「陽菜!荷物はこれだけ?」

「うん」

「家具とか持って行かないの?」

「社宅だし向こうが全部用意してくれてる」


と言っても一緒に買いに行って二人で決めた


「峯岸さんいつも陽菜の面倒見てくれてありがとね」

「それも今日までと思うと寂しくて」

「どうして今日までなの?(бвб)」

「だってこれからは愛しの優ちゃんがいるでしょ」

「それとこれとは別じゃん
みーちゃんはいつまでも陽菜の親友でしょ」

「親友・・・・そう思っててくれて私は嬉しいよ(涙)」

「大げさ―(бвб) 」

「いつフラれるかわかんないからいつまでも宜しくね峯岸さん(笑)」

「むぅ、フラれないし(怒)」

「そんなのわかんないわよねぇ(笑)」

「そうですね、親友はいつまでも親友ですけど
恋人は別れたら終わりですからね(ΘωΘ) 」

「はぁ?別れるわけないし(怒)」


一生懸命勉強して保育士の資格取って
やっと一緒に住む事が出来るようになったのに
別れるわけないじゃん


「たまには帰ってきなさいよ
パパが寂しがってるんだから」

「気が向いたらね」

「あなたって子はもう」

「じゃー行ってきまーす(бвб) 」

「迷惑かけないようにね」

「大丈夫(бвб) 」


みーちゃんが運転する車の中


「陽菜のその自信はどこから来るの?」

「料理だってママに教えてもらって出来るようになったし
掃除だって嫌いだけどするようになったし
あの頃の陽菜じゃないから」

「愛は人を変えたか(ΘωΘ) 」

「みーちゃんも好きな人が出来たらそうなるよ」

「私、今大学で合コン行まくってるんだけど
いいなーと思う人には面白い子止まりなんだよね」

「場を盛り上げようとしすぎなんだよ」

「だって、気まずい雰囲気になったら盛り上げなきゃって思うじゃん」

「そうかな?」

「そうだよ」


いつかみーちゃんにも素敵な人が現れたらいいねて言うか
心優しいみーちゃんだから絶対に現れるよ


「見て、愛しの先輩がそわそわしながら待ってるよ(笑)」

「ほんとだ、優ちゃーん!!」

「車の中から聞こえるわけって、聞こえるんかーイ」


車に気づき手を振る先輩

「だって以心伝心だもん」

「はいはい、あー熱い」

「まだまだ寒いよ?」

「そういう意味じゃなくて」

「フフ、分かってまーす(бвб) 」


先輩が走って来たから運転席の窓を開けるみーちゃん


「入って右の駐車場の8番に止めてくれる」

「はーい」

「陽菜ここで降りる」


ドアを開け車を降りると先輩が回って来ていて
あっという間に抱きしめられた


「見てられねー(ΘωΘ) 」


そう呟いて車を動かすみーちゃん


「来ないかと思った」

「遅れるってLINEしたよ」

「見たけど心配で(;´-∀-)」

「ちゃんと来るもん」

「うん、来てくれた・・・ありがとう」

「今日からよろしくお願いします(бвб)」

「こちらこそよろしく(-∀-`) 」


二人で見つめ合っていると


「おーい、早く来ないと荷物ほっぽって帰るよ(怒)」

「やば、みーちゃんがお怒りだ(笑)」

「いつもの事でーす(бвб) 」

「イチャイチャしてないで早く来いよ(怒)」

「煩いから行こう(бвб) 」


手を繋ぎ二人で走り出す

これからも、いつまでも




おしまい