人生が変わる分岐点 15

優子はボーイッシュな服装が多い

お金がないからなのかもしれないけど
こういうのを着れば似合うしもっとかわいくなるのに

と思う服を実は作って置いてあった

記憶がないということは置いておいたら着てくれるかも

そういう願いを込めお風呂に入りに行くとき
部屋からその寝間着も一緒に持っていき
引き出しの一番上に置いておいたら着てくれた

陽菜が作った服を着てくれていると思ったらうれしくてさらに暴走

隣で寝られるだけでもうれしいのに
我慢できなさ過ぎて抱き着いてしまった


戸惑う優子

そりゃそうだよね知らないお姉さんに抱きしめられてるんだから

でも、もしかしたら明日記憶が戻るかもしれないじゃん
そうしたらもう二度とできないんだよ

だからこの機会を逃すわけにはいかないでしょ?

優子の鼓動が伝わってくるということは陽菜の鼓動も伝わってるよね?


「にゃんにゃん」

「ん?」

「にゃんにゃんもドキドキしてるの?」

「・・・・そうだよ、陽菜は優子のことが大好きだから」



記憶がないから言えたのかもしれない



「うそ・・・」

「優子だって陽菜のことが好きだったんだよ」



子供の時のことだけど嘘じゃないからいいよね


「えーともしかして両思いだったとか?
そんなわけないか、妹として大好きだったんだよね(-∀-`) 」

「違う!」

「え?」


勿論生まれたころは妹が出来たようでうれしかったけど
中学生になり登校もそうだけど
お昼休み必ず会いに来ていた優子が見れなくなり
離れている時間が多くなるにつれ
妹じゃない好きが芽生えていた所に
友達からの言葉でその気持ちを隠さないといけないんだと思った


会えば好きが出てくるからなるべく会わないように
塾へ行きだし会ってもなるべく顔を見ない様にした

我慢に我慢を重ねた十年間

考えるより先に行動しちゃっていた


大人になった優子とのキス・・・



放心状態の優子を見て我に返りその場に居れなくて部屋を飛び出した

本当の気持ち   陽菜の誕生日

陽菜

「ゆうちゃん、おはよー 」

「・・・・・」 

あれ?聞こえなかったのかな・・・・

「ゆうちゃんおは・・
「あっ、たかみなおはよう!」・・」

「友ちんおはよー!」

ムゥ、なんで陽菜は無視な訳(怒) 陽菜なんかしたかな?

「ニャロおはよう、 どうした難しい顔して 」

「優ちゃんが無視するの」  

「なんかしたの?」  

「わかんない 」

「小嶋さんお誕生日おめでとうございます 」

「ああ! ありがとう(бвб) 」

後輩たちがたくさん来てくれて

プレゼントもいっぱい貰ったけど・・・
なんで優ちゃんは来てくれないの?

誕生日にはホワイトデーの分もくれるってブログに書いてあったじゃん

ジーと見てるのに一切目を合わさないし・・・・

もう、我慢できない!

「ちょっと優ちゃん来て!」腕をつかむ

「やだ、はなしてよ!今さや姉としゃべってるんだから 」

「わっ私は大丈夫ですから、どうぞ・・・」

引っ張って楽屋を出ると空き部屋に連れて行く

「なんで無視するの(怒)」 

「・・・・・」

「言ってくれないとわかんないじゃん」

「誕生会・・・・」  

「えっ? 」  

「四人だけでやってた・・・(怒) 」

「あっ、あれは毎年一期生で・・」

「麻里ちゃんは誘って?友ちんいなかったし 」

「友ちんは仕事で来れなくて・・・麻里子は・・・」

「私スケジュール空けてたのに・・・今日は撮影で無理だし・・」

「ごめん・・・」

「こじぱの家に行ってお泊りして、今日は一緒に来てって・・・
私一人だけウキウキしててバカみたいじゃん
感謝祭の時だってドラマのクランクアップで出れなかったし
一緒の仕事少ないから誕生日には1番に隣でおめでとう!て言いたかったのに」

