優子


陽菜の様子がおかしい
私が男だとバレたにもかかわらず
バレていない時よりもフレンドリー?

こっちはその方がありがたいんだけどね

大阪のホテルはトリプル

「私、エキストラベットでいいよ」

「ダメだよ、じゃんけんしよう(бвб)」

そして・・・・

「一番大きい陽菜がちっさいベット(笑)(ΘωΘ) 」

「煩いし(怒)」

「私一番小さいから代わってあげる」

「いいよ、じゃんけんで決まったんだし・・・」

「私固いマットの方がいいから(´-∀-)」

「そ、そうれほど言うなら変わったげる」

「うっわ上から陽菜(笑)」

「だってこっちがいいって言うんだからそれでいいじゃん」

「そうそう(-∀-`) 」

「優子って何気陽菜に甘いよね」

「そうかな、みーちゃんにもおんなじだと思うけど(汗)」

「まあ、陽菜は苦労してるからそう思うのも仕方ないか」

「・・・・同情はいらないから(怒)」

「同情なんてしてない
してあげたいからしてるだけ」

「なんか・・・ありがとう・・・」

「よし、お風呂交代で入ろう
私いっちばーん(ΘωΘ) 」

「どうぞどうぞ」

「・・・・変な二人」


シャワー音が聞こえてから話し出す

「シャワーどうするの」

「中で着替えるからバレないと思う」

「優子が入る間、みーちゃん外に連れ出すから
その間に入れば」

「そんな事出来るの?」

「何とかする」

お喋りみーちゃんにもしバレタラ
明日には半分以上の人にバレテルと思わなきゃだもんね

「ふーさっぱりした、次どっちはいる?」

「ねえねえ、なんか陽菜なっちゃったみたいなんだよね
持ってきてないからコンビに着いて来てくない?」

「えーもうお風呂入ったのにー
優子について行ってもらいなよ」

「そんな事したら入り終わるの遅くなっちゃうじゃん」

「私奢るからさアイス買ってきて」

「・・・行く(ΘωΘ) 」

なるべくゆっくり歩いて
選ぶのもゆっくり

「ねえ、帰るまでに溶けちゃったら嫌だから
私達の分ここで食べちゃおうよ」

「優子の分溶けちゃうじゃん」

「優子の分は後で買えばいいでしょ」

「・・・・今優子って言った?」

「え・・あ・・みーちゃんが優子って言うから釣られただけだし(汗)」

「ねえ、二人して私に何か隠してるでしょ」

「なーんにも隠してないよ(бвб)」

「峯岸様の情報網を舐めんなよ」

「・・・・で、何か出て来た?」

「なにも出てこないから聞いてるの!」

「何もないから出てこないんだよ
ほら早く食べないと溶けてきてるよ」

多分十分以上は時間を稼げたはず

部屋に帰ると

「遅かったね(´-∀-)」

髪まで乾かしベットで携帯を触る優子

「陽菜歩くの遅いから半分溶けちゃってるかも(ΘωΘ) 」

「大丈夫半溶け好きだから
陽菜早く入っといでよ」

「あ、うん・・・」

「わぁ、このドラマ今日だったんだ(汗)」

そう言うとテレビに集中しだしたみーちゃん

陽菜の方を見て口だけで有難うと言う優子にウインクして返す


次の日午前中は海遊館
ランチは神戸の有名なところを優子が予約していてくれて
また奢ってくれた

この修学旅行お金出した事・・・あったっけ?

あ、USJで三人へのお土産買ったでしょ・・・それだけ?
後は・・・・水筒持参で旅館やホテルで
朝お茶を入れてるから買ってないし

何かお礼しなきゃだよね(汗)

夕飯はホテルでのバイキングだから
時間までにチェックインすればOK

ハーバーランドから異人館を回り
ホテルへ

「みーちゃん何号室?」

「513、陽菜達は?」

「1019」

「離れちゃったね」

「うん・・・・夕飯は一緒に座ろうね」

「もちろん、じゃーまた後で」

エレベーターの五階で降りて行ったみーちゃん
優子と二人のエレベーター10階まで無言だった

一番奥の角部屋
隣はクラスメイトだから大丈夫だよね・・・
て、何が大丈夫なのかわかんないけど(笑)

先に優子が入りカードキーを差し込むと灯りが点いた

正面には・・

「凄いオーシャンビューだ(бвб)」

「海側の部屋でラッキーだったね(´-∀-)」

そっか、反対側の人もいるんだ

「陽菜はどっちで寝る?」

「うーん・・・・どっちでもいい」

「じゃー私、壁際に行くね」

「はーい」

あと30分ほどで夕食だから
携帯をいじりながら時間つぶしをしていると
また優子の携帯に電話がかかって来たみたいで
部屋を出て行った