛禁止だし・・・
自分の気持ちを誤魔化して二人と遊んでた

篠田に勇気がなかっただけなのに、陽菜に先を越されて・・・
自分に腹が立ってたんだ、それを陽菜のせいにして

陽菜は自分に正直だっただけでだらしないのは篠田なのに・・
だから陽菜は全然悪くない!

それに、陽菜の事も大好きだよずっとそばにいて欲しいし
居たいって思ってるから!」

二人とも一気にすべてを吐き出してふと気が付く・・・


優子がいるの、忘れてた(汗)

二人して優子の方を見ると真っ赤になりながら大きな目に涙を浮かべ

泣きながら微笑んでいた。

本当の気持ち   34

haruna



昼食が終わって二人にはメールを送った

(今日陽菜の家に来てください、どんなに遅くなっても待っています)

とだけ打ち込んで・・・

午後からの撮影は個別だったから二人には合わずに済んで少しホッとした

「ただいま〜!さみしかった?」

ペットホテル預けていたうさみみを迎えに行き
家に連れて帰る

ご飯どうしようかな・・・食欲ないし・・・

「あなた達はお腹すいてるよね、待っててね」

缶詰のご飯を上げると美味しそうに食べてる

癒されるな〜

グアムからすぐの撮影だったから時差に体が追い付かなくて眠い・・・

まだ早いし少しなら大丈夫だよね・・・

上まぶたが下にくっついた


mariko



ピンポーン・・・ピンポーン・・・居ないのかな?

ピンポーン・・・・・もう,ニャロは・・・

「あっ、麻里ちゃん!」

「おっ、ゆっぴー!」

「にゃんにゃんいないの?」

「呼んでおいてそれは無いだろう・・・」

「とりあえず入ろっか!」合鍵で開ける

私達三人はお互いの合鍵を持っている


玄関を開けるとうさみみが飛んできた

「久しぶりだね!」

よしよし、と頭を撫でてあげる

明かりがついてるんだからいるだろう・・・

「入るよ!」

リビングに行くとソファーにもたれ掛り眠っていた

「可愛いね」(´-∀-)微笑む優子

少しイラッとして「ニャロ!」肩をゆする

「んん〜なーに・・・?」

目をこすりながら起き上がる

私達を見て思い出したのか

「ごめん、寝ちゃってた」

と言いながらぺろっと舌を出す

こういう所が憎めないんだよね・・・

ダメダメ!ここで許したら元も子もないじゃん!

「で!何か用なの」

冷たく言い放った
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