う〜うぅ〜うぇ〜ん

もう、愛しすぎる♪正面から抱きしめると

「ニャン・・ニャ・ン、服が・・よごれる・・・よ・・ 」

「陽菜は、今日ゆうちゃんに逢えるの楽しみにしてたんだー」

「今日はみんなに会えるじゃん」

「優ちゃんは、才加・佐江ちゃんと陽菜のどっちが大事?」

「・・・・・どっちも大事・・・・」   

「陽菜じゃないんだ」

「だって好きの意味が違うもん」

「陽菜も同期は大事、麻里ちゃんは1.5期なんて言われてるけど
劇場デビューは同じ日だから同期だし」

「・・・・ごめんなさい 」

「いいよ、誕生日の今日はずーと一緒に居れるんだから 」

「今日こじぱの家に泊まりに行ってもいい?」

「撮影いつ終わるかわかんないよ」

「ずーとまってる! 」

「うん、うさみみ達も喜ぶね 」

「あのね、プレゼントあるんだ 」 

「ほんと!うれしい 」

「こっち来て」楽屋に戻ると

「じゃーん!大島さん特製のオムライス にゃん付 」

「すごーい 」  

「これはね、バレンタインのお返し 」

「誕生日プレゼントは帰ってからね 」

「えー早く見たい 」

「だーめ、お楽しみ 」

「えーん、ゆうちゃんのいじわる― 」


本当の気持ち   麻里子の誕生日

麻里子


今日は10チームに分かれて被災地訪問

いろいろな意見はあるけれど多くの子供たちの笑顔が溢れてるのが

応えなんじゃないかなと私は思う。

私はきっと・・・ううん、絶対3月11日を忘れない

だって・・・私の誕生日でもあるから・・・・

訪問が終わり近くにいた仲間が集まってお祝いしてくれた

大好きな仲間たち

ろうそくは才加に吹き消してもらう(シワになるからね)

24歳児達はなんていいやつばかりなんだろう

ここに優子と陽菜がいないのは寂しいけど・・・・

陽菜はおめでとうツイッターをくれた

でも・・・あの子からは来ない・・・忙しいんだろうな・・・・

家に帰って来て軽めのトレーニングをして、ただ今半身浴中

誕生日も後30分ほどで終わってしまうのに・・・へこむ

忘れてるのかな・・・物思いにふけっていると

カチャカチャ・・・? キイィー・・・? ドドドド バタン・・・・・

ドドドドドド! ガチャン!ガサガサ、ドタバタ

カチャリ

「麻里ちゃん!誕生日おめでとう(-∀-`) 」

「・・・・ありがとう、てか、何で脱いでるの(汗) 」

「お風呂入るから(-∀-`) 」

ニコッて・・・おいおい(汗)

「大島さん直接おめでとうが言いたくて、
タクシー飛ばして帰って来たんだから 」

そう言いながら体洗ってるし・・・「はい!」頭を向けてくる「ハイ?」

「頭、洗って♪ 」

「なんで、篠田の誕生日にゆっぴーの頭洗わなきゃいけないのかな?」

「えー洗いたくないの 」

下から上目づかいに聞いてくる

そりゃー洗いたいけど・・・・・

「はやく!誕生日終わっちゃう(汗) 」

もう自由人なんだから・・・・ 何とか5分前には洗い終わり

向かい合うような形で湯船に入って来た

「麻里ちゃんお誕生日おめでとう♪
 生まれてきてくれてありがとう 」チュッ

「ありがとう (*`ω´)」

なんか照れる・・・そういえば二人っきりって最近無かった気がする

いつも三人で居たからなー

「誕生日プレゼント、どうぞ!」 

「ありがとう♪ ・・・て、どこ?」

「ここ(-∀-`) 」 

「? 」 

「もう、鈍感、 今抱っこしてるじゃん(笑) 」

「ゆっぴー!? 」

「そうだよ 今日は私がしてあげるから 」

「えっえぇー!いいよ・・いい(汗)」

「あれあれ・・・もしかして初めてじゃないよね(-∀-`) 」

「・・・・女性は・・・・ないかな(汗) 」

「マジですか!? じゃー私が初めての人?
いっただっきまーす(-∀-`) 」

「わー!お風呂はのぼせるからダメ(汗) 」

それに明るいし・・・・

「えーわかった!先に上がるから早く来てね 」

何で今日は強いんだろう・・・ ドキドキしてきた

ニャロごめんね、今日はゆっぴー独り占め(*`ω´)


