Such is life 35

優子


陽菜の様子がおかしい
私が男だとバレたにもかかわらず
バレていない時よりもフレンドリー?

こっちはその方がありがたいんだけどね

大阪のホテルはトリプル

「私、エキストラベットでいいよ」

「ダメだよ、じゃんけんしよう(бвб)」

そして・・・・

「一番大きい陽菜がちっさいベット(笑)(ΘωΘ) 」

「煩いし(怒)」

「私一番小さいから代わってあげる」

「いいよ、じゃんけんで決まったんだし・・・」

「私固いマットの方がいいから(´-∀-)」

「そ、そうれほど言うなら変わったげる」

「うっわ上から陽菜(笑)」

「だってこっちがいいって言うんだからそれでいいじゃん」

「そうそう(-∀-`) 」

「優子って何気陽菜に甘いよね」

「そうかな、みーちゃんにもおんなじだと思うけど(汗)」

「まあ、陽菜は苦労してるからそう思うのも仕方ないか」

「・・・・同情はいらないから(怒)」

「同情なんてしてない
してあげたいからしてるだけ」

「なんか・・・ありがとう・・・」

「よし、お風呂交代で入ろう
私いっちばーん(ΘωΘ) 」

「どうぞどうぞ」

「・・・・変な二人」


シャワー音が聞こえてから話し出す

「シャワーどうするの」

「中で着替えるからバレないと思う」

「優子が入る間、みーちゃん外に連れ出すから
その間に入れば」

「そんな事出来るの?」

「何とかする」

お喋りみーちゃんにもしバレタラ
明日には半分以上の人にバレテルと思わなきゃだもんね

「ふーさっぱりした、次どっちはいる?」

「ねえねえ、なんか陽菜なっちゃったみたいなんだよね
持ってきてないからコンビに着いて来てくない?」

「えーもうお風呂入ったのにー
優子について行ってもらいなよ」

「そんな事したら入り終わるの遅くなっちゃうじゃん」

「私奢るからさアイス買ってきて」

「・・・行く(ΘωΘ) 」

なるべくゆっくり歩いて
選ぶのもゆっくり

「ねえ、帰るまでに溶けちゃったら嫌だから
私達の分ここで食べちゃおうよ」

「優子の分溶けちゃうじゃん」

「優子の分は後で買えばいいでしょ」

「・・・・今優子って言った?」

「え・・あ・・みーちゃんが優子って言うから釣られただけだし(汗)」

「ねえ、二人して私に何か隠してるでしょ」

「なーんにも隠してないよ(бвб)」

「峯岸様の情報網を舐めんなよ」

「・・・・で、何か出て来た?」

「なにも出てこないから聞いてるの!」

「何もないから出てこないんだよ
ほら早く食べないと溶けてきてるよ」

多分十分以上は時間を稼げたはず

部屋に帰ると

「遅かったね(´-∀-)」

髪まで乾かしベットで携帯を触る優子

「陽菜歩くの遅いから半分溶けちゃってるかも(ΘωΘ) 」

「大丈夫半溶け好きだから
陽菜早く入っといでよ」

「あ、うん・・・」

「わぁ、このドラマ今日だったんだ(汗)」

そう言うとテレビに集中しだしたみーちゃん

陽菜の方を見て口だけで有難うと言う優子にウインクして返す


次の日午前中は海遊館
ランチは神戸の有名なところを優子が予約していてくれて
また奢ってくれた

この修学旅行お金出した事・・・あったっけ?

あ、USJで三人へのお土産買ったでしょ・・・それだけ?
後は・・・・水筒持参で旅館やホテルで
朝お茶を入れてるから買ってないし

何かお礼しなきゃだよね(汗)

夕飯はホテルでのバイキングだから
時間までにチェックインすればOK

ハーバーランドから異人館を回り
ホテルへ

「みーちゃん何号室?」

「513、陽菜達は?」

「1019」

「離れちゃったね」

「うん・・・・夕飯は一緒に座ろうね」

「もちろん、じゃーまた後で」

エレベーターの五階で降りて行ったみーちゃん
優子と二人のエレベーター10階まで無言だった

一番奥の角部屋
隣はクラスメイトだから大丈夫だよね・・・
て、何が大丈夫なのかわかんないけど(笑)

