あくまと花嫁♂ 36

「あなた、おかえりなさいどうでした?」

「ただいま、それが凄い事がわかったんだ」

「どういう事ですか?」

「ママ優子は?」

「赤ちゃんと一緒に泣きつかれて部屋で寝てるわよ」

あくまは出産は特別な施設でするけど基本入院はしない

「なんで優子まで泣いてんの?(бвб)」

「あなた・・・・自分の言った事覚えてないの」

「ん(бвб)?」

「自分の赤ちゃんじゃないって怒ってたじゃないの」

「・・・・あぁ」

「あの後優子ちゃん大変だったのよ
可愛そうで見てられなかったわ」

「むぅだって・・・・」

「ちゃんと謝りなさいよ」

「・・・・・・」

自分の部屋に行くとベッドの上で
赤ちゃんを抱きしめながら寝ている優子の頬には
涙の痕が付いていた

ベッドの縁に座り優子の頭を撫でていると

「んん・・・・・はる・・・な?」

「ただいま(бвб)」

抱いていた赤ちゃんを横に寝かせると

「はるな、私ホントに何もされてないからね
キスだってされてないし
飛ぶときに抱きかかえられただけで
体にも触られてないから・・・っ(涙)」

「もういいよ」

涙をぬぐってあげながら囁くと

「ほんとだよ、嘘じゃないよ(汗)」

「ごめん」

「はるな?」

「優ちゃんが嘘つくはずないのに
信じてあげれなくてごめんね」

「っ・・・・・(泣)」

ギュっと抱きしめて

「この子凄いんだよ白の世界の救世主なんだって」

「どういう事?」

聞いてきた話を伝えると

「うそ、お母さん天使だったの?」

「みたいだね」

「お父さんそうと知らずに結婚したのかな」

「たぶんそうだと思う
天使の女性種は人間になる事でしか子供が産めなくて
人間界に行った時点で人間そのものになっちゃうから
絶対にわからない」

「じゃーこの子は天使と結婚するんだね」

「むぅ・・・それなんか嫌かも(怒)」

「でもそうじゃないと救世主の意味なくなっちゃうじゃん」

「そうだけど・・・・孫が白ってなんかヤダ」

「これを機に両方の世界が仲良くなって
才加さんや佐江さんや有華さんと
友達になれたらいいな〜(-∀-`) 」

「そうなるにはまだ何百年もかかるから
あいつらとはムリ(怒)」

「そっかー・・・ねえ、赤ちゃんの名前どうする?」

「救世主だからキュウナ(бвб)」

「それはちょっとかわいそうだと思う・・・(汗)
もっとちゃんと考えてあげようよ」

「今日はもう考えるの無理
頭使いすぎてクタクタ」

「そうだよね、明日考えよう」

「うん、ハルナ寝るから赤ちゃんママに預けてきて」

「だ、だめだよ起きたらおっぱいあげないといけないし(汗)」

「むぅ・・・じゃー優子を抱きしめて寝れないじゃん(怒)」

「私達二人の赤ちゃんなんだから少しぐらい我慢しないと(汗)」

「我慢嫌い(бвб)」

「そんなこと言わずに頑張ろうよ、ね、はるな(汗)」

「・・・・・・仕方ないなぁー、でも優子を抱くときは預けるから!
これだけは譲れない」

「わ、わかった、でも泣いたらすぐやめてね」

「途中で止めれるわけないじゃん(бвб)」

「そんなぁー(汗)」

「バンバンエッチしていっぱい子作んなきゃいけないんだから
休憩してる暇なんてないの!」

女性種いっぱい作んなきゃいけないんだから
お腹休めてる暇ないよ優ちゃん(бвб)



おしまい





http://mblg.tv/puna/category/22/?p=8

 一話へJUMP

http://mblg.tv/puna/entry/962/?cur=category&val=22

あくまと花嫁♂ 35

パパが門番に声をかけると
誰かと交信してるようなそぶりを見せ
頷き返事をすると門を開け中へ通してくれた

「凄い・・・・(бвб) 」

中には多分歴代の大ま王様の石造が飾られていた

一番奥まで行き金の扉をノックする

コンコン・・・・

「どぉ〜ぞぉ〜」

・・・・ん?

中に入ると・・・・

え?嘘でしょこれが大ま王様?

「あらん、あなた今これがって思ったでしょ」

ギクッ!(汗)

「フフフ正直だし綺麗だしナイスバディだし
どう?私の夜の相手にならない」

「はぁ?なるわけないし(怒)」

「これ、ハルナ(汗)」

「ねぇ、大ま王様はどこなの」

「私が大ま王のメ〜たんよ♪」

「・・・・今は冗談に付き合ってる暇ないんだけど(怒)」

「私も望んだわけじゃないんだけど
女の子ばっかり8人も産んじゃったでしょ
ドンドン出世しちゃって気が付いたら
大ま王になってたのよん」

「でもあなた女性種だよね」

「種が全員違うから私が出世しちゃったのよん♪」

「そんな事出来ないはず・・・」

「あなた達が知らないだけよ
両性種が一人の女性種を物にすると他は手出しできなくなる
でもね、女性種の方から両性種を見限る事が出来るの
そうするとまた新しいダーリンを探せるって言うわけ♪
私のダーリンみんな遊び人で女の子が出来て
ワンランクあがるとすぐ遊びだすのね〜
私伴侶運無いみたいなのよね〜」

そう言いながら遠い目をして思い出に浸ってるし・・・

「だから、あなたが望むなら大ま王の旦那にしてあげるわよん」

「ハルナは優ちゃんだけで満足だし
優ちゃんしかいらないし、おばさんなんて興味ない(怒)」

「こら!ハルナ(汗)申し訳ありません」

「正直なあくまね(笑)
ますます気に入ったわ」

「そんな事はどうでもいいの!
ハルナの赤ちゃんが何で光ったのかあなたにわかるの」

「ハルナ!!」

「いいわよん、ハルナちゃん本当に来る気ない?」

「だから、赤ちゃん!!(怒)」

「その話はすぐに私の耳にも入って来たわ
おそらくその子は・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・(бвб) 」

「・・・・・・・」

「もしかしてわかんないの」

「あらん、痛いとこついて来るわね」

「やっぱ偽物じゃん!パパ帰ろ(怒)」

「落ち着きなさいあなた達が来るのはわかってたから
大天使と話してたんだけど」

「うわっ、やっぱ偽物の嘘つき」

「長同士は連絡を取り合う物なのよ
そうじゃないと天ま界は存在しなくなるんだから」

「・・・・・で、結論は出たの?」

「こんな例は初めてだから憶測でしかないんだけど
その赤ちゃん天使界の救世主になるかもしれないわよん」

「はぁ?何言ってんの?」

「あなたの奥さん人間とのハーフでしょ
それもおそらく人間になった天使とあくまのハーフ」

「うそ・・・・」

「大ま王は嘘はつかないわ」

「でも、優子は確かにあくまだったもん」

「隔世遺伝で天使のDNAが目覚めたのね」

「じゃーハルナと優子の赤ちゃんなのに白になっちやうの」

「その辺はまだわからないのよ
でもたぶん両方の能力を持つはず、そうなると
天使との赤ちゃんも出来るって言う事になる」

「白は赤ちゃんを作れないんじゃんないの?」

「女性種がなぜか人間と同じDNAを持っていたから
赤ちゃんを作れなかっただけだったとしたら?」

「じゃー本来は子供を作る能力はあるって事?」

「そうね、だからあくまと交わることが出来るし
その赤ちゃんも白に代わって行く」

「妊娠してないあくまと交わったら赤ちゃんが出来るって事?」

「それは出来ない様になってるの
それこそあくまと天使が入り乱れちゃうでしょ」

確かにそんな事になったらあくまか天使かわかんなくなるもん

「だから、あなたの赤ちゃんは見た目はあくまだけど
天使の力も秘めている新種って事になるわね」

「ハルナの赤ちゃんて凄いんだね(бвб) 」

「新種が増えると天使が赤ちゃんを奪いに来る事は無くなる」

「新種ばっかりになったらどうするの」

「それは無いのよ新種は女性種だけだから
両性種は今まで通りあくまのまま!
頑張って女性種を沢山産ませてね♪」

「言われなくてもいっぱい作って
大ま王になってやるし(бвб) 」

「あらん上がってくるの楽しみにしてるわよん」

こんな人でも出来るんだから
ハルナだって出来るもん
ん〜ムラムラして来た
早く家に帰ろーと優ちゃん待っててね(бвб) 

あくまと花嫁♂ 34

「オギャーオギャー」

やっと産まれた(бвб)

ガヤガヤ・・・バタバタ・・・・

「ねえママ、中騒がしくない?」

「そうね、何かあったのかしら」

「!?優子(汗)」

トビラを開け中に飛び込むと・・・・

「にゃんにゃん・・・・(汗)」

「なにこれ・・・なんで光ってるの?
優子白にやられてないって言ってたよね(怒)」

優子の枕元に寝かされていた赤ちゃんは
自ら光を放っていて・・・

あくまの子供は光ることは決してない
光るのは・・・・白の子供だけだから・・・

「本当に何もされてないよ、話してただけだもん(汗)」

「じゃーそれはどういう事?」

「わかんないけど・・・光っちゃいけないの?」

「あくまは光らない(бвб)」

「うそ・・・・」

ママとパパは入り口で先生と何やら話している

「この子はハルナの子じゃない!」

「違う!はるなと私の赤ちゃんだよ(汗)」

「それは白の赤ちゃんだよ
ハルナのじゃない(怒)」

「それって言わないでよ(涙)」

「ハルナ落ち着きなさい」

「だれ?誰にやられたの、才加?」

「違う・・・うう・・・はるなの赤ちゃんだもん(泣)」

「本当の事を!「ハルナ!!(怒)」

「っ・・・・」

「たとえ襲われていたとしても一度や二度では
白には変わらないんだよ」

「じゃーなんで・・・・」

言い合いをしてる間に光は消えていた

おかしい・・・白の赤ちゃんなら一か月は光り続けているはずなのに・・・

「今日はこのまま家に帰りなさい」

「パパは?」

「ちょっと行くところが出来たから」

「ハルナも行く!」

「だめだ!」

「なんで?どうせ赤ちゃんの事でしょ
だったらハルナにも知る権利があるよね」

「・・・・・・わかった、ついて来なさい
ママ優子ちゃんを頼んだよ」

何か言いたそうな目でハルナを見ている優子から
目をそらせ建物の外に出て
翼を広げパパの後からついて行くと

「・・・・・ここって・・・」

「いいか、お前は何も言うんじゃないぞ」

黙って頷く

言えるわけないじゃん

だってここは・・・・・

大ま王様のお城なんだから

あくまと花嫁♂ 33

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