本当の気持ち   (あるオフの1日 最終話)

yuko



窓の外のはライトアップされた大阪城

「綺麗いだねー」(*`ω´) 

「凄く近いねー」(бвб) 

「お風呂入るねー」(´-∀-)

「「なんでやねん!」」   

「わーベタな突っ込み(笑)」  

みんなで笑う

「お腹すいちゃった」(´-∀-)

「そういうと思って、夜食とワイン買って来てあるよ」(*`ω´) 

「やったーさすが麻里ちゃん!」

「優ちゃん先にお風呂入ってくれば?」

「うん!浴衣取って」

ガサガサ・・・??    

「はいどうぞ」(бвб) 

「・・・・・これって///」

「三人お揃いのパジャマだよ!」

「だから見せてくれなかったんだね・・・拗ねてごめん・・・ありがとう!」

「もういいから、早く入っといで」

「速攻で入ってくる!」


「凄い喜んでたね」

「買ってよかったよ、ファミリー用て言うのは黙っとこうね」

「子供用て分かったら怒るかな?」

なーんて会話があったなんて到底知らない大島さん

「見てみて!!」

「優ちゃん可愛い」

「ゆっぴー似合ってるよ!」

「二人も早く入って着て見せてよ」

「ニャロお先にどうぞ」

「はーい、先に始めてくれてていいからね」

「わかった!」

「麻里ちゃんワイン飲む?」

「お風呂あがってからにする」

「ふーん、じゃー先に飲んじゃおっと!」

「ゆっぴーおいで!」

膝をトントンする麻里ちゃん

なんかこじぱは慣れてるんだけど麻里ちゃんには照れる・・・

向かい合わせで膝に座ると落ちないように片手を腰に回してくれた

「篠田が食べさせてあげる、あーんして!」

恥ずかしいんですけど(汗)・・・あーん、モグモグ・・・

「これ凄く美味しい!麻里ちゃんもあーんして!」

食べさせてあげると

「本当だ美味しい!ニャロのおススメだったんだ」

こじぱお風呂長いから二人で全部食べちゃった・・・

「絶対おこるよねにゃんにゃん・・・・・」 

「そうだね・・・ルームサービス頼もうか(汗)」

「うん、にゃんにゃんの好きそうなのとデザートとワインも!」

受話器を置くと

「お湯ためて入ってたらウトウトしちゃった(テヘ)・・・
あーー全部ないじゃん
陽菜これ食べるの楽しみにしてたのに(怒)」

「篠田お風呂行ってきまーす」

「あっ、麻里ちゃんずるい(汗)
・・・にゃんにゃんパジャマ似合ってるよ」

「・・・・・お腹すいたし・・・ムゥ」

「ルームサービス頼んだから、ほらこれも頼んだよ!」

「じゃー先にワイン飲む」 

残しててよかった・・・ほっ

「アハッ、なんかいいね、ワイン片手にお城のライトアップを眺める美女!」

「贅沢だね〜」(бвб) 

そして好きな人に囲まれて・・・

「優ちゃんこっち来て!」 

「あはっ、デレにゃんだ!」

膝に座って見つめあい自然と重なる唇・・・チュッ・チュゥー

リップ音が部屋に響く・・・・・・・コンコン・・・・「はい」

「ルームサービスです」

ドアを開けてワゴンごと貰う

「ほらおいしそうでしょ!」

「うん、早く食べよう!」

麻里ちゃんも出てきたから三人で乾杯!

