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先輩と後輩から・・・ 56 最終話

「陽菜!荷物はこれだけ?」

「うん」

「家具とか持って行かないの?」

「社宅だし向こうが全部用意してくれてる」


と言っても一緒に買いに行って二人で決めた


「峯岸さんいつも陽菜の面倒見てくれてありがとね」

「それも今日までと思うと寂しくて」

「どうして今日までなの?(бвб)」

「だってこれからは愛しの優ちゃんがいるでしょ」

「それとこれとは別じゃん
みーちゃんはいつまでも陽菜の親友でしょ」

「親友・・・・そう思っててくれて私は嬉しいよ(涙)」

「大げさ―(бвб) 」

「いつフラれるかわかんないからいつまでも宜しくね峯岸さん(笑)」

「むぅ、フラれないし(怒)」

「そんなのわかんないわよねぇ(笑)」

「そうですね、親友はいつまでも親友ですけど
恋人は別れたら終わりですからね(ΘωΘ) 」

「はぁ?別れるわけないし(怒)」


一生懸命勉強して保育士の資格取って
やっと一緒に住む事が出来るようになったのに
別れるわけないじゃん


「たまには帰ってきなさいよ
パパが寂しがってるんだから」

「気が向いたらね」

「あなたって子はもう」

「じゃー行ってきまーす(бвб) 」

「迷惑かけないようにね」

「大丈夫(бвб) 」


みーちゃんが運転する車の中


「陽菜のその自信はどこから来るの?」

「料理だってママに教えてもらって出来るようになったし
掃除だって嫌いだけどするようになったし
あの頃の陽菜じゃないから」

「愛は人を変えたか(ΘωΘ) 」

「みーちゃんも好きな人が出来たらそうなるよ」

「私、今大学で合コン行まくってるんだけど
いいなーと思う人には面白い子止まりなんだよね」

「場を盛り上げようとしすぎなんだよ」

「だって、気まずい雰囲気になったら盛り上げなきゃって思うじゃん」

「そうかな?」

「そうだよ」


いつかみーちゃんにも素敵な人が現れたらいいねて言うか
心優しいみーちゃんだから絶対に現れるよ


「見て、愛しの先輩がそわそわしながら待ってるよ(笑)」

「ほんとだ、優ちゃーん!!」

「車の中から聞こえるわけって、聞こえるんかーイ」


車に気づき手を振る先輩

「だって以心伝心だもん」

「はいはい、あー熱い」

「まだまだ寒いよ?」

「そういう意味じゃなくて」

「フフ、分かってまーす(бвб) 」


先輩が走って来たから運転席の窓を開けるみーちゃん


「入って右の駐車場の8番に止めてくれる」

「はーい」

「陽菜ここで降りる」


ドアを開け車を降りると先輩が回って来ていて
あっという間に抱きしめられた


「見てられねー(ΘωΘ) 」


そう呟いて車を動かすみーちゃん


「来ないかと思った」

「遅れるってLINEしたよ」

「見たけど心配で(;´-∀-)」

「ちゃんと来るもん」

「うん、来てくれた・・・ありがとう」

「今日からよろしくお願いします(бвб)」

「こちらこそよろしく(-∀-`) 」


二人で見つめ合っていると


「おーい、早く来ないと荷物ほっぽって帰るよ(怒)」

「やば、みーちゃんがお怒りだ(笑)」

「いつもの事でーす(бвб) 」

「イチャイチャしてないで早く来いよ(怒)」

「煩いから行こう(бвб) 」


手を繋ぎ二人で走り出す

これからも、いつまでも




おしまい

先輩と後輩から・・・ 55

『メリークリスマス』


ジュースで乾杯して黙々と食べ始めるあっちゃん
優ちゃんとたかみなさんは近状報告のしあい

陽菜はそれを聞きながら食べてる


「にゃんにゃん(∵)」

「ん?」


お腹が満たされ落ち着いてきたのか
あっちゃんが話しかけてきた


「保育士の話どうなった?」

「どこへ行くか検討中」

「そっか、まだ半年以上あるし焦んないほうが良いよ」

「そうだね、オープンキャンパス沢山回ろうと思う
あっちゃんはいくつ行ったの」

「私は行ってない、どこへ行くか決めてたから」


あ、たかみなさんと同じ大学だもんね・・・・そうだ