先に優子が入りカードキーを差し込むと灯りが点いた

正面には・・

「凄いオーシャンビューだ(бвб)」

「海側の部屋でラッキーだったね(´-∀-)」

そっか、反対側の人もいるんだ

「陽菜はどっちで寝る?」

「うーん・・・・どっちでもいい」

「じゃー私、壁際に行くね」

「はーい」

あと30分ほどで夕食だから
携帯をいじりながら時間つぶしをしていると
また優子の携帯に電話がかかって来たみたいで
部屋を出て行った



Such is life 34

あからさまに避けてたらみーちゃんに怪しまれた

本人は喧嘩したぐらいしか思ってないみたいで安心だけど・・・

30分待ち・・・携帯を触りながら時間を潰す

「みーちゃんに言わなかったんだ」

「言えるわけ無いじゃん」

「そうだよね・・・ごめん」

優位に立つって気持ちいい?

全然気持ちよくないし・・・

「去年・・・」

「え?」

「・・・なんでもない」

ずっと女性だと思ってたから・・・・スカート履いて
名前まで女性なんだから当たり前だけど

一瞬でも付き合っていて

キスまでしたのはそういう気持ちがあったからなんだろうか・・・
それとも誰でもよかったの?学校でキス出来て
胸まで触らせてくれる女が欲しかったから?

無性に腹が立ってきて聞かずにいられない

「優子って私の事好きなの?」

「ちょっとこんな所で(汗)」

「別に知らない人ばっかりだしいいじゃん」

周りには同級生は見当たらないからだ丈夫

「好きか嫌いかっていうと好きかな、あ、みーちゃんも好きだよ(´-∀-)」

「誤魔化さないで(怒)キスま、んん・・・」

「声大きいから(汗)」

口を塞がれ言葉が途絶える

「明日ちゃんと言うからそれまで待って」

明日?・・・・そうだった明日二人部屋じゃん(汗)
どうすんの、男と二人部屋だよ(汗)

「せ、先生に言って部屋替えてもらうから(汗)」

「なんて説明するの、
大島さんが男だったから部屋替えて下さいって言うの?」

「そう言えば・・・先生も知らないの?
誰も知らないって事?」

「校長しか知らない」

「・・・・・もしバレタラ?」

「騒ぎになるねアハッ(-∀-`) 」

「笑い事じゃないし(怒)」

「言いたかったら言ってもいいよ
でも修学旅行が終わってからにしてもらえるかな
騒ぎを大きくしてみんなに迷惑かけたくないし」

それもそうだよね・・・・

「わかった・・」

「もう一つ聞いてもいい?」

「なに」

「お姉さんは知ってるの?」

「アハハ当たり前でしょお姉ちゃんだよ」

そりゃそうか・・・・・

「ねえ、まさかお姉さんも男じゃないでしょうね(汗)」

そうだったらあっちゃんが危ない(汗)

「大丈夫、麻里ちゃんは正真正銘の女性で
本当に結婚してるから」

「よかった(бвб)」

じゃー何で大島さんは女性として高校に通ってるんだろ

あ、もしかして女性になりたいとか?

最近よく耳にする性同一障害て言うやつ?

だったら男性が好きなんだから安心かも

女性を相手にしてるのも
男になろうと頑張ってるから?

なーんだそうか、それならそうとちゃんと言ってくれればいいのに

「頑張ろうね(бвб) 」

「へぇ!?」

大島さん小さくて可愛いから
女の子みたいだもん

「大丈夫、可愛いよ(бвб)」

「あ、ありがとう・・・?」

陽菜が女性として認めてあげたら
女性と寝ることもなくなるだろうし
女性として卒業できるから
一件落着?