「衣装以外でさ、三人がお揃いって無いよね」(бвб) 

「ほんとだね、凄い嬉しい!麻里ちゃんこじぱありがとう!」

「Tシャツも買ったし、これからいっぱい揃えようね」

「篠田がデザインして作ってあげるよ!」

「えー麻里ちゃんパンダばっかりになっちゃう」

「そんなことないよ、ちゃんと体に合わせて可愛いの作るし・・・」

「うそうそ、楽しみにしてるね!」

「それをさ、三人でお泊りの時に着ようね、海外だったら外でも着れるかも」


「すぐ脱がすけどね(ニヤニヤ)」(*`ω´) 

「えっ・・・・?」(´-∀-)

「お腹がいっぱいになったら運動だよねニャロ!」

「当たり前」(бвб) 

もしかして大島さん二人に食べられちゃうのかな・・・

まあ、それも嫌いじゃないけどね(笑)

本当の気持ち   (あるオフの一日  3)

haruna


今日のコンサートは前から三列目の真ん中の左端

優ちゃんが宏美さんのファンクラブに入ったらしく

座りやすく出やすい場所を選んでくれたらしい

関係者席に座ると、どういう関係?て詮索されるからだめらしい

でも、初めの二階席とは大違いで迫力があって

目があってニコッとしてくれた!・・・と思う・・・

これってみんなが言う、今俺と目があった!
レスくれた!と言うやつなのかな?

なんだか嬉しい気持ちになる・・・

私ももっと劇場とかコンサートでみんなと目を合わせてあげよっと!

幸せになって帰ってもらいたいもんね

コンサートが終わり握手は最後の方に並んだ方がいいと言うことになり

ホールには最後まで残りトイレに入って時間を潰す

ロビーに出ると列はだいぶ少なくなっていた

後ろに並ぶと親衛隊の人達がいて前にどうぞ!て入れてもらった

マスクをしてるからばれないのかな・・・それもなんか悲しいけど(汗)

優ちゃんが先頭で陽菜、麻里ちゃんの背の順

優ちゃんの番になるとマスクをしてるのに

「あら!」と言って嬉しそうに微笑んでいる

小さい声で話してるけどあんまり長いと怪しまれるから頭をポンポンと叩いて別れた

陽菜には「わざわざありがとう、よろしくね!」と耳元で囁かれた

麻里ちゃんも何か言われてるけど教えてくれないし・・・

握手会が終わると親衛隊の人達と写真を撮っていて・・・

「いいなー私も撮りたいなー」


優ちゃん・・・・・・そう言えば写真撮ってなかったっけ?

今度いつお家にお邪魔できるかわからないし何とかできないかな・・・

新大阪まで車で行って新幹線で帰るって言ってたよね!

急いでメールをしてみた

(優ちゃんと写真撮ってあげてください)

楽屋に帰られてすぐの返事だと思うけど

(裏の出入り口の所に来れる?
警備員には岩崎さんに呼ばれたと言ってくれればいいから)

ホールのスタッフの人に場所を聞いて優ちゃんを引っ張って行く

「にゃんにゃんどうしたの?」

「とりあえずついて来て!」

「ニャロちょっと待って(汗)」

あっ麻里ちゃんを忘れてた・・・

二人は頭に?マークを浮かべてついて来る

警備員さんに話をするとすぐに通してくれた

出入り口付近にはすでに車がスタンバイされていて
マネージャーが横に立っていた

スタッフの中で唯一優ちゃんの事を知っている人物

私達を見つけると手招きしてくれて誰にも見えないところまで案内された

宏実さんはもう来られていて携帯もスタンバイ!

何事かわからない優ちゃんの背中を押して
「写真撮ってもらっといで」と、送り出す

すごく嬉しそうな優ちゃんの顔を見て陽菜達も幸せになる!

2・3枚撮って「二人もいらっしゃい!」と言われ4人で撮った

後でメールで送るからと言われ頷く優ちゃん

「今度は私が見に行くからね!」

そう言うと急いで車に乗り込み行ってしまった・・・

間に合ってよかった(笑)

「にゃんにゃんありがとう!」

飛びついてくる優ちゃん

「よかったねゆっぴー!」

後ろから頭を撫でる麻里ちゃん

ブログには載せれないけど携帯を開けばいつでも会えるね!

「ホテル帰ってうっくりしよう!」(бвб)

三人で手をつなぎホテルに向かった



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