「優ちゃんそろそろケーキ出す?」

「そうだね用意する」


二人で席を立ち優ちゃんはキッチンへ
陽菜は隣の部屋へ


一応後ろに隠して席へ戻るけど何かを持ってるのはわかるわけで
ケーキを切る前に渡すことにした


「メリクリスマス、これは優ちゃんと陽菜から二人に」


二人の前に差し出すと
驚いた顔をする二人

あっちゃんが受け取り箱を開ける


「ヤバッお揃いじゃん嬉しい(∵)」

「これ高かったんちゃうん(汗)」

「そんなに高くないしあっちゃんの大学お祝いも兼ねてだから」

「ありがとう遠慮なくもらう(∵)」

「ごめんうちらなんも用意してへんわ(汗)」

「いいよ、二人にはお世話になってるし
これからもにゃんにゃんの面倒見てもらいたいし(-∀-`)」

「よろしくおねがいします(бвб)」


優ちゃんを見ると目があい微笑んでくれたから陽菜も微笑み返した


「早く切れよな」

「そ、そうだね(汗)」


言葉はきついけど笑いながらだから全然怖くない


片付けはたかみなさんと優ちゃんがしてくれて
あっちゃんは・・・・テレビを見てる(бвб)

陽菜は先にお風呂に入ってと言われ素直に入って上がると


「あっちゃんたちは?」

「いまさっき帰ってよ指輪すごく喜んでて
帰る間際にもにゃんにゃんによろしくって言って帰っていった」

「喜んでくれてよかった(бвб)」

「私も入ってくる」


そう言って出ていこうとするから


「もうお腹いっぱいだよね・・・・」

「ちゃんと入る場所は空けてあるよ(-∀-`)」

「じゃー小さく切って用意しとくね」

「んっ」


ニコッと微笑み出ていった

今のうちにプレゼントも用意しておかなきゃ
入ってきても見えないところは・・・
ソファーの後ろだから
ローテーブルにチーズケーキを用意する
夜だからコーヒーは止めたほうが良いよね


バスルームへ行き


「優ちゃん」

「ん?どうかした」

「ホットミルクでいい?」

「いいねぇ〜」

「上がったら言って温め始めるから」

「あと五分で出る」

「今入ったとこじゃん(笑)」

「もう頭洗い終わってるし大丈夫!」

「早すぎ、ちゃんと温もって下さーい」

「じゃー10分後」




着ていた服をカバンに入れ
お皿を出してケーキを切っていたら10分なんてすぐで

「出たよー」

「はーい(汗)」

前もってミルクをカップに入れレンジへ入れておいたから
スタートを押す


「あーさっぱりした、寮のお風呂って大きすぎて寒いんだよね
やっぱ自分ちのお風呂がいいや」


そう言いながら入って来た先輩はモコモコのパジャマを着ていて
凄く可愛いくていつもとのギャップがヤバい


チン!


「陽菜が持って行くから向うに座ってて」

「ありがとう」


そう言うとお皿の前に座った


「はいどうぞ」

その横に陽菜も座りテーブルの上にカップを置く

先に渡した方がいいよね?


『あの』

「・・・・にゃんにゃんからどうぞ(;´-∀-)」

「優ちゃんが先に言って(汗)」

「私はすぐすむからにゃんにゃんが言って」

「そうれじゃー・・・・・」


手を伸ばし後ろの袋を掴み先輩の目の前へ


「メリークリスマス(бвб) 」

「え、私に?」

「うん」

「今開けていい?」

「どうぞ(бвб) 」

「なんだろう・・・・・わぁーこれ丁度欲しかったんだ」

「そうなの?」

「今着てるの高校時代からのしかなくて
新しいのが欲しかったから嬉しい♪
ありがとうにゃんにゃん」

「フフどういたしまして(бвб) 」


凄く喜んでくれていてあれにしてよかった


「それじゃー私からも」


そう言うとモコモコで分からなかったけど
ポケットから小さな箱を出し陽菜の目の前に差し出し


「メリークリスマス」


まさか・・・ね


「開けてもいい?」

「どうぞ(-∀-`) 」

「・・・・・なんで・・・・」

「違うかった?(;´-∀-)」

「ううん、これ陽菜がずっと見てたやつ・・・
優ちゃんは知らないはず・・・まさかみーちゃん?」

「正解、麻里ちゃんに頼んでみーちゃんに取り次いでもらったんだ」

「だから、あの時・・・」

(陽菜なら何が欲しいの?)