「すごかったけど楽しかったね(бвб)」

「陽菜凄いね、怖くないの?」

「こういうの好き(бвб)」



それからみーちゃんと合流

「遅すぎてアイスとワッフルとコーヒーも飲んじゃったよ」

吐きそうって言ってたの誰・・・・・

「次は4Dのアトラクションへ行こうよ(-∀-`)」

「あ、陽菜それ見たかったやつだ
優子も見たかったんだね(бвб)」

「ゆ、優子・・・・(汗)」

「ダメなの?」

「だ、ダメじゃないけど(汗)」

「みーちゃんも呼んでるんだからこれからそう呼ぶ」

「なんなのあんた達
さっきまで喧嘩してたんじゃなかったの?」

「喧嘩なんてしてないし、変なみーちゃん
変な人は置いていきまーす、行こう優子」

「うん(-∀-`)」

「ちょっと待ってよ〜(汗)」

優子の手を引いてあるき出す

「・・・・・・えーと、陽菜(汗)」

「ん?」

「方向逆だけど(汗)」

「・・・・・もっと早く言ってよ(怒)」

振り返るとみーちゃんがドヤ顔で待っていた

Such is life 33 Y

油断した

出ていったから早く入ってしまおうと
部屋で服を脱ぎ
偽りのブラを取ったところで部屋のドアが開き
陽菜と目があう

一瞬の出来事で不覚にも固まってしまった

陽菜の目線が胸に言ったのを見て慌てて隠したけど・・・

見えたよね(汗)

いや、貧乳だと思ってくれたかもしれないから
平常心を装って

「陽菜どうしたの、忘れ物?」

「・・・・・・バスタオル忘れた(бвб)」

「あ、えーと・・・これかな」

片手で胸を隠しもう片手でバスタオルを渡すと

バスタオルに手が伸びたと思ったのに
隠してる方の腕を掴まれ・・・

「男だったの?」

「アハッそんなわけ無いじゃん
私胸が小さくて困ってるんだよね(-∀-`)」

その腕を力いっぱい払いもう一度隠す

「陽菜そこまでバカじゃないし(怒)」

「・・・・・・みんなにバラす?
別にいいけど・・・・」


こうなったら開き直るしか無い


「何か理由があるんでしょ
理由によったら黙っておいてあげる」

「なんか、形勢が逆転しちゃったね(笑)」

「笑い事じゃないでしょ(怒)」

「理由か〜・・・どうなんだろうね
私にもわからないから言うのは無理かな」

「どういう事?」

「言葉のまんまだよ
何故男のままでいられないのか
私にもわからない」

「お姉さんは知ってるの?」

「どうだろう、誰も何も言ってくれないから」

「もしかして・・・女性を相手にしてるって
男としてって事?」

「ん?・・・・・あぁーあの話か
お金は貰ってないよ
でも、女とは遊んでた・・・かな」

「・・・・・・今は黙っててあげる
でも・・・もう、陽菜やみーちゃんに触れないで(怒)」


「・・・・・」


そう吐き捨て怒り気味に部屋を出ていった陽菜

・・・・とうとうバレちゃった
楽しすぎて油断しちゃったよ
こういう事があるから今まで何も
参加させてもらえなかったんだろうなー

はぁ・・・・卒業・・・みんなと・・陽菜とみーちゃんとしたかったなー
明日のUSJ楽しみにしてたのに・・・

ううん、どうせ最後なんだから今までの大島優子でいよう

最後の大島優子で・・・



峯岸



陽菜の様子がおかしい
バスタオルを取り入って
温泉へ来たのは良いんだけど
ずっと無言で何かを考えてる

「何かあった?」

「え?なにもないよ
変なみーちゃん」

いやいや、あなたが変なんですから(汗)

部屋へ戻ると

「おかえり〜、お、二人共小野小町になってるよ(-∀-`)」

相変わらずの優子だったから
陽菜は別のことで悩んでるのかなーて思ってた

でも次の日のUSJではペアで乗るのは全部私とで
優子が1人

「優子全部1人だから交代で乗ろうよ」

「私は一人がいいから気にしなくていいよ」

ニコニコしてるけど何処か寂しそうで・・・

陽菜が絶対に乗りたいって言ってたフライングなんちゃら

実は苦手な私

「疲れたしこれ怖いから二人で行ってきて」

「なんでー乗ろうよ(бвб)」

「お昼食べたのを吐いてもいいの」

「それはやだけど・・・」

優子の方をチラチラ見てる陽菜

やっぱり何かあったな

「どうする?私は乗りたいけど」

「・・・・・行く」

喧嘩してても乗りたいんだ(笑)

二人仲良く居並んで・・・でも無く
先に優子が歩いてその後ろから陽菜がついていく図

結構並んでるからまだまだだよね
アイスを買いに行こーと(ΘωΘ)