みーちゃん上手すぎ


「でもこれいつ」

「電車動いてないのは嘘で朝一で買いに行ったんだ」

「つっう・・・・(涙)」

「にゃんにゃん(;´-∀-)」

「嬉しい(涙)」

「アハッ今はこれで我慢してね、本物は働いてから買ってあげるから」

「え?」

「だから、いつまでも私と一緒に居て下さい」

「エグッ・・・フエェェェ(泣)」


陽菜を抱きしめよしよししながら


「泣かないでよ(笑)へんじ聞いてないよ」

「は・・・い(泣)」


声を振り絞り一生懸命返事をすると


「よく出来ました(-∀-`) 」


両手で頬を包まれ近寄ってくる顔
目を閉じると一瞬だけ触れ合った唇

目を開けると


「これは誓いのキスだから」


そう言って優しく微笑む先輩に陽菜は頷く事しか出来なかった


先輩と後輩から・・・ 54

一緒に買い物へ行き帰りにレンタルビデオを借りて
帰り道を歩いてる


「三本も見る暇ないよ?」

「明日も明後日も見ればいいじゃん」

「・・・・・うん(бвб) 」


嬉しくて腕に抱き付く


「いつも自転車だからこうやってゆっくり歩くのもいいね」

「うん」

「あ、でも自転車の方が密着度は高いか(-∀-`) 」

「変態さん(笑)
でも自転車だとこうやって手を繋げないし顔も見れない」

「そうだね、うん、歩きの方がいっか(-∀-`) 」

「ふふ、単純(бвб) 」

「なんだとこの野郎、そう言う事言う子にはお仕置きのチュウ」


不意を突かれ、また道端でキスされちゃった


「外は恥ずかしいからヤダ(汗)」

「だーね、よし早く帰ってイチャイチャするぞ!」


宣言してするのもなんかね(笑)


買ってきた物を冷蔵庫へ入れ一つ目をセットして
ソファーに並んで座・・・・・


「何してるの?」

「え?膝枕(-∀-`) 」


いきなりとか恥ずかしいのに(汗)


「だめ?」

「始まったから前向いてくださーい」


そんな目で見られたらダメって言えないじゃん




で、どこまで見てたんだろう・・・

インターフォンの音で慌てて飛び起きる先輩


「ヤバッ寝ちゃってた(汗)」

「陽菜も(汗)」


時計を見ると・・・・・まだ四時前でよかった


やって来たのはたかみなさんで


「敦子がお腹すいたって言って食べようとするんや
だからこっちに置いといてもらえるかな」

「早めにしようか?」

「そうしてもらえたら嬉しい」

「にゃんにゃん作り始めよう」

「はーい(бвб) 」

「うちも手伝おうか?」

「二人でするから大丈夫(-∀-`)
出来たらLINEする」

「そっか、待ってるわ」


そう言って帰って行ったたかみなさん


「二人で作る約束だもんね」


覚えていてくれたんだ(бвб) 


それからは皮のむき方から切り方
調味料の合わせ方を全部教えてくれて
モタモタしていてもニコニコしながら待っててくれて


「出来た(бвб) 」

「うん、完成(-∀-`) 」


お皿に盛り着けしてテーブルの上に置き連絡しようとスマホを開いたら
(まだかよう)(イチャイチャして遅いんじゃないだろうな)
(早くしないと私死んじゃう)

「凄い量(笑)」

「もしかしてあっちゃん?私の方にも沢山来てる(笑)」


出来たよって送ると一分も経たないうちにインターフォンが鳴る


「早すぎ(笑)」

「玄関で靴履いて待ってたもん」

「陽菜がモタモタしてたからごめんね(汗)」

「にゃんにゃんは一生懸命してたよ
私の教え方が悪いから(;´-∀-)」


「公然イチャコラはいいから早く食べようよ(∵)」

「そうだね、すぐ始めよう(汗)」


飲み物を冷蔵庫からだし
席についた





先輩と後輩から・・・ 53

「とうちゃーく(-∀-`) 」

「ありがとうございました(бвб) 」


後ろから降り前かごに乗せた大きな荷物を持とうとしたら


「あ、自分で持つ(汗)」

「いいって私力持ちだから、どうぞ入って」


優しい先輩


「お邪魔します」

「今日は誰もいないから荷物は寝る時に持って上がるね」

「うん」


プレゼントも入ってるしその方がいいかも


「ケーキ冷蔵庫へ入れておいてもいい?」

「いいよ、ちゃちゃっと作るからそこに座ってて」

「手伝う(бвб)」

「いいって座ってて」

「・・・・・手伝いたいもん」

「あのね、それ殺人級にヤバいから」


そう言うと私を抱きしめ・・・・・


「んっツ・・はぁはぁ・・・・激しすぎ(汗)」

「ごめんごめん我慢できなかった
じゃーさ、夕飯は一緒に作ろう」

「うん、出来なくても怒らないでね(бвб)」

「はぁ・・・だから・・・それヤバいって」


また抱きしめようとするから


「ストップ!全然進まないからもうダーメ」

「だよね、夜まで我慢します」

「・・・・・・・(бвб) 」


サラッと言ってるけど凄い事言ってるからね優ちゃん(汗)


「・・・・だぁぁ(;´-∀-)違う、(違わないけど)
そういう意味で言ったんじゃないから(;´-∀-)」


呟き聞こえてるから(笑)


「お腹すいた!」

「だよね、急いで作りまーす」


そう言って作ってくれたのが


「卵フワフワでトロトロ(бвб) 」

「私の得意料理の一つです、かして(-∀-`) 」


私のお皿を取るとケチャップで

ハルナと書いてくれたから
お返しにゆうちゃんと書いてあげた


「美味しい(бвб) 」

「そう?良かった」

「今度陽菜にも教えて」

「うん、向こうへ戻る前に教えてあげるね」


向うへ戻る・・・・
そうだよ、帰ってきて嬉しくて舞い上がってたけど
年が明けたらまた向こうへ行っちゃうんだ・・・


「にゃんにゃん?」

「あ、えーと・・・・優ちゃんが今度帰って来るまでに
練習して上手になっておくね」


ちゃんと笑えてるかな


「ごめん、変な事言っちゃったね」

「ううん大丈夫、陽菜こそごめんなさい」

「まだまだこっちにいるし
今は楽しもう、ね」

「うん」


ピンポーン・・・・


「こんな日にセールスかな」

「新聞取って下さいとか?」

「どうだろう・・・・」


ピンポーン・・・・ピンポーン


「うるさいな、ちょっと待ってて」


インターフォンの画面を見る先輩


「え、何でいるんだ?」

「だれ?」

「あっちゃんとたかみな」

「うそ、ランドへ行ってるはずなのに」


ピンポンピンポンピンポン


「壊れるって(;´-∀-)今行くから」

(いるなら早く開けろよな(怒))

「何で逆切れされてるんだよもう」


先輩の後ろからついて玄関へ


「メリークリスマス(∵)」

「メリークリスマスてか遊びに行ってるんじゃなかったの?」

「聞いてや、行きたいって言ったのは敦子なのに
朝起きんし、起こしたら怒るし
最後には今日はいかないって言うし散々やわ(汗)」

「たかみなの起こし方が悪いんだろ」

「何でや、普通に起こしてたやん」

「スッキリと目覚めれるように起こせよな」

「酷いと思わん?(涙)」

「まあ仕方ないといやー仕方ないか」

「でしょ、やっぱ優子は分かってるわー
それに比べてこいつはもう・・・・はぁ・・・」

「意味分からんて(汗)」

「で、挨拶しに来たってだけじゃないよね(;´-∀-)」

「予定なくなったから一緒にパーティしてあげようと思ってさ」

「え、一緒に?」


ちらっと陽菜の方を見るから


「大勢の方が楽しそう(бвб) 」

「でしょ♪」

「いいの?」


コクンと頷いて見せると
陽菜の頭を撫で


「じゃー四時から作り始めるから五時集合ね
たかみな達もなにか持って来て」

「わかった、うちらはチキンとケーキ買ってくるわ」

「あ、ケーキは(бвб) 」


陽菜を制止


「ケーキは小さいのでいいよそんなに食べれないし(-∀-`) 」

「OKじゃー夕方ね」


そう言い残し帰って行く二人


「ごめんね(;´-∀-)」

「謝らないで陽菜みんな好きだもん、でもケーキ」

「あれは私に作ってくれたんでしょ?」

「うん」

「だからみんなにはわけない」

「嬉しい(бвб) 」

「アハッ、当たり前でしょ
でもあっちゃんがいるなら食料買い足ししなきゃ足りないや」

「買い物行く?」

「うん、食べてからね」

「あ、途中だった」


少し冷めちゃったけど冷めても凄く美味しかった



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