Such is life 32

お父さんが出て行ってから初めて妹達と離れ
旅行?に来た

それもタダで・・・・

人力車、あっちゃん達も乗せてあげたかったなー
東京にもあるけど絶対無理だもん・・・

二時間近くグッスリ寝たから体力は回復
せっかくなんだから楽しまなきゃね

何故か初めは大島さんと乗ることに

「なんか色々ありがとう」

「わぁ陽菜が素直で怖い(笑)」

「むぅ・・・私だってお礼ぐらい言えるし」

「アハッ、気にしなくていいよ
全部自分のために投資してるだけだから」

・・・・どういう意味だろう
人力車はわかるけど陽菜の旅費は関係ないと思うんだけど
やっぱり体目当て?・・・なわけ無いか(笑)


神社仏閣を見て回って何が楽しいんだろう
て思っていたけどみーちゃんと大島さんの
掛け合いを見たり面白おかしくそれにわかりやすく
大島さんが説明してくれるから意外に楽しめてる

後半はみーちゃんと人力車に乗る

「優子って頭いいよね」

「そうだね」

「全部お金出してくれてるけどさ
お金持ちなのかな
見た感じはそんな風には思わないけど」

「ふ、普通だと思うよ(汗)」

「・・・・なんで陽菜が焦ってるの?
何か知ってるんでしょ」

「知らないし(бвб)自分で聞いてみれば」

怪しいバイトをしてるなんて陽菜の口からは言えないもん




5時に旅館集合

陽菜は只々二人に付いていってただけ

でも楽しかった


「夕飯は二階楓の間で6時から初めますから遅れないように

お風呂は朝9時まで入れますから慌てず様子を見ながら入って下さい

では部屋の代表者は鍵を取りに来て下さい」


代表者?
その声とともに大島さんが前へ出ていった


「大島さんが代表者なの?」

「ほんとにあんたは・・・何も聞いてないし
しおりも見てないんだね(ΘωΘ)」

「だって見たって仕方ないし
そんな暇があるなら寝る」

「はぁ・・・じゃー三日目の神戸のホテル
二人部屋っていうのも見てないでしょ」

「・・・・なにそれ、え、でも陽菜達三人だから
誰かはシングルってこと?」

「そんなわけ無いでしょ
よその組であぶれた人とツインだよ」

「陽菜他に友達いないしどうしよう・・・」

「だ・か・ら、この峯岸様が二人にツインを譲って
あげたんでしょ」

「うそ・・・・・」

「ありがたく思えよ(ΘωΘ)」

全然ありがたくないし(汗)
大島さんと二人部屋?
夜をたった二人で過ごすってこと?

キスと胸まで触られた過去
それに確か自分のための投資って言ってなかった?

もしかして最後の夜のため?
陽菜大島さんに・・・・(汗)

「ねえ、大島さんが他のクラスの人とツインになれば良いんじゃないの?」

「それがさやっぱまだコアなファンが多いらしくて
襲われる危険性があるから怖いって言われてさ
それも一理あるな〜て私が一人になることになったんだ」

いやいや、陽菜が襲われる危険性があるんですけど(汗)


「4階8号室だったよ、行こう(-∀-`)」

荷物は部屋に入れてくれてるらしいから
手荷物だけ持って部屋へ向かう

満員のエレベーター

「4階だから階段で行こうよ
これなかなか乗れないよ」

確かにポツポツ階段で上がる人達もいる

「4階・・・・微妙(бвб)」

「夕飯のためにお腹すかさなきゃ(-∀-`)」

「そうそう、ほら行くよ(ΘωΘ)」

「もってあげる」

陽菜のリュックを持ってくれる大島さん

渋々ついて行く

「はぁはぁはぁ・・・・やったと着いた(汗)」

「体力なさすぎだよ陽菜」

冷たい目の(ΘωΘ)

だってこんなに階段登ることなんて無いもん

むぅーて拗ねてたら

「早く入ってきなよ
部屋意外に広いよ」

先に入っていった大島さん

中に入ると座ってお茶を入れる用意をしていた

「お風呂どうする?今入っちゃう?」

「後にしようよ、また汗かいたら嫌だもん」

「二度入ればいいじゃん(ΘωΘ)」

「陽菜は朝はいるからいい」

「温泉って一回入れば小野小町
二回入れば楊貴妃
三回入ればクレオパトラ
のように綺麗になるんだって」

「なにそれ(笑)じゃー四回入ったらどうなるの」

「クレオパトラよりキレイな峯岸様(ΘωΘ)」

「アハハそれいいね
でもあながち間違ってないよ
四回入るともとに戻っちゃうって言うから」

「へぇ〜」

「まあ、四回も入るとのぼせちゃうから
三回に留めておきましょうってことなんだと思うけどさ」

「そんな事まで知ってるんだ・・・・」

「一応ね(-∀-`)」

勉強だけじゃないなんて・・・何この人

「食べてからゆっくり行こうよ」

「そうだね楊貴妃でいっか」



お腹もいっぱいになり部屋へ戻ると
三枚並んで敷いてあった

「私こっちー」

「私トイレに近いからここがいいんだけど良いかな」


何故か陽菜が真ん中に・・・まあ寝れればどこでも良いんだけど

それからテレビを見てそろそろ空いてるかもって言って温泉へ


「あ、私あの日だから部屋のお風呂に入るね(-∀-`)」

「うわーせっかくの温泉なのに残念じゃん」

「気にせずゆっくり入ってきて」

「お言葉に甘えて、陽菜行こう」

「うん」

「鍵置いていっていい」

「私、早風呂だからいいよ」

着替えとコスメを用意して部屋をでた

お風呂は地下一階だからエレベーターの前で待っていると

「あ、バスタオル忘れた(汗)」

「え、さっきこれ陽菜のねって出してあげたじゃん」

「むぅ・・・忘れたんだから仕方ないじゃん
取ってくるから先に行ってて」

「おっけー早く来てね」

少し早足で部屋に戻る

入り口に鍵がかかっていたらどうしようと思ったけど
掛かっていなくてまだ入ってないんだと思い
勢い良く部屋への障子を開けると

大島さんが部屋の中で丁度ブラを取っていたところで
陽菜の顔を見て固まっていた




Such is life 31

優子


何度もかかってくる電話

「鬱陶しい・・・」

「え?なんか言った(ΘωΘ) 」

「ううん、電話かかってきたからデッキ行ってくる」

「はーい」

乗ってすぐ寝てしまった陽菜
横顔も可愛くてキスしたくなる

でも今は友達だから・・・・

もっと先まで進んでおけばよかったかなぁー
惜しい事をした(笑)




「はい」

(お前は何をしてるんだ(怒))

「さぁ?」

(もしバレたらどうするんだ
着いたらそのまま引き返して来い)

「それこそ変に思われると思うけど」

(もし何かあったら・・・・)

「普通の修学旅行なのに何かあるわけないだろ
それに最後の思い出くらい作ってもいいいだろ」

(・・・・部屋は一人部屋に変えてもらう)

「だ・か・ら、怪しまれるって」

(もし、一人でもバレたらそいつを連れてすぐ戻ってこい、いいな)

「はいはい」

(親に向かってその返事)

ブチッ・・・・・

今までずっと言う事を聞いて来たんだ
これくらい反抗しても許されるよね


日帰りの遠足や社会見学にさへ行かせてもらえなかった
まあ、偽りの友達ばかりだったから別に何とも思わなかったけど

小嶋さんと・・・陽菜と出会ってしまったから

大島優子としてだけど陽菜と思い出を作りたい
最後の思い出を・・・



京都駅から観光バスに乗り平安神宮へ
そこで降ろされ
大きい荷物はバスがホテルへ持って行ってくれる

みんなチリジリバラバラになり好きなところへ

「せっかくだから中へ入ろう」

平安神宮の中へ入り一通り見てから金閣寺へ

「二時間コース三人でお願いします」

「二人と一人に分かれて乗るんだってどうする(ΘωΘ) 」

「交代で乗ろうか」

「ねえ、凄く高いんだけど・・・(汗)」

「優子が出してくれるって言うんだから甘えようよ」

「でも・・・・(бвб)」

「もうお金払ったからほら乗って」

「え、ちょっと(汗)」

「みーちゃん初めは一人ね」

「やったー広々―♪」

取りあえず陽菜の横をゲット


「見返り無しでもいいの?」

「そんなものいらないよ私が乗りたかったんだから(´-∀-)」

「それならいいけど・・・」

「なになに、何かしてくれるつもりだった?(笑)」

「別に何もしないし・・・」

「たまにキスさせてくれるなら
その分渡すけど(笑)」

「させるわけないじゃん
あの時は不可抗力だっただけだから(怒)」



そうだよね・・・お金でキスを買ってただけ・・・
返せないのをわかっててお金を渡していたんだから・